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第11話「術者協会の罠」
弐:レッツゴー、術者会議!
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「黒縄君。近々、術者会議があるんだけど、一緒に来てくれないかい? 名曽野市の一件について、説明しに来て欲しいそうなんだ」
「いいぜ。いつだ?」
「今日」
「今日ォッ?!」
臨時術者協会会議、当日。
不知火は渦中の黒縄と護衛の蒼劔を連れ、出立した。
「みんな、いってらっしゃーい!」
「どうかご無事でー!」
陽斗と朱羅は窓から顔を出し、三人を見送る。
陽斗が呑気に手を振る一方、朱羅は号泣しながら火打ち石をけたたましく打ち鳴らしていた。よほど黒縄が心配らしい。
「うぅ、黒縄様……できることなら私もついて行きたかった!」
「大丈夫だよ、朱羅さん。三人とも無事に帰って来るって」
やがて三人の姿が遠ざかって見えなくなると、二人は窓を閉めた。
・
蒼劔と黒縄が連れて来られたのは、町外れの小さな神社だった。鳥居は傾き、雑草は伸び放題になっている。
鳥居の両脇には狛犬の石像が建っていたが、なぜかその顔には真新しい狐の面がつけられていた。
「ここが術者協会への入口?」
「そう。場所は毎回違うけどね」
不知火が鳥居の前で手をかざすと、薄暗い膜のようなものが現れた。
「先にどうぞ」
「うげぇ、行きたくねぇ……」
「では、俺から」
顔をしかめる黒縄をよそに、蒼劔は膜に向かって足を踏み出す。
蒼劔の体は鳥居を通らず、膜の向こうへと消えていった。
「ちったぁ、躊躇しろよ。敵の本拠地だぞ?」
「ほら、黒縄君も行った行った」
「うぉッ?! 急に押すんじゃねェ!」
不知火に背中を押され、黒縄も膜の向こうへ消える。
不知火も後に続くと、膜は姿を消し、元の鳥居に戻った。
・
膜の向こうは畳敷きの広々とした和室だった。四方を障子で囲われ、逃げ場がない。
障子の向こうには蒼劔達を囲うように、十三の人の影が透けて見えている。ほとんどは性別も年齢も分からず、これと言った特徴もなかった。
「よう来はったなぁ。てっきり、来いひんと思うとったのに」
正面の障子が開き、狐面の男が部屋へ入ってきた。五代のシミュレーション中にもいた銀髪の男で、言葉に京都訛りがある。シミュレーションと同じように白い狐面を被り、細身の白い狩衣を纏っていた。
男は木彫りの凝った意匠の椅子に腰掛け、悠然と足を組む。蒼劔達には座るものは何も用意されなかった。
「ほなさっそく、名曽野市で何が起こったのか話してもらおか?」
「その前にテメェの名を名乗っちゃどうだ? 狐面ヤロー」
黒縄は狐面の男を睨む。明らかに不機嫌そうだった。
「黒縄、挑発するな。奴が何者かくらい、お前だって知っているだろう?」
蒼劔は小声で、黒縄をたしなめる。
しかし黒縄は「それがどうした?」と耳を貸そうとしなかった。
「わざわざ俺達を呼んでおいて、自己紹介も無しに始めようってのか? いくら術者ン中で一番有名だからって、自惚れてンじゃねェぞ」
「えー? そないに僕の自己紹介聞きたいん? もしかして僕のファン?」
「そこまでは言ってねェ!」
狐面の男に茶化され、黒縄は八重歯のような牙を剥く。
周りの術者達は「無礼な!」「口をつつしめ!」と黒縄を非難したが、「えぇよ、えぇよ」と狐面の男はあっさり許した。
