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第6.5話「祖母の絵」
肆:子供の頃の記憶
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陽斗の祖母は、物憂げな美女だった。喪服を思わせる黒い無地の着物を纏い、上から白い割烹着を着ている。
肩につかないほどの短い黒髪には白髪が混じり、顔にも薄っすらシワが刻まれているものの、実際の歳よりも一回りも二回りも若く見えた。
「おばあちゃん!」
「おばあちゃん?!」
陽斗が祖母に呼びかけると、後ろから祖母とは別の人物の声が聞こえてきた。
「え?」
振り返ると、そこには黒縄、朱羅、五代の3人が立っていた。体が半分透けており、よく目を凝らさなければ認識できない。
3人は陽斗の祖母を見て、心底驚いている様子だった。
「み、みんな! 何でいるの?! ここって僕の夢の中だよね?!」
陽斗は彼らのもとへ駆け寄ろうとした。
が、先程まで動いていたはずの体が全く動かせなくなっていた。首を後ろへ向けたまま、固まっている。
「あれっ? 動けない……?」
「まぁまぁ、陽斗氏。チミはそこに座っていたまえ」
陽斗が焦るのに対し、黒縄達は彼が何故動けないのか知っているらしく、冷静に彼の正面へ回りこみ、卓袱台の前へ腰を下ろした。
陽斗の祖母は黒縄達の姿が見えていないのか、すぐ目の前に座っていても全く気づいていないようだった。
「申し訳ございません。実は、黒縄様がどうしても陽斗殿のお祖母様をご覧になりたいと仰いまして……陽斗殿と蒼劔殿には内緒で、五代殿に陽斗殿の夢の羽根を複製して頂いたのですよ」
「陽斗氏、メンゴ! 夢の羽根コピったら、さっき黒縄氏の来歴暴露したこと許してくれるって言われちゃってさ! 邪魔はしないから、オイラ達のことは空気だと思ってくれたまへ!」
心の底から申し訳なさそうに謝る朱羅に対し、五代は悪びれもせず軽い調子で返す。
朱羅が咳払いし、五代を責めるように睨むと、五代はわざとらしく背をピンと伸ばした。
「ちなみに、私はお2人の付き添いです。夢の中とはいえ、黒縄様と五代殿を野放しにしては危険……もとい、心配ですから。我々の妖力に関しましても、きちんと夢に影響しないよう対策しましたので、ご安心を」
「んなことより、クソガキ! テメェのババァ、ちったぁ若過ぎやしねぇか?! 一体、いくつだ?!」
黒縄は拳で卓袱台を叩き、陽斗を問い詰める。
「えっとね、たしか60……もがっ」
陽斗は黒縄の質問に答えようとしたが、途中で口にオムライスを突っ込まれ、喋れなくなった。
見れば、陽斗の手には知らない間にプラスチックのスプーンが握られ、皿からオムライスを乱暴にすくっては、口へ運ぶ作業を行なっていた。
「手、手が勝手に! どうなってんの?!」
状況が理解出来ないまま、自らの手でオムライスを食べ続ける陽斗に、五代は懇切丁寧に説明した。
「この夢は、あくまで陽斗氏の記憶を再現しているだけであって、過去にあったことは変えられないんだ。ゆえに、体も記憶されている通りにしか動かない。体が勝手にオムライスを食べさせているのは、この時の陽斗氏がオムライスに真っしぐらだったせいってこと。まぁ、しばらくしたら別の記憶に切り替わるはずだから、ほんのちょっとだけ我慢してくれたまえよ」
「う、うん……」
その後も陽斗の手は、彼にオムライスを食べさせ続けた。
陽斗の祖母は一緒にオムライスを食べながら、陽斗が食事をさせられているのを微笑ましそうに眺めていた。
やがてオムライスがカラになると、陽斗の手からスプーンが離れ、チャンネルが切り替わったように景色がパッと変わった。卓袱台から料理が消え、陽斗は気がつくと畳の上で寝そべっていた。
「う……動けない」
「大丈夫ですか? 陽斗殿」
黒縄達は陽斗の顔を覗き込む。心配しているのは朱羅だけで、黒縄は
「ハッ、不様だな。そのまま一生寝てろ」
と、陽斗を冷たく見下ろし、五代は
「キャーッ! キッズの頃の陽斗氏、きゃーわーいーいー!」
と、こういう時に限って、陽斗の苦労を一切読み取らず、黄色い声を発していた。
「可愛いって……僕、一応高校生だよ?」
「でも、今はキッズじゃん」
五代はおもむろにスマホを取り出すとカメラアプリを開き、画面を陽斗に見せた。
そこに映っていたのは、幼い頃の陽斗だった。キョトンとした顔で、スマホの画面をジッと見つめている。髪は今より短く、目がくりくりとして可愛らしかった。
