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第9話「彼岸華村、鬼伝説」
拾弐:昼食(廃村サイド)
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〈正午 廃村〉蒼劔
陽斗が彼岸華村の生徒達と仲良く食事を取っていた頃、廃村でもオカ研の面々が昼食を取っていた。
廃墟から距離を空けた荒地で火を焚き、鍋にペットボトルの水を入れ、熱湯を作る。そこへレトルトのカレーとお湯に入れるだけで炊けるお米を入れ、即席のカレーライスを作っていた。お好みで福神漬けもある。全て、岡本が用意したものだった。
「いやぁ、心霊スポットで食べるレトルトのカレーは美味しいなぁ!」
「本当に! 水を入れるだけで炊けるご飯も、絶品ですねー。廃墟を眺めながらご飯を食べられるなんて、最高です!」
「くぅ……! それでも俺は、朱羅さんのお弁当が食べたかったぜ!」
「いつまで言ってるんだ。さっさと食え」
「岡本君。福神漬けのお代わり、くれるかい?」
陽斗の弁当頼りだった成田は岡本から分けてもらったカレーライスを頬張りながら、朱羅の弁当を恋しがる。
悔しいことに、熱湯だけで作ったカレーライスもかなり美味しかった。
「ったく、呑気なヤツらだぜ。目白まで食ってやがるし」
黒縄はオカ研を横目に、弁当を搔っ食らう。陽斗と同じカレー唐揚げ弁当だが、彼だけは特別におにぎりの具がキャビアだった。
「貴様も食べているだろうが」
蒼劔は苛立ちを露わに、朱羅に作ってもらったあん団子を串から噛み千切る。本当なら陽斗と一緒に食べるはずが、一番どうでもいい黒縄と食べることになってしまい、不満らしい。
せめて不知火と食べたかったが、それだと不知火がオカ研の面々に怪しまれるので諦めた。
「……えらく荒んでンな」
「うるさい。これからどうすればいいのか、思いついたのか?」
「ンなすぐには思いつかねェよ」
だが、と黒縄は弁当を食い終わると、ふと思い出したことを蒼劔に尋ねた。
「クソガキが撮るはずだった、心霊映像とやらはどうすンだ? アイツ、スマホが使えるかどうかも怪しい状況なンだろ? 無事に帰って来たはいいが、また心霊スポットに行かなきゃなンねー! なァんてことになっても、もう俺は付いて行かねェからな。こんな目に遭うのは、二度と御免だ。せめて朱羅がいりゃ、いくらでも暇ァ潰せるがな」
「……仕方ないな」
蒼劔はあん団子を食べ切ると、黒縄に手を差し出した。
「スマホとやらを貸せ。使い方はなんとなく分かる」
「ヤダね。機械オンチに貸すモンじゃねェや。悔しかったら、自分のスマホを買って来い」
「……チッ」
蒼劔は黒縄を睨み、舌打ちすると、ひたすら福神漬けをポリポリ食べている不知火の元へ向かった。
「目白、スマホを貸してくれ。白石を誘き寄せるのに必要なんだ」
不知火は福神漬けをポリポリ噛みながら「話は聞いてるよ」と蒼劔にだけ聞こえるように言った。
「でも、僕も君に渡すのは怖……心配だからね。これを食べ終わったら、撮ってあげるよ。どうせ今は昼飯時だ。彼らが廃村を探索している時の方が、映像としては美味しいんじゃないかい?」
「そういうものなのか……」
蒼劔は納得したようなしてないような気分で不知火に撮影を任せ、黒縄のもとへ帰ろうとした。
その直後、地面から真っ赤な塊が飛び出してきた。
「ッ?! 何だ、あれは?!」
赤い塊は真っ直ぐオカ研の方へと飛んで行く。
蒼劔はすぐさま引き返し、左手から抜いた刀で赤い塊を両断した。
