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第11話「術者協会の罠」
伍:打ち上げと逃亡
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「イェーイ! 魔石防衛、大成功!」
「黒縄氏生存、おめでとーう!」
陽斗と朱羅がバイトから帰ってくると、節木荘では「無事に術者会議を乗り切った記念」に打ち上げが行われた。
料理は黒縄の要望で、特上の出前寿司を頼んだ。節木荘の住人ではない不知火と暗梨も、ちゃっかりご馳走になっていた。
「トロうまー! お昼にお寿司なんて豪華だね!」
「おい、朱羅! ウニ、もっとくれ!」
「黒縄様、そんなに食べると痛風になってしまいますよ」
「このキャビアというのは、あずきに似て上手いな。甘くはないが」
「私、こういうちゃんとしたお寿司って初めて食べたかも!」
「しっかり味わって食べなさい。私の薄給では、なかなか食べられない代物だからね」
「ハグッハグッ! 食わなきゃやってらんねーぜ!」
五代は本能のままに、寿司をかっ込む。その手はインクで真っ黒に汚れていた。
計画を知らない暗梨は「あんた、その手どうしたの?」と彼の手に目を留め、眉をひそめた。
「あぁ、こるぇ? 偽の魔石を作るのに熱中し過ぎて気づかなかったんすよ。オイラがプラモデル用に買ったインクだったんすけどね」
陽斗が五代の部屋に行った際に目を留めたのは、そのインクだった。
まるで魔石のように光沢のある黒で、他にも灰色や紫色など、色のバリエーションが豊富にあった。五代は陽斗の提案で魔石にわずかに黒縄の妖力を吸わせ、それっぽく着色したのである。完璧に色を覚えているとはいえ、それを再現するのは困難を極めた。
「相手が朱羅氏のお兄ちゃんズで良かったっす。もし魔石鑑定に優れてる術者が来てたら、やばかったっす。それこそ、術者協会に捕まった白石氏が派遣されてたら詰みだったっす!」
「……普段のお兄様達ならば、すぐに違和感に気づいたはずです。私が相手だからと、油断なされたのでしょう」
朱羅はうなだれ、落胆する。
紫野ノ瑪達に怪しまれないよう、朱羅には彼らが術者であることは伏せてあった。帰宅早々、「なぜ教えて下さらなかったのです!」と五代に詰め寄ったのは、言う間でもない。
「協会に白石がいるのなら、紫野ノ瑪達が持ち去った魔石が偽物だと、とっくにバレているのだろう? なぜ何も言ってこない?」
蒼劔の疑問に、不知火と五代は答えた。
「いくら危険物とはいえ、他人の持ち物を強奪するのは術者協会でも犯罪だ。私達が責められるいわれはないよ」
「むしろ、穏健な朱羅氏を襲わせた術者協会の方がダメージデカいかも。今回の騒動をオイラが運営してる掲示板に投稿したら、批判の嵐で大荒れになってるからネ!」
「五代殿、勝手に投稿しないで下さい」
朱羅は心底残念そうにため息をついた。
「ハァ……やっとお兄様達に手料理を振る舞えると思ったのに。次にお会いしたら、殺し合いになるかもしれません」
落ち込む朱羅に、陽斗は「大丈夫だよ!」と励ました。
「朱羅さんのご飯、美味しいもん! お兄さん達もケンカなんてやめて、一緒に食べてくれるって!」
「陽斗殿……」
朱羅は涙で瞳をうるませる。
陽斗に兄弟はいない。親は物心つく前に亡くした。親代わりだった祖母も小学校の卒業式の日に亡くし、今では天涯孤独だ。
だからか、どちらも兼ねた家族がいる朱羅を応援したくて仕方がなかった。自分も祖母に育てられたので、彼らに血の繋がりが無くとも気にしなかった。
「いつか作ってあげられるといいね! 僕も朱羅さんのお兄さん達に会ってみたいし!」
「えぇ……ぜひ、会ってやってください。お兄様達も、きっと陽斗殿を気に入ってくださるでしょう。特に幽空お兄様は陽斗殿と雰囲気が似ていらっしゃいますから、仲良くなれると思いますよ」
「そうなの?! 僕と似てるなんて、ますます気になってきちゃった! どんなお兄さんなのかなぁ……?」
陽斗は朱羅の兄達と食事を共にする様子を想像し、胸を踊らせた。
・
節木荘が打ち上げで盛り上がっている頃。
会議室から逃げ出した術者、森中狩人は深夜のパーキングエリアにいた。既に書生の格好から、暖かそうな冬用のライダージャケットに着替えている。
森中は駐車場に停めたバイクにまたがり、ホットコーヒーを片手にスマホの画面を凝視していた。その目つきがあまりにも深刻だったので、トイレから戻ってきたトラックドライバーのおっさんが「兄ちゃん、大丈夫か?」と声をかけてきた。
「ずいぶん顔色が悪いみたいだけど、ちゃんと仮眠取ったか?」
「あ゛?」
森中は眼帯を覆っていない方の白目を血走らせ、ぐるんっとおっさんの方を振り向いた。
「寝られるわけあれへんやろが、ボケ。クソ上司の命令で仕事しとったはずやのに、気づいたらその上司に切られて、組織から追われる身になっとったんやで? あンの、狐面腹黒ジジイ……失敗した責任、ぜーんぶ俺に押しつけおってからに! この借りは必ず返させてもらうで!」
「ず、ずいぶんひどい目にあったんだな」
怒り狂う彼に、おっさんはドン引きする。
関わると厄介だと悟ったのか、「じゃあ、俺はこれで」と立ち去ろうとした。
「待ちぃや、おっちゃん」
「ぎゃッ?!」
その肩を、森中がつかんだ。懐からサバイバルナイフを取り出し、おっさんの首元に近づける。
おっさんは恐怖のあまり、森中以上に顔面蒼白になった。
「おっちゃん、何でこない寂れたパーキングエリアにわざわざ来たん? もうちょっと走ったらサービスエリアあるやん。向こうの方がファミレスもガソスタもあって便利やろ?」
「べ、別にいいだろ?! ちょっとトイレに寄りたかっただけだ!」
「ほんまに? 誰かに頼まれて、俺を追って来たんとちゃう?」
「ち、違う! 俺は、本当に……!」
言っているうちにふと、おっさんは「本当にそうだったか?」と心の中で自問自答し始めた。居眠りをしていたわけでもないのに、パーキングエリアに来るまでの記憶が妙にあいまいだ。まるで誰かに操られているかのように、このパーキングエリアを目指していた。
森中の言う通り、パーキングエリアは廃墟かと思うほど寂れていた。コンクリートでできたトイレの屋根はボロボロで、駐車場は雑草が伸び放題になっている。唯一の明かりである自動販売機はライトが切れかかっていて、稼働しているかどうか怪しかった。
人は森中とおっさん以外、誰もいない。異形ならば数体、妖怪と霊がトイレから顔を覗かせてこちらの様子をうかがっていたが、おっさんには見えていなかった。
「いくら土地勘がある言うたかて、あえてここ選ぶかぁ? 俺やったらトイレだけでも、サービスエリアの方行くで」
「に、兄ちゃんこそ、何でこんな寂れたパーキングエリアで休憩してるんだよ?! さっき言ってた仕事の話と、何か関係があるのか?!」
「大アリや。俺は術者協会から指名手配されとる。人も監視カメラもぎょうさんあるサービスエリアより、こういう無人のパーキングエリアの方が都合がえぇねん」
森中はもう一方の手でオダマリハリセンを握ると、おっさんの頭に叩きつけた。
「へぶっ?!」
おっさんは情けない声を上げ、倒れる。
その隙に森中はおっさんに命じた。
「俺と会ぉたことは忘れろ。いつも通りトラックに乗って、元の仕事に戻るんや」
「は、い……」
おっさんは素直に頷き、立ち上がる。
フラフラとした足取りでトラックに乗り込むと、パーキングエリアを去っていった。
「……まだや。俺はまだ、捕まるわけにはいかへん。安倍、黒縄、蒼劔……始末せなあかん奴らが大勢おるからなぁ」
森中はバイクにまたがると、おっさんが行った方向とは逆に走り去った。
