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第1.5話「インチキ霊能力者をぶっ倒せ!」
捌:蒼劔の正体&エピローグ
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「おじさん、蒼劔君のことを知ってるんですか?!」
陽斗に尋ねられ、男は「あ、あぁ……」と未だに信じられない様子で蒼劔を凝視したまま、頷いた。
「奴のことを知らぬ術者はおらんよ。邪悪な妖力を放ち、人間を無差別に殺し回っていた恐ろしき鬼……如何なる術者も討伐することは叶わず、打つ手なしと思われていた“武の蒼劔”。まさか、本当に無害な存在になっていたとは……」
「ちょ、ちょっと待って! 蒼劔君が人間を殺してたってどういうことですか?!」
陽斗には男の話が信じられなかった。自分を妖怪から救い、騙し取られた金を奪い返してくれた恩人である蒼劔が、そんなことをしていたとは思えない。
しかし当の本人である蒼劔は「本当だ」と肯定した。
「俺はかつて、人間を殺めることしか出来ない鬼だった。毎日何人もの人間を殺して回った。俺のせいで住人が全滅した村もある。今はある人のお陰で人間を殺すことは無くなったが、過去の罪が永遠に消えることは無い」
だが、と蒼劔は曇りのない眼で陽斗の目を見つめた。
「俺は決意した。かつて俺が殺した人数以上の人間を救おうと。それが今の俺に科せられた、唯一の使命だから」
「蒼劔君……」
陽斗も蒼劔の目を真っ直ぐ見返す。その澄んだ青い瞳には確固たる信念が宿っているようの見えた。
「……それはそれとして貴様、よくも術者の分際でパチモン開運グッズを売りつけてくれたな」
「パ、パチモン?!」
そう言うなり、蒼劔は陽斗が持っていた水晶のブレスレットを掴み、男に突きつけた。
「これは陽斗がお前から買ったブレスレットだ。材料こそ本物の水晶で出来ているが、何の力も宿っていない。これでは異形を退けることなど不可能だ!」
「そんな馬鹿な!」
男は慌ててブレスレットを確認し、愕然とした。
「本当だ……ブレスレットに込めた霊力が空になっとる! 君、一体何処をほっつき歩いたらこうなるんだね?! このブレスレットは保証書にある通り、普通に暮しておったら半年以上は持つ代物だぞ?!」
「えぇぇ?! 僕、おかしな場所なんて行ってないですよ?! 家から出るのは学校とバイトとお買い物くらいで、お出かけなんて今日が久しぶりなんですから!」
陽斗は全く身に覚えがないようだったが、彼の体質をよく分かっている蒼劔にはおおよその事情が読めた。
「おそらく、お前が気づいていない間にも異形に襲われていたのだろう。それをこのブレスレットが守っていたんだ」
男も初めて陽斗と会った時の状況を思い出し、頷いた。
「儂が駅前で彼を見た時もそうだった。妖怪や霊どもが大量に彼の体に纏わりついとったんだ。そのブレスレット程度の魔具しか作れん儂にはどうすることも出来んかった。せめてこれだけでもとブレスレットを渡したが、効果はイマイチだったようだの」
男は自分の無力さを痛感し、悔いていた。それを見て陽斗は慌てて「そんなことないですよ!」と慰めた。
「このブレスレットが無かったら、僕絶対今生きてないと思います!」
「同感だ」
蒼劔は大きく頷いた。
「その魔具があったからこそ、陽斗は生き延びることが出来た。お前はそれを誇るべきだ」
「蒼劔……」
男は涙を浮かべ、「ありがとう」と蒼劔に頭を下げた。
「今日ほど術者をやって来て良かったと思えた日はない。今まで散々、似非霊能力者だの詐欺師だのと罵られてきたが、ようやく報われたよ。もう思い残すことはない。すっぱり、術者を辞めるよ」
突然の男の発言に「えぇっ?!」と陽斗は声を上げた。
「何でですか?! おじさんは本物の術者さんで、魔具だって作れるすごい人なのに!」