「グゲゲェ……」
赤い塊は、まん丸に肥えたモグラのような姿をしていた。ようなというのは、実際にはモグラではないという意味で、その顔は苦悶に歪む人間そのものだった。
赤い塊は不気味な声を上げながら、蒼劔に斬られた箇所から青い光の粒子となって消滅した。
「何だったんだ? あれは……妖怪のようだったが」
初めて見る異形に、蒼劔は眉をひそめる。
そこへ
『おんやぁ? ご存知ない?』
と黒縄が無線機を持って、近づいて来た。
声を出したのは黒縄ではなく、無線機の向こうの五代だ。おそらく部屋でドヤ顔していると思われる、彼のねちっこい声が無線機から聞こえた。
「知っているのか、五代?」
『もっちもっちのろぉーん! あれはこの一帯にしか生息しない固有種でね、くっそ弱っちいんだけど、保有する妖力がめちゃくちゃ多い妖怪なんだよ!』
「マジか! ちょっと食ってくるわ!」
妖力が多いと聞き、黒縄は目の色を変えた。無線機を蒼劔に押しつけ、異形が出てきた地面に向かって走って行った。
やがて「うっひょー! 大量だぜー!」という歓声と共に、異形達の耳障りな悲鳴が響き渡った。元々異形の声が聞こえないオカ研の面々は気にせずに食べていたが、その声が聞こえる不知火は少し顔をしかめていた。
食事時ではない蒼劔も手で耳を塞ぎ、静かになるのを待った。しばらくして静かになると、忌々しそうに耳から手を離した。
「……なんてうるさい異形なんだ」
『ほんと、ほんと。異形もうるさいけど、黒縄氏もうるさいのね。"これで元の姿に戻れるぜー!"なんて息巻いちゃってさぁ。おかげで、あのザマだよ』
「あのザマ?」
蒼劔は黒縄の様子を見て、言葉を失った。
先程まであんなにうるさかった彼が急に大人しくなっておかしいとは思っていたが、あんなことになっているとは思いもしなかった。
「黒縄が……地面に埋まっている!」
黒縄は自ら掘った地面に、頭を突っ込んでいた。
まだまだ地中へ潜ろうとしているのか、素手で必死に土を掘っている。
「おい、黒縄! しっかりしろ!」
蒼劔は力任せに黒縄を引き抜いた。
現れた黒縄は蒼劔を見て、モグラのようなつぶらな瞳で「グゲゲェ?」と首を傾げた。
『無駄だよ。しばらくはその状態さ』
「あの異形を食べた副作用か? 一体何なんだ、あれは!」
『あれは食べると地中にもぐりたくなる異形……その名も、土竜芋。掘り起こされ損ねた芋の怨念と、畑で死んだモグラの怨念が入り混じって生まれた異形さ。本来ならせいぜい浮遊霊がいいところが、この辺りの濃厚な妖気に当てられて、妖怪化したらしい』
「治す方法はないのか?」
『ない。しばらくどっかにくくりつけて、もぐらないようにするのが限界』
蒼劔は五代の助言に従い、廃墟の中に捨てられていた黒く煤けた縄で黒縄を近くの木へ縛りつけておいた。
知能までモグラレベルに成り下がったのか、すり抜ければ簡単に脱出出来るというのに、黒縄は「グゲゲェ」ともがくばかりで、一向に抜け出せなかった。
『黒く煤けた縄で縛られてる黒縄氏……なかなかシュールですなー。オイラの脳内フォルダに保存しましたぞい!』
「……なんだか不憫になってきたな。せめて正気に戻るのが早まるよう、朱羅の声でも聞かせてやってくれ」
『オッケー! ちょいお待ちー』
五代は朱羅に変わる直前、『あ、そうだ』と思い出したように言った。
『土竜芋には別名があってね。なんて呼ぶか知ってる?』
「今日そいつの存在を知ったのに、知るはずがないだろう」
『ですよねー』