「わぁ、懐かしー! これ、僕だよね? 五代さん、何で僕の昔の写真、持ってるの?」
「いやいや、陽斗どんや。これ、写真じゃなくて、今の陽斗氏の顔をカメラで映してるだけだから」
「……え?」
その時、陽斗はまたも勝手に体が動き、起き上がった。
そのまま真っ直ぐ玄関へ向かい、マジックテープの靴を履き、外へ出て行く。手と変わらないほどの大きさの靴で、高校生の陽斗では絶対に履けないはずだった。
陽斗は外へ出ると、玄関のすぐ近くにあった水たまりを覗き込んだ。濁った水に、幼い頃の陽斗の姿が映っていた。
「……どゆこと?」
「こういうこと」
五代は後から追いつき、陽斗が見ている水たまりを指差した。
「夢の羽根は主観的な視点で夢を見られる魔具でね。言うなれば、陽斗氏は昔の自分に戻って、過去を追体験してるのさ。本来なら、オイラ達も昔の陽斗氏になれるんだけど、元の夢羽根から紐付けしてコピーしたから、夢同士がリンクして、陽斗氏になれなかったみたいだね。言うなれば、背後霊的な感じ?」
陽斗になっていたかもしれないと聞き、黒縄は「うげっ」と顔をしかめた。
「クソガキになってたら、さっきのコイツみてぇに、無理矢理オムライス食わされてたんだろ? だったら、こっちの方が都合がいいぜ。つっても、もう起きるけどな」
そう言うなり、黒縄は自らの頬をつねった。直後、黒縄の姿はその場からパッと消えた。
「黒縄君、帰っちゃったの?」
陽斗は水たまりから目が離せないため、後ろにいる朱羅に確認した。
朱羅は「えぇ」と頷いた。
「陽斗殿のお祖母様が見れたので、満足なされたのでしょう。私も戻ります。これ以上、陽斗殿のお邪魔になってはいけませんから」
そう言うと朱羅も自らの頬をつねり、夢から消えた。
それまで水たまりを見つめていた陽斗の体が背後を振り返ると、五代だけが「ぶんちき♪ ぶんちき♪」とリズムを取りながら、体を揺らしていた。この世界から出て行こうとする気配は全くなかった。
「五代さんは起きないの?」
「ミーは陽斗氏のアドバイザーだからね。困ったこと、聞きたいこと、好きな推しのこと、何でも聞いてくんしゃい?」
「うん! 分かんないことがあったら、聞くね!」
陽斗は言うや否や、駆け出した。
体が記憶通りに動いているだけだったが、
「待って、陽斗氏! そんなにオイラについて来て欲しくないのかーい?!」
と、五代は涙を滝のように流しながら、陽斗を追いかけて来た。
はたから見れば、完全に不審者だった。
肩につかないほどの短い黒髪には白髪が混じり、顔にも薄っすらシワが刻まれているものの、実際の歳よりも一回りも二回りも若く見えた。
「おばあちゃん!」
「おばあちゃん?!」
陽斗が祖母に呼びかけると、後ろから祖母とは別の人物の声が聞こえてきた。
「え?」
振り返ると、そこには黒縄、朱羅、五代の3人が立っていた。体が半分透けており、よく目を凝らさなければ認識できない。
3人は陽斗の祖母を見て、心底驚いている様子だった。
「み、みんな! 何でいるの?! ここって僕の夢の中だよね?!」
陽斗は彼らのもとへ駆け寄ろうとした。
が、先程まで動いていたはずの体が全く動かせなくなっていた。首を後ろへ向けたまま、固まっている。
「あれっ? 動けない……?」
「まぁまぁ、陽斗氏。チミはそこに座っていたまえ」
陽斗が焦るのに対し、黒縄達は彼が何故動けないのか知っているらしく、冷静に彼の正面へ回りこみ、卓袱台の前へ腰を下ろした。
陽斗の祖母は黒縄達の姿が見えていないのか、すぐ目の前に座っていても全く気づいていないようだった。
「申し訳ございません。実は、黒縄様がどうしても陽斗殿のお祖母様をご覧になりたいと仰いまして……陽斗殿と蒼劔殿には内緒で、五代殿に陽斗殿の夢の羽根を複製して頂いたのですよ」
「陽斗氏、メンゴ! 夢の羽根コピったら、さっき黒縄氏の来歴暴露したこと許してくれるって言われちゃってさ! 邪魔はしないから、オイラ達のことは空気だと思ってくれたまへ!」
心の底から申し訳なさそうに謝る朱羅に対し、五代は悪びれもせず軽い調子で返す。
朱羅が咳払いし、五代を責めるように睨むと、五代はわざとらしく背をピンと伸ばした。
「ちなみに、私はお2人の付き添いです。夢の中とはいえ、黒縄様と五代殿を野放しにしては危険……もとい、心配ですから。我々の妖力に関しましても、きちんと夢に影響しないよう対策しましたので、ご安心を」
「んなことより、クソガキ! テメェのババァ、ちったぁ若過ぎやしねぇか?! 一体、いくつだ?!」
黒縄は拳で卓袱台を叩き、陽斗を問い詰める。
