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第9話「彼岸華村、鬼伝説」
弐拾参:不知火VS暗梨
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〈午後六時三十分 森〉暗梨
ゴスロリの鬼、暗梨は焦っていた。
廃村にいたはずの鬼の一人が、いつのまにか消えていたのだ。
しかも、廃村には結界が施され、暗梨の能力をもってしても、中の人間に干渉できなくなってしまっていた。
そんなことになっているとは知らないオカ研の面々は、廃屋で呑気に百物語をしていた。ボロボロの畳の上にレジャーシートを敷いて座り、蝋燭型のLEDライトを百個並べていた。
「……という投稿を最後に、その盗撮魔は消息を絶ってしまったというわけさ!」
「まぁ……撮影した人を消しちゃうなんて、恐ろしいコスプレイヤーですね」
「こりゃ、新たな都市伝説になるな!」
その輪の中には暗梨が「一級品」と認めた不知火もいた。
「あの人間が結界を張ったのね……まぁ、中で立てこもってるみたいだし、逃げはしないでしょう」
暗梨は廃村に残っている不知火が偽物だとは気づかないまま、蒼劔を探しに森へ転移した。
「グゲゲェ?」
なお、蒼劔がいなくなっていたことが衝撃的過ぎたのか、結界から黒縄があぶれていることにも、全く気づいていなかった。
・
日が沈み、森が闇に包まれた頃、森の一角で轟音と共に、青い閃光が迸った。
「あれは、逃げた鬼の光! もうあんなところまで逃げていたの?!」
暗梨は急ぎ、光が放たれた地点へ転移した。
すると木の枝から枝へ飛び移りながら、地面に生えている彼岸花に向かって手榴弾を投げる蒼劔の後ろ姿がわずかに見えた。このまま行けば、山から逃げられてしまう。
「っ! 待ちなさいよ!」
暗梨は蒼劔の姿を確実に視界に捉えるべく、再度彼のもとへ転移した。
今度は蒼劔のすぐ背後に着地し、蒼劔の足を視認できた。
「フフッ、残念でした!」
暗梨は勝ち誇った様子でニヤリと笑み、蒼劔に向かって手を伸ばす。
すると蒼劔が飛び移った枝に彼岸花が咲き、彼を何処かへ転移させた。
「"封術・水球"」
「っ?!」
次の瞬間、背後から不知火の声が聞こえた。
暗梨は反射的に振り返ったが、彼の姿を捉えるよりも早く、黒く濁った巨大な水の球体に囚われていた。水の球体は中で渦を巻いており、たちまち体の自由がきかなくなった。
(こいつ、術者だったの?! 常人にしては妙な気配してると思ってたけど、全然分からなかった!)
なんとか不知火の姿を視界に捉えようと、もがく。しかし札で姿を消されているため、見つからなかった。
さらに不知火は間髪入れず、暗梨に向かって人差し指と中指を伸ばし、術を唱えた。
「"反転・不見"」
手首を捻り、手の向きを反転させる。
すると暗梨の視界が一瞬で真っ暗になり、何も見えなくなった。
「ど、どうして?! 何も見えない!」
暗梨は光を求め、水の球体の中をさまよう。姿勢を変えるたびに、彼女の体は回転し、上下逆さまになった。
次第に、暗梨は方向感覚を失っていった。自分の体が今、どう動いているのか、どういう体勢になっているのか、一切分からない。そもそも体が存在しているのかすら、怪しく思えてきた。
(ダメ……これじゃ、転移できない! 最悪、首から上だけ転移させて逃げられなくはないけど、手が無いと能力が使えない! それじゃ、計画に支障が出て、饗呀様に怒られちゃう!)
