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第7話「文化祭(1日目)」
玖:渇望した者の末路
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蒼劔が姿見の中へ入ると、陽斗の時と同様に、世界がぐるりと1回転した。蒼劔は空中で体勢を整え、軽やかに教室の床へ着地する。
教室では陽斗が飯沼に押し倒され、身動きが取れなくなっていた。両手を札で縛られ、足首につけていた水晶のブレスレットは真っ黒に汚れていた。
「蒼劔君、助けて!」
「陽斗!」
陽斗は蒼劔の存在に気づき、助けを求める。
蒼劔も刀を手に、陽斗のもとへと駆け寄ろうとした。
「動くな!」
直後、飯沼が蒼劔に手を向け、黒いモヤのようなものを放った。
「くっ……!」
蒼劔は反射的に刀を盾にし、黒いモヤを防ぐ。
黒いモヤが直撃した机や椅子は真っ黒に腐り、やがて朽ち果てていった。
「……猫鬼の能力か」
「そうよ」
飯沼は蒼劔を見て、ニヤリと笑った。
彼女の目は赤く、猫の目のように瞳孔が縦に開いていた。口には鋭い牙が生え、額にはこぶのような紫色のツノが2本、生えていた。
・
「こうして面と向かって話すのは初めてかしら? 蒼劔」
「霊護院……ずっと俺が見えていたんだな」
「えぇ、ハッキリと。貴方が全然贄原君のそばから離れてくれないから、大変だったのよ? 何度もうっかり見てしまいそうになったわ。でも……その苦労も、もう終わり」
飯沼は陽斗を冷たく見下ろし、微笑む。今までの温かく、穏やかな笑みとは真逆の、獲物を見るような眼差しだった。
「やっと……やっと貴方の力が私のものになる。今度こそ、私は人間に戻るのよ!」
「やめろ! 陽斗の霊力を奪ったところで、お前は元の姿に戻れはしない! いい加減、目を覚ませ! お前は似非霊能力者に騙されているんだ!」
「黙れ! お師匠様が嘘をつくわけがない!」
飯沼は蒼劔に放っている黒いモヤの勢いを強める。
蒼劔は黒いモヤを防ぐので手一杯で、その場から動けなくなってしまった。
「やめて、飯沼さん! 蒼劔君が死んじゃう!」
陽斗は飯沼を止めようとするが、彼女は「別にいいじゃない」と嗤った。
「邪魔者は1人でも減らしておかないとね。どうせ、黒縄や五代ともグルなんでしょう? 今のうちにあいつを始末しておかないと、私が不利になっちゃうじゃない」
それを聞いて蒼劔は合点がいったのか、「そういうことか」と眉をひそめた。
「俺達が組んでいると勘づいたから、急に襲ってきたのか……どうりで今まで一切気配を見せて来なかったくせに、妙に短絡的な行動に出たと思った。あるいは、黒縄に陽斗を奪われるとでも思ったか?」
「どっちも正解よ。黒縄も五代も、人間をまともに扱ったことなんてないもの。どうせ最後には貴方を裏切って、贄原君を奪うに決まってるわ」
「……否定は出来んな」
蒼劔はあっさり飯沼の考えに賛同し、頷く。
陽斗だけが「そんなことないよ!」と2人を庇った。
「飯沼さん、鬼のままじゃダメなの? 僕、飯沼さんが鬼でも全然気にしないよ?」
「……私が気にするのよ」
飯沼は寂しげな表情でうつむいた。その一瞬だけ、彼女の瞳から殺気が消えた気がした。
「人間に戻りさえすれば、何もかも上手く行くの。欲しいものも、失ったものも、まとめて戻ってくる。大丈夫……こんなにたくさん霊力があるんですもの。贄原君は死なないわ」
「飯沼さん……?」
しかしすぐに、何かに取り憑かれたような目に戻ると、飯沼は陽斗の首をつかんだ。
「あぐっ……!」
女子高生の力とは思えない握力の強さに、陽斗は顔を歪める。