「少年。今の世の中で異形達に困っとる人間はそういない。見える人間も、人間界で悪さをする妖怪や鬼も減ってきとるからだ。その一部の困っとる人間さえも、儂よりずっと有能な術者達で奪い合っとる。儂のような半端者は、この業界では生き残っていけんのだよ」
「そんなぁ……」
陽斗は残念そうに肩を落とす。
数々のバイトを経験してきた陽斗には分かっていた。このご時世、どんな業界でも生き残れるのは一握りの人間と企業だけ……その生存競争に参加出来るかどうかは、当人の努力だけではどうにもならないこともある、と。
「いや、諦めるのは早い」
すると蒼劔がブレスレットを男に渡し、言った。
「この魔具に再度、霊力を込めて欲しい。保証期間中なら無料で交換出来るのだろう?」
「お、おぉ。少し待っておれ。すぐに直すから」
男はブレスレットを受け取ると陽斗と蒼劔に来客用のソファに座るよう促し、自分は作業用の机へ向かった。椅子に座り、作業に取り掛かろうとした男に「それと、」と蒼劔は付け足した。
「まだどの術者にも手をつけられていない、いい仕事場があるんだが……」
・
陽斗と蒼劔が名曽野市へ出掛けた数日後。蒼劔と共に学校から帰ってきた陽斗は、自宅のポストに入っていた大量のチラシの束から見知った名前が入ったチラシを見つけた。
「蒼劔君、これ見て! 稲葉さん、節木市に移転したって!」
それは陽斗がブレスレットを購入した男、稲葉淳一が営む稲葉淳一心霊相談所のチラシだった。チラシには相談所の説明と地図が筆で書かれてあり、分かりやすかった。
「お仕事、増えるといいね」
「陽斗がここにいる限りは食っていけるだろうな」
蒼劔の見込み通り、稲葉淳一心霊相談所には開店と同時に多数の節木市民が殺到した。
というのも、陽斗に引き寄せられてきた妖怪や霊達が連日、陽斗以外の人間にも襲いかかったり、学校や店で心霊現象を起こしたりとしていたせいで、多くの節木市民が不安を抱えていた。大半の市民は霊力が低く、異形の存在を知覚出来なかったため、心霊現象に悩んでいた人間は誰にも相談することが出来ず、不安な思いをしていた。
一方的に怪しげな商品を売りつけず、まともに相談に乗ってくれる稲葉淳一心霊相談所は瞬く間に評判を呼び、次第に節木市民の心の拠り所になっていった。
まさか自分のせいで稲葉の店が繁盛するとは思っていない陽斗は蒼劔の発言に対し、首を傾げた。
「何で僕がいれば大丈夫なの?」
「……お前はいい加減、周りをよく見るクセをつけてくれ。それでは、また誰かに騙されるぞ?」
「分かってるよー。もう無駄遣いは絶対しない! それはともかく、今度のお休みに蒼劔君の歓迎会しない? 僕、カレーが食べたいなぁ」
陽斗はポストに入っていた他のチラシも取り出し、ドアの鍵を開けて部屋に入った。蒼劔も後に続いて中に入る。
陽斗はリュックを畳の上に置くと、すぐさま扇風機をつけ、前を陣取って涼んだ。リュックの外ポケットには稲葉に霊力を込め直してもらった水晶が入っている。蒼劔が陽斗を守っているお陰で、水晶の力は使用されることなく保たれていた。
「俺の歓迎会なら、俺の好きな食べ物を出すべきじゃないのか? 水羊羹とか大福とかアンパンとかぜんざいとか」
不満を漏らす蒼劔に、陽斗は「この暑い中、ぜんざい?!」と悲鳴にも似た声を上げる。
「せめて、小豆のアイスにしようよー。いっそ、アイスパーティーとかどう?」
この陽斗の提案には蒼劔も「賛成」と頷いた。
「俺は平気だが、お前は腹を下さないように注意しろよ」
「大丈夫だよ! 冷凍庫で凍らせたモヤシをよくアイス代わりに食べてるから!」
「……いつも思うが、あれは美味いのか?」
2人が蒼劔の歓迎会、もといアイスパーティーの計画をしている部屋の外では、無数の蝉達が騒々しく鳴いていた。外の気温は陽斗と蒼劔が出会った時よりも暑く、着実に夏休みへと近づいていた。
