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第9話「彼岸華村、鬼伝説」
肆:番人
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〈午前九時頃 三途トンネル〉蒼劔
蒼劔が陽斗に手を差し伸べた瞬間、陽斗は目の前から消えた。
「陽斗!」
「なッ?!」
「っ?!」
黒縄と不知火も彼の気配が消えたことを察知し、血相を変える。
明らかに異常な消え方で、異形によって連れ去られたとしか思えなかった。
「不知火先生、どうしたんすか?」
「……いや、何でもない。先に言っていてくれ」
不知火は成田達に悟られないよう、陽斗がいた場所へ戻る。
成田は不審な動きを見せる不知火を訝しみながらも、陽斗が消失していることには気づかず、先へ進んでいった。
「オイ、どういうこった蒼劔! クソガキは何処へ行きやがった?!」
一方、黒縄は蒼劔に詰め寄り、問いただしていた。
しかし蒼劔にも何が起こったのか分からず、戸惑うばかりだった。
「分からない……一瞬で目の前から消えた」
「この一帯は妙に妖力の濃度が濃い。通常なら気づける距離まで接近されても、気づけないだろうね」
不知火は蒼劔を庇いつつ、陽斗が立っていた場所に咲いていた彼岸花に懐中電灯を当て、調べた。
彼岸花は陽斗が消えた瞬間にはみずみずしく咲いていたというのに、今は茶色く枯れていた。見た目は普通の彼岸花と変わらなかったが、微量の妖力を纏っており、明らかに異形によるものだと分かった。
「おそらく、相手はこの彼岸花を媒体として使い、贄原君を何処かへ転移させたのだろう。彼岸華村に住んでいるという鬼の仕業かもしれない」
「挨拶もなしに、他人のモノを盗ってンじゃねェっつーの!」
「五代なら何か分かるかもしれない。連絡してみよう」
蒼劔は黒縄のリュックからミント色の無線機を取り出し、『五代』と書かれたチャンネルに合わせた。山の中ではスマホの電波が届かないからと、五代から託されたものだった。
無線機は「ジジジ」と音を立てた後、五代のもとへ繋がった。
『ちょっとォォん! 陽斗氏は何処行っちゃったのよォォん?!』
と同時に、五代の茶色い悲鳴がトンネル内に響き渡る。
あまりのうるささに蒼劔は「黙れ」と、反射的に無線機のスピーカーを手で押さえた。黒縄と不知火も手で耳を塞ぎ、顔をしかめる。
「それを調べるのがテメェの仕事だろうがッ!」
『わっかんないよぉ! その彼岸花の記録を調べてもみたけど、仕掛けた鬼の姿は記録されてないし! 遠隔から仕掛けてきたっぽいけど、それらしい鬼は一瞬で消えたから、捉えることは出来なかった! たぶん向こうもその彼岸花を使って、ワープしてるっぽい! なんか、黒いような赤いような奴! 男か女かも不明! オイラ的には、おにゃのこがいいな! 以上! 寝る!』
五代は一方的に報告すると、ブチッと勝手に無線機を切ってしまった。自分の能力が活かせないまま陽斗を連れ去られていることに憤っているのか、ゲームのガチャで爆死したのかは分からない。
ただ、頼みの綱だった五代が使えないという事実だけは確かだった。
「チッ、肝心な時に限って使えねェな」
「一先ず、先へ進もう。贄原君に何か危害を加えられたとしても、ある程度は彼の魔具が防いでくれるはずだ。なんとかして、彼がいる場所へ辿り着く手段を探そう」
「あぁ、分かった」
蒼劔達はトンネル内で陽斗を探すのを諦め、出口へ進んだ。
既にオカ研メンバーはトンネルから外へ出て行っていっていた。