彼女の指が陽斗の首に食い込み、彼の霊力をみるみる吸収していく。次第に陽斗は、全身から血の気が引いていくように感じた。
飯沼は陽斗の強い霊力に、うっとりした。
「なんて強い霊力! やはり、私の見立ては間違っちゃいなかった! 今度こそ、人間に戻れる……!」
「♪!」
その時、蒼劔に向けていた飯沼の腕が、無理矢理横へそらさせられた。
「痛っ! 誰?!」
飯沼は腕を動かした人物へ目を向け、驚いた。
そこにいたのは、今まさに飯沼が霊力を吸い取っているはずの陽斗だった。飯沼を越える腕力で、彼女の腕をがっしり固定している。
「えっ、何で……?!」
飯沼が驚いている隙に、蒼劔は飯沼の眼前へ跳び、彼女の体を横へ切断した。
彼女の腹から上が斬られ、黒いモヤを発していた手も、陽斗の首をつかんでいた手も、青い光の粒子となって消滅していった。ただし、普通の異形のように完全に消滅するわけではなく、飯沼の腕が消えたあたりには真っ白な腕の骨が2本ずつ残されていた。
「ほ……骨?」
飯沼は目の前で何が起こっているのか理解できず、呆然と腕を見つめる。骨のみで、神経が通っていない腕は持ち上げることすら出来なくなっていた。
「私の体……骨しか残ってなかったの? あんなに頑張って、霊力を吸収してきたのに?」
「だから言っただろう? 霊力を吸収したところで、元の姿に戻れはしないと。お前の肉体はとっくの昔に、朽ち果てていたんだ」
「そんな……」
青い光の粒子は飯沼の全身へとみるみる広がっていく。
筋肉も失せたことで、体勢を保つことも困難になり、飯沼は床へ倒れた。
「痛っ……」
「飯沼さん! 蒼劔君、お札剥がして!」
「……余計なことはするなよ」
蒼劔は渋々、陽斗の手首から札を剥がし、彼を自由にした。
陽斗はすぐに起き上がり、飯沼を助け起こす。
飯沼の顔の半分は既に骨と化していた。飯沼は骨になった方の目が見えなくなったことで、骨になったと気づき、とっさに陽斗の肩へ顔を埋めた。
「ねぇ、蒼劔君……」
「今助けたところで、同じことだ。その女は上手く自我を保てなくなっている。いずれはお前や成田達を襲うだろう。術者に祓わせたところで、同じように骨に戻るだけだ。間違った手段で鬼を祓おうとした報いだな」
蒼劔は陽斗の言葉をさえぎり、突き放すように言った。でなければ、陽斗がいつまで経っても無闇に希望を抱き続けてしまうと思った。
実際、陽斗はすがるような目で蒼劔を見ていたが、彼に突き放され、途方に暮れていた。
「贄原君、ごめんね」
飯沼は顔の半分を陽斗の肩に埋めたまま、謝った。その目は元の人間の目に戻っていた。
「ずっと贄原君の霊力を上げるためだけに、お弁当やお菓子を作っていたの。騙していてごめんなさい。贄原君はいつも"美味しい"って言って、喜んで食べてくれてたのに……」
「飯沼さん……」
陽斗は飯沼を抱きしめた。肉が消え、骨だけに変わった彼女は、一回り小さくなった気がした。
「もし、来世で会えたら……今度こそ、本当の友達になってくれる?」
「……何言ってるの? 飯沼さん」
陽斗は涙をぽろぽろ流し、言った。
「僕は飯沼さんが偽物の友達だなんて、思ったことないよ」
「そっか……」
それを聞いた飯沼も片目から涙を流し、笑った。
・
「取り込み中すまないが、1つ確認しておきたいことがある」
「……何よ」
「蒼劔君、空気読んでよー」
飯沼はうっとうしそうに蒼劔を睨みつけた。陽斗も一緒に抗議する。
しかし蒼劔は平然と、彼女に尋ねた。
「お前が"不知火に気をつけろ"と陽斗に忠告したのも、嘘か?」
すると不機嫌だった飯沼の顔色が変わった。真剣な表情を浮かべ、青ざめる。
「それは本当よ。あいつ、まともな人間じゃないわ」
「その根拠は?」