それは同時に、彼らにとって最悪の5日間が近づきつつあることも意味していた……。
(第1.5話「インチキ霊能力者をぶっ倒せ!」終わり)
陽斗に尋ねられ、男は「あ、あぁ……」と未だに信じられない様子で蒼劔を凝視したまま、頷いた。
「奴のことを知らぬ術者はおらんよ。邪悪な妖力を放ち、人間を無差別に殺し回っていた恐ろしき鬼……如何なる術者も討伐することは叶わず、打つ手なしと思われていた“武の蒼劔”。まさか、本当に無害な存在になっていたとは……」
「ちょ、ちょっと待って! 蒼劔君が人間を殺してたってどういうことですか?!」
陽斗には男の話が信じられなかった。自分を妖怪から救い、騙し取られた金を奪い返してくれた恩人である蒼劔が、そんなことをしていたとは思えない。
しかし当の本人である蒼劔は「本当だ」と肯定した。
「俺はかつて、人間を殺めることしか出来ない鬼だった。毎日何人もの人間を殺して回った。俺のせいで住人が全滅した村もある。今はある人のお陰で人間を殺すことは無くなったが、過去の罪が永遠に消えることは無い」
だが、と蒼劔は曇りのない眼で陽斗の目を見つめた。
「俺は決意した。かつて俺が殺した人数以上の人間を救おうと。それが今の俺に科せられた、唯一の使命だから」
「蒼劔君……」
陽斗も蒼劔の目を真っ直ぐ見返す。その澄んだ青い瞳には確固たる信念が宿っているようの見えた。
「……それはそれとして貴様、よくも術者の分際でパチモン開運グッズを売りつけてくれたな」
「パ、パチモン?!」
そう言うなり、蒼劔は陽斗が持っていた水晶のブレスレットを掴み、男に突きつけた。
「これは陽斗がお前から買ったブレスレットだ。材料こそ本物の水晶で出来ているが、何の力も宿っていない。これでは異形を退けることなど不可能だ!」
「そんな馬鹿な!」
男は慌ててブレスレットを確認し、愕然とした。
「本当だ……ブレスレットに込めた霊力が空になっとる! 君、一体何処をほっつき歩いたらこうなるんだね?! このブレスレットは保証書にある通り、普通に暮しておったら半年以上は持つ代物だぞ?!」
「えぇぇ?! 僕、おかしな場所なんて行ってないですよ?! 家から出るのは学校とバイトとお買い物くらいで、お出かけなんて今日が久しぶりなんですから!」
陽斗は全く身に覚えがないようだったが、彼の体質をよく分かっている蒼劔にはおおよその事情が読めた。
「おそらく、お前が気づいていない間にも異形に襲われていたのだろう。それをこのブレスレットが守っていたんだ」
男も初めて陽斗と会った時の状況を思い出し、頷いた。
「儂が駅前で彼を見た時もそうだった。妖怪や霊どもが大量に彼の体に纏わりついとったんだ。そのブレスレット程度の魔具しか作れん儂にはどうすることも出来んかった。せめてこれだけでもとブレスレットを渡したが、効果はイマイチだったようだの」
男は自分の無力さを痛感し、悔いていた。それを見て陽斗は慌てて「そんなことないですよ!」と慰めた。
「このブレスレットが無かったら、僕絶対今生きてないと思います!」
「同感だ」
蒼劔は大きく頷いた。
「その魔具があったからこそ、陽斗は生き延びることが出来た。お前はそれを誇るべきだ」
「蒼劔……」
男は涙を浮かべ、「ありがとう」と蒼劔に頭を下げた。
「今日ほど術者をやって来て良かったと思えた日はない。今まで散々、似非霊能力者だの詐欺師だのと罵られてきたが、ようやく報われたよ。もう思い残すことはない。すっぱり、術者を辞めるよ」
突然の男の発言に「えぇっ?!」と陽斗は声を上げた。
「何でですか?! おじさんは本物の術者さんで、魔具だって作れるすごい人なのに!」
「少年。今の世の中で異形達に困っとる人間はそういない。見える人間も、人間界で悪さをする妖怪や鬼も減ってきとるからだ。その一部の困っとる人間さえも、儂よりずっと有能な術者達で奪い合っとる。儂のような半端者は、この業界では生き残っていけんのだよ」
