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第9話「彼岸華村、鬼伝説」
弐拾陸:異界、そして饗呀の正体
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〈午後十一時四十分 異界〉陽斗
最初に森の異変に気づいたのは、真紅だった。
風もないのに、背後で「ザワザワ」と騒々しく葉擦れの音が聞こえたのだ。振り返ると、すぐ背後に木が立っていた。
「……おかしい。さっきここを通った時は、木など生えていなかったはず」
それを聞いた蒼劔は「よく気づいたな」と真紅を褒めた。
「俺達は既に異界へ足を踏み入れている。この森に生えている木は全て『マヨワセの木』という妖怪だ。森に入った人間が目を離した隙に移動することで、方向感覚を狂わせ、迷わせる。おかげで、行きはずいぶん苦労した」
「だったら、木に目印をつけながら進もうぜ! そうすりゃ、どの木が移動したか、一目で分かるだろ?」
そう言うと紺太郎は、真紅の背後に立っていた木に向かって、大剣を振りかぶった。
直後、蒼劔が紺太郎の元へ跳び、後ろから大剣をつかんだ。
「待て。奴らは獰猛だ。迂闊に手を出すな」
「じゃあ、どうすんだよ?」
「こうする」
言うや否や、蒼劔は月の位置を確認し、南に向かって刀を振るった。
すると、刀から青白い光の帯が放たれ、一直線に木々を粉砕した。光の帯によって粉砕された木々は、青白い光の粒子を散らしながら消えていった。
「行くぞ」
蒼劔は粒子が消えるのを待ち、自ら作った道を歩いていく。陽斗もすぐ後に続いた。
「な……ッ?!」
「なんだ、ありゃ……」
初めて見る蒼劔の力に、真紅と紺太郎は絶句する。特に紺太郎は、蒼劔がただの人間だと思っていた分、衝撃が大きかった。
ただ一人、陽斗だけが「すごい、すごい!」と蒼劔を称賛し、喜んでいた。
「久々に見たけど、すごいね! これなら、思ってたより早く成田君達と合流できそう!」
「打てる数は限られているがな。月が異界の影響を受けていなくて、良かった。もっと強力な異界だったら、あてにならないところだった」
「せっかくだし、技の名前つけちゃおうよ! 蒼劔君スラッシュとか、蒼劔君ビームとか!」
「やめてくれ。そんな大それたものじゃない」
蒼劔達の後をついていきながら、紺太郎は真紅に尋ねた。
「やっぱあの男、人間じゃないんじゃないのか?」
「……都会の人間は、みんなアレが出来るんだよ」
真紅は苦し紛れに言い訳した。自分達も彼と同じ化け物だとは、とても言えなかった。
「でも陽斗は出来ねぇじゃん」
「陽斗は田舎育ちだから出来ないらしい」
「ふーん、そういうもんかぁ」
紺太郎は腑に落ちないながらも、なんとか納得してくれた。
(いつか紺太郎にも、打ち明けなくちゃならないな。それに、モモと月音にも)
真紅はこれからどうしていけば考えながら、歩みを進めた。
・
〈午前二時 森〉陽斗
その後も蒼劔は月の位置を確認しつつ、何本ものマヨワセの木を斬り、道を作った。
途中、斬り残していた木が陽斗を捕らえようとしたり、枝で貫こうとしたり、ジャーマンスープレックスをかまそうとしてきたりしたが、いずれも蒼劔と真紅によって阻まれ、事なきを得た。
「な、何で、木がプロレス技を仕掛けようとするの?!」
「森にプロレスの本でも不法投棄されてたんじゃないか?」
「……ぷろれすって何だ?」
「さぁ? 都会の風呂の名前じゃないか?」
