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第10話「ブラック・クリスマス」
肆:クリスマスパーティの参加者達
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「おじゃましまーす!」
「いらっしゃいませ。お好きな席へどうぞ」
黒縄の部屋のリビングはきらびやかなモールや可愛らしいオーナメントで飾られ、立派なクリスマスパーティ会場へと変貌していた。前日に岡本が送ってきた小ぶりのクリスマスツリーも部屋の隅に設置してあり、巻きつけられた電飾が赤、緑、青と順に色を変え、鮮やかに点滅している。
蒼劔と共に部屋で準備していた朱羅は七面鳥の丸焼きが載った大皿を両手で運びながら、にこやかに成田達を迎え入れた。朱羅はサンタの衣装、蒼劔は白いセーターと紺のジーパンを着ている。
二人とも可視符を身につけているため、成田達にも姿が見えた。ツノも隠している。
「おじゃましまーす!」
「思っていたより内装は新しいね。かえって、怪しいな」
「わぁ、七面鳥の丸焼き! 初めて見ました! 手作りですか?!」
「えぇ。一度作ってみたかったものですから」
成田達は朱羅に挨拶しつつ、ソファに座る。
念願の節木荘に来れたのが嬉しいのか、三人とも落ち着かない様子で部屋を見回していた。岡本に至っては、「部活の記録に」と朱羅から撮影許可を得、一眼レフカメラで堂々と内装を撮りまくっていた。
「ところで……朱羅さんは今、どちらに?」
成田は成田で紹介を待ちきれず、朱羅本人に朱羅の行方を尋ねた。
七面鳥の丸焼きに心奪われていた神服部も朱羅のことを思い出し、
「買い出しですか?! それとも、別の部屋にいるとか?!」
と問い詰める。
当然、朱羅は「えっと……」と困惑した様子で目をパチクリさせ、答えた。
「朱羅は私ですが?」
「……え?」
「……え?」
予想外の答えに、成田と神服部は呆然とした。
ふと、朱羅が運んできた七面鳥の丸焼きに視線を落とす。丸々と太った七面鳥はこんがり狐色に焼かれ、湯気と共に香ばしい匂いを漂わせていた。
「良かったら、お味見しますか?」
朱羅は二人の視線に気づき、一口ずつフォークに刺して差し出す。
「あ、はい」
「どうも」
二人は自然とフォークを受け取り、七面鳥の丸焼きを口に運んだ。
途端に、ジューシーな旨味と、名も知らぬ香辛料の奥深い味わいが口いっぱいに広がった。既製品では再現できない複雑な美味しさに、成田と神服部は悶絶した。
「う、美味い! こんな美味しい料理を作れるのは、朱羅さんしかいない!」
「あの朱羅さんが、こんなムキムキマッチョメェーンだったなんて、信じられない! もう一口いいですか?!」
「仕方ないですねぇ。もう一口だけですよ?」
「わーい!」
「やったー!」
成田と神服部はすっかり餌付けされ、童心に帰る。貴重な二口目は、ありがたそうにチマチマと食べていた。
「いいなぁ。僕も食べたい」
陽斗も物欲しそうに、七面鳥の丸焼きを見つめる。
朱羅は仕方なく、切り身を一つフォークに刺し、陽斗にも差し出した。
「一口だけですよ。まだ全員揃ってないんですから」
「ありがと、朱羅さん!」
その時、インターホンが鳴った。
「あ、誰か来たみたい」
「俺が出よう」
七面鳥の丸焼きに夢中の陽斗に代わり、蒼劔が玄関へ向かう。目では見ずとも、気配で誰が来たのかは分かっていた。
ドアを開けると予想通り、不知火と暗梨が立っていた。
「メリクリぃ! 来てやったわよ!」
暗梨はドアが開いた瞬間、手に持っていた紺色のクラッカーを蒼劔に向かって放った。色とりどりのリボンや金色の紙吹雪が、クラッカーの中から勢いよく噴射される。
蒼劔は反射的に手で顔をガードし、攻撃を防いだ。
「……人間相手には絶対やるなよ。シャレにならんからな」
「すまないね。ここへ来るまでに言い聞かせておいたんだが」
「"人間相手には"でしょ? アンタは鬼だからいいじゃない」
暗梨は悪びれもせず、ケラケラと笑いながら蒼劔を押し除けて玄関に入っていった。乱雑に靴を脱ぎ散らかし、黒縄の部屋へと走り去っていく。彼女がテレポートを使わずに移動している光景を見るのは新鮮だなと、蒼劔は思った。
彼岸華村にいた時とは違い、赤いケープに黒のフリルがついたゴスロリを纏い、彼岸花柄の黒いタイツと赤いエナメルの靴を履いている。服装と合っていたので違和感はなかったが、首には錠前のついた黒いチョーカーをつけていた。
「あの錠前はオシャレのつもりなのか?」
「いや、あれは枷だよ。クリスマスパーティの最中に暴れられたら困るからね。私の許可がなくては、妖力を使えないよう制御しているんだ」
派手な暗梨とは真逆に、毛玉だらけの地味なベージュのコートを纏った不知火が答えた。
コートの下に着ているくすんだ抹茶色のセーターはさらに毛玉だらけで、古着屋さんでも買い取ってもらえなさそうな有り様だった。
「そのコートとセーターも枷なのか?」
あまりの惨状に、普段オシャレに気を使わない蒼劔ですら、コートを受け取りつつ確認した。
不知火は、
「それ、暗梨君にも言われたなぁ」
と不思議そうに首を傾げ、否定した。
・
「不知火先生の姪っ子?!」
「全然似てないな! 本当は人間社会に潜入している、宇宙人なのではないか?!」
「すっごく可愛い! それ、エリザベート=バートリーの新作でしょ?! どこも売り切れだったのに、よく買えたね!」
オカ研のクリスマスパーティは関係者しか参加できないため、暗梨は"不知火の姪"と説明し、参加することになっていた。
突然の暗梨の登場に、オカ研は湧き立った。特に神服部とは服の趣味が合うのか、意気投合していた。
「いいでしょ! 不知火おじさんに買ってもらったの! パーティが終わったら、節木市と名曽野市にあるゴスロリ専門店を回りまくるつもり!」
「いいなぁ。着てるところ、写真に撮って送ってくれない? 私も限定品とか期間限定商品の写真、送るから」
「それ絶対見たい! アドレス交換しよ!」
オカ研のクリスマスパーティとは思えぬ、キャピキャピとした雰囲気に、成田はのへーっと鼻の下を伸ばした。
「神服部ちゃんがオカルト話以外に、あんなに生き生きしてるなんてなぁ……見てるだけで、癒されるぜ」
「右に同じ! 暗梨氏が来るから、とんでもねぇ修羅場になると覚悟してたのに、まさか女子校という名のエルドラドになっていたとは! グッジョブ、神服部氏ぃ!」
いつのまにか部屋に降りてきていた五代も成田の隣りの席に座り、顔をとろかせる。
クリスマスを意識しているのか、女の子が着たら可愛らしい、ミニスカのトナカイのコスプレをしていた。ムダ毛処理を怠らないところに、彼なりのポリシーを感じる。
「だよなー……って、アンタ誰?!」
「節木荘の最終兵器にしてみんなのアイドル、ミスターGさ! 気軽に"ミント色のお兄さん"って呼んでもいいんだぜ? よろぴく☆」
「み、ミント色のお兄さん……? すっげー胡散臭いな、この人。陽斗、こんな人と同じアパートに住んでて、大丈夫か?」
成田に尋ねられ、陽斗は「大丈夫だよ!」と笑った。
「ちょっと変わってて、飽きっぽいけど、やる時はやってくれる人だから!」
