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第9話「彼岸華村、鬼伝説」
参拾伍:心霊映像の結末
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山を降りている最中、陽斗は「あっ!」と声を上げた。ある重大なミッションをこなしていないことに気づいてしまったのだ。
「黒縄君の動画、村で撮るの忘れてた! どうしよう……!」
「それなら心配ない」
すると後ろからついてきていた蒼劔が、先行している不知火を指差して言った。
「昨日、廃村で不知火にスマホで撮ってもらった。後で五代に転送するそうだ」
「えっ! 本当?」
「いつのまに撮ってやがったんだ?」
これには黒縄本人も驚き、訝しげに不知火を睨みつけた。
撮影の様子を見ていた蒼劔は
「……不知火は手際がいいからな」
と深くは語ろうとせず、曖昧に濁した。
「良かったー! また村に戻るって言ったら、遠井君が暴れちゃうよ。じゃあ、残りの撮影は僕が撮っていくからね。頑張ろー!」
「おー」
陽斗が拳を高く突き上げると、蒼劔もそれにならって拳を軽く上げた。
やる気に満ちている二人を見て、黒縄は冷めた様子で鼻で笑った。
「ハッ、勝手に撮ってろ。俺は演技する気なんざ、さらさらねェからな」
「えー、それは困るよー」
「演技しろ、黒縄」
「うるせェ。てめェこそ、今度は映り込むンじゃねェぞ」
・
とは言いつつ、黒縄は陽斗にカメラを向けられると、真面目に演技をした。
セリフがない中、あたかも偶然同じバスと電車に乗り合わせたかのように映像に紛れ込んでいる。
「成田君、ピースピース!」
「イェーイ! 全世界のみんな、観てるぅー?」
「彼岸華村から帰還したぜぃ!」
現実味を引き立たせるため、オカルト研究部の部員達を中心に撮りつつ、黒縄の姿をカメラに収めていった。
廃村から脱出したことでハイテンションになっているのか、陽斗がカメラを回していることに成田も岡本も全く怪しんではいなかった。神服部と遠井に至っては疲労でダウンし、終始寝入っていた。
一方、蒼劔はカメラが回っている最中は座席の後ろに隠れ、絶対にカメラに映らないよう気をつけていた。念のため、術者である不知火も同様に隠れてもらった。
「フッ……忍ぶのも、だんだん慣れてきたな」
「私は座席に座って寝たいんだけど」
バス、電車、節木荘までの道……と黒縄の撮影は順調に進んでいき、黒縄が節木荘の中へ入っていったところで、撮影は無事終了した。
・
「おわったー! そんで、帰ってきたー!」
「お帰りなさいませ、陽斗殿。皆さん」
五代からクランクアップの報せを聞いたのか、朱羅は拍手をしながら陽斗達を黒縄の部屋へ迎え入れた。
「お疲れでしょう? 本日の昼食は、キノコご飯ですよ。昨夜作り置きしたものですが、一晩経って味が馴染んで美味しくなっております。それから、キノコと季節の野菜の天ぷらに、松茸のお吸い物も用意してございます」
「っしゃァ! でかした、朱羅!」
これには黒縄も拳を振り上げ、喜びを露わにした。
「ついで、五代をシメさせろ! アイツのせいで死にかけたからなァ! 愉快な罰ゲームタイムと行こうじゃねェか!」
「かしこまりました」
「五代君をシメると言うなら、私もご一緒していいかな? 安易に名を呼ばれると困るからね……釘を差しておかないと。ついでにキノコ定食も頂こう」
何故かついて来ていた不知火も何食わぬ顔で靴を脱ぎ、玄関へ上がった。
「どうぞ、どうぞ! 不知火殿のご活躍は、五代殿を通して拝聴しておりましたから、是非お礼をさせて頂きたいです!」
「不知火先生も一緒なんて、賑やかだねー!」
「おかわりはするなよ! 残りは全部、俺の物だからな!」
腹ペコの陽斗と黒縄はすんなり不知火を受け入れ、食卓へと向かう。朱羅も五代から不知火の勇姿を聞いていたのか、歓迎ムードだった。
唯一、キノコに特別な思い入れのない蒼劔だけは、不知火がこの場に紛れ込んでいることに驚いていた。
「……いや、何故不知火がここにいるんだ? てっきり、途中で帰ったとばかり思っていたが」
「ついでだよ、ついで。撮影した映像を確認するのだろう? 私と蒼劔君がうっかり映り込んでいないか、確認しておきたいと思ってね」
「なるほど。ちなみに、どちらがついでなんだ?」
「もちろん、キノコ定食を食べるついでに、映像を確認するに決まっているじゃないか」
「……ん? 逆じゃないのか?」
・
一日振りの節木荘での昼食は、撮影した黒縄の動画と、五代が足ツボマットの上でコサックダンスを踊っている姿を同時に鑑賞するという、かなりカオスな食卓となった。
あれだけ折檻したがっていたというのに、五代のことは皆ほとんど興味がなく、天井から吊り下げられたスクリーンに映し出された、土竜芋を食べた状態の黒縄に目が釘付けになっていた。
「黒縄君、可愛い!」
「あんなつぶらな瞳の黒縄様、見たことありませんよ!」
「この純粋さを何処で落としてきたのやら」
「足ツボコサックしながらでも見たくなっちゃう! ホイッホイッ!」
「観ンな、アホ共! おい、もういっぺん彼岸華村に行って撮り直すぞ!」
「俺は行かん。行くなら、貴様一人で行け」
・
撮られた本人はしばらく「村に戻って撮り直す」と喚いていたが、結局行くのが面倒で、五代に顔を加工させて投稿することになった。
「まぁ、こんなクリンクリンのお目目してたら、向こうも黒縄氏だって信じてくれないだろうしね。必要作業っすよ」
深夜、五代はネットゲームの片手間に映像を加工し終えると、動画のファイルを「オカルティックナイト」のホームページに投稿した。
「さーて! 一仕事終わったし、思う存分イベント周回すっぞ!」
五代は「オカルティックナイト」のホームページを閉じ、ネットゲームの画面に戻る。
既に頭の中はイベントのことでいっぱいで、終わった仕事のことは完全に忘れていた。
故に……五代は気づいていなかった。
本来投稿する予定のない動画のファイルを、間違えて投稿してしまったことを。
・
同時刻、某テレビ局のオフィス。
「オカルティックナイト」のホームページに寄せられた投稿の精査をしていた白石は、新たに五代から送られてきた動画を観て、ニヤリと笑った。
「まぁ……ずいぶん楽しそうだこと」
彼女のパソコンの画面には、陽斗の部屋で寸劇を行なっている黒縄と朱羅が映し出されていた。
時折カットがかかり、陽斗や五代が部屋に入ってきては、黒縄に怒鳴り散らされる。陽斗が一方的に脅されるという悲惨な現場だったが、白石の目には黒縄が楽しんでいるように見えていた。
そう……五代が間違えて送ってしまった映像は、最初に陽斗の部屋で行なった撮影のメイキング映像だった。テイク1からテイク10までの寸劇、カットがかかった後の陽斗達の会話まで、全て収録されてしまっている。
本来は、五代が個人的に楽しむ用に密かに撮影していた映像だったのだが、よりにもよって一番観られてはいけない人物に観られてしまった。
「こんな子供の姿だったなんて、知らなかったわ。しかも人間の子供をたぶらかし、犬猿の仲だった蒼劔と組んでるなんて……五代童子までいるのは厄介だけど、なんとかなるでしょう。送ってくれた視聴者には感謝しないとね」
白石は映像を一時停止させ、パソコンの画面に映った黒縄の目玉に爪を突き立てた。