そうこうしているうちに、二時間ほどが経った頃、蒼劔の無線機に通信が入った。無事、異界を抜けられたらしい。
『しもしもー、蒼劔氏ぃ?』
「五代か。今まで何をしていた?」
『めんごめんご。異界の中までは電波が通ってなくてさぁ。無事に陽斗氏を助けられたようで、何よりだよ……』
「その割には、えらく元気がないようだが?」
五代らしからぬ反応に、蒼劔は眉をひそめる。いつもの彼なら、
『びゃあ゙ぁ゙゙ぁ陽斗氏ぃ゙ぃぃ゙ぃ゙! 無事で良かったお゛ォォ゛ォ゛!』
と、蒼劔の鼓膜を破壊せんとばかりに歓喜するというのに、今は何かに怯え、声をひそめて話していた。
『うん、まぁそうだね……』
五代はこの場にいる誰かの視線を通して様子を窺いつつ、小声で蒼劔に言った。
『今すぐ陽斗氏を連れて、逃げて。そこに饗呀がいる』
・
「なぁ、贄原。あいつ、何で一人で喋ってんの?」
「へっ?」
蒼劔が無線で五代と話しているのを見て、紺太郎が陽斗に尋ねてきた。
今まで邪険に扱われてきたのもあって、急に気さくに話しかけてきた彼に、陽斗は戸惑いつつも答えた。
「一人で喋ってるわけじゃないよ。あれは無線機って言って、電話みたいに遠くの人と話せるんだ」
「へぇ。こんな時に電話するなんて、よほど大事な用があるんだろうな」
「きっと、五代さんが何か情報をつかんだんだよ。廃村から出る方法とか、饗呀さんの居場所とか」
「本当かぁ? この場にいないのに、分かるわけねぇだろ」
陽斗は五代をバカにされた気がして、ムッとした。
「分かるよ! 五代さんはすごい人なんだよ?! 遠くにいる人の気持ちとか、その人が本当はどんな人なのかとか、一瞬で分かっちゃうんだから!」
「ほぉー。じゃあ、俺が今何を考えてるのかも分かるのかな?」
「もっちろん!」
陽斗は我が事のように、誇らしげに胸を張る。
紺太郎は分かってくれたのか「そっかァ」と微笑み、陽斗の肩に手を置いた。
「ありがとな、教えてくれて」
直後、蒼劔が紺太郎の腕に向かって斬りかかった。
紺太郎は寸前で陽斗の肩から手を離し、飛び退く。その口元には冷たい笑みを浮かべていた。
「陽斗、逃げるぞ! あいつが饗呀だ!」
・
〈午前二時十分 森〉陽斗
「ざーんねん。やっぱ五代童子が相手じゃ、すぐバレちまうな」
紺太郎は黒いモヤのような風を起こし、陽斗達ごと包み込む。
おかげで夜目の利く真紅ですら、何も見えなくなってしまった。
「紺太郎! 一体どういうことだ! 全てお前の仕業だったのか?!」
「そうだ」
背後から紺太郎の手が伸び、真紅と月音の肩に触れる。
すると真紅は全身から力が抜け、膝から崩れ落ちた。追い討ちをかけるように、背負っていた月音に薙刀を奪われ、体を貫かれる。振り返ると、月音の目は黒いモヤの中で黄金色に輝いていた。
「俺達に、何をした……?!」
「妖力を奪ったんだよ。ほんとは向こうに着いてから奪って、人間共を襲わせようと思ってたんだけどな」
紺太郎は一旦真紅から離れると、蒼劔が抱えているモモの頭に触れ、彼女からも妖力を奪った。
反動でモモは目を覚まし、蒼劔に襲いかかる。
「お兄ちゃん、どこ……? 何も見えないよ……」
「くッ! 饗呀、何処にいる?!」
蒼劔はモモに首を絞められながらも、モヤを見回し、紺太郎の気配を探る。
しかし紺太郎は上手くモヤで身を隠しつつ、地面に突っ伏していた陽斗を連れ去った。
「来い。お前は色々利用できそうだ」
「わわっ?! 蒼劔君!」
陽斗は何処にいるとも知れぬ蒼劔に助けを求める。