「……だって私、見たもの。あいつの目」
「目?」
飯沼はごくりと唾を飲み込み、頷いた。
「あんな目、見たことない……白目と黒目の色が逆転していたの」
教室では陽斗が飯沼に押し倒され、身動きが取れなくなっていた。両手を札で縛られ、足首につけていた水晶のブレスレットは真っ黒に汚れていた。
「蒼劔君、助けて!」
「陽斗!」
陽斗は蒼劔の存在に気づき、助けを求める。
蒼劔も刀を手に、陽斗のもとへと駆け寄ろうとした。
「動くな!」
直後、飯沼が蒼劔に手を向け、黒いモヤのようなものを放った。
「くっ……!」
蒼劔は反射的に刀を盾にし、黒いモヤを防ぐ。
黒いモヤが直撃した机や椅子は真っ黒に腐り、やがて朽ち果てていった。
「……猫鬼の能力か」
「そうよ」
飯沼は蒼劔を見て、ニヤリと笑った。
彼女の目は赤く、猫の目のように瞳孔が縦に開いていた。口には鋭い牙が生え、額にはこぶのような紫色のツノが2本、生えていた。
・
「こうして面と向かって話すのは初めてかしら? 蒼劔」
「霊護院……ずっと俺が見えていたんだな」
「えぇ、ハッキリと。貴方が全然贄原君のそばから離れてくれないから、大変だったのよ? 何度もうっかり見てしまいそうになったわ。でも……その苦労も、もう終わり」
飯沼は陽斗を冷たく見下ろし、微笑む。今までの温かく、穏やかな笑みとは真逆の、獲物を見るような眼差しだった。
「やっと……やっと貴方の力が私のものになる。今度こそ、私は人間に戻るのよ!」
「やめろ! 陽斗の霊力を奪ったところで、お前は元の姿に戻れはしない! いい加減、目を覚ませ! お前は似非霊能力者に騙されているんだ!」
「黙れ! お師匠様が嘘をつくわけがない!」
飯沼は蒼劔に放っている黒いモヤの勢いを強める。
蒼劔は黒いモヤを防ぐので手一杯で、その場から動けなくなってしまった。
「やめて、飯沼さん! 蒼劔君が死んじゃう!」
陽斗は飯沼を止めようとするが、彼女は「別にいいじゃない」と嗤った。
「邪魔者は1人でも減らしておかないとね。どうせ、黒縄や五代ともグルなんでしょう? 今のうちにあいつを始末しておかないと、私が不利になっちゃうじゃない」
それを聞いて蒼劔は合点がいったのか、「そういうことか」と眉をひそめた。
「俺達が組んでいると勘づいたから、急に襲ってきたのか……どうりで今まで一切気配を見せて来なかったくせに、妙に短絡的な行動に出たと思った。あるいは、黒縄に陽斗を奪われるとでも思ったか?」
「どっちも正解よ。黒縄も五代も、人間をまともに扱ったことなんてないもの。どうせ最後には貴方を裏切って、贄原君を奪うに決まってるわ」
「……否定は出来んな」
蒼劔はあっさり飯沼の考えに賛同し、頷く。
陽斗だけが「そんなことないよ!」と2人を庇った。
「飯沼さん、鬼のままじゃダメなの? 僕、飯沼さんが鬼でも全然気にしないよ?」
「……私が気にするのよ」
飯沼は寂しげな表情でうつむいた。その一瞬だけ、彼女の瞳から殺気が消えた気がした。
「人間に戻りさえすれば、何もかも上手く行くの。欲しいものも、失ったものも、まとめて戻ってくる。大丈夫……こんなにたくさん霊力があるんですもの。贄原君は死なないわ」
「飯沼さん……?」
しかしすぐに、何かに取り憑かれたような目に戻ると、飯沼は陽斗の首をつかんだ。
「あぐっ……!」
女子高生の力とは思えない握力の強さに、陽斗は顔を歪める。
彼女の指が陽斗の首に食い込み、彼の霊力をみるみる吸収していく。次第に陽斗は、全身から血の気が引いていくように感じた。
飯沼は陽斗の強い霊力に、うっとりした。
「なんて強い霊力! やはり、私の見立ては間違っちゃいなかった! 今度こそ、人間に戻れる……!」
「♪!」
