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第10話「ブラック・クリスマス」
拾漆:遠井の身に起こったこと
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「店員さんに報告してくるね! きっと、ビックリするだろうなぁ」
陽斗が無事、ケーキを完売させた頃、遠井は他の学生と共に塾の教室で講義を受けていた。
「この公式は間違えやすいので、注意するように」
静まり返った教室に、男性講師の声が響く。
生徒達は講師の忠告を素直に受け入れ、「重要だ」と言われた公式へ思い思いに目印をつけた。シャーペンだか赤ボールペンだかを走らせる音が、いっそうハッキリと聞こえた。
(……まるで別の世界だな)
遠井は窓から街を一瞥した。
聖夜の名曽野市は街の明かりやイルミネーションが煌びやかで、昼間と変わらぬ喧騒に包まれていた。窓一枚で世界が隔てられているような、そんな気がした。
「遠井、この問題を解いてみろ」
よそ見をしていたのがバレたのか、講師が名指しで遠井を当てた。
「はい」
遠井は素直に立ち上がり、ホワイトボードへ向かう。他の生徒ならば、その場でうろたえてしまうほどの難易度の問題だったが、遠井にとっては解くのに造作もなかった。
が、遠井が席を離れた直後、教室が大きく前へ傾いた。
「キャーッ!」
「落ちるー!」
教室中から悲鳴が上がる。
遠井はとっさに窓枠をつかんだが、他の生徒達は机や椅子もろとも、前方へ滑り落ちていった。正面にあったホワイトボードは教室の底に埋もれ、見えなくなった。
「これは……どうなっているんだ……?」
理解できない状況に、遠井は困惑する。
外の様子をうかがおうとしたが、窓が毒々しい蛍光色の膜で覆われていて見えなかった。
「遠井! こっちだ!」
「成田?!」
声がした方を見ると、この場にいるはずのない成田が、廊下から遠井に呼びかけていた。教室が九十度傾いているせいで、垂直の壁に立っているように見える。
遠井は驚きのあまり、危うく窓枠から手を離しそうになった。
「お前、何でここにいるんだ?!」
「とーきこーしゅー! 母ちゃんが行けってうるさくてさぁ……クリスマスパーティが終わった後に、渋々来たんだよ」
成田は教室の前方に積み上げられた机や椅子を踏み台に、軽快な足取りで遠井の真下へやって来ると、「ほら!」と両手を広げた。
「俺がここから連れ出してやるから、来い!」
「……絶対落とすなよ」
遠井は半信半疑で、手を離す。
机と椅子の残骸に体を叩きつけられるのを覚悟していたが、成田は一切の衝撃を遠井に与えることなく、受け止めた。
「よっしゃ、成功! このまま外まで脱出するぜ!」
「お、下ろせ! 自分で走れる!」
成田は遠井を抱えたまま来た道を戻り、教室から脱出した。
廊下には自分達と同じように、教室から命からがら逃げて来た生徒と講師であふれかえっていた。
吹き抜けにあるはずのエレベーターは故障し、一階と最上階とをものすごい速さで行き来している。修理を待つより、螺旋状になっている廊下を走って下った方が、早く外へ出られそうだった。
「ここも教室みたいにおかしくなるかもしれねぇ。悪いが、サボらせてもらうぜ」
成田は遠井を下ろすと彼の手をひき、廊下を駆け下りた。不思議と人混みにぶつかることも、成田よりも遥かに脚力が劣っている遠井の足がもつれることもなかった。
どの教室も遠井のクラスと同じように、天地があべこべになっていた。
中にはドアが底になってしまった教室もあり、授業を受けていた大勢の学生達が机や椅子と共に教室から真っ逆さまに落下していった。学生達の悲鳴が、建物中に響き渡る。
「っ!」
ただの高校生である遠井にはどうすることも出来ず、その光景から目を背けるしかなかった。
悲鳴はやがて消え失せ、異常事態に怯える学生達のざわめきだけが残った。
「……こんなことになるなら、クリスマスパーティに行っておけば良かった。そうすれば、こんな最悪なクリスマスイブにならずに済んだのに」
遠井は思わず呟いた。
本当は遠井もクリスマスパーティに行きたいと思っていた。
だが、聞くまでもなく両親に反対されると分かっていたから断った。これ以上両親に反発すれば、別の学校に転校させられるかもしれなかったから。
それだけは……成田やオカルト研究部の面々との縁が完全に断たれることだけは、どうしても避けたかった。
未練がましく後悔する遠井に、成田は振り返り、言った。
「だったら、今から作ろうぜ! クリスマスイブの思い出!」
「えっ?」
遠井は思わず、耳を疑う。
成田は嘘偽りない眼差しを遠井に向け、笑った。
