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第1.5話「インチキ霊能力者をぶっ倒せ!」
伍:大量のブツ
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「ヒッピーTAROW」を後にした陽斗と蒼劔は近くの停留所からバスに乗り、次の目的地へと向かっていた。
ちょうどお昼時になったので、陽斗は停留所の前のファストフード店で買っておいたハンバーガーを食べていた。
「ハンバーガー美味しー。蒼劔君も何か買えば良かったのに。ホントにお腹空かないの?」
窓の外を眺めていた蒼劔は「あぁ」と頷く。
「鬼にとって人間の食べ物は嗜好品に過ぎない。妖力さえあれば生きていけるからな」
「でも僕1人だけ食べてるなんて悪いよ。そうだ! お饅頭食べる? お土産にしようと思って、駅の売店で買ったんだー」
そう言って陽斗がリュックから出してきたのは、何処にでも売ってそうな普通の饅頭だった。名曽野市の風景が描かれた箱の中に整然と並べられている。
すると蒼劔は饅頭を目にした途端、カッと目を見開いた。箱の中の饅頭を凝視したまま、真剣に尋ねる。
「……これは餡子が入っている饅頭か?」
「そうだよ。粒餡だって」
「いただこう」
蒼劔は饅頭を頬張りながら、今向かっている契約相手について話した。
「次が最後の相手だ。お前が契約した奴らの中で、1番面倒な相手と言っても過言ではない」
「え? もう最後なの?」
最後の割には、蒼劔が膝の上に載せている風呂敷の中の荷物はまだ半分以上残っていた。陽斗が背負っているリュックの中にも、大量の開運グッズが残されている。
「あと残ってる開運グッズって何だったっけ?」
陽斗は自分のリュックの中身を確かめた。
今日1日で取り戻したお金は、ファーストフード店の隣にあったコンビニのATMへ預けてきたので、今は入っていない。必要な額だけを財布に入れてあった。
陽斗がリュックのチャックを開け、中を覗くと、ニヒルな笑みを浮かべた壺と目があった。
「うわっ」
陽斗は思わず声を上げる。バスに乗っていた数人の乗客が怪訝そうに彼を見た。
「どうした?」
蒼劔も陽斗のリュックを覗き込み「あぁ……」と眉をひそめた。その中には大小様々な大きさ、形、色の大量の壺が詰まっていて、いずれの壺にも顔が描かれていた。顔が複数の物や「へのへのもへじ」が描かれている物もあったが、いずれの顔も上下逆さまに描かれていた。
「人間という生き物は、時に理解し難いブツを生み出すな」
「僕だって、こんなヘンテコな物作らないよ」
「そのヘンテコな物を大量に購入したのはどこのどいつだ?」
「……だって、20個セットで買ったら、お得だって言われたんだもん。うちのアパート、よく雨漏りするから丁度いいと思って」
陽斗は売り子に良いように言いくるめられ、2000万もの大金を壺購入に使ってしまっていた。購入した20個もの壺は結局、雨漏りした日以外には使用せず、他の開運グッズと同様に押し入れの奥へ仕舞い込まれていた。
壺の請求書を見たことで、その請求額を把握していた蒼劔は冷静に返した。
「その金で雨漏りを修理した方が良かったんじゃないか?」
「はっ……!」
その瞬間、陽斗は体に稲妻が走ったかのような衝撃を受けた。何故今まで気づかなかったのだろう? それは、陽斗が計算が苦手だったからなのだが、本人は全く自覚が無かった。
「蒼劔君、賢い! 僕、壺を買った時のお金が戻ってきたら、雨漏り修理に使うよ!」
「是非、そうしてくれ。二度と壺なんて買うなよ」
・
名曽野市郊外の森の中に、コンクリートで出来た大きな建物が建っている。四角く無骨な建物で、余所者を受け付けない雰囲気を漂わせている。