彼女が首にかけているネックレスの先には透明なひし形のカプセルがついており、その中には黒縄が探し求めている黒い球体の石……魔石が封じ込められていた。
(第9話「彼岸華村、鬼伝説」終わり)
「黒縄君の動画、村で撮るの忘れてた! どうしよう……!」
「それなら心配ない」
すると後ろからついてきていた蒼劔が、先行している不知火を指差して言った。
「昨日、廃村で不知火にスマホで撮ってもらった。後で五代に転送するそうだ」
「えっ! 本当?」
「いつのまに撮ってやがったんだ?」
これには黒縄本人も驚き、訝しげに不知火を睨みつけた。
撮影の様子を見ていた蒼劔は
「……不知火は手際がいいからな」
と深くは語ろうとせず、曖昧に濁した。
「良かったー! また村に戻るって言ったら、遠井君が暴れちゃうよ。じゃあ、残りの撮影は僕が撮っていくからね。頑張ろー!」
「おー」
陽斗が拳を高く突き上げると、蒼劔もそれにならって拳を軽く上げた。
やる気に満ちている二人を見て、黒縄は冷めた様子で鼻で笑った。
「ハッ、勝手に撮ってろ。俺は演技する気なんざ、さらさらねェからな」
「えー、それは困るよー」
「演技しろ、黒縄」
「うるせェ。てめェこそ、今度は映り込むンじゃねェぞ」
・
とは言いつつ、黒縄は陽斗にカメラを向けられると、真面目に演技をした。
セリフがない中、あたかも偶然同じバスと電車に乗り合わせたかのように映像に紛れ込んでいる。
「成田君、ピースピース!」
「イェーイ! 全世界のみんな、観てるぅー?」
「彼岸華村から帰還したぜぃ!」
現実味を引き立たせるため、オカルト研究部の部員達を中心に撮りつつ、黒縄の姿をカメラに収めていった。
廃村から脱出したことでハイテンションになっているのか、陽斗がカメラを回していることに成田も岡本も全く怪しんではいなかった。神服部と遠井に至っては疲労でダウンし、終始寝入っていた。
一方、蒼劔はカメラが回っている最中は座席の後ろに隠れ、絶対にカメラに映らないよう気をつけていた。念のため、術者である不知火も同様に隠れてもらった。
「フッ……忍ぶのも、だんだん慣れてきたな」
「私は座席に座って寝たいんだけど」
バス、電車、節木荘までの道……と黒縄の撮影は順調に進んでいき、黒縄が節木荘の中へ入っていったところで、撮影は無事終了した。
・
「おわったー! そんで、帰ってきたー!」
「お帰りなさいませ、陽斗殿。皆さん」
五代からクランクアップの報せを聞いたのか、朱羅は拍手をしながら陽斗達を黒縄の部屋へ迎え入れた。
「お疲れでしょう? 本日の昼食は、キノコご飯ですよ。昨夜作り置きしたものですが、一晩経って味が馴染んで美味しくなっております。それから、キノコと季節の野菜の天ぷらに、松茸のお吸い物も用意してございます」
「っしゃァ! でかした、朱羅!」
これには黒縄も拳を振り上げ、喜びを露わにした。
「ついで、五代をシメさせろ! アイツのせいで死にかけたからなァ! 愉快な罰ゲームタイムと行こうじゃねェか!」
「かしこまりました」
「五代君をシメると言うなら、私もご一緒していいかな? 安易に名を呼ばれると困るからね……釘を差しておかないと。ついでにキノコ定食も頂こう」
何故かついて来ていた不知火も何食わぬ顔で靴を脱ぎ、玄関へ上がった。
「どうぞ、どうぞ! 不知火殿のご活躍は、五代殿を通して拝聴しておりましたから、是非お礼をさせて頂きたいです!」
「不知火先生も一緒なんて、賑やかだねー!」
「おかわりはするなよ! 残りは全部、俺の物だからな!」
腹ペコの陽斗と黒縄はすんなり不知火を受け入れ、食卓へと向かう。朱羅も五代から不知火の勇姿を聞いていたのか、歓迎ムードだった。