「ますます、うさんくせー」
「ははッ! オイラってば信用なーい!」
五代は自嘲気味に笑うと、ミント色のシャンメリーをあおり飲んだ。
「いらっしゃいませ。お好きな席へどうぞ」
黒縄の部屋のリビングはきらびやかなモールや可愛らしいオーナメントで飾られ、立派なクリスマスパーティ会場へと変貌していた。前日に岡本が送ってきた小ぶりのクリスマスツリーも部屋の隅に設置してあり、巻きつけられた電飾が赤、緑、青と順に色を変え、鮮やかに点滅している。
蒼劔と共に部屋で準備していた朱羅は七面鳥の丸焼きが載った大皿を両手で運びながら、にこやかに成田達を迎え入れた。朱羅はサンタの衣装、蒼劔は白いセーターと紺のジーパンを着ている。
二人とも可視符を身につけているため、成田達にも姿が見えた。ツノも隠している。
「おじゃましまーす!」
「思っていたより内装は新しいね。かえって、怪しいな」
「わぁ、七面鳥の丸焼き! 初めて見ました! 手作りですか?!」
「えぇ。一度作ってみたかったものですから」
成田達は朱羅に挨拶しつつ、ソファに座る。
念願の節木荘に来れたのが嬉しいのか、三人とも落ち着かない様子で部屋を見回していた。岡本に至っては、「部活の記録に」と朱羅から撮影許可を得、一眼レフカメラで堂々と内装を撮りまくっていた。
「ところで……朱羅さんは今、どちらに?」
成田は成田で紹介を待ちきれず、朱羅本人に朱羅の行方を尋ねた。
七面鳥の丸焼きに心奪われていた神服部も朱羅のことを思い出し、
「買い出しですか?! それとも、別の部屋にいるとか?!」
と問い詰める。
当然、朱羅は「えっと……」と困惑した様子で目をパチクリさせ、答えた。
「朱羅は私ですが?」
「……え?」
「……え?」
予想外の答えに、成田と神服部は呆然とした。
ふと、朱羅が運んできた七面鳥の丸焼きに視線を落とす。丸々と太った七面鳥はこんがり狐色に焼かれ、湯気と共に香ばしい匂いを漂わせていた。
「良かったら、お味見しますか?」
朱羅は二人の視線に気づき、一口ずつフォークに刺して差し出す。
「あ、はい」
「どうも」
二人は自然とフォークを受け取り、七面鳥の丸焼きを口に運んだ。
途端に、ジューシーな旨味と、名も知らぬ香辛料の奥深い味わいが口いっぱいに広がった。既製品では再現できない複雑な美味しさに、成田と神服部は悶絶した。
「う、美味い! こんな美味しい料理を作れるのは、朱羅さんしかいない!」
「あの朱羅さんが、こんなムキムキマッチョメェーンだったなんて、信じられない! もう一口いいですか?!」
「仕方ないですねぇ。もう一口だけですよ?」
「わーい!」
「やったー!」
成田と神服部はすっかり餌付けされ、童心に帰る。貴重な二口目は、ありがたそうにチマチマと食べていた。
「いいなぁ。僕も食べたい」
陽斗も物欲しそうに、七面鳥の丸焼きを見つめる。
朱羅は仕方なく、切り身を一つフォークに刺し、陽斗にも差し出した。
「一口だけですよ。まだ全員揃ってないんですから」
「ありがと、朱羅さん!」
その時、インターホンが鳴った。
「あ、誰か来たみたい」
「俺が出よう」
七面鳥の丸焼きに夢中の陽斗に代わり、蒼劔が玄関へ向かう。目では見ずとも、気配で誰が来たのかは分かっていた。
ドアを開けると予想通り、不知火と暗梨が立っていた。
「メリクリぃ! 来てやったわよ!」
暗梨はドアが開いた瞬間、手に持っていた紺色のクラッカーを蒼劔に向かって放った。色とりどりのリボンや金色の紙吹雪が、クラッカーの中から勢いよく噴射される。
蒼劔は反射的に手で顔をガードし、攻撃を防いだ。