「どうせ今日の冬期講習は中止だろ? 時間は有意義に使わないとな! 知ってるか? 名曽野市の駅中にすっげぇキレイなイルミネーションが飾られてるんだぜ! ケーキは陽斗が売ってるらしいし、様子見がてら買いに行こう!」
「い、いいのか? 俺なんかと過ごして。神服部とデートしたいって言ってなかったか?」
「いいって、いいって! 親の目を盗んでクリスマスイブを楽しめるなんてチャンス、滅多にないんだからさ!」
玄関を抜け、成田と遠井は無事塾から脱した。目の前には別世界だと思っていた、煌びやかなクリスマスイブの街が広がっている。
遠井は感動で涙が出そうになるのをぐっとこらえ、成田の手を握り返した。
「そうだな。今日はとことん楽しませてもらおう」
その顔は、いつのまにか虹色の七面鳥のマスクを被っていた。
・
『秀星塾が異形化した瞬間、中にいた人間達は試されたッス。本当にここにいたいかどうか。すなわち、世間がクリスマスイブであろうとも、心の底から講義を受けたいと思っているかどうか、と』
五代は塾の人間から読み取った記憶を元に、ここで何が起きているのか聴かせた。
『その結果、クリスマスイブでも心の底から講義を受けたいと思っている奇特な人間は、無事に塾を追い出されたッス。一方、そうでなかった人間共は胸の内に秘めていた野望や欲求、クリスマスイブを謳歌するリア充への憧れ、その他もろもろに囚われ、出られなくなってしまった。連中がつけているマスクは幻を見るためのツールで、異形化した秀星塾の一部ッス』
「子供はまだしも、講師までここにいるのはどうかと思うんだけど?」
『それなー! 高い給料もらってんだから、文句言うなっての!』
五代はぷんぷん、と怒りながらネットゲームのクリスマスイブ限定イベントを進める。
キーボードのタップ音を最小限に留めているため、誰も彼がネットゲームの片手間にバックアップしているとは思いもしなかった。
「逃げ遅れたってことは、この中に遠井君もいるんだよね?」
「だろうな」
陽斗はウェストポーチ越しに、虹色の七面鳥のマスク集団から遠井を探そうとした。しかし顔が見えない上に、ほとんどの学生が私服で来ていたため、誰が遠井なのか特定出来そうもなかった。
あせる陽斗を心配してか、蒼劔は「探すのが遠井一人で良かったな」と励ました。
「成田と神服部まで塾にいたら、三人も探す羽目になっていた。あの二人が駅で救助されていて、本当に良かった」
「二人がこんな状況の秀星塾を見たら、絶対に助けに来てたと思うよ! 遠井君は今でも、オカルト研究部の仲間だからね!」
陽斗が無事、ケーキを完売させた頃、遠井は他の学生と共に塾の教室で講義を受けていた。
「この公式は間違えやすいので、注意するように」
静まり返った教室に、男性講師の声が響く。
生徒達は講師の忠告を素直に受け入れ、「重要だ」と言われた公式へ思い思いに目印をつけた。シャーペンだか赤ボールペンだかを走らせる音が、いっそうハッキリと聞こえた。
(……まるで別の世界だな)
遠井は窓から街を一瞥した。
聖夜の名曽野市は街の明かりやイルミネーションが煌びやかで、昼間と変わらぬ喧騒に包まれていた。窓一枚で世界が隔てられているような、そんな気がした。
「遠井、この問題を解いてみろ」
よそ見をしていたのがバレたのか、講師が名指しで遠井を当てた。
「はい」
遠井は素直に立ち上がり、ホワイトボードへ向かう。他の生徒ならば、その場でうろたえてしまうほどの難易度の問題だったが、遠井にとっては解くのに造作もなかった。
が、遠井が席を離れた直後、教室が大きく前へ傾いた。
「キャーッ!」
「落ちるー!」
教室中から悲鳴が上がる。
遠井はとっさに窓枠をつかんだが、他の生徒達は机や椅子もろとも、前方へ滑り落ちていった。正面にあったホワイトボードは教室の底に埋もれ、見えなくなった。
「これは……どうなっているんだ……?」
理解できない状況に、遠井は困惑する。
外の様子をうかがおうとしたが、窓が毒々しい蛍光色の膜で覆われていて見えなかった。
「遠井! こっちだ!」
「成田?!」
声がした方を見ると、この場にいるはずのない成田が、廊下から遠井に呼びかけていた。教室が九十度傾いているせいで、垂直の壁に立っているように見える。
遠井は驚きのあまり、危うく窓枠から手を離しそうになった。
「お前、何でここにいるんだ?!」
「とーきこーしゅー! 母ちゃんが行けってうるさくてさぁ……クリスマスパーティが終わった後に、渋々来たんだよ」
成田は教室の前方に積み上げられた机や椅子を踏み台に、軽快な足取りで遠井の真下へやって来ると、「ほら!」と両手を広げた。
「俺がここから連れ出してやるから、来い!」
「……絶対落とすなよ」