その時、蒼劔に向けていた飯沼の腕が、無理矢理横へそらさせられた。
「痛っ! 誰?!」
飯沼は腕を動かした人物へ目を向け、驚いた。
そこにいたのは、今まさに飯沼が霊力を吸い取っているはずの陽斗だった。飯沼を越える腕力で、彼女の腕をがっしり固定している。
「えっ、何で……?!」
飯沼が驚いている隙に、蒼劔は飯沼の眼前へ跳び、彼女の体を横へ切断した。
彼女の腹から上が斬られ、黒いモヤを発していた手も、陽斗の首をつかんでいた手も、青い光の粒子となって消滅していった。ただし、普通の異形のように完全に消滅するわけではなく、飯沼の腕が消えたあたりには真っ白な腕の骨が2本ずつ残されていた。
「ほ……骨?」
飯沼は目の前で何が起こっているのか理解できず、呆然と腕を見つめる。骨のみで、神経が通っていない腕は持ち上げることすら出来なくなっていた。
「私の体……骨しか残ってなかったの? あんなに頑張って、霊力を吸収してきたのに?」
「だから言っただろう? 霊力を吸収したところで、元の姿に戻れはしないと。お前の肉体はとっくの昔に、朽ち果てていたんだ」
「そんな……」
青い光の粒子は飯沼の全身へとみるみる広がっていく。
筋肉も失せたことで、体勢を保つことも困難になり、飯沼は床へ倒れた。
「痛っ……」
「飯沼さん! 蒼劔君、お札剥がして!」
「……余計なことはするなよ」
蒼劔は渋々、陽斗の手首から札を剥がし、彼を自由にした。
陽斗はすぐに起き上がり、飯沼を助け起こす。
飯沼の顔の半分は既に骨と化していた。飯沼は骨になった方の目が見えなくなったことで、骨になったと気づき、とっさに陽斗の肩へ顔を埋めた。
「ねぇ、蒼劔君……」
「今助けたところで、同じことだ。その女は上手く自我を保てなくなっている。いずれはお前や成田達を襲うだろう。術者に祓わせたところで、同じように骨に戻るだけだ。間違った手段で鬼を祓おうとした報いだな」
蒼劔は陽斗の言葉をさえぎり、突き放すように言った。でなければ、陽斗がいつまで経っても無闇に希望を抱き続けてしまうと思った。
実際、陽斗はすがるような目で蒼劔を見ていたが、彼に突き放され、途方に暮れていた。
「贄原君、ごめんね」
飯沼は顔の半分を陽斗の肩に埋めたまま、謝った。その目は元の人間の目に戻っていた。
「ずっと贄原君の霊力を上げるためだけに、お弁当やお菓子を作っていたの。騙していてごめんなさい。贄原君はいつも"美味しい"って言って、喜んで食べてくれてたのに……」
「飯沼さん……」
陽斗は飯沼を抱きしめた。肉が消え、骨だけに変わった彼女は、一回り小さくなった気がした。
「もし、来世で会えたら……今度こそ、本当の友達になってくれる?」
「……何言ってるの? 飯沼さん」
陽斗は涙をぽろぽろ流し、言った。
「僕は飯沼さんが偽物の友達だなんて、思ったことないよ」
「そっか……」
それを聞いた飯沼も片目から涙を流し、笑った。
・
「取り込み中すまないが、1つ確認しておきたいことがある」
「……何よ」
「蒼劔君、空気読んでよー」
飯沼はうっとうしそうに蒼劔を睨みつけた。陽斗も一緒に抗議する。
しかし蒼劔は平然と、彼女に尋ねた。
「お前が"不知火に気をつけろ"と陽斗に忠告したのも、嘘か?」
すると不機嫌だった飯沼の顔色が変わった。真剣な表情を浮かべ、青ざめる。
「それは本当よ。あいつ、まともな人間じゃないわ」
「その根拠は?」
「……だって私、見たもの。あいつの目」
「目?」
飯沼はごくりと唾を飲み込み、頷いた。
「あんな目、見たことない……白目と黒目の色が逆転していたの」
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