「えっとね、たしか60……もがっ」
陽斗は黒縄の質問に答えようとしたが、途中で口にオムライスを突っ込まれ、喋れなくなった。
見れば、陽斗の手には知らない間にプラスチックのスプーンが握られ、皿からオムライスを乱暴にすくっては、口へ運ぶ作業を行なっていた。
「手、手が勝手に! どうなってんの?!」
状況が理解出来ないまま、自らの手でオムライスを食べ続ける陽斗に、五代は懇切丁寧に説明した。
「この夢は、あくまで陽斗氏の記憶を再現しているだけであって、過去にあったことは変えられないんだ。ゆえに、体も記憶されている通りにしか動かない。体が勝手にオムライスを食べさせているのは、この時の陽斗氏がオムライスに真っしぐらだったせいってこと。まぁ、しばらくしたら別の記憶に切り替わるはずだから、ほんのちょっとだけ我慢してくれたまえよ」
「う、うん……」
その後も陽斗の手は、彼にオムライスを食べさせ続けた。
陽斗の祖母は一緒にオムライスを食べながら、陽斗が食事をさせられているのを微笑ましそうに眺めていた。
やがてオムライスがカラになると、陽斗の手からスプーンが離れ、チャンネルが切り替わったように景色がパッと変わった。卓袱台から料理が消え、陽斗は気がつくと畳の上で寝そべっていた。
「う……動けない」
「大丈夫ですか? 陽斗殿」
黒縄達は陽斗の顔を覗き込む。心配しているのは朱羅だけで、黒縄は
「ハッ、不様だな。そのまま一生寝てろ」
と、陽斗を冷たく見下ろし、五代は
「キャーッ! キッズの頃の陽斗氏、きゃーわーいーいー!」
と、こういう時に限って、陽斗の苦労を一切読み取らず、黄色い声を発していた。
「可愛いって……僕、一応高校生だよ?」
「でも、今はキッズじゃん」
五代はおもむろにスマホを取り出すとカメラアプリを開き、画面を陽斗に見せた。
そこに映っていたのは、幼い頃の陽斗だった。キョトンとした顔で、スマホの画面をジッと見つめている。髪は今より短く、目がくりくりとして可愛らしかった。
「わぁ、懐かしー! これ、僕だよね? 五代さん、何で僕の昔の写真、持ってるの?」
「いやいや、陽斗どんや。これ、写真じゃなくて、今の陽斗氏の顔をカメラで映してるだけだから」
「……え?」
その時、陽斗はまたも勝手に体が動き、起き上がった。
そのまま真っ直ぐ玄関へ向かい、マジックテープの靴を履き、外へ出て行く。手と変わらないほどの大きさの靴で、高校生の陽斗では絶対に履けないはずだった。
陽斗は外へ出ると、玄関のすぐ近くにあった水たまりを覗き込んだ。濁った水に、幼い頃の陽斗の姿が映っていた。
「……どゆこと?」
「こういうこと」
五代は後から追いつき、陽斗が見ている水たまりを指差した。
「夢の羽根は主観的な視点で夢を見られる魔具でね。言うなれば、陽斗氏は昔の自分に戻って、過去を追体験してるのさ。本来なら、オイラ達も昔の陽斗氏になれるんだけど、元の夢羽根から紐付けしてコピーしたから、夢同士がリンクして、陽斗氏になれなかったみたいだね。言うなれば、背後霊的な感じ?」
陽斗になっていたかもしれないと聞き、黒縄は「うげっ」と顔をしかめた。
「クソガキになってたら、さっきのコイツみてぇに、無理矢理オムライス食わされてたんだろ? だったら、こっちの方が都合がいいぜ。つっても、もう起きるけどな」
そう言うなり、黒縄は自らの頬をつねった。直後、黒縄の姿はその場からパッと消えた。
「黒縄君、帰っちゃったの?」
陽斗は水たまりから目が離せないため、後ろにいる朱羅に確認した。
朱羅は「えぇ」と頷いた。
「陽斗殿のお祖母様が見れたので、満足なされたのでしょう。私も戻ります。これ以上、陽斗殿のお邪魔になってはいけませんから」
そう言うと朱羅も自らの頬をつねり、夢から消えた。
それまで水たまりを見つめていた陽斗の体が背後を振り返ると、五代だけが「ぶんちき♪ ぶんちき♪」とリズムを取りながら、体を揺らしていた。この世界から出て行こうとする気配は全くなかった。
「五代さんは起きないの?」
「ミーは陽斗氏のアドバイザーだからね。困ったこと、聞きたいこと、好きな推しのこと、何でも聞いてくんしゃい?」
「うん! 分かんないことがあったら、聞くね!」
陽斗は言うや否や、駆け出した。
体が記憶通りに動いているだけだったが、
「待って、陽斗氏! そんなにオイラについて来て欲しくないのかーい?!」
と、五代は涙を滝のように流しながら、陽斗を追いかけて来た。
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