彼が背負っているギターケースの中の狙撃銃が「ケケケ」と歯を見せて笑っていた。
(第11話「術者協会の罠」終わり)
「黒縄氏生存、おめでとーう!」
陽斗と朱羅がバイトから帰ってくると、節木荘では「無事に術者会議を乗り切った記念」に打ち上げが行われた。
料理は黒縄の要望で、特上の出前寿司を頼んだ。節木荘の住人ではない不知火と暗梨も、ちゃっかりご馳走になっていた。
「トロうまー! お昼にお寿司なんて豪華だね!」
「おい、朱羅! ウニ、もっとくれ!」
「黒縄様、そんなに食べると痛風になってしまいますよ」
「このキャビアというのは、あずきに似て上手いな。甘くはないが」
「私、こういうちゃんとしたお寿司って初めて食べたかも!」
「しっかり味わって食べなさい。私の薄給では、なかなか食べられない代物だからね」
「ハグッハグッ! 食わなきゃやってらんねーぜ!」
五代は本能のままに、寿司をかっ込む。その手はインクで真っ黒に汚れていた。
計画を知らない暗梨は「あんた、その手どうしたの?」と彼の手に目を留め、眉をひそめた。
「あぁ、こるぇ? 偽の魔石を作るのに熱中し過ぎて気づかなかったんすよ。オイラがプラモデル用に買ったインクだったんすけどね」
陽斗が五代の部屋に行った際に目を留めたのは、そのインクだった。
まるで魔石のように光沢のある黒で、他にも灰色や紫色など、色のバリエーションが豊富にあった。五代は陽斗の提案で魔石にわずかに黒縄の妖力を吸わせ、それっぽく着色したのである。完璧に色を覚えているとはいえ、それを再現するのは困難を極めた。
「相手が朱羅氏のお兄ちゃんズで良かったっす。もし魔石鑑定に優れてる術者が来てたら、やばかったっす。それこそ、術者協会に捕まった白石氏が派遣されてたら詰みだったっす!」
「……普段のお兄様達ならば、すぐに違和感に気づいたはずです。私が相手だからと、油断なされたのでしょう」
朱羅はうなだれ、落胆する。
紫野ノ瑪達に怪しまれないよう、朱羅には彼らが術者であることは伏せてあった。帰宅早々、「なぜ教えて下さらなかったのです!」と五代に詰め寄ったのは、言う間でもない。
「協会に白石がいるのなら、紫野ノ瑪達が持ち去った魔石が偽物だと、とっくにバレているのだろう? なぜ何も言ってこない?」
蒼劔の疑問に、不知火と五代は答えた。
「いくら危険物とはいえ、他人の持ち物を強奪するのは術者協会でも犯罪だ。私達が責められるいわれはないよ」
「むしろ、穏健な朱羅氏を襲わせた術者協会の方がダメージデカいかも。今回の騒動をオイラが運営してる掲示板に投稿したら、批判の嵐で大荒れになってるからネ!」
「五代殿、勝手に投稿しないで下さい」
朱羅は心底残念そうにため息をついた。
「ハァ……やっとお兄様達に手料理を振る舞えると思ったのに。次にお会いしたら、殺し合いになるかもしれません」
落ち込む朱羅に、陽斗は「大丈夫だよ!」と励ました。
「朱羅さんのご飯、美味しいもん! お兄さん達もケンカなんてやめて、一緒に食べてくれるって!」
「陽斗殿……」
朱羅は涙で瞳をうるませる。
陽斗に兄弟はいない。親は物心つく前に亡くした。親代わりだった祖母も小学校の卒業式の日に亡くし、今では天涯孤独だ。
だからか、どちらも兼ねた家族がいる朱羅を応援したくて仕方がなかった。自分も祖母に育てられたので、彼らに血の繋がりが無くとも気にしなかった。
「いつか作ってあげられるといいね! 僕も朱羅さんのお兄さん達に会ってみたいし!」
「えぇ……ぜひ、会ってやってください。お兄様達も、きっと陽斗殿を気に入ってくださるでしょう。特に幽空お兄様は陽斗殿と雰囲気が似ていらっしゃいますから、仲良くなれると思いますよ」
「そうなの?! 僕と似てるなんて、ますます気になってきちゃった! どんなお兄さんなのかなぁ……?」
陽斗は朱羅の兄達と食事を共にする様子を想像し、胸を踊らせた。
