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第2.5話「ホラー映画が苦手な亡霊」
伍:映画の終わり
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ここまでクリアしてきた幸子も、例のシーンが近づいてくるにつれて顔が強張っていく。
五代の実況のお陰で映画への恐怖を克服した。今、彼女が恐れているのは、再び心臓発作を起こすことだった。
霊になってから1年間、何度も心臓発作を起こしてきた。急速に早まる心臓の鼓動、立っていられなくなるほどの苦痛……本来痛みを感じる肉体は既に失われ、幸子の霊体は死の瞬間の記憶を繰り返しているだけだったが、彼女はその苦しみに慣れることは出来ずにいた。またあの苦痛を受け、そしてこれからも永遠に受け続けるのかと思うと、恐ろしくてたまらなかった。
「幸子さん、大丈夫? 声出てないよ?」
すっかりホラー映画が平気になった陽斗は幸子が黙っているのに気づき、心配そうに声をかける。
幸子は怯えた様子で手を震わせ、「大丈夫よ」と青ざめた顔で微笑んだ。
「贄原君のお友達の五代君のお陰で、ちゃだ子はもう平気になったから。ただ……もしまた心臓発作を起こして死んだらと思うと、怖くて……」
「大丈夫ですよ! こんなに楽しいんだから、心臓発作なんて起こりません! もしまた心臓発作を起こしても、幸子さんが成仏するまで、付き合いますから!」
「えっ?」
思ってもいなかった陽斗の提案に、幸子は驚く。
「はいっ?」
『ちょ、待てよ陽斗氏!』
横で聞いていた朱羅と五代も驚いて声を上げ、慌てて陽斗に詰め寄った。
「陽斗殿、霊に固執してはなりません! そのうち取り憑かれ、霊力を奪われた挙句、死んで霊としてこの世の留まってしまう……!」
『その前にオイラのノドが死ぬね! もう既にヤバいけど!』
朱羅と五代は陽斗のためを思って忠告するが、当の陽斗は「幸子さんはそんなことしないよ~」と笑った。
「ずっとこのままじゃ可哀想でしょ? 早く天国に行かせてあげようよ」
「ですが……」
2人は納得していないようだったが、陽斗は彼らを無視し、幸子に服のすそを差し出した。
「不安だったら、握ってて下さい。本当は手を握ってあげられたら良かったんですけど、直接触っちゃうと危ないそうなので」
「あ、ありがとう」
幸子は陽斗が着ている黒いTシャツの腰のあたりのすそを、指でつまむように握った。たったそれだけで、幸子の不安は少し軽くなった。
「ほら、もうすぐ主人公さんがちゃだ子さんと初めてご対面するシーンですよ。ここから2人の友情が深まっていく……んだったよね? 五代さん」
陽斗はスクリーンを指差し、幸子に笑いかける。幸子が毎回心臓発作を起こしてしまう場面だ。
『違います。そのせいで主人公はちゃだ子に目をつけられて、夜な夜な恐ろしい悪夢を見るようになるんです』
「夢の中まで会いに来るなんて、ちゃだ子さんは本当に健気だなぁ」
五代は陽斗に尋ねられ、話の内容を正直に答えてしまったが、陽斗は既に五代の設定に洗脳されており、実際の設定を聞いても脳内で都合のいいように変換していた。
幸子も五代の設定を本気で信じているのかいないのか、「そんな大事なシーンなら、絶対に見逃しちゃダメだね」と微笑んだ。
スクリーンでは、会社のオフィスでちゃだ子に見つかった新入社員の女性が机の下に隠れ、息を潜めている映像が流れていた。ちゃだ子の足音が近づき、新入社員が隠れている机の前で止まる。
新入社員は恐怖で俯いたまま、腕と腕の隙間から様子を窺うが、机の前で止まったはずのちゃだ子はいなかった。
ホッとして新入社員が顔を上げると、目の前でちゃだ子が彼女を覗き込んでいた。爆音と共に、スクリーンいっぱいにちゃだ子の顔(前髪で覆われているので、素顔は見えないが)が映し出され、新入社員が悲鳴を上げる。
「ひぃっ! 私はもう無理ですー!」
横では朱羅が恐怖でうずくまり、震えていたが、陽斗は平気だった。問題の幸子も、微笑ましそうにちゃだ子を見ていた。
・
その後の恐怖シーンも五代の実況で難なくクリアしていき、映画は終わった。手書きの血文字で書かれたエンドロールが下から上へ流れていく。
『これにて、ちゃだ子☆完結! いかがでしたかな?』
「面白かったー! 最後にちゃだ子さんと主人公さんが仲良くなって良かったね!」
「仲良く……? あれはちゃだ子が主人公さんのパソコンに取り憑いたのでは……」
陽斗が生き生きとちゃだ子を語るのに対し、朱羅は未だに恐怖が癒えず、震えていた。
「幸子さんはどのシーンが好きだった?」