昼間でもカーテンが隙間なく閉じられ、一見すると廃墟のようにも見えるその建物の中には、常時100人近い人数の人間が共同生活をしていた。その施設の名は……。
「ようこそ、壺教へ。入信者の方ですね?」
「へっ?」
壺教の施設の中へ案内されて早々、頭に壺を被った人間に迎え入れられ、陽斗は虚をつかれた。天井が高く、広々とした玄関ホールで、声が反響して返ってくる。
相手は作務衣のような白い衣装を纏い、アルカイックスマイルをした顔が描かれた白い壺を頭に被っていた。壺に描かれた顔の絵が上下反対だったのは、元々被るために作られた物であったかららしい。頭に壺を被った人の顔は分からなかったが、声と体つきから、若い男性だと思われた。
壺を被った男性は陽斗が入り口できちんと「壺を返品しに来ました」と用件を告げたというのに、完全に彼が入信しに来たのだと勘違いしていた。否、本当は知っている上で、陽斗を入信させようとしているのかもしれない。
「あ、あの! 僕、この壺を返品しに来たんですけど!」
陽斗は蒼劔から持たされた風呂敷を相手の目線まで持ち上げてみせた。蒼劔も同行してはいるが、彼が持っていては風呂敷が人間に見えないため、陽斗が持たざるを得ないのである。
壺を被った男性は壺を被ったまま、陽斗が持ち上げた風呂敷に目を凝らす。
「これはこれは……こんな大荷物を抱えてまで、わざわざおいで頂いたとは……。しかも、このご時世に風呂敷で包んでこられるなんて、素晴らしい心がけですね」
不思議なことに、壺を被った男性は壺に穴が空いている訳でもないのに、陽斗が風呂敷包みで荷物を持ってきたことを見抜いた。
「すごい! 何で分かったんですか?!」
「全ては壺神様が与えて下さった、壺力の賜物です。壺神様は我々を俗世から切り離し、全てを見通す壺力を与えて下さったのです。この壺に描かれた顔こそが、今の私の顔なのですよ」
「なるほど! 壺に目が描いてあるから、見えるんですね!」
陽斗が壺を被った男性の話に感心しきっている横で、蒼劔が難しい顔をしていた。
「……確かに、あの壺には穴が空いていない。陽斗に風呂敷を持たせたのは施設の門の前だから、門に取り付けてあった防犯カメラを見て、陽斗が風呂敷を持っていると把握することは出来る。だが、それだと陽斗が持ち上げたのが風呂敷だと断定は出来ないはずだ。当てずっぽうで言い当てたとも思えんし……どうなっている?」
「蒼劔君、どうしたの? もしかして、本物の霊能力者だったとか?」
「いや、それはあり得ん。この男の霊力は低いからな。頭に被っている壺も、ただの壺のようだ」
だが、と蒼劔は施設の奥へ続く扉へ目を向けた。陽斗もつられて扉を目を向けた。
「あの扉の向こうから、強い妖力を感じる」
「ってことは、妖怪か鬼がいるってこと?」
「あぁ。どうやら小物のようだ」
壺を被った男性も陽斗の視線に気づき「ご興味がおありのようですね」と扉の前へ案内した。
「ここから先は修験者のみが入室を許される、降臨の間です。時折、壺神様が我々の前へ姿を現され、お力を分けて下さるのです。貴方には特別に入室を許可しましょう」
「あ、ありがとうございます!」
壺を被った男性はおもむろに扉を開けた。防音のためか扉は分厚く、重そうだった。
「壺神様!」「我々に力を!」
扉を開けた瞬間、頭に壺を被った信者達が壺神なる者を崇める声が聞こえてきた。玄関ホールと同じくらいの広さの畳張の部屋に、50人程の人間が正座し、部屋の奥に飾られている1つの壺に向かって何度もお辞儀をしていた。その壺にも顔が描かれていたが、普通の壺の顔とは違い、額に3つ目の目が描かれていた。
その壺の横で、鼻をほじりながら横になって週刊誌を読んでいる太っちょのオヤジがいた。
「……」
「……」