「そこまで言うんやったら、教えたる。僕は安倍晴明晴霞……かの有名な安倍晴明の後継者にして、君らの宿敵たる術者協会の会長や」
・
「えー?! 術者協会の会長さんって、安倍晴明の後継者なの?!」
同じ頃、陽斗も朱羅から会長の素性について聞いていた。
バイト先であるコンビニで品出ししている最中で、周りの客に聞こえないよう小声で朱羅と喋っていた。
「えぇ。陰陽師の組織である陰陽寮が明治に解体された後、密かに術者協会を発足されたそうです。安倍晴明本人はとっくの昔に亡くなっているので、本当に後継者かどうかは定かではありませんが」
「すごーい! 陰陽師も安倍晴明も本当にいたんだ! 成田君達が聞いたら、喜びそう! 明治に解体されたってことは、もしかして朱羅さんも本物の陰陽師と会ったことある?」
陽斗の期待の眼差しに、朱羅は「えぇ、まぁ」と苦笑いした。
「会ったというか……黒縄様が奔放過ぎて、よく追いかけられていたというか……私はありませんが、黒縄様は会長と何度かお会いになったことがあるそうですよ。"うさんくさい狐面ヤロウだ"って、よくグチっていらっしゃいましたから」
「狐のお面?」
・
「……以上が、名曽野市で起こった全てです。何か気になる点はございますか?」
不知火は名曽野市で起きたことを話し終え、一同を見回した。
黒縄の暴走、聖美の暗躍、いかようにして事態を収めたのか……陽斗の体質や暗梨の存在など、あえて伝えなかったこともあったが、おおむね正確に報告した。
「いやぁ、お見事お見事! 暴走した黒縄を君らだけで鎮めたなんて、すごいなぁ。鬼のわりに、上手に連携取れてるやん。みんなも見習わなあかんなぁ」
晴霞はいたく感心した様子で、拍手した。
周りの者達は「信じられない」とざわつくばかりで、蒼劔達の行動を賞賛しようとはしない。晴霞はその反応が気に食わなかったのか、
「あれ? 何で誰も拍手しぃひんの? わざわざ名曽野市まで行って、えらい頑張ってくれたのに」
と、不思議そうに小首を傾げた。面の奥の瞳は冷たかった。
「ひッ?!」
「お、おっしゃる通りでございます!」
「このような失態、今後ないよう連携を徹底いたしますので!」
十二人は怯えた様子で、慌てて拍手する。
蒼劔と黒縄はなぜ彼らがそこまで怯えているのか分からず、怪訝そうに顔を見合わせた。
「……ずいぶん俺達を買ってくれているのだな。他の者達は恐れているようだが、案外話が分かる術者かもしれん」
「ンなもん、ハッタリに決まってらァ。口先だけなら、なんとでも言えンだろ? 他のヤツらもアイツみてェに、おべっか使っときゃいいンだよ」
すると、不知火が小声で補足した。
「会長は君達を誉めたんじゃない、皮肉を言ったんだよ。さっき言ってたことを直訳すると、"なぜ術者は誰も討伐に動かなかったんだ? 脳筋の鬼共ですら、連携が取れているというのに。貴様ら、後で覚えておけよ。鬼共もわざわざ現場に行ってまで、余計なことしやがって"って意味。どうやら君達に手柄を奪われて、イラついているらしい」
「マジか?! 性格悪っ!」
「全く気づかなかった……」
蒼劔と黒縄は青ざめる。
「全部聞こえてんでー」と晴霞が声をかけると、二人は周りの術者達と同様に「ひッ?!」と悲鳴を上げた。
「気になる点、か……そらぁ、一番は黒縄の妖力を封じたいう魔石の状態やんなぁ。ほんまに安全か、確かめさしてもろうてもえぇ?」
「見せたくないっつったら?」
「僕は構へんけど、他の人らはよぅ思わへんのとちゃうか? 君のこと、よう思てへん連中ばっかりやから」
「……チッ。しゃァねェな」
黒縄は首に下げている魔石を、服の下から取り出した。皆に見えるよう、頭上に掲げる。
「これで満足か?」
「うん。おおきに」
直後、どこからともなく「パンッ」と発砲音が聞こえ、魔石が爆ぜた。
「なッ!」
蒼劔、黒縄、不知火は驚き、爆ぜた魔石へ目を向ける。障子の向こうからも「魔石が!」と悲鳴が聞こえた。ただ一人、晴霞だけが、変わらず微笑んでいた。
魔石は粉々に砕け、原型を保っていなかった。
やがてどす黒い妖気が黒煙のごとく魔石からあふれ、黒縄を包みこむ……などということはなく、特に何も起こらなかった。
「……どういうことだ?」
「魔石が壊れたら、黒縄が暴走するのではなかったか?」
術者達の間に動揺が走る。晴霞の顔からも笑みが消えた。
一方、蒼劔と不知火は彼らを差し置き、既に動いていた。
「蒼劔君、九時の方角」
「分かっている」
蒼劔は弾が飛んできた方角の障子を蹴り飛ばした。
障子の向こうも和室だった。四方を障子で囲われており、標的以外の術者はいない。術者ごとに、部屋が独立しているのかもしれない。
魔石を撃った術者は今まさに逃げ出そうとするところだった。蒼劔が入ってきた方とは逆方向の障子に向かって走っている。
書生の格好をした青年で、猟銃に似た狙撃銃を小脇に抱えていた。格好こそ書生だが、髪を緑に染め、耳には大量のピアスをつけている。
「M1500! 貴様、SATか?!」
「げえぇっ、蒼劔?!」
青年は蒼劔を振り返り、青ざめた。先程は顔が隠れていて見えなかったが、右目に眼帯をしていた。
蒼劔は青年が驚いている隙に彼の眼前まで距離を詰めると、オダマリハリセンを振りかぶった。
「させへんで!」
青年はとっさにつま先で畳を蹴り上げ、盾にする。オダマリハリセンは畳を打ち、根元からへし折れた。
畳が床へ倒れた頃には、青年は障子の向こうへ消えていた。
「いいぜ。いつだ?」
「今日」
「今日ォッ?!」
臨時術者協会会議、当日。
不知火は渦中の黒縄と護衛の蒼劔を連れ、出立した。
「みんな、いってらっしゃーい!」
「どうかご無事でー!」
陽斗と朱羅は窓から顔を出し、三人を見送る。
陽斗が呑気に手を振る一方、朱羅は号泣しながら火打ち石をけたたましく打ち鳴らしていた。よほど黒縄が心配らしい。
「うぅ、黒縄様……できることなら私もついて行きたかった!」
「大丈夫だよ、朱羅さん。三人とも無事に帰って来るって」
やがて三人の姿が遠ざかって見えなくなると、二人は窓を閉めた。
・
蒼劔と黒縄が連れて来られたのは、町外れの小さな神社だった。鳥居は傾き、雑草は伸び放題になっている。
鳥居の両脇には狛犬の石像が建っていたが、なぜかその顔には真新しい狐の面がつけられていた。
「ここが術者協会への入口?」
「そう。場所は毎回違うけどね」
不知火が鳥居の前で手をかざすと、薄暗い膜のようなものが現れた。
「先にどうぞ」
「うげぇ、行きたくねぇ……」
「では、俺から」
顔をしかめる黒縄をよそに、蒼劔は膜に向かって足を踏み出す。
蒼劔の体は鳥居を通らず、膜の向こうへと消えていった。
「ちったぁ、躊躇しろよ。敵の本拠地だぞ?」
「ほら、黒縄君も行った行った」
「うぉッ?! 急に押すんじゃねェ!」
不知火に背中を押され、黒縄も膜の向こうへ消える。
不知火も後に続くと、膜は姿を消し、元の鳥居に戻った。
・
膜の向こうは畳敷きの広々とした和室だった。四方を障子で囲われ、逃げ場がない。