(陽斗、無事でいてくれ……)
蒼劔は陽斗の無事を祈りつつ、トンネルの外へ足を踏み出した。
・
〈午前九時頃 ???〉陽斗
三途トンネルを抜けると、広大な畑が広がる小さな村にたどり着いた。
人の姿どころか、異形一匹見えなかったが、誰か住んでいるのは確かなようで、木造の古い人家があちこちに点在していた。村の奥には今時珍しい、二階建ての木造の校舎が建っており、目を引いた。
「ここが彼岸華村なのかな?」
陽斗はキョロキョロと周囲を警戒しながら、村へ足を踏み入れる。
すると、
「こらッ! 村に入ってきちゃいかん!」
と、トンネルのそばに建っていた山小屋から腰を曲げたおじいさんが現れ、陽斗を叱咤した。
「ひっ?! ご、ごめんなさい!」
陽斗は思わず悲鳴を上げ、後ずさる。
相手は普通の人間のようで、額にツノはなかった。だが老人とは思えない鋭い眼光をしており、そのあまりの威圧感に、陽斗は恐怖で震え上がった。
「ぶ、部活の調査で来ただけなんです! 泥棒しようとか、そういうやましいことは何も……!」
「いいから、とっとと帰ぇれ! 外の人間が入ってくると、村に災いが起こる!」
おじいさんは木に立てかけられていたクワを手にし、陽斗に向かって大きく振り回す。老人の力とはいえ、直撃すれば無傷では済まなそうだった。
「わー! ごめんなさい、ごめんなさい! すぐ出て行きますから!」
陽斗は謝りながら、慌ててトンネルへ駆け込む。
そのまま来た道を戻ろうとして、ふと、先行していたはずの成田達のことが気になった。
「あ、あの! 僕の他に誰か来ませんでしたか? 同じ部活の人達なんですけど」
振り返り、おじいさんに尋ねる。
おじいさんは「何?」と一瞬眉をひそめ、クワを振る手を止める。が、すぐに元の憤怒の形相に戻り、陽斗を恫喝した。
「知らん! 今年はお前しか来とらんわ! さっさと失せんか!」
「は、はいぃ! お邪魔しましたぁー!」
陽斗は逃げるようにトンネルの中を駆け抜け、入口へと戻っていった。途中、何度も壁に体を打ちつけたせいで、体のあちこちが痛かった。
しまいには、何もないところで転び、前へ倒れた。
「あいたたた……でも、入口までもうすぐだ。もしかしたら、蒼劔君達も僕がいないことに気づいて、戻ってきてるかもしれない」
陽斗はそう自分に言い聞かせ、立ち上がると、光が見える方向へ走っていった。
・
「……まったく、どうなっとるんじゃ?」
陽斗が去っていった後、おじいさんはクワを下ろし、ため息を吐いた。先程まで陽斗に向けていた鋭い眼差しは幾らか和らぎ、訝しげにトンネルを見上げた。
「最近、妙によそ者が迷い込むようになったのぉ。これで何人目じゃ? やはり、消えた華鬼橋の長女の仕業か? じゃが、一体何のために……」
「もちろん、饗呀様のためよ」
「?!」
おじいさんは背後から聞こえた声にハッと振り向く。しかしおじいさんが相手の姿を捉える前に、その首から数本の彼岸花がパッと咲いた。
次の瞬間、おじいさんの首は体からパッと消え、声をかけた人物……陽斗を入口から見ていた彼岸花の髪飾りの少女の手元へ転移した。
首を失ったおじいさんの体は、首の断面から血を噴き出し、地面に倒れる。さながら彼岸花が咲いているかのようだった。
少女は首のなくなったおじいさんの体へ手をかざし、おじいさんの体を囲むように彼岸花が咲かせる。彼岸花が現れた直後、おじいさんの体はどこかへ転移し、消えた。
「これで私を縛っていた呪いは解けた。でも、せっかく人間をおびき寄せたのに、コイツのせいで二度手間になっちゃったわ。めんどくさっ」
彼岸花の髪飾りの少女はぶーぶーと文句を言いながら、おじいさんの頭を手に、足元に彼岸花を咲かせ、その場から消えた。
蒼劔が陽斗に手を差し伸べた瞬間、陽斗は目の前から消えた。
「陽斗!」
「なッ?!」
「っ?!」
黒縄と不知火も彼の気配が消えたことを察知し、血相を変える。
明らかに異常な消え方で、異形によって連れ去られたとしか思えなかった。
「不知火先生、どうしたんすか?」
「……いや、何でもない。先に言っていてくれ」
不知火は成田達に悟られないよう、陽斗がいた場所へ戻る。
成田は不審な動きを見せる不知火を訝しみながらも、陽斗が消失していることには気づかず、先へ進んでいった。
「オイ、どういうこった蒼劔! クソガキは何処へ行きやがった?!」
一方、黒縄は蒼劔に詰め寄り、問いただしていた。
しかし蒼劔にも何が起こったのか分からず、戸惑うばかりだった。
「分からない……一瞬で目の前から消えた」
「この一帯は妙に妖力の濃度が濃い。通常なら気づける距離まで接近されても、気づけないだろうね」
不知火は蒼劔を庇いつつ、陽斗が立っていた場所に咲いていた彼岸花に懐中電灯を当て、調べた。
彼岸花は陽斗が消えた瞬間にはみずみずしく咲いていたというのに、今は茶色く枯れていた。見た目は普通の彼岸花と変わらなかったが、微量の妖力を纏っており、明らかに異形によるものだと分かった。
「おそらく、相手はこの彼岸花を媒体として使い、贄原君を何処かへ転移させたのだろう。彼岸華村に住んでいるという鬼の仕業かもしれない」
「挨拶もなしに、他人のモノを盗ってンじゃねェっつーの!」
「五代なら何か分かるかもしれない。連絡してみよう」
蒼劔は黒縄のリュックからミント色の無線機を取り出し、『五代』と書かれたチャンネルに合わせた。山の中ではスマホの電波が届かないからと、五代から託されたものだった。
無線機は「ジジジ」と音を立てた後、五代のもとへ繋がった。
『ちょっとォォん! 陽斗氏は何処行っちゃったのよォォん?!』
と同時に、五代の茶色い悲鳴がトンネル内に響き渡る。
あまりのうるささに蒼劔は「黙れ」と、反射的に無線機のスピーカーを手で押さえた。黒縄と不知火も手で耳を塞ぎ、顔をしかめる。
「それを調べるのがテメェの仕事だろうがッ!」
『わっかんないよぉ! その彼岸花の記録を調べてもみたけど、仕掛けた鬼の姿は記録されてないし! 遠隔から仕掛けてきたっぽいけど、それらしい鬼は一瞬で消えたから、捉えることは出来なかった! たぶん向こうもその彼岸花を使って、ワープしてるっぽい! なんか、黒いような赤いような奴! 男か女かも不明! オイラ的には、おにゃのこがいいな! 以上! 寝る!』
五代は一方的に報告すると、ブチッと勝手に無線機を切ってしまった。自分の能力が活かせないまま陽斗を連れ去られていることに憤っているのか、ゲームのガチャで爆死したのかは分からない。
ただ、頼みの綱だった五代が使えないという事実だけは確かだった。
「チッ、肝心な時に限って使えねェな」
「一先ず、先へ進もう。贄原君に何か危害を加えられたとしても、ある程度は彼の魔具が防いでくれるはずだ。なんとかして、彼がいる場所へ辿り着く手段を探そう」
「あぁ、分かった」
蒼劔達はトンネル内で陽斗を探すのを諦め、出口へ進んだ。
既にオカ研メンバーはトンネルから外へ出て行っていっていた。
(陽斗、無事でいてくれ……)
蒼劔は陽斗の無事を祈りつつ、トンネルの外へ足を踏み出した。
・
〈午前九時頃 ???〉陽斗
三途トンネルを抜けると、広大な畑が広がる小さな村にたどり着いた。