その声が届く前に、紺太郎は「暗梨!」と、後をつけさせていた部下に指示し、陽斗と自身を転移させた。
最初に森の異変に気づいたのは、真紅だった。
風もないのに、背後で「ザワザワ」と騒々しく葉擦れの音が聞こえたのだ。振り返ると、すぐ背後に木が立っていた。
「……おかしい。さっきここを通った時は、木など生えていなかったはず」
それを聞いた蒼劔は「よく気づいたな」と真紅を褒めた。
「俺達は既に異界へ足を踏み入れている。この森に生えている木は全て『マヨワセの木』という妖怪だ。森に入った人間が目を離した隙に移動することで、方向感覚を狂わせ、迷わせる。おかげで、行きはずいぶん苦労した」
「だったら、木に目印をつけながら進もうぜ! そうすりゃ、どの木が移動したか、一目で分かるだろ?」
そう言うと紺太郎は、真紅の背後に立っていた木に向かって、大剣を振りかぶった。
直後、蒼劔が紺太郎の元へ跳び、後ろから大剣をつかんだ。
「待て。奴らは獰猛だ。迂闊に手を出すな」
「じゃあ、どうすんだよ?」
「こうする」
言うや否や、蒼劔は月の位置を確認し、南に向かって刀を振るった。
すると、刀から青白い光の帯が放たれ、一直線に木々を粉砕した。光の帯によって粉砕された木々は、青白い光の粒子を散らしながら消えていった。
「行くぞ」
蒼劔は粒子が消えるのを待ち、自ら作った道を歩いていく。陽斗もすぐ後に続いた。
「な……ッ?!」
「なんだ、ありゃ……」
初めて見る蒼劔の力に、真紅と紺太郎は絶句する。特に紺太郎は、蒼劔がただの人間だと思っていた分、衝撃が大きかった。
ただ一人、陽斗だけが「すごい、すごい!」と蒼劔を称賛し、喜んでいた。
「久々に見たけど、すごいね! これなら、思ってたより早く成田君達と合流できそう!」
「打てる数は限られているがな。月が異界の影響を受けていなくて、良かった。もっと強力な異界だったら、あてにならないところだった」
「せっかくだし、技の名前つけちゃおうよ! 蒼劔君スラッシュとか、蒼劔君ビームとか!」
「やめてくれ。そんな大それたものじゃない」
蒼劔達の後をついていきながら、紺太郎は真紅に尋ねた。
「やっぱあの男、人間じゃないんじゃないのか?」
「……都会の人間は、みんなアレが出来るんだよ」
真紅は苦し紛れに言い訳した。自分達も彼と同じ化け物だとは、とても言えなかった。
「でも陽斗は出来ねぇじゃん」
「陽斗は田舎育ちだから出来ないらしい」
「ふーん、そういうもんかぁ」
紺太郎は腑に落ちないながらも、なんとか納得してくれた。
(いつか紺太郎にも、打ち明けなくちゃならないな。それに、モモと月音にも)
真紅はこれからどうしていけば考えながら、歩みを進めた。
・
〈午前二時 森〉陽斗
その後も蒼劔は月の位置を確認しつつ、何本ものマヨワセの木を斬り、道を作った。
途中、斬り残していた木が陽斗を捕らえようとしたり、枝で貫こうとしたり、ジャーマンスープレックスをかまそうとしてきたりしたが、いずれも蒼劔と真紅によって阻まれ、事なきを得た。
「な、何で、木がプロレス技を仕掛けようとするの?!」
「森にプロレスの本でも不法投棄されてたんじゃないか?」
「……ぷろれすって何だ?」
「さぁ? 都会の風呂の名前じゃないか?」
そうこうしているうちに、二時間ほどが経った頃、蒼劔の無線機に通信が入った。無事、異界を抜けられたらしい。
『しもしもー、蒼劔氏ぃ?』
「五代か。今まで何をしていた?」