自らの命よりも計画のことを考え、暗梨は水の球体の中に留まった。
・
〈午後六時四十分 森〉不知火
不知火は水の球体越しに、暗梨に話しかけた。
「私がいて驚いただろう? 全ては君を炙り出すための罠だったのさ」
「……村に残っていたのは、貴方の偽物だったわけね」
暗梨は忌々しそうに唇を噛む。
球体の中は水で満たされてはいたものの、呼吸したり喋ったりする分には何ら支障はなかった。若干くぐもってはいるが、外にいる不知火の声もちゃんと聞き取れた。
「ついでに、君が追っていた蒼劔君もね。手榴弾は本物の彼からもらった物だけど。今頃は本物の彼岸華村に直行しているはずだよ」
不知火は偽物の蒼劔が走っていた方向とは逆の方角……本物の彼岸華村がある方に目をやった。
全ては蒼劔を無事に彼岸華村へたどり着かせるための芝居だった。
「……不可能だわ。あの村の周囲は、異界が取り囲んでいるもの。私の能力がなければ、異界の中を永遠にさまよい続けることになる。残念だったわね、彼なら饗呀様と互角に渡り合えたかもしれないのに」
暗梨の挑発的な口調に、不知火はわずかに片眉を上げた。
「心配はいらない。彼には、優秀過ぎて指名手配されるほどのナビゲーターがついている。無線が届く限り、全力を尽くしてくれるはずさ」
(もし蒼劔君を見捨てたら……どうなるか分かっているだろうね? 五代君)
不知火は五代が聞いていることを承知で、心の中で脅す。
それを聞いていた五代は、蒼劔をナビゲートしている最中に
『ヒェェェッ! コェェェッ!』
と、急に鳥の鳴き声のような奇声を発して怯えたせいで、蒼劔に怒られた。
「そういうわけだから、君達の計画は既に詰んだ。命が惜しくば、今のうちに降参しておきたまえ」
「……降参なんて、出来るわけないじゃない。饗呀様は私を鬼にしてくれた恩人なんだから」
「鬼にしてくれた、とは?」
不知火は暗梨の言い回しが気になり、つい尋ねる。
(よし、食いついた)
暗梨は内心ほくそ笑みながらも、表情には一切出さず、饗呀との出会いを語った。
「文字通りの意味よ。饗呀様は生贄として差し出された私を助け、導いて下さったの。『自分と同じように鬼となれ。そして、貧しいという理由だけで、お前を生贄に選んだ村人達に復讐しろ』と。私は饗呀様の言いつけ通り、鬼になって村人達を殺して回った。ずっと疎ましかったアイツらを甚振るのは楽しかったわ。全て、饗呀様のおかげ。だから私は彼のために尽くすの。あぁ……鬼になって、本当に良かったわ」
暗梨は嬉々として語り、鬼になったことへの喜びを口にする。
すると、それまで表情一つ変えずに話を聞いていた不知火が、眉根を寄せ、嫌悪感を露わにした。
「良いわけがない。君は、常人として全うに死ねるはずだった人生を、饗呀によって歪められたんだ。本当に饗呀が君に情けをかけていたのなら、鬼になどせず、安全な場所へ逃したはずだ」
「っ!」
不知火の指摘に、暗梨の饗呀への忠誠心が一瞬揺らぐ。
しかしすぐに饗呀の顔が脳裏をよぎり、「違う!」と否定した。
「饗呀様は私を思って、鬼にしてくださったのよ! 彼が鬼にしてくれなければ、私は一生村から出られなかった! この力を得られなければ、外の世界を知ることが出来なかった! 私が身につけている服だって、人間のままだったら存在すら知らないままだった! 貴方は恵まれた人間だから、鬼になりたい人間の気持ちなんて、分からないんでしょうけどね!」
「……私は君が思っているほど、恵まれた人間ではないよ。人生の全てを他人に定められ、生かされているのだからね。代わってくれると言うのなら、代わって欲しいくらいさ」
「生かされている……?」
不知火の妙な言い回しに、暗梨は眉をひそめる。
彼の声には、生かされていることに対する「諦め」が込められていた。