遠井は半信半疑で、手を離す。
机と椅子の残骸に体を叩きつけられるのを覚悟していたが、成田は一切の衝撃を遠井に与えることなく、受け止めた。
「よっしゃ、成功! このまま外まで脱出するぜ!」
「お、下ろせ! 自分で走れる!」
成田は遠井を抱えたまま来た道を戻り、教室から脱出した。
廊下には自分達と同じように、教室から命からがら逃げて来た生徒と講師であふれかえっていた。
吹き抜けにあるはずのエレベーターは故障し、一階と最上階とをものすごい速さで行き来している。修理を待つより、螺旋状になっている廊下を走って下った方が、早く外へ出られそうだった。
「ここも教室みたいにおかしくなるかもしれねぇ。悪いが、サボらせてもらうぜ」
成田は遠井を下ろすと彼の手をひき、廊下を駆け下りた。不思議と人混みにぶつかることも、成田よりも遥かに脚力が劣っている遠井の足がもつれることもなかった。
どの教室も遠井のクラスと同じように、天地があべこべになっていた。
中にはドアが底になってしまった教室もあり、授業を受けていた大勢の学生達が机や椅子と共に教室から真っ逆さまに落下していった。学生達の悲鳴が、建物中に響き渡る。
「っ!」
ただの高校生である遠井にはどうすることも出来ず、その光景から目を背けるしかなかった。
悲鳴はやがて消え失せ、異常事態に怯える学生達のざわめきだけが残った。
「……こんなことになるなら、クリスマスパーティに行っておけば良かった。そうすれば、こんな最悪なクリスマスイブにならずに済んだのに」
遠井は思わず呟いた。
本当は遠井もクリスマスパーティに行きたいと思っていた。
だが、聞くまでもなく両親に反対されると分かっていたから断った。これ以上両親に反発すれば、別の学校に転校させられるかもしれなかったから。
それだけは……成田やオカルト研究部の面々との縁が完全に断たれることだけは、どうしても避けたかった。
未練がましく後悔する遠井に、成田は振り返り、言った。
「だったら、今から作ろうぜ! クリスマスイブの思い出!」
「えっ?」
遠井は思わず、耳を疑う。
成田は嘘偽りない眼差しを遠井に向け、笑った。
「どうせ今日の冬期講習は中止だろ? 時間は有意義に使わないとな! 知ってるか? 名曽野市の駅中にすっげぇキレイなイルミネーションが飾られてるんだぜ! ケーキは陽斗が売ってるらしいし、様子見がてら買いに行こう!」
「い、いいのか? 俺なんかと過ごして。神服部とデートしたいって言ってなかったか?」
「いいって、いいって! 親の目を盗んでクリスマスイブを楽しめるなんてチャンス、滅多にないんだからさ!」
玄関を抜け、成田と遠井は無事塾から脱した。目の前には別世界だと思っていた、煌びやかなクリスマスイブの街が広がっている。
遠井は感動で涙が出そうになるのをぐっとこらえ、成田の手を握り返した。
「そうだな。今日はとことん楽しませてもらおう」
その顔は、いつのまにか虹色の七面鳥のマスクを被っていた。
・
『秀星塾が異形化した瞬間、中にいた人間達は試されたッス。本当にここにいたいかどうか。すなわち、世間がクリスマスイブであろうとも、心の底から講義を受けたいと思っているかどうか、と』
五代は塾の人間から読み取った記憶を元に、ここで何が起きているのか聴かせた。
『その結果、クリスマスイブでも心の底から講義を受けたいと思っている奇特な人間は、無事に塾を追い出されたッス。一方、そうでなかった人間共は胸の内に秘めていた野望や欲求、クリスマスイブを謳歌するリア充への憧れ、その他もろもろに囚われ、出られなくなってしまった。連中がつけているマスクは幻を見るためのツールで、異形化した秀星塾の一部ッス』
「子供はまだしも、講師までここにいるのはどうかと思うんだけど?」
『それなー! 高い給料もらってんだから、文句言うなっての!』
五代はぷんぷん、と怒りながらネットゲームのクリスマスイブ限定イベントを進める。
キーボードのタップ音を最小限に留めているため、誰も彼がネットゲームの片手間にバックアップしているとは思いもしなかった。
「逃げ遅れたってことは、この中に遠井君もいるんだよね?」
「だろうな」
陽斗はウェストポーチ越しに、虹色の七面鳥のマスク集団から遠井を探そうとした。しかし顔が見えない上に、ほとんどの学生が私服で来ていたため、誰が遠井なのか特定出来そうもなかった。
あせる陽斗を心配してか、蒼劔は「探すのが遠井一人で良かったな」と励ました。
「成田と神服部まで塾にいたら、三人も探す羽目になっていた。あの二人が駅で救助されていて、本当に良かった」
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