唯一、キノコに特別な思い入れのない蒼劔だけは、不知火がこの場に紛れ込んでいることに驚いていた。
「……いや、何故不知火がここにいるんだ? てっきり、途中で帰ったとばかり思っていたが」
「ついでだよ、ついで。撮影した映像を確認するのだろう? 私と蒼劔君がうっかり映り込んでいないか、確認しておきたいと思ってね」
「なるほど。ちなみに、どちらがついでなんだ?」
「もちろん、キノコ定食を食べるついでに、映像を確認するに決まっているじゃないか」
「……ん? 逆じゃないのか?」
・
一日振りの節木荘での昼食は、撮影した黒縄の動画と、五代が足ツボマットの上でコサックダンスを踊っている姿を同時に鑑賞するという、かなりカオスな食卓となった。
あれだけ折檻したがっていたというのに、五代のことは皆ほとんど興味がなく、天井から吊り下げられたスクリーンに映し出された、土竜芋を食べた状態の黒縄に目が釘付けになっていた。
「黒縄君、可愛い!」
「あんなつぶらな瞳の黒縄様、見たことありませんよ!」
「この純粋さを何処で落としてきたのやら」
「足ツボコサックしながらでも見たくなっちゃう! ホイッホイッ!」
「観ンな、アホ共! おい、もういっぺん彼岸華村に行って撮り直すぞ!」
「俺は行かん。行くなら、貴様一人で行け」
・
撮られた本人はしばらく「村に戻って撮り直す」と喚いていたが、結局行くのが面倒で、五代に顔を加工させて投稿することになった。
「まぁ、こんなクリンクリンのお目目してたら、向こうも黒縄氏だって信じてくれないだろうしね。必要作業っすよ」
深夜、五代はネットゲームの片手間に映像を加工し終えると、動画のファイルを「オカルティックナイト」のホームページに投稿した。
「さーて! 一仕事終わったし、思う存分イベント周回すっぞ!」
五代は「オカルティックナイト」のホームページを閉じ、ネットゲームの画面に戻る。
既に頭の中はイベントのことでいっぱいで、終わった仕事のことは完全に忘れていた。
故に……五代は気づいていなかった。
本来投稿する予定のない動画のファイルを、間違えて投稿してしまったことを。
・
同時刻、某テレビ局のオフィス。
「オカルティックナイト」のホームページに寄せられた投稿の精査をしていた白石は、新たに五代から送られてきた動画を観て、ニヤリと笑った。
「まぁ……ずいぶん楽しそうだこと」
彼女のパソコンの画面には、陽斗の部屋で寸劇を行なっている黒縄と朱羅が映し出されていた。
時折カットがかかり、陽斗や五代が部屋に入ってきては、黒縄に怒鳴り散らされる。陽斗が一方的に脅されるという悲惨な現場だったが、白石の目には黒縄が楽しんでいるように見えていた。
そう……五代が間違えて送ってしまった映像は、最初に陽斗の部屋で行なった撮影のメイキング映像だった。テイク1からテイク10までの寸劇、カットがかかった後の陽斗達の会話まで、全て収録されてしまっている。
本来は、五代が個人的に楽しむ用に密かに撮影していた映像だったのだが、よりにもよって一番観られてはいけない人物に観られてしまった。
「こんな子供の姿だったなんて、知らなかったわ。しかも人間の子供をたぶらかし、犬猿の仲だった蒼劔と組んでるなんて……五代童子までいるのは厄介だけど、なんとかなるでしょう。送ってくれた視聴者には感謝しないとね」
白石は映像を一時停止させ、パソコンの画面に映った黒縄の目玉に爪を突き立てた。
彼女が首にかけているネックレスの先には透明なひし形のカプセルがついており、その中には黒縄が探し求めている黒い球体の石……魔石が封じ込められていた。
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