「私を捕らえられるくらい強いんだから、そいつも倒しちゃえばいいじゃない」
「それが出来たら苦労しないよ。あの人は私よりも、ずっと強いからね。そんなことより、」
不知火はあからさまに話題を変えた。あまり「あの人」に関する話はしたくないらしい。
暗梨も無闇に不知火を刺激しないよう、それ以上は踏み込まなかった。
「なかなか降参してくれない君に、提案がある」
「何かしら?」
暗梨は降参する気などさらさらなかったが、人間が鬼を相手に、どんな提案をしてくるのかは興味があった。
すると不知火はおもむろに暗梨へ手を差し出し、無表情で言った。
「私の下につかないか?」
ゴスロリの鬼、暗梨は焦っていた。
廃村にいたはずの鬼の一人が、いつのまにか消えていたのだ。
しかも、廃村には結界が施され、暗梨の能力をもってしても、中の人間に干渉できなくなってしまっていた。
そんなことになっているとは知らないオカ研の面々は、廃屋で呑気に百物語をしていた。ボロボロの畳の上にレジャーシートを敷いて座り、蝋燭型のLEDライトを百個並べていた。
「……という投稿を最後に、その盗撮魔は消息を絶ってしまったというわけさ!」
「まぁ……撮影した人を消しちゃうなんて、恐ろしいコスプレイヤーですね」
「こりゃ、新たな都市伝説になるな!」
その輪の中には暗梨が「一級品」と認めた不知火もいた。
「あの人間が結界を張ったのね……まぁ、中で立てこもってるみたいだし、逃げはしないでしょう」
暗梨は廃村に残っている不知火が偽物だとは気づかないまま、蒼劔を探しに森へ転移した。
「グゲゲェ?」
なお、蒼劔がいなくなっていたことが衝撃的過ぎたのか、結界から黒縄があぶれていることにも、全く気づいていなかった。
・
日が沈み、森が闇に包まれた頃、森の一角で轟音と共に、青い閃光が迸った。
「あれは、逃げた鬼の光! もうあんなところまで逃げていたの?!」
暗梨は急ぎ、光が放たれた地点へ転移した。
すると木の枝から枝へ飛び移りながら、地面に生えている彼岸花に向かって手榴弾を投げる蒼劔の後ろ姿がわずかに見えた。このまま行けば、山から逃げられてしまう。
「っ! 待ちなさいよ!」
暗梨は蒼劔の姿を確実に視界に捉えるべく、再度彼のもとへ転移した。
今度は蒼劔のすぐ背後に着地し、蒼劔の足を視認できた。
「フフッ、残念でした!」
暗梨は勝ち誇った様子でニヤリと笑み、蒼劔に向かって手を伸ばす。
すると蒼劔が飛び移った枝に彼岸花が咲き、彼を何処かへ転移させた。
「"封術・水球"」
「っ?!」
次の瞬間、背後から不知火の声が聞こえた。
暗梨は反射的に振り返ったが、彼の姿を捉えるよりも早く、黒く濁った巨大な水の球体に囚われていた。水の球体は中で渦を巻いており、たちまち体の自由がきかなくなった。
(こいつ、術者だったの?! 常人にしては妙な気配してると思ってたけど、全然分からなかった!)
なんとか不知火の姿を視界に捉えようと、もがく。しかし札で姿を消されているため、見つからなかった。
さらに不知火は間髪入れず、暗梨に向かって人差し指と中指を伸ばし、術を唱えた。
「"反転・不見"」
手首を捻り、手の向きを反転させる。
すると暗梨の視界が一瞬で真っ暗になり、何も見えなくなった。
「ど、どうして?! 何も見えない!」
暗梨は光を求め、水の球体の中をさまよう。姿勢を変えるたびに、彼女の体は回転し、上下逆さまになった。
次第に、暗梨は方向感覚を失っていった。自分の体が今、どう動いているのか、どういう体勢になっているのか、一切分からない。そもそも体が存在しているのかすら、怪しく思えてきた。
(ダメ……これじゃ、転移できない! 最悪、首から上だけ転移させて逃げられなくはないけど、手が無いと能力が使えない! それじゃ、計画に支障が出て、饗呀様に怒られちゃう!)