障子の向こうには蒼劔達を囲うように、十三の人の影が透けて見えている。ほとんどは性別も年齢も分からず、これと言った特徴もなかった。
「よう来はったなぁ。てっきり、来いひんと思うとったのに」
正面の障子が開き、狐面の男が部屋へ入ってきた。五代のシミュレーション中にもいた銀髪の男で、言葉に京都訛りがある。シミュレーションと同じように白い狐面を被り、細身の白い狩衣を纏っていた。
男は木彫りの凝った意匠の椅子に腰掛け、悠然と足を組む。蒼劔達には座るものは何も用意されなかった。
「ほなさっそく、名曽野市で何が起こったのか話してもらおか?」
「その前にテメェの名を名乗っちゃどうだ? 狐面ヤロー」
黒縄は狐面の男を睨む。明らかに不機嫌そうだった。
「黒縄、挑発するな。奴が何者かくらい、お前だって知っているだろう?」
蒼劔は小声で、黒縄をたしなめる。
しかし黒縄は「それがどうした?」と耳を貸そうとしなかった。
「わざわざ俺達を呼んでおいて、自己紹介も無しに始めようってのか? いくら術者ン中で一番有名だからって、自惚れてンじゃねェぞ」
「えー? そないに僕の自己紹介聞きたいん? もしかして僕のファン?」
「そこまでは言ってねェ!」
狐面の男に茶化され、黒縄は八重歯のような牙を剥く。
周りの術者達は「無礼な!」「口をつつしめ!」と黒縄を非難したが、「えぇよ、えぇよ」と狐面の男はあっさり許した。
「そこまで言うんやったら、教えたる。僕は安倍晴明晴霞……かの有名な安倍晴明の後継者にして、君らの宿敵たる術者協会の会長や」
・
「えー?! 術者協会の会長さんって、安倍晴明の後継者なの?!」
同じ頃、陽斗も朱羅から会長の素性について聞いていた。
バイト先であるコンビニで品出ししている最中で、周りの客に聞こえないよう小声で朱羅と喋っていた。
「えぇ。陰陽師の組織である陰陽寮が明治に解体された後、密かに術者協会を発足されたそうです。安倍晴明本人はとっくの昔に亡くなっているので、本当に後継者かどうかは定かではありませんが」
「すごーい! 陰陽師も安倍晴明も本当にいたんだ! 成田君達が聞いたら、喜びそう! 明治に解体されたってことは、もしかして朱羅さんも本物の陰陽師と会ったことある?」
陽斗の期待の眼差しに、朱羅は「えぇ、まぁ」と苦笑いした。
「会ったというか……黒縄様が奔放過ぎて、よく追いかけられていたというか……私はありませんが、黒縄様は会長と何度かお会いになったことがあるそうですよ。"うさんくさい狐面ヤロウだ"って、よくグチっていらっしゃいましたから」
「狐のお面?」
・
「……以上が、名曽野市で起こった全てです。何か気になる点はございますか?」
不知火は名曽野市で起きたことを話し終え、一同を見回した。
黒縄の暴走、聖美の暗躍、いかようにして事態を収めたのか……陽斗の体質や暗梨の存在など、あえて伝えなかったこともあったが、おおむね正確に報告した。
「いやぁ、お見事お見事! 暴走した黒縄を君らだけで鎮めたなんて、すごいなぁ。鬼のわりに、上手に連携取れてるやん。みんなも見習わなあかんなぁ」
晴霞はいたく感心した様子で、拍手した。
周りの者達は「信じられない」とざわつくばかりで、蒼劔達の行動を賞賛しようとはしない。晴霞はその反応が気に食わなかったのか、
「あれ? 何で誰も拍手しぃひんの? わざわざ名曽野市まで行って、えらい頑張ってくれたのに」
と、不思議そうに小首を傾げた。面の奥の瞳は冷たかった。
「ひッ?!」
