172 / 327
第9話「彼岸華村、鬼伝説」
序:心霊映像を撮ろう! 後編
しおりを挟む「いらっしゃいませ~!」
洋服売場に入ると、元気のいい店員さんの声が聞こえてきた。店内は広く、たくさんの商品が置かれていた。
うわぁ、いろんな種類があって迷っちゃうなぁ……。どれを選べば良いのか分からないぞ……。
「京太くん、早く選びにいこうよ!」
「えっ?あ、ああ……、そうだな……」
俺と由衣ちゃんはメンズファッションコーナーにやってきた。
「ねぇねぇ、京太くん、どんな服を買うつもりなの?」
「えっと……、一応勇者っぽい服装にしようかなぁって思ってるんだけど……」
「ふ~ん……。でも、そんなにお金ないんでしょ?」
「う~ん、実はそうなんだよね……。だから安いやつで済ませるしかないかなぁって思って……」
「そっか……。でも京太くん、こういうのはどう?」
そう言って、由衣ちゃんはある服を着て見せた。それは黒を基調としたロングコートだった。
「おお、かっこいいな!最近の勇者って感じだ!それにしよう!由衣ちゃん、ありがとう!」
「いえいえ、どういたしまして」
俺は早速その服を試着することにした。サイズはピッタリで、とても動きやすかった。
よし!これでいいな!
しかし、値札を見ると、なんと15,000円もした。う~む、結構高いな……。
「由衣ちゃん、この服、すごく高かったから買えないよ……」
「えぇ!? 買わないの!? せっかく選んだのに!?」
「だってしょうがないじゃないか……。金が無いんだもん……」
「お金が無いのに会社サボってるの!?」
「え?……ああ、そうだよ」
「京太くん、それヤバくない?クビになるんじゃないの?」
「大丈夫だよ……。俺には魔王を倒す使命があるんだ……」
「あはは……、そうですか……。まあ、いいや……。じゃあとりあえず、私が買ってあげるよ」
「え?マジで?」
「うん」
「本当に?」
「うん」
「ありがとう!由衣ちゃん!愛しているぜ!」
「はいはい……」
俺は由衣ちゃんにお礼を言った後、会計を済ませた。そして着替えた後、今度は由衣ちゃんの服を見に行った。
名前:佐藤京太
職業:勇者
レベル1
HP:1000/1000
MP:500/500
攻撃力:100
防御力:100
素早さ:100
魔力 :100
スキル:なし
装備:パンツ、ズボン、Tシャツ、ポロシャツ、黒いロングコート
所持金:10,000円(銀行残高:50,000円)
洋服売場に入ると、元気のいい店員さんの声が聞こえてきた。店内は広く、たくさんの商品が置かれていた。
うわぁ、いろんな種類があって迷っちゃうなぁ……。どれを選べば良いのか分からないぞ……。
「京太くん、早く選びにいこうよ!」
「えっ?あ、ああ……、そうだな……」
俺と由衣ちゃんはメンズファッションコーナーにやってきた。
「ねぇねぇ、京太くん、どんな服を買うつもりなの?」
「えっと……、一応勇者っぽい服装にしようかなぁって思ってるんだけど……」
「ふ~ん……。でも、そんなにお金ないんでしょ?」
「う~ん、実はそうなんだよね……。だから安いやつで済ませるしかないかなぁって思って……」
「そっか……。でも京太くん、こういうのはどう?」
そう言って、由衣ちゃんはある服を着て見せた。それは黒を基調としたロングコートだった。
「おお、かっこいいな!最近の勇者って感じだ!それにしよう!由衣ちゃん、ありがとう!」
「いえいえ、どういたしまして」
俺は早速その服を試着することにした。サイズはピッタリで、とても動きやすかった。
よし!これでいいな!
しかし、値札を見ると、なんと15,000円もした。う~む、結構高いな……。
「由衣ちゃん、この服、すごく高かったから買えないよ……」
「えぇ!? 買わないの!? せっかく選んだのに!?」
「だってしょうがないじゃないか……。金が無いんだもん……」
「お金が無いのに会社サボってるの!?」
「え?……ああ、そうだよ」
「京太くん、それヤバくない?クビになるんじゃないの?」
「大丈夫だよ……。俺には魔王を倒す使命があるんだ……」
「あはは……、そうですか……。まあ、いいや……。じゃあとりあえず、私が買ってあげるよ」
「え?マジで?」
「うん」
「本当に?」
「うん」
「ありがとう!由衣ちゃん!愛しているぜ!」
「はいはい……」
俺は由衣ちゃんにお礼を言った後、会計を済ませた。そして着替えた後、今度は由衣ちゃんの服を見に行った。
名前:佐藤京太
職業:勇者
レベル1
HP:1000/1000
MP:500/500
攻撃力:100
防御力:100
素早さ:100
魔力 :100
スキル:なし
装備:パンツ、ズボン、Tシャツ、ポロシャツ、黒いロングコート
所持金:10,000円(銀行残高:50,000円)
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おにぎり屋さんの裏稼業 〜お祓い請け賜わります〜
瀬崎由美
キャラ文芸
高校2年生の八神美琴は、幼い頃に両親を亡くしてからは祖母の真知子と、親戚のツバキと一緒に暮らしている。
大学通りにある屋敷の片隅で営んでいるオニギリ屋さん『おにひめ』は、気まぐれの営業ながらも学生達に人気のお店だ。でも、真知子の本業は人ならざるものを対処するお祓い屋。霊やあやかしにまつわる相談に訪れて来る人が後を絶たない。
そんなある日、祓いの仕事から戻って来た真知子が家の中で倒れてしまう。加齢による力の限界を感じた祖母から、美琴は祓いの力の継承を受ける。と、美琴はこれまで視えなかったモノが視えるようになり……。
第8回キャラ文芸大賞にて奨励賞をいただきました。

後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる