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第3話「贄原くんの災厄な五日間」後編
4日目:夏祭り④
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陽斗が屋上へ到達する前、蒼劔と朱羅は焦熱と炎熱と戦っていた。
とはいえ、刀を警戒されている蒼劔は攻撃を全て避けられ、攻撃すらされない。実質、朱羅と双子の1対2の戦いだった。
交互に蒼劔を引きつけ、炎をまとった拳や蹴りを朱羅の体へ打ち込む。双子が代わる代わる攻撃してくることで狙いが定まらず、朱羅は金棒で身を守るので精一杯だった。
「くっ、これではキリがありませんね」
「……仕方ないな」
蒼劔はもう1本、刀を左手から出すと朱羅に向かって放った。刀は回転しながら真っ直ぐ飛び、焦熱と炎熱に目視で避けられる。
「そ、蒼劔殿?!」
朱羅は蒼劔の突然の奇行に驚きつつも、金棒を左手へ持ち替え、右手で刀の柄をつかんだ。
「それを使え。刃には触れるなよ」
「わ、私が使うんですか?!」
「このままではラチがあかん。使い方は金棒と概ね変わらんから、お前でも使える」
行くぞ、と蒼劔は焦熱に向かって刀を振り下ろす。
朱羅も金棒を屋上の隅に置き、炎熱へ刀を振り上げた。いつも使っている金棒よりも軽いため、蒼劔に引けを取らない速さで動く。
「このっ!」
「このっ!」
双子は蒼劔と朱羅の攻撃を避け、2人に向かって炎を放つ。
しかし蒼劔と朱羅は刀を盾にして炎を防ぎながら双子へ突進し、彼らの体を切った。焦熱は右手、炎熱は左足を切られ、倒れる。傷口から青い光の粒子が立ち昇った。
「よし、これで……」
「いいえ、まだです!」
朱羅は蒼劔が刀を左手へ仕舞おうとするのを制し、双子に向かって刀を振り上げた。
両手が残っている炎熱は「朱羅を直接攻撃しても意味がない」と判断し、全く見当違いの方向へ左手で炎を放った。その先には、朱羅の金棒があった。
「させません!」
朱羅は金棒を燃やされないよう、刀で炎を食い止める。いくら丈夫な金棒とはいえ、双子の炎を食らっても無事である保証はなかった。
双子はその隙に、蒼劔の刀が触れた傷口へ炎を放った。炎は青い光の粒子を燃やし、体の消滅を食い止めた。
予想外の彼らの行動に、蒼劔は驚いた。
「俺の妖力が分解しきれない量の妖力を放ち、消滅を食い止めたのか……!」
妖力はそれを上回る量の妖力を受けることで、打ち消される性質を持つ。これは破邪の力が宿っている蒼劔の妖力も、例外ではない。
双子は傷から粒子が消えても、炎を放ち続けた。すると失われたはずの右手と左足が傷口から生え、元の状態に戻ろうとしていた。遠目からそれを見ていた朱羅は、蒼劔を急かした。
「蒼劔殿、早くトドメを!」
「……まったく。炎で体が癒えるとは、お前達はどういう構造の身体をしているんだ?」
蒼劔は体を再生出来ないよう、焦熱のもう一方の腕を狙って刀を振り上げる。
「させない」
「させない」
焦熱は右手の再生を中断し、蒼劔に向かって炎を放った。炎熱も左足の再生を止め、応戦する。
蒼劔は刀を盾に、2人の炎を受け止める。双子の炎の勢いは最初よりも弱くなっていた。
「どうした? 妖力が切れかかっているんじゃないか?」
「くっ……!」
「くっ……!」
双子は力を込めるが、炎は弱まる一方だった。
やがて炎が蒼劔に届かなくなるまでに勢いを失うと、蒼劔は炎を切り、双子の眼前へ踏み込んだ。背後には結界があるため、逃げられない。
「マズい」
「マズい」
抵抗する術がなくなった焦熱と炎熱は青ざめ、互いに互いを守るように身を寄せ合った。
炎が切れた2人の鬼は、人間だった頃と同じ、ただの幼い子供に戻っていた。
「覚悟!」
蒼劔は無慈悲にも、幼い子供達に向かって刀を振り下ろした。
焦熱と炎熱を仕留めることに集中していたせいで、左手後方にある屋上の扉が開いたことにも、そこから誰かが屋上へ侵入してきたことにも、その誰かがこちらに向かって走ってきていことにも気づかなかった。
だから……彼が蒼劔の視界に入ってきたのは、蒼劔にとっても突然の出来事だった。
・
陽斗が焦熱と炎熱を庇うように目の前に現れたと認識した時には、もう遅かった。
一度振り下ろした刀は簡単には止まらない。気づいた時には蒼劔は陽斗を切っていた。
肩から腹にかけて斜めに刻まれた傷口からは真っ赤な血の代わりに、青い光の粒子が空気中へ漂っていった。薄暗い屋上で輝く青い光の粒子は、夜空に瞬く星のようだった。
その瞬間はまさに、五代が予知した通りの光景だった。
陽斗は蒼劔に切られた瞬間、驚いたように目を見開いたが、すぐにホッと表情を和らげた。
「……良かった。間に合って」
そのまま横向きに倒れ、空を仰ぐように仰向けになった。
蒼劔は倒れている陽斗を呆然と見下ろす。手から力が抜け、握っていた刀が地面へ落下しても、気に留めなかった。
(俺は、今……何をした?)
蒼劔はつい数秒前のことを思い出し、愕然とした。刀が陽斗の体を切った感触はなかったが、この手で陽斗を切った瞬間は鮮明に記憶されていた。
陽斗を切った両手を持ち上げ、見つめる。彼の両手は震えていた。
(……また、やってしまった! あの頃と同じように、また!)
「陽斗殿!」
その時、朱羅が陽斗の元へ駆け寄り、彼を呼びかけた。朱羅のその声を聞き、後悔に苛まれていた蒼劔は正気に戻った。
(今は己を責めている場合ではない。一刻も早く、陽斗をなんとかしなくては……!)
蒼劔は陽斗のそばで膝をつき、彼の傷の具合を診た。
青い光の粒子は依然として陽斗の傷口に付着していた。目視では分からないが、徐々に傷口が広がっている。
朱羅も傷口の具合を見て、青ざめた。
「……これは、マズいですね」
「あぁ……俺達にはどうしようもない」
不意に、陽斗が蒼劔と朱羅へ目を向けた。蒼劔は悔しそうに拳を固く握り、朱羅は今にも泣きそうな顔で陽斗の傷を見ている。
今の状況を理解出来ていない陽斗は、何故2人がそんな表情をしているのか分からなかった。
「2人とも、どうしたの?」
「……すまない」
蒼劔は陽斗に向かって深く頭を下げ、謝った。陽斗は「謝らないでよー」と蒼劔の顔へ両手を伸ばし、無理矢理顔を上げさせる。
「蒼劔君は悪くないよ。僕が蒼劔君の前に飛び出しちゃったせいなんだからさ」
「……いや。俺はお前に謝らなくてはならない」
蒼劔は顔から陽斗の両手を剥がし、固く握る。彼の手はまだ震えていた。
「陽斗、よく聞いてくれ。お前の体は今、俺の妖力に蝕まれようとしている」
「……そうなったら僕、どうなっちゃうの? 死んじゃうの?」
「死にはしない。だが、」
ギリッ、と蒼劔は歯を食いしばる。彼の手はいつもに増して冷たかった。
「……お前は人間ではなくなる」
とはいえ、刀を警戒されている蒼劔は攻撃を全て避けられ、攻撃すらされない。実質、朱羅と双子の1対2の戦いだった。
交互に蒼劔を引きつけ、炎をまとった拳や蹴りを朱羅の体へ打ち込む。双子が代わる代わる攻撃してくることで狙いが定まらず、朱羅は金棒で身を守るので精一杯だった。
「くっ、これではキリがありませんね」
「……仕方ないな」
蒼劔はもう1本、刀を左手から出すと朱羅に向かって放った。刀は回転しながら真っ直ぐ飛び、焦熱と炎熱に目視で避けられる。
「そ、蒼劔殿?!」
朱羅は蒼劔の突然の奇行に驚きつつも、金棒を左手へ持ち替え、右手で刀の柄をつかんだ。
「それを使え。刃には触れるなよ」
「わ、私が使うんですか?!」
「このままではラチがあかん。使い方は金棒と概ね変わらんから、お前でも使える」
行くぞ、と蒼劔は焦熱に向かって刀を振り下ろす。
朱羅も金棒を屋上の隅に置き、炎熱へ刀を振り上げた。いつも使っている金棒よりも軽いため、蒼劔に引けを取らない速さで動く。
「このっ!」
「このっ!」
双子は蒼劔と朱羅の攻撃を避け、2人に向かって炎を放つ。
しかし蒼劔と朱羅は刀を盾にして炎を防ぎながら双子へ突進し、彼らの体を切った。焦熱は右手、炎熱は左足を切られ、倒れる。傷口から青い光の粒子が立ち昇った。
「よし、これで……」
「いいえ、まだです!」
朱羅は蒼劔が刀を左手へ仕舞おうとするのを制し、双子に向かって刀を振り上げた。
両手が残っている炎熱は「朱羅を直接攻撃しても意味がない」と判断し、全く見当違いの方向へ左手で炎を放った。その先には、朱羅の金棒があった。
「させません!」
朱羅は金棒を燃やされないよう、刀で炎を食い止める。いくら丈夫な金棒とはいえ、双子の炎を食らっても無事である保証はなかった。
双子はその隙に、蒼劔の刀が触れた傷口へ炎を放った。炎は青い光の粒子を燃やし、体の消滅を食い止めた。
予想外の彼らの行動に、蒼劔は驚いた。
「俺の妖力が分解しきれない量の妖力を放ち、消滅を食い止めたのか……!」
妖力はそれを上回る量の妖力を受けることで、打ち消される性質を持つ。これは破邪の力が宿っている蒼劔の妖力も、例外ではない。
双子は傷から粒子が消えても、炎を放ち続けた。すると失われたはずの右手と左足が傷口から生え、元の状態に戻ろうとしていた。遠目からそれを見ていた朱羅は、蒼劔を急かした。
「蒼劔殿、早くトドメを!」
「……まったく。炎で体が癒えるとは、お前達はどういう構造の身体をしているんだ?」
蒼劔は体を再生出来ないよう、焦熱のもう一方の腕を狙って刀を振り上げる。
「させない」
「させない」
焦熱は右手の再生を中断し、蒼劔に向かって炎を放った。炎熱も左足の再生を止め、応戦する。
蒼劔は刀を盾に、2人の炎を受け止める。双子の炎の勢いは最初よりも弱くなっていた。
「どうした? 妖力が切れかかっているんじゃないか?」
「くっ……!」
「くっ……!」
双子は力を込めるが、炎は弱まる一方だった。
やがて炎が蒼劔に届かなくなるまでに勢いを失うと、蒼劔は炎を切り、双子の眼前へ踏み込んだ。背後には結界があるため、逃げられない。
「マズい」
「マズい」
抵抗する術がなくなった焦熱と炎熱は青ざめ、互いに互いを守るように身を寄せ合った。
炎が切れた2人の鬼は、人間だった頃と同じ、ただの幼い子供に戻っていた。
「覚悟!」
蒼劔は無慈悲にも、幼い子供達に向かって刀を振り下ろした。
焦熱と炎熱を仕留めることに集中していたせいで、左手後方にある屋上の扉が開いたことにも、そこから誰かが屋上へ侵入してきたことにも、その誰かがこちらに向かって走ってきていことにも気づかなかった。
だから……彼が蒼劔の視界に入ってきたのは、蒼劔にとっても突然の出来事だった。
・
陽斗が焦熱と炎熱を庇うように目の前に現れたと認識した時には、もう遅かった。
一度振り下ろした刀は簡単には止まらない。気づいた時には蒼劔は陽斗を切っていた。
肩から腹にかけて斜めに刻まれた傷口からは真っ赤な血の代わりに、青い光の粒子が空気中へ漂っていった。薄暗い屋上で輝く青い光の粒子は、夜空に瞬く星のようだった。
その瞬間はまさに、五代が予知した通りの光景だった。
陽斗は蒼劔に切られた瞬間、驚いたように目を見開いたが、すぐにホッと表情を和らげた。
「……良かった。間に合って」
そのまま横向きに倒れ、空を仰ぐように仰向けになった。
蒼劔は倒れている陽斗を呆然と見下ろす。手から力が抜け、握っていた刀が地面へ落下しても、気に留めなかった。
(俺は、今……何をした?)
蒼劔はつい数秒前のことを思い出し、愕然とした。刀が陽斗の体を切った感触はなかったが、この手で陽斗を切った瞬間は鮮明に記憶されていた。
陽斗を切った両手を持ち上げ、見つめる。彼の両手は震えていた。
(……また、やってしまった! あの頃と同じように、また!)
「陽斗殿!」
その時、朱羅が陽斗の元へ駆け寄り、彼を呼びかけた。朱羅のその声を聞き、後悔に苛まれていた蒼劔は正気に戻った。
(今は己を責めている場合ではない。一刻も早く、陽斗をなんとかしなくては……!)
蒼劔は陽斗のそばで膝をつき、彼の傷の具合を診た。
青い光の粒子は依然として陽斗の傷口に付着していた。目視では分からないが、徐々に傷口が広がっている。
朱羅も傷口の具合を見て、青ざめた。
「……これは、マズいですね」
「あぁ……俺達にはどうしようもない」
不意に、陽斗が蒼劔と朱羅へ目を向けた。蒼劔は悔しそうに拳を固く握り、朱羅は今にも泣きそうな顔で陽斗の傷を見ている。
今の状況を理解出来ていない陽斗は、何故2人がそんな表情をしているのか分からなかった。
「2人とも、どうしたの?」
「……すまない」
蒼劔は陽斗に向かって深く頭を下げ、謝った。陽斗は「謝らないでよー」と蒼劔の顔へ両手を伸ばし、無理矢理顔を上げさせる。
「蒼劔君は悪くないよ。僕が蒼劔君の前に飛び出しちゃったせいなんだからさ」
「……いや。俺はお前に謝らなくてはならない」
蒼劔は顔から陽斗の両手を剥がし、固く握る。彼の手はまだ震えていた。
「陽斗、よく聞いてくれ。お前の体は今、俺の妖力に蝕まれようとしている」
「……そうなったら僕、どうなっちゃうの? 死んじゃうの?」
「死にはしない。だが、」
ギリッ、と蒼劔は歯を食いしばる。彼の手はいつもに増して冷たかった。
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