「そうね……」
幸子は今まで見てきた「ちゃだ子」の映像を思い出し、「今日見たシーン、全部かな」と答えた。
「こんなに楽しく映画を見たのは久しぶりだったから安心して楽しめたわ。五代君のめちゃくちゃな設定抜きにしても、面白い映画だった。映子が勧めてた理由がよく分かったわ」
『いいんじゃよ。入口はまともじゃなくても、最後には面白さを分かってくれるなら、ワシはいくらでも踏み台になるぞい!』
そして一瞬寂しげに目を伏せると、陽斗に笑顔を見せて言った。
「ありがとう、私を助けてくれて。これでようやく、映子のもとへ行けるわ」
「え?」
直後、エンドロールが終わり、映画館の照明がゆっくりと点灯した。
館内が明るくなるにつれ、幸子の体は透けていき、完全に館内が明るくなった頃には、幸子の姿は何処にもなかった。
・
後に、陽斗が五代から聞いたところによると、あの映画館では1年前、「ちゃだ子」を見たことで心臓発作を起こし、そのまま亡くなった女性がいたという。
一緒に映画を見ていた女性の友人は、そのショックから自殺。
それから映画館では「ちゃだ子」の上映が行われるたびに怪現象が起こるようになり、一時は上映中止も危ぶまれたが、かえって「曰くつきの映画」として人気を博し、今年の復刻上映が決まったらしい。
復刻上映中も怪現象は起こり続けていたそうだが、最近になってぴたりと止んだという。
映画ファンの間では様々な憶測が飛び交っているが、今のところ有力な設はない。
「でもオイラは知ってるんだぜ? 陽斗氏と愉快なオイラ達がその立役者だってさ! この際、名乗っちゃう? 怪現象を止めた張本人だって名乗っちゃう??」
「やめておきましょうよ。どうやっても証明出来ませんから」
「そうそう。それより僕、映子さんのお墓に行きたいな! “幸子さんがそっちに行きましたよ”って教えてあげたい!」
「な……なんて心が清いんだッ! 俺っちだったら即、スレ立てて自慢するってのに! そして最後は、フルボッコで叩かれるってね!」
五代はネットでこのことを自慢できないことに口惜しそうにしながら、映子が眠る墓を調べ始めた。
一方、陽斗は天国で幸子と映子が再会する姿を思い浮かべ、自分ごとのように幸せそうだった。
「きっと、2人で一緒に映画を見てるんだよ。今までずっと離れ離れだったんだもん。何見てるのかな……やっぱり、『ちゃだ子』かな?」
それを聞いた朱羅は真顔で断言した。
「絶対別の映画だと思います」
(第2.5話「ホラー映画が苦手な亡霊」終わり)
五代の実況のお陰で映画への恐怖を克服した。今、彼女が恐れているのは、再び心臓発作を起こすことだった。
霊になってから1年間、何度も心臓発作を起こしてきた。急速に早まる心臓の鼓動、立っていられなくなるほどの苦痛……本来痛みを感じる肉体は既に失われ、幸子の霊体は死の瞬間の記憶を繰り返しているだけだったが、彼女はその苦しみに慣れることは出来ずにいた。またあの苦痛を受け、そしてこれからも永遠に受け続けるのかと思うと、恐ろしくてたまらなかった。
「幸子さん、大丈夫? 声出てないよ?」
すっかりホラー映画が平気になった陽斗は幸子が黙っているのに気づき、心配そうに声をかける。
幸子は怯えた様子で手を震わせ、「大丈夫よ」と青ざめた顔で微笑んだ。
「贄原君のお友達の五代君のお陰で、ちゃだ子はもう平気になったから。ただ……もしまた心臓発作を起こして死んだらと思うと、怖くて……」
「大丈夫ですよ! こんなに楽しいんだから、心臓発作なんて起こりません! もしまた心臓発作を起こしても、幸子さんが成仏するまで、付き合いますから!」
「えっ?」
思ってもいなかった陽斗の提案に、幸子は驚く。
「はいっ?」
『ちょ、待てよ陽斗氏!』
横で聞いていた朱羅と五代も驚いて声を上げ、慌てて陽斗に詰め寄った。
「陽斗殿、霊に固執してはなりません! そのうち取り憑かれ、霊力を奪われた挙句、死んで霊としてこの世の留まってしまう……!」
『その前にオイラのノドが死ぬね! もう既にヤバいけど!』
朱羅と五代は陽斗のためを思って忠告するが、当の陽斗は「幸子さんはそんなことしないよ~」と笑った。
「ずっとこのままじゃ可哀想でしょ? 早く天国に行かせてあげようよ」
「ですが……」
2人は納得していないようだったが、陽斗は彼らを無視し、幸子に服のすそを差し出した。
「不安だったら、握ってて下さい。本当は手を握ってあげられたら良かったんですけど、直接触っちゃうと危ないそうなので」
「あ、ありがとう」
幸子は陽斗が着ている黒いTシャツの腰のあたりのすそを、指でつまむように握った。たったそれだけで、幸子の不安は少し軽くなった。