「そんなぁ……」
陽斗は残念そうに肩を落とす。
数々のバイトを経験してきた陽斗には分かっていた。このご時世、どんな業界でも生き残れるのは一握りの人間と企業だけ……その生存競争に参加出来るかどうかは、当人の努力だけではどうにもならないこともある、と。
「いや、諦めるのは早い」
すると蒼劔がブレスレットを男に渡し、言った。
「この魔具に再度、霊力を込めて欲しい。保証期間中なら無料で交換出来るのだろう?」
「お、おぉ。少し待っておれ。すぐに直すから」
男はブレスレットを受け取ると陽斗と蒼劔に来客用のソファに座るよう促し、自分は作業用の机へ向かった。椅子に座り、作業に取り掛かろうとした男に「それと、」と蒼劔は付け足した。
「まだどの術者にも手をつけられていない、いい仕事場があるんだが……」
・
陽斗と蒼劔が名曽野市へ出掛けた数日後。蒼劔と共に学校から帰ってきた陽斗は、自宅のポストに入っていた大量のチラシの束から見知った名前が入ったチラシを見つけた。
「蒼劔君、これ見て! 稲葉さん、節木市に移転したって!」
それは陽斗がブレスレットを購入した男、稲葉淳一が営む稲葉淳一心霊相談所のチラシだった。チラシには相談所の説明と地図が筆で書かれてあり、分かりやすかった。
「お仕事、増えるといいね」
「陽斗がここにいる限りは食っていけるだろうな」
蒼劔の見込み通り、稲葉淳一心霊相談所には開店と同時に多数の節木市民が殺到した。
というのも、陽斗に引き寄せられてきた妖怪や霊達が連日、陽斗以外の人間にも襲いかかったり、学校や店で心霊現象を起こしたりとしていたせいで、多くの節木市民が不安を抱えていた。大半の市民は霊力が低く、異形の存在を知覚出来なかったため、心霊現象に悩んでいた人間は誰にも相談することが出来ず、不安な思いをしていた。
一方的に怪しげな商品を売りつけず、まともに相談に乗ってくれる稲葉淳一心霊相談所は瞬く間に評判を呼び、次第に節木市民の心の拠り所になっていった。
まさか自分のせいで稲葉の店が繁盛するとは思っていない陽斗は蒼劔の発言に対し、首を傾げた。
「何で僕がいれば大丈夫なの?」
「……お前はいい加減、周りをよく見るクセをつけてくれ。それでは、また誰かに騙されるぞ?」
「分かってるよー。もう無駄遣いは絶対しない! それはともかく、今度のお休みに蒼劔君の歓迎会しない? 僕、カレーが食べたいなぁ」
陽斗はポストに入っていた他のチラシも取り出し、ドアの鍵を開けて部屋に入った。蒼劔も後に続いて中に入る。
陽斗はリュックを畳の上に置くと、すぐさま扇風機をつけ、前を陣取って涼んだ。リュックの外ポケットには稲葉に霊力を込め直してもらった水晶が入っている。蒼劔が陽斗を守っているお陰で、水晶の力は使用されることなく保たれていた。
「俺の歓迎会なら、俺の好きな食べ物を出すべきじゃないのか? 水羊羹とか大福とかアンパンとかぜんざいとか」
不満を漏らす蒼劔に、陽斗は「この暑い中、ぜんざい?!」と悲鳴にも似た声を上げる。
「せめて、小豆のアイスにしようよー。いっそ、アイスパーティーとかどう?」
この陽斗の提案には蒼劔も「賛成」と頷いた。
「俺は平気だが、お前は腹を下さないように注意しろよ」
「大丈夫だよ! 冷凍庫で凍らせたモヤシをよくアイス代わりに食べてるから!」
「……いつも思うが、あれは美味いのか?」
2人が蒼劔の歓迎会、もといアイスパーティーの計画をしている部屋の外では、無数の蝉達が騒々しく鳴いていた。外の気温は陽斗と蒼劔が出会った時よりも暑く、着実に夏休みへと近づいていた。
それは同時に、彼らにとって最悪の5日間が近づきつつあることも意味していた……。
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