人の姿どころか、異形一匹見えなかったが、誰か住んでいるのは確かなようで、木造の古い人家があちこちに点在していた。村の奥には今時珍しい、二階建ての木造の校舎が建っており、目を引いた。
「ここが彼岸華村なのかな?」
陽斗はキョロキョロと周囲を警戒しながら、村へ足を踏み入れる。
すると、
「こらッ! 村に入ってきちゃいかん!」
と、トンネルのそばに建っていた山小屋から腰を曲げたおじいさんが現れ、陽斗を叱咤した。
「ひっ?! ご、ごめんなさい!」
陽斗は思わず悲鳴を上げ、後ずさる。
相手は普通の人間のようで、額にツノはなかった。だが老人とは思えない鋭い眼光をしており、そのあまりの威圧感に、陽斗は恐怖で震え上がった。
「ぶ、部活の調査で来ただけなんです! 泥棒しようとか、そういうやましいことは何も……!」
「いいから、とっとと帰ぇれ! 外の人間が入ってくると、村に災いが起こる!」
おじいさんは木に立てかけられていたクワを手にし、陽斗に向かって大きく振り回す。老人の力とはいえ、直撃すれば無傷では済まなそうだった。
「わー! ごめんなさい、ごめんなさい! すぐ出て行きますから!」
陽斗は謝りながら、慌ててトンネルへ駆け込む。
そのまま来た道を戻ろうとして、ふと、先行していたはずの成田達のことが気になった。
「あ、あの! 僕の他に誰か来ませんでしたか? 同じ部活の人達なんですけど」
振り返り、おじいさんに尋ねる。
おじいさんは「何?」と一瞬眉をひそめ、クワを振る手を止める。が、すぐに元の憤怒の形相に戻り、陽斗を恫喝した。
「知らん! 今年はお前しか来とらんわ! さっさと失せんか!」
「は、はいぃ! お邪魔しましたぁー!」
陽斗は逃げるようにトンネルの中を駆け抜け、入口へと戻っていった。途中、何度も壁に体を打ちつけたせいで、体のあちこちが痛かった。
しまいには、何もないところで転び、前へ倒れた。
「あいたたた……でも、入口までもうすぐだ。もしかしたら、蒼劔君達も僕がいないことに気づいて、戻ってきてるかもしれない」
陽斗はそう自分に言い聞かせ、立ち上がると、光が見える方向へ走っていった。
・
「……まったく、どうなっとるんじゃ?」
陽斗が去っていった後、おじいさんはクワを下ろし、ため息を吐いた。先程まで陽斗に向けていた鋭い眼差しは幾らか和らぎ、訝しげにトンネルを見上げた。
「最近、妙によそ者が迷い込むようになったのぉ。これで何人目じゃ? やはり、消えた華鬼橋の長女の仕業か? じゃが、一体何のために……」
「もちろん、饗呀様のためよ」
「?!」
おじいさんは背後から聞こえた声にハッと振り向く。しかしおじいさんが相手の姿を捉える前に、その首から数本の彼岸花がパッと咲いた。
次の瞬間、おじいさんの首は体からパッと消え、声をかけた人物……陽斗を入口から見ていた彼岸花の髪飾りの少女の手元へ転移した。
首を失ったおじいさんの体は、首の断面から血を噴き出し、地面に倒れる。さながら彼岸花が咲いているかのようだった。
少女は首のなくなったおじいさんの体へ手をかざし、おじいさんの体を囲むように彼岸花が咲かせる。彼岸花が現れた直後、おじいさんの体はどこかへ転移し、消えた。
「これで私を縛っていた呪いは解けた。でも、せっかく人間をおびき寄せたのに、コイツのせいで二度手間になっちゃったわ。めんどくさっ」
彼岸花の髪飾りの少女はぶーぶーと文句を言いながら、おじいさんの頭を手に、足元に彼岸花を咲かせ、その場から消えた。
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