『めんごめんご。異界の中までは電波が通ってなくてさぁ。無事に陽斗氏を助けられたようで、何よりだよ……』
「その割には、えらく元気がないようだが?」
五代らしからぬ反応に、蒼劔は眉をひそめる。いつもの彼なら、
『びゃあ゙ぁ゙゙ぁ陽斗氏ぃ゙ぃぃ゙ぃ゙! 無事で良かったお゛ォォ゛ォ゛!』
と、蒼劔の鼓膜を破壊せんとばかりに歓喜するというのに、今は何かに怯え、声をひそめて話していた。
『うん、まぁそうだね……』
五代はこの場にいる誰かの視線を通して様子を窺いつつ、小声で蒼劔に言った。
『今すぐ陽斗氏を連れて、逃げて。そこに饗呀がいる』
・
「なぁ、贄原。あいつ、何で一人で喋ってんの?」
「へっ?」
蒼劔が無線で五代と話しているのを見て、紺太郎が陽斗に尋ねてきた。
今まで邪険に扱われてきたのもあって、急に気さくに話しかけてきた彼に、陽斗は戸惑いつつも答えた。
「一人で喋ってるわけじゃないよ。あれは無線機って言って、電話みたいに遠くの人と話せるんだ」
「へぇ。こんな時に電話するなんて、よほど大事な用があるんだろうな」
「きっと、五代さんが何か情報をつかんだんだよ。廃村から出る方法とか、饗呀さんの居場所とか」
「本当かぁ? この場にいないのに、分かるわけねぇだろ」
陽斗は五代をバカにされた気がして、ムッとした。
「分かるよ! 五代さんはすごい人なんだよ?! 遠くにいる人の気持ちとか、その人が本当はどんな人なのかとか、一瞬で分かっちゃうんだから!」
「ほぉー。じゃあ、俺が今何を考えてるのかも分かるのかな?」
「もっちろん!」
陽斗は我が事のように、誇らしげに胸を張る。
紺太郎は分かってくれたのか「そっかァ」と微笑み、陽斗の肩に手を置いた。
「ありがとな、教えてくれて」
直後、蒼劔が紺太郎の腕に向かって斬りかかった。
紺太郎は寸前で陽斗の肩から手を離し、飛び退く。その口元には冷たい笑みを浮かべていた。
「陽斗、逃げるぞ! あいつが饗呀だ!」
・
〈午前二時十分 森〉陽斗
「ざーんねん。やっぱ五代童子が相手じゃ、すぐバレちまうな」
紺太郎は黒いモヤのような風を起こし、陽斗達ごと包み込む。
おかげで夜目の利く真紅ですら、何も見えなくなってしまった。
「紺太郎! 一体どういうことだ! 全てお前の仕業だったのか?!」
「そうだ」
背後から紺太郎の手が伸び、真紅と月音の肩に触れる。
すると真紅は全身から力が抜け、膝から崩れ落ちた。追い討ちをかけるように、背負っていた月音に薙刀を奪われ、体を貫かれる。振り返ると、月音の目は黒いモヤの中で黄金色に輝いていた。
「俺達に、何をした……?!」
「妖力を奪ったんだよ。ほんとは向こうに着いてから奪って、人間共を襲わせようと思ってたんだけどな」
紺太郎は一旦真紅から離れると、蒼劔が抱えているモモの頭に触れ、彼女からも妖力を奪った。
反動でモモは目を覚まし、蒼劔に襲いかかる。
「お兄ちゃん、どこ……? 何も見えないよ……」
「くッ! 饗呀、何処にいる?!」
蒼劔はモモに首を絞められながらも、モヤを見回し、紺太郎の気配を探る。
しかし紺太郎は上手くモヤで身を隠しつつ、地面に突っ伏していた陽斗を連れ去った。
「来い。お前は色々利用できそうだ」
「わわっ?! 蒼劔君!」
陽斗は何処にいるとも知れぬ蒼劔に助けを求める。
その声が届く前に、紺太郎は「暗梨!」と、後をつけさせていた部下に指示し、陽斗と自身を転移させた。
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