「ほら、もうすぐ主人公さんがちゃだ子さんと初めてご対面するシーンですよ。ここから2人の友情が深まっていく……んだったよね? 五代さん」
陽斗はスクリーンを指差し、幸子に笑いかける。幸子が毎回心臓発作を起こしてしまう場面だ。
『違います。そのせいで主人公はちゃだ子に目をつけられて、夜な夜な恐ろしい悪夢を見るようになるんです』
「夢の中まで会いに来るなんて、ちゃだ子さんは本当に健気だなぁ」
五代は陽斗に尋ねられ、話の内容を正直に答えてしまったが、陽斗は既に五代の設定に洗脳されており、実際の設定を聞いても脳内で都合のいいように変換していた。
幸子も五代の設定を本気で信じているのかいないのか、「そんな大事なシーンなら、絶対に見逃しちゃダメだね」と微笑んだ。
スクリーンでは、会社のオフィスでちゃだ子に見つかった新入社員の女性が机の下に隠れ、息を潜めている映像が流れていた。ちゃだ子の足音が近づき、新入社員が隠れている机の前で止まる。
新入社員は恐怖で俯いたまま、腕と腕の隙間から様子を窺うが、机の前で止まったはずのちゃだ子はいなかった。
ホッとして新入社員が顔を上げると、目の前でちゃだ子が彼女を覗き込んでいた。爆音と共に、スクリーンいっぱいにちゃだ子の顔(前髪で覆われているので、素顔は見えないが)が映し出され、新入社員が悲鳴を上げる。
「ひぃっ! 私はもう無理ですー!」
横では朱羅が恐怖でうずくまり、震えていたが、陽斗は平気だった。問題の幸子も、微笑ましそうにちゃだ子を見ていた。
・
その後の恐怖シーンも五代の実況で難なくクリアしていき、映画は終わった。手書きの血文字で書かれたエンドロールが下から上へ流れていく。
『これにて、ちゃだ子☆完結! いかがでしたかな?』
「面白かったー! 最後にちゃだ子さんと主人公さんが仲良くなって良かったね!」
「仲良く……? あれはちゃだ子が主人公さんのパソコンに取り憑いたのでは……」
陽斗が生き生きとちゃだ子を語るのに対し、朱羅は未だに恐怖が癒えず、震えていた。
「幸子さんはどのシーンが好きだった?」
「そうね……」
幸子は今まで見てきた「ちゃだ子」の映像を思い出し、「今日見たシーン、全部かな」と答えた。
「こんなに楽しく映画を見たのは久しぶりだったから安心して楽しめたわ。五代君のめちゃくちゃな設定抜きにしても、面白い映画だった。映子が勧めてた理由がよく分かったわ」
『いいんじゃよ。入口はまともじゃなくても、最後には面白さを分かってくれるなら、ワシはいくらでも踏み台になるぞい!』
そして一瞬寂しげに目を伏せると、陽斗に笑顔を見せて言った。
「ありがとう、私を助けてくれて。これでようやく、映子のもとへ行けるわ」
「え?」
直後、エンドロールが終わり、映画館の照明がゆっくりと点灯した。
館内が明るくなるにつれ、幸子の体は透けていき、完全に館内が明るくなった頃には、幸子の姿は何処にもなかった。
・
後に、陽斗が五代から聞いたところによると、あの映画館では1年前、「ちゃだ子」を見たことで心臓発作を起こし、そのまま亡くなった女性がいたという。
一緒に映画を見ていた女性の友人は、そのショックから自殺。
それから映画館では「ちゃだ子」の上映が行われるたびに怪現象が起こるようになり、一時は上映中止も危ぶまれたが、かえって「曰くつきの映画」として人気を博し、今年の復刻上映が決まったらしい。
復刻上映中も怪現象は起こり続けていたそうだが、最近になってぴたりと止んだという。
映画ファンの間では様々な憶測が飛び交っているが、今のところ有力な設はない。
「でもオイラは知ってるんだぜ? 陽斗氏と愉快なオイラ達がその立役者だってさ! この際、名乗っちゃう? 怪現象を止めた張本人だって名乗っちゃう??」
「やめておきましょうよ。どうやっても証明出来ませんから」
「そうそう。それより僕、映子さんのお墓に行きたいな! “幸子さんがそっちに行きましたよ”って教えてあげたい!」
「な……なんて心が清いんだッ! 俺っちだったら即、スレ立てて自慢するってのに! そして最後は、フルボッコで叩かれるってね!」
五代はネットでこのことを自慢できないことに口惜しそうにしながら、映子が眠る墓を調べ始めた。
一方、陽斗は天国で幸子と映子が再会する姿を思い浮かべ、自分ごとのように幸せそうだった。
「きっと、2人で一緒に映画を見てるんだよ。今までずっと離れ離れだったんだもん。何見てるのかな……やっぱり、『ちゃだ子』かな?」
それを聞いた朱羅は真顔で断言した。
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