「お、おっしゃる通りでございます!」
「このような失態、今後ないよう連携を徹底いたしますので!」
十二人は怯えた様子で、慌てて拍手する。
蒼劔と黒縄はなぜ彼らがそこまで怯えているのか分からず、怪訝そうに顔を見合わせた。
「……ずいぶん俺達を買ってくれているのだな。他の者達は恐れているようだが、案外話が分かる術者かもしれん」
「ンなもん、ハッタリに決まってらァ。口先だけなら、なんとでも言えンだろ? 他のヤツらもアイツみてェに、おべっか使っときゃいいンだよ」
すると、不知火が小声で補足した。
「会長は君達を誉めたんじゃない、皮肉を言ったんだよ。さっき言ってたことを直訳すると、"なぜ術者は誰も討伐に動かなかったんだ? 脳筋の鬼共ですら、連携が取れているというのに。貴様ら、後で覚えておけよ。鬼共もわざわざ現場に行ってまで、余計なことしやがって"って意味。どうやら君達に手柄を奪われて、イラついているらしい」
「マジか?! 性格悪っ!」
「全く気づかなかった……」
蒼劔と黒縄は青ざめる。
「全部聞こえてんでー」と晴霞が声をかけると、二人は周りの術者達と同様に「ひッ?!」と悲鳴を上げた。
「気になる点、か……そらぁ、一番は黒縄の妖力を封じたいう魔石の状態やんなぁ。ほんまに安全か、確かめさしてもろうてもえぇ?」
「見せたくないっつったら?」
「僕は構へんけど、他の人らはよぅ思わへんのとちゃうか? 君のこと、よう思てへん連中ばっかりやから」
「……チッ。しゃァねェな」
黒縄は首に下げている魔石を、服の下から取り出した。皆に見えるよう、頭上に掲げる。
「これで満足か?」
「うん。おおきに」
直後、どこからともなく「パンッ」と発砲音が聞こえ、魔石が爆ぜた。
「なッ!」
蒼劔、黒縄、不知火は驚き、爆ぜた魔石へ目を向ける。障子の向こうからも「魔石が!」と悲鳴が聞こえた。ただ一人、晴霞だけが、変わらず微笑んでいた。
魔石は粉々に砕け、原型を保っていなかった。
やがてどす黒い妖気が黒煙のごとく魔石からあふれ、黒縄を包みこむ……などということはなく、特に何も起こらなかった。
「……どういうことだ?」
「魔石が壊れたら、黒縄が暴走するのではなかったか?」
術者達の間に動揺が走る。晴霞の顔からも笑みが消えた。
一方、蒼劔と不知火は彼らを差し置き、既に動いていた。
「蒼劔君、九時の方角」
「分かっている」
蒼劔は弾が飛んできた方角の障子を蹴り飛ばした。
障子の向こうも和室だった。四方を障子で囲われており、標的以外の術者はいない。術者ごとに、部屋が独立しているのかもしれない。
魔石を撃った術者は今まさに逃げ出そうとするところだった。蒼劔が入ってきた方とは逆方向の障子に向かって走っている。
書生の格好をした青年で、猟銃に似た狙撃銃を小脇に抱えていた。格好こそ書生だが、髪を緑に染め、耳には大量のピアスをつけている。
「M1500! 貴様、SATか?!」
「げえぇっ、蒼劔?!」
青年は蒼劔を振り返り、青ざめた。先程は顔が隠れていて見えなかったが、右目に眼帯をしていた。
蒼劔は青年が驚いている隙に彼の眼前まで距離を詰めると、オダマリハリセンを振りかぶった。
「させへんで!」
青年はとっさにつま先で畳を蹴り上げ、盾にする。オダマリハリセンは畳を打ち、根元からへし折れた。
畳が床へ倒れた頃には、青年は障子の向こうへ消えていた。
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