自らの命よりも計画のことを考え、暗梨は水の球体の中に留まった。
・
〈午後六時四十分 森〉不知火
不知火は水の球体越しに、暗梨に話しかけた。
「私がいて驚いただろう? 全ては君を炙り出すための罠だったのさ」
「……村に残っていたのは、貴方の偽物だったわけね」
暗梨は忌々しそうに唇を噛む。
球体の中は水で満たされてはいたものの、呼吸したり喋ったりする分には何ら支障はなかった。若干くぐもってはいるが、外にいる不知火の声もちゃんと聞き取れた。
「ついでに、君が追っていた蒼劔君もね。手榴弾は本物の彼からもらった物だけど。今頃は本物の彼岸華村に直行しているはずだよ」
不知火は偽物の蒼劔が走っていた方向とは逆の方角……本物の彼岸華村がある方に目をやった。
全ては蒼劔を無事に彼岸華村へたどり着かせるための芝居だった。
「……不可能だわ。あの村の周囲は、異界が取り囲んでいるもの。私の能力がなければ、異界の中を永遠にさまよい続けることになる。残念だったわね、彼なら饗呀様と互角に渡り合えたかもしれないのに」
暗梨の挑発的な口調に、不知火はわずかに片眉を上げた。
「心配はいらない。彼には、優秀過ぎて指名手配されるほどのナビゲーターがついている。無線が届く限り、全力を尽くしてくれるはずさ」
(もし蒼劔君を見捨てたら……どうなるか分かっているだろうね? 五代君)
不知火は五代が聞いていることを承知で、心の中で脅す。
それを聞いていた五代は、蒼劔をナビゲートしている最中に
『ヒェェェッ! コェェェッ!』
と、急に鳥の鳴き声のような奇声を発して怯えたせいで、蒼劔に怒られた。
「そういうわけだから、君達の計画は既に詰んだ。命が惜しくば、今のうちに降参しておきたまえ」
「……降参なんて、出来るわけないじゃない。饗呀様は私を鬼にしてくれた恩人なんだから」
「鬼にしてくれた、とは?」
不知火は暗梨の言い回しが気になり、つい尋ねる。
(よし、食いついた)
暗梨は内心ほくそ笑みながらも、表情には一切出さず、饗呀との出会いを語った。
「文字通りの意味よ。饗呀様は生贄として差し出された私を助け、導いて下さったの。『自分と同じように鬼となれ。そして、貧しいという理由だけで、お前を生贄に選んだ村人達に復讐しろ』と。私は饗呀様の言いつけ通り、鬼になって村人達を殺して回った。ずっと疎ましかったアイツらを甚振るのは楽しかったわ。全て、饗呀様のおかげ。だから私は彼のために尽くすの。あぁ……鬼になって、本当に良かったわ」
暗梨は嬉々として語り、鬼になったことへの喜びを口にする。
すると、それまで表情一つ変えずに話を聞いていた不知火が、眉根を寄せ、嫌悪感を露わにした。
「良いわけがない。君は、常人として全うに死ねるはずだった人生を、饗呀によって歪められたんだ。本当に饗呀が君に情けをかけていたのなら、鬼になどせず、安全な場所へ逃したはずだ」
「っ!」
不知火の指摘に、暗梨の饗呀への忠誠心が一瞬揺らぐ。
しかしすぐに饗呀の顔が脳裏をよぎり、「違う!」と否定した。
「饗呀様は私を思って、鬼にしてくださったのよ! 彼が鬼にしてくれなければ、私は一生村から出られなかった! この力を得られなければ、外の世界を知ることが出来なかった! 私が身につけている服だって、人間のままだったら存在すら知らないままだった! 貴方は恵まれた人間だから、鬼になりたい人間の気持ちなんて、分からないんでしょうけどね!」
「……私は君が思っているほど、恵まれた人間ではないよ。人生の全てを他人に定められ、生かされているのだからね。代わってくれると言うのなら、代わって欲しいくらいさ」
「生かされている……?」
不知火の妙な言い回しに、暗梨は眉をひそめる。
彼の声には、生かされていることに対する「諦め」が込められていた。
「私を捕らえられるくらい強いんだから、そいつも倒しちゃえばいいじゃない」
「それが出来たら苦労しないよ。あの人は私よりも、ずっと強いからね。そんなことより、」
不知火はあからさまに話題を変えた。あまり「あの人」に関する話はしたくないらしい。
暗梨も無闇に不知火を刺激しないよう、それ以上は踏み込まなかった。
「なかなか降参してくれない君に、提案がある」
「何かしら?」
暗梨は降参する気などさらさらなかったが、人間が鬼を相手に、どんな提案をしてくるのかは興味があった。
すると不知火はおもむろに暗梨へ手を差し出し、無表情で言った。
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