五代はケラケラと笑い、答えを言った。
『そいつの別名は、彼岸芋。地面に顔を突っ込んでそのまま窒息死しちゃうから、食べたら彼岸行きっていう意味で彼岸芋って呼ばれてるんだよ』
陽斗が彼岸華村の生徒達と仲良く食事を取っていた頃、廃村でもオカ研の面々が昼食を取っていた。
廃墟から距離を空けた荒地で火を焚き、鍋にペットボトルの水を入れ、熱湯を作る。そこへレトルトのカレーとお湯に入れるだけで炊けるお米を入れ、即席のカレーライスを作っていた。お好みで福神漬けもある。全て、岡本が用意したものだった。
「いやぁ、心霊スポットで食べるレトルトのカレーは美味しいなぁ!」
「本当に! 水を入れるだけで炊けるご飯も、絶品ですねー。廃墟を眺めながらご飯を食べられるなんて、最高です!」
「くぅ……! それでも俺は、朱羅さんのお弁当が食べたかったぜ!」
「いつまで言ってるんだ。さっさと食え」
「岡本君。福神漬けのお代わり、くれるかい?」
陽斗の弁当頼りだった成田は岡本から分けてもらったカレーライスを頬張りながら、朱羅の弁当を恋しがる。
悔しいことに、熱湯だけで作ったカレーライスもかなり美味しかった。
「ったく、呑気なヤツらだぜ。目白まで食ってやがるし」
黒縄はオカ研を横目に、弁当を搔っ食らう。陽斗と同じカレー唐揚げ弁当だが、彼だけは特別におにぎりの具がキャビアだった。
「貴様も食べているだろうが」
蒼劔は苛立ちを露わに、朱羅に作ってもらったあん団子を串から噛み千切る。本当なら陽斗と一緒に食べるはずが、一番どうでもいい黒縄と食べることになってしまい、不満らしい。
せめて不知火と食べたかったが、それだと不知火がオカ研の面々に怪しまれるので諦めた。
「……えらく荒んでンな」
「うるさい。これからどうすればいいのか、思いついたのか?」
「ンなすぐには思いつかねェよ」
だが、と黒縄は弁当を食い終わると、ふと思い出したことを蒼劔に尋ねた。
「クソガキが撮るはずだった、心霊映像とやらはどうすンだ? アイツ、スマホが使えるかどうかも怪しい状況なンだろ? 無事に帰って来たはいいが、また心霊スポットに行かなきゃなンねー! なァんてことになっても、もう俺は付いて行かねェからな。こんな目に遭うのは、二度と御免だ。せめて朱羅がいりゃ、いくらでも暇ァ潰せるがな」
「……仕方ないな」
蒼劔はあん団子を食べ切ると、黒縄に手を差し出した。
「スマホとやらを貸せ。使い方はなんとなく分かる」
「ヤダね。機械オンチに貸すモンじゃねェや。悔しかったら、自分のスマホを買って来い」
「……チッ」
蒼劔は黒縄を睨み、舌打ちすると、ひたすら福神漬けをポリポリ食べている不知火の元へ向かった。
「目白、スマホを貸してくれ。白石を誘き寄せるのに必要なんだ」
不知火は福神漬けをポリポリ噛みながら「話は聞いてるよ」と蒼劔にだけ聞こえるように言った。
「でも、僕も君に渡すのは怖……心配だからね。これを食べ終わったら、撮ってあげるよ。どうせ今は昼飯時だ。彼らが廃村を探索している時の方が、映像としては美味しいんじゃないかい?」
「そういうものなのか……」
蒼劔は納得したようなしてないような気分で不知火に撮影を任せ、黒縄のもとへ帰ろうとした。
その直後、地面から真っ赤な塊が飛び出してきた。
「ッ?! 何だ、あれは?!」
赤い塊は真っ直ぐオカ研の方へと飛んで行く。
蒼劔はすぐさま引き返し、左手から抜いた刀で赤い塊を両断した。
「グゲゲェ……」
赤い塊は、まん丸に肥えたモグラのような姿をしていた。ようなというのは、実際にはモグラではないという意味で、その顔は苦悶に歪む人間そのものだった。