オヤジは白いタンクトップとピンクのブリーフしか身に着けていない。信者の中には女性らしき人もいたが、誰も気に留めていないようだ。というか、陽斗と蒼劔以外の誰もオヤジの存在に気づいていなかった。
ちょうどお昼時になったので、陽斗は停留所の前のファストフード店で買っておいたハンバーガーを食べていた。
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窓の外を眺めていた蒼劔は「あぁ」と頷く。
「鬼にとって人間の食べ物は嗜好品に過ぎない。妖力さえあれば生きていけるからな」
「でも僕1人だけ食べてるなんて悪いよ。そうだ! お饅頭食べる? お土産にしようと思って、駅の売店で買ったんだー」
そう言って陽斗がリュックから出してきたのは、何処にでも売ってそうな普通の饅頭だった。名曽野市の風景が描かれた箱の中に整然と並べられている。
すると蒼劔は饅頭を目にした途端、カッと目を見開いた。箱の中の饅頭を凝視したまま、真剣に尋ねる。
「……これは餡子が入っている饅頭か?」
「そうだよ。粒餡だって」
「いただこう」
蒼劔は饅頭を頬張りながら、今向かっている契約相手について話した。
「次が最後の相手だ。お前が契約した奴らの中で、1番面倒な相手と言っても過言ではない」
「え? もう最後なの?」
最後の割には、蒼劔が膝の上に載せている風呂敷の中の荷物はまだ半分以上残っていた。陽斗が背負っているリュックの中にも、大量の開運グッズが残されている。
「あと残ってる開運グッズって何だったっけ?」
陽斗は自分のリュックの中身を確かめた。
今日1日で取り戻したお金は、ファーストフード店の隣にあったコンビニのATMへ預けてきたので、今は入っていない。必要な額だけを財布に入れてあった。
陽斗がリュックのチャックを開け、中を覗くと、ニヒルな笑みを浮かべた壺と目があった。
「うわっ」
陽斗は思わず声を上げる。バスに乗っていた数人の乗客が怪訝そうに彼を見た。
「どうした?」
蒼劔も陽斗のリュックを覗き込み「あぁ……」と眉をひそめた。その中には大小様々な大きさ、形、色の大量の壺が詰まっていて、いずれの壺にも顔が描かれていた。顔が複数の物や「へのへのもへじ」が描かれている物もあったが、いずれの顔も上下逆さまに描かれていた。
「人間という生き物は、時に理解し難いブツを生み出すな」
「僕だって、こんなヘンテコな物作らないよ」
「そのヘンテコな物を大量に購入したのはどこのどいつだ?」
「……だって、20個セットで買ったら、お得だって言われたんだもん。うちのアパート、よく雨漏りするから丁度いいと思って」
陽斗は売り子に良いように言いくるめられ、2000万もの大金を壺購入に使ってしまっていた。購入した20個もの壺は結局、雨漏りした日以外には使用せず、他の開運グッズと同様に押し入れの奥へ仕舞い込まれていた。
壺の請求書を見たことで、その請求額を把握していた蒼劔は冷静に返した。
「その金で雨漏りを修理した方が良かったんじゃないか?」
「はっ……!」
その瞬間、陽斗は体に稲妻が走ったかのような衝撃を受けた。何故今まで気づかなかったのだろう? それは、陽斗が計算が苦手だったからなのだが、本人は全く自覚が無かった。
「蒼劔君、賢い! 僕、壺を買った時のお金が戻ってきたら、雨漏り修理に使うよ!」
「是非、そうしてくれ。二度と壺なんて買うなよ」
・
名曽野市郊外の森の中に、コンクリートで出来た大きな建物が建っている。四角く無骨な建物で、余所者を受け付けない雰囲気を漂わせている。
昼間でもカーテンが隙間なく閉じられ、一見すると廃墟のようにも見えるその建物の中には、常時100人近い人数の人間が共同生活をしていた。その施設の名は……。
「ようこそ、壺教へ。入信者の方ですね?」
「へっ?」