「……人間相手には絶対やるなよ。シャレにならんからな」
「すまないね。ここへ来るまでに言い聞かせておいたんだが」
「"人間相手には"でしょ? アンタは鬼だからいいじゃない」
暗梨は悪びれもせず、ケラケラと笑いながら蒼劔を押し除けて玄関に入っていった。乱雑に靴を脱ぎ散らかし、黒縄の部屋へと走り去っていく。彼女がテレポートを使わずに移動している光景を見るのは新鮮だなと、蒼劔は思った。
彼岸華村にいた時とは違い、赤いケープに黒のフリルがついたゴスロリを纏い、彼岸花柄の黒いタイツと赤いエナメルの靴を履いている。服装と合っていたので違和感はなかったが、首には錠前のついた黒いチョーカーをつけていた。
「あの錠前はオシャレのつもりなのか?」
「いや、あれは枷だよ。クリスマスパーティの最中に暴れられたら困るからね。私の許可がなくては、妖力を使えないよう制御しているんだ」
派手な暗梨とは真逆に、毛玉だらけの地味なベージュのコートを纏った不知火が答えた。
コートの下に着ているくすんだ抹茶色のセーターはさらに毛玉だらけで、古着屋さんでも買い取ってもらえなさそうな有り様だった。
「そのコートとセーターも枷なのか?」
あまりの惨状に、普段オシャレに気を使わない蒼劔ですら、コートを受け取りつつ確認した。
不知火は、
「それ、暗梨君にも言われたなぁ」
と不思議そうに首を傾げ、否定した。
・
「不知火先生の姪っ子?!」
「全然似てないな! 本当は人間社会に潜入している、宇宙人なのではないか?!」
「すっごく可愛い! それ、エリザベート=バートリーの新作でしょ?! どこも売り切れだったのに、よく買えたね!」
オカ研のクリスマスパーティは関係者しか参加できないため、暗梨は"不知火の姪"と説明し、参加することになっていた。
突然の暗梨の登場に、オカ研は湧き立った。特に神服部とは服の趣味が合うのか、意気投合していた。
「いいでしょ! 不知火おじさんに買ってもらったの! パーティが終わったら、節木市と名曽野市にあるゴスロリ専門店を回りまくるつもり!」
「いいなぁ。着てるところ、写真に撮って送ってくれない? 私も限定品とか期間限定商品の写真、送るから」
「それ絶対見たい! アドレス交換しよ!」
オカ研のクリスマスパーティとは思えぬ、キャピキャピとした雰囲気に、成田はのへーっと鼻の下を伸ばした。
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「右に同じ! 暗梨氏が来るから、とんでもねぇ修羅場になると覚悟してたのに、まさか女子校という名のエルドラドになっていたとは! グッジョブ、神服部氏ぃ!」
いつのまにか部屋に降りてきていた五代も成田の隣りの席に座り、顔をとろかせる。
クリスマスを意識しているのか、女の子が着たら可愛らしい、ミニスカのトナカイのコスプレをしていた。ムダ毛処理を怠らないところに、彼なりのポリシーを感じる。
「だよなー……って、アンタ誰?!」
「節木荘の最終兵器にしてみんなのアイドル、ミスターGさ! 気軽に"ミント色のお兄さん"って呼んでもいいんだぜ? よろぴく☆」
「み、ミント色のお兄さん……? すっげー胡散臭いな、この人。陽斗、こんな人と同じアパートに住んでて、大丈夫か?」
成田に尋ねられ、陽斗は「大丈夫だよ!」と笑った。
「ちょっと変わってて、飽きっぽいけど、やる時はやってくれる人だから!」
「ますます、うさんくせー」
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