赤い塊は不気味な声を上げながら、蒼劔に斬られた箇所から青い光の粒子となって消滅した。
「何だったんだ? あれは……妖怪のようだったが」
初めて見る異形に、蒼劔は眉をひそめる。
そこへ
『おんやぁ? ご存知ない?』
と黒縄が無線機を持って、近づいて来た。
声を出したのは黒縄ではなく、無線機の向こうの五代だ。おそらく部屋でドヤ顔していると思われる、彼のねちっこい声が無線機から聞こえた。
「知っているのか、五代?」
『もっちもっちのろぉーん! あれはこの一帯にしか生息しない固有種でね、くっそ弱っちいんだけど、保有する妖力がめちゃくちゃ多い妖怪なんだよ!』
「マジか! ちょっと食ってくるわ!」
妖力が多いと聞き、黒縄は目の色を変えた。無線機を蒼劔に押しつけ、異形が出てきた地面に向かって走って行った。
やがて「うっひょー! 大量だぜー!」という歓声と共に、異形達の耳障りな悲鳴が響き渡った。元々異形の声が聞こえないオカ研の面々は気にせずに食べていたが、その声が聞こえる不知火は少し顔をしかめていた。
食事時ではない蒼劔も手で耳を塞ぎ、静かになるのを待った。しばらくして静かになると、忌々しそうに耳から手を離した。
「……なんてうるさい異形なんだ」
『ほんと、ほんと。異形もうるさいけど、黒縄氏もうるさいのね。"これで元の姿に戻れるぜー!"なんて息巻いちゃってさぁ。おかげで、あのザマだよ』
「あのザマ?」
蒼劔は黒縄の様子を見て、言葉を失った。
先程まであんなにうるさかった彼が急に大人しくなっておかしいとは思っていたが、あんなことになっているとは思いもしなかった。
「黒縄が……地面に埋まっている!」
黒縄は自ら掘った地面に、頭を突っ込んでいた。
まだまだ地中へ潜ろうとしているのか、素手で必死に土を掘っている。
「おい、黒縄! しっかりしろ!」
蒼劔は力任せに黒縄を引き抜いた。
現れた黒縄は蒼劔を見て、モグラのようなつぶらな瞳で「グゲゲェ?」と首を傾げた。
『無駄だよ。しばらくはその状態さ』
「あの異形を食べた副作用か? 一体何なんだ、あれは!」
『あれは食べると地中にもぐりたくなる異形……その名も、土竜芋。掘り起こされ損ねた芋の怨念と、畑で死んだモグラの怨念が入り混じって生まれた異形さ。本来ならせいぜい浮遊霊がいいところが、この辺りの濃厚な妖気に当てられて、妖怪化したらしい』
「治す方法はないのか?」
『ない。しばらくどっかにくくりつけて、もぐらないようにするのが限界』
蒼劔は五代の助言に従い、廃墟の中に捨てられていた黒く煤けた縄で黒縄を近くの木へ縛りつけておいた。
知能までモグラレベルに成り下がったのか、すり抜ければ簡単に脱出出来るというのに、黒縄は「グゲゲェ」ともがくばかりで、一向に抜け出せなかった。
『黒く煤けた縄で縛られてる黒縄氏……なかなかシュールですなー。オイラの脳内フォルダに保存しましたぞい!』
「……なんだか不憫になってきたな。せめて正気に戻るのが早まるよう、朱羅の声でも聞かせてやってくれ」
『オッケー! ちょいお待ちー』
五代は朱羅に変わる直前、『あ、そうだ』と思い出したように言った。
『土竜芋には別名があってね。なんて呼ぶか知ってる?』
「今日そいつの存在を知ったのに、知るはずがないだろう」
『ですよねー』
五代はケラケラと笑い、答えを言った。
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