壺教の施設の中へ案内されて早々、頭に壺を被った人間に迎え入れられ、陽斗は虚をつかれた。天井が高く、広々とした玄関ホールで、声が反響して返ってくる。
相手は作務衣のような白い衣装を纏い、アルカイックスマイルをした顔が描かれた白い壺を頭に被っていた。壺に描かれた顔の絵が上下反対だったのは、元々被るために作られた物であったかららしい。頭に壺を被った人の顔は分からなかったが、声と体つきから、若い男性だと思われた。
壺を被った男性は陽斗が入り口できちんと「壺を返品しに来ました」と用件を告げたというのに、完全に彼が入信しに来たのだと勘違いしていた。否、本当は知っている上で、陽斗を入信させようとしているのかもしれない。
「あ、あの! 僕、この壺を返品しに来たんですけど!」
陽斗は蒼劔から持たされた風呂敷を相手の目線まで持ち上げてみせた。蒼劔も同行してはいるが、彼が持っていては風呂敷が人間に見えないため、陽斗が持たざるを得ないのである。
壺を被った男性は壺を被ったまま、陽斗が持ち上げた風呂敷に目を凝らす。
「これはこれは……こんな大荷物を抱えてまで、わざわざおいで頂いたとは……。しかも、このご時世に風呂敷で包んでこられるなんて、素晴らしい心がけですね」
不思議なことに、壺を被った男性は壺に穴が空いている訳でもないのに、陽斗が風呂敷包みで荷物を持ってきたことを見抜いた。
「すごい! 何で分かったんですか?!」
「全ては壺神様が与えて下さった、壺力の賜物です。壺神様は我々を俗世から切り離し、全てを見通す壺力を与えて下さったのです。この壺に描かれた顔こそが、今の私の顔なのですよ」
「なるほど! 壺に目が描いてあるから、見えるんですね!」
陽斗が壺を被った男性の話に感心しきっている横で、蒼劔が難しい顔をしていた。
「……確かに、あの壺には穴が空いていない。陽斗に風呂敷を持たせたのは施設の門の前だから、門に取り付けてあった防犯カメラを見て、陽斗が風呂敷を持っていると把握することは出来る。だが、それだと陽斗が持ち上げたのが風呂敷だと断定は出来ないはずだ。当てずっぽうで言い当てたとも思えんし……どうなっている?」
「蒼劔君、どうしたの? もしかして、本物の霊能力者だったとか?」
「いや、それはあり得ん。この男の霊力は低いからな。頭に被っている壺も、ただの壺のようだ」
だが、と蒼劔は施設の奥へ続く扉へ目を向けた。陽斗もつられて扉を目を向けた。
「あの扉の向こうから、強い妖力を感じる」
「ってことは、妖怪か鬼がいるってこと?」
「あぁ。どうやら小物のようだ」
壺を被った男性も陽斗の視線に気づき「ご興味がおありのようですね」と扉の前へ案内した。
「ここから先は修験者のみが入室を許される、降臨の間です。時折、壺神様が我々の前へ姿を現され、お力を分けて下さるのです。貴方には特別に入室を許可しましょう」
「あ、ありがとうございます!」
壺を被った男性はおもむろに扉を開けた。防音のためか扉は分厚く、重そうだった。
「壺神様!」「我々に力を!」
扉を開けた瞬間、頭に壺を被った信者達が壺神なる者を崇める声が聞こえてきた。玄関ホールと同じくらいの広さの畳張の部屋に、50人程の人間が正座し、部屋の奥に飾られている1つの壺に向かって何度もお辞儀をしていた。その壺にも顔が描かれていたが、普通の壺の顔とは違い、額に3つ目の目が描かれていた。
その壺の横で、鼻をほじりながら横になって週刊誌を読んでいる太っちょのオヤジがいた。
「……」
「……」
オヤジは白いタンクトップとピンクのブリーフしか身に着けていない。信者の中には女性らしき人もいたが、誰も気に留めていないようだ。というか、陽斗と蒼劔以外の誰もオヤジの存在に気づいていなかった。
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