・
節木荘が打ち上げで盛り上がっている頃。
会議室から逃げ出した術者、森中狩人は深夜のパーキングエリアにいた。既に書生の格好から、暖かそうな冬用のライダージャケットに着替えている。
森中は駐車場に停めたバイクにまたがり、ホットコーヒーを片手にスマホの画面を凝視していた。その目つきがあまりにも深刻だったので、トイレから戻ってきたトラックドライバーのおっさんが「兄ちゃん、大丈夫か?」と声をかけてきた。
「ずいぶん顔色が悪いみたいだけど、ちゃんと仮眠取ったか?」
「あ゛?」
森中は眼帯を覆っていない方の白目を血走らせ、ぐるんっとおっさんの方を振り向いた。
「寝られるわけあれへんやろが、ボケ。クソ上司の命令で仕事しとったはずやのに、気づいたらその上司に切られて、組織から追われる身になっとったんやで? あンの、狐面腹黒ジジイ……失敗した責任、ぜーんぶ俺に押しつけおってからに! この借りは必ず返させてもらうで!」
「ず、ずいぶんひどい目にあったんだな」
怒り狂う彼に、おっさんはドン引きする。
関わると厄介だと悟ったのか、「じゃあ、俺はこれで」と立ち去ろうとした。
「待ちぃや、おっちゃん」
「ぎゃッ?!」
その肩を、森中がつかんだ。懐からサバイバルナイフを取り出し、おっさんの首元に近づける。
おっさんは恐怖のあまり、森中以上に顔面蒼白になった。
「おっちゃん、何でこない寂れたパーキングエリアにわざわざ来たん? もうちょっと走ったらサービスエリアあるやん。向こうの方がファミレスもガソスタもあって便利やろ?」
「べ、別にいいだろ?! ちょっとトイレに寄りたかっただけだ!」
「ほんまに? 誰かに頼まれて、俺を追って来たんとちゃう?」
「ち、違う! 俺は、本当に……!」
言っているうちにふと、おっさんは「本当にそうだったか?」と心の中で自問自答し始めた。居眠りをしていたわけでもないのに、パーキングエリアに来るまでの記憶が妙にあいまいだ。まるで誰かに操られているかのように、このパーキングエリアを目指していた。
森中の言う通り、パーキングエリアは廃墟かと思うほど寂れていた。コンクリートでできたトイレの屋根はボロボロで、駐車場は雑草が伸び放題になっている。唯一の明かりである自動販売機はライトが切れかかっていて、稼働しているかどうか怪しかった。
人は森中とおっさん以外、誰もいない。異形ならば数体、妖怪と霊がトイレから顔を覗かせてこちらの様子をうかがっていたが、おっさんには見えていなかった。
「いくら土地勘がある言うたかて、あえてここ選ぶかぁ? 俺やったらトイレだけでも、サービスエリアの方行くで」
「に、兄ちゃんこそ、何でこんな寂れたパーキングエリアで休憩してるんだよ?! さっき言ってた仕事の話と、何か関係があるのか?!」
「大アリや。俺は術者協会から指名手配されとる。人も監視カメラもぎょうさんあるサービスエリアより、こういう無人のパーキングエリアの方が都合がえぇねん」
森中はもう一方の手でオダマリハリセンを握ると、おっさんの頭に叩きつけた。
「へぶっ?!」
おっさんは情けない声を上げ、倒れる。
その隙に森中はおっさんに命じた。
「俺と会ぉたことは忘れろ。いつも通りトラックに乗って、元の仕事に戻るんや」
「は、い……」
おっさんは素直に頷き、立ち上がる。
フラフラとした足取りでトラックに乗り込むと、パーキングエリアを去っていった。
「……まだや。俺はまだ、捕まるわけにはいかへん。安倍、黒縄、蒼劔……始末せなあかん奴らが大勢おるからなぁ」
森中はバイクにまたがると、おっさんが行った方向とは逆に走り去った。
彼が背負っているギターケースの中の狙撃銃が「ケケケ」と歯を見せて笑っていた。
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