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第五章 正義の意味
127. 阻止
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第044日―3
翡翠の谷には行かないという僕の言葉を聞いたヒエロンは、意外なほどあっさりとその話を引っ込めた。
600名の捕虜送還手続きは、その後も大きなトラブル無く進められた。
全ての手続きが終わったのは、ちょうど日没の頃合いであった。
「ヒエロン殿の宣言通り、20名連れて帰ることになりましたな」
マルクさんが僕達の方を振り返り、ポツリとそう呟いた。
ヒエロンは一旦600名の引き渡しを受けた後、無造作に20名を選び出し、帝国側へ連れて帰るように告げてきた。
マルクさんの様子を見る限り、彼が事前に、送還される捕虜の中に、帝国側への帰順者がいるという話を知っていたようには感じられない。
それにまさか、直接その20人に、“実は帝国に帰順済みですか?”と聞くわけにもいかないし……
結局、僕達はその20人の“元”ヤーウェン兵士達と共に、帰途に就く事になった。
マルクさんがそっと囁いてきた。
「もし本当に、彼等が帝国に帰順しているとしたら、ヒエロン殿の慧眼、恐るべしって事でしょうな」
帝国の軍営に帰着後、僕達は今日行われた捕虜送還の次第を報告するため、直ちに皇帝ガイウスの幕舎へと向かった。
そう言えば昨晩、天空に巨大な魔法陣が出現したのって、ちょうど今時分だったよな……
そんな事を思い返しながら、ふと見上げた空に……って、えっ!?
星が瞬き始めたばかりのはずの空全体が、昨晩と同じように、不規則に発光している!
昨晩の出来事があったからだろう。
空を警戒していた兵士達が直ちに警報を発し、全軍が速やかに臨戦態勢へと移行していく。
急いで皇帝ガイウスの幕舎へ駆け付けると、皇帝ガイウス自身が、ノルン様やジェイスンさん達と一緒に、幕舎の外に出てきているのに行き会った。
ノルン様が宝珠顕現の為の詠唱を開始し、ジェイスンさん以下、宮廷魔導士達も、恐らく魔法障壁展開のための詠唱を開始していた。
次々に駆け付けてくる伝令達に何かの指示を出していた皇帝ガイウスは、僕に気付くと声を掛けてきた。
「カケルか。昨晩の何者かが再び何かを画策しておるようじゃ。昨晩のように魔法陣が形成されてしまえばやっかいな事になるやもしれん。今のうちに散じてもらえまいか?」
話している間にも、天空の異変は粛々と進行していく。
脈動する不規則な光は、昨晩以上にゆっくりと、しかし昨晩以上に精緻な幾何学図形を形成しつつあった。
確かに今の内に何とか出来るなら、そうした方が良さそうだ。
「分かりました。やってみますね」
僕は意識の深淵から光球を顕現させた。
そしてそれを不可思議な紫のオーラに縁取られた杖へと変化させると、天空に向けて振り上げた。
杖の先端から霊力が迸り……
しかしその霊力は、形成途中の幾何学図形の少し手前で何かに阻まれ、虹のような煌めきを放ちながら霧散してしまった。
まさか、霊力の盾で防がれた!?
昨晩とは異なる状況を目にして、やや呆然としてしまった僕の耳元に、突然聞き覚えのある囁き声が届けられた。
『カケル君、落ち着いて聞いて。今から見せる場所に直ちに転移して』
ミーシアさん!?
次の瞬間、僕の眼前に、ある情景がありありと映し出された。
それは僕に、ロデラが精霊魔法を使って、自分の居場所を僕に見せてきた時の事を思い起こさせた。
そう言えばミーシアさんもまた、兄であるロデラ同様、精霊魔法の使い手だったはず。
しかしこれは本当に彼女の声なのだろうか?
ロデラが再び、僕をこの場所から釣り出すために、偽りの囁き声を届けている可能性は無いのだろうか?
それに何より、今この場所の上空で現在進行形の、この異変を放置したまま僕だけが転移してしまうわけにはいかないのでは?
頭の中を、様々な迷いが目まぐるしく駆け巡る中、再び囁き声が届けられた。
『お願い。そこにいては、貴方を守れないわ』
同時に、ハーミルが僕に飛びついてきた。
「ミーシアさんの言葉を信じて! 急いで転移して!」
ハーミルにも、ミーシアさんの囁き声が届いていたのであろうか?
彼女はいつにもまして、真剣な表情をしていた。
そして理由不明ながら、この囁き声はミーシアさん本人によるものだと確信している風にも感じられた。
混乱しながらも、僕は転移を試みる事にした。
杖を光球に戻し、今見た情景を心に思い浮かべた瞬間、軽い眩暈と共に、僕の視界は切り替わった。
そこはどこかの海上に浮かぶ船の上。
先程、ミーシアさんらしき人物から見せてもらった場所だ。
と、いきなり大きな声が上がった。
「カケル! 霊力の盾を展開して自身を守るのじゃ!」
声のする方向へ顔を向けると、イクタスさんやガスリンさんの姿があった。
少し離れた場所に、あのレルムスが透明化の加護が掛かったローブを身に纏い、フードで完全に顔を隠した状態で立っているのが“視えた”。
他に獣人族と思しき巨体の人物と、ローブを身に纏ったやせぎすの人物の姿も見える。
彼等にも見覚えがあるような……?
記憶を辿った僕は、彼等が以前、僕が魔王に捕らえられた時、ハーミルと共に駆け付けてくれた冒険者達である事を思い出した。
獣人の方はトムソン、やせぎすの人物はネバトベ、と名乗っていたはず。
二人は何故か僕では無く、上空に視線を向けていた。
僕も釣られるように上空を見上げて……
「なんで!?」
あの、ヤーウェン郊外に出現していたはずの巨大魔法陣が、ゆっくりと形成されつつあるのが目に飛び込んできた。
まさか……ついてきた!?
イクタスさんが叫んだ。
「説明はあとじゃ。そこの魔法陣の中心で、急いで霊力の盾を展開するのじゃ!」
足元に視線を向けると、ちょうど僕が今居る場所から放射状に複雑な幾何学模様が伸びる魔法陣が描かれている事に気が付いた。
魔法陣は仄かに発光している。
さらにその魔法陣の周囲、僕を取り巻くように、霊晶石が並べられているのも見えた。
一緒に転移してきたハーミルが僕から離れて魔法陣の外に出た。
そして僕に声を掛けてきた。
「カケル、イクタスさんの言う通りにして!」
突如として始まった天空の異変。
突然耳元に届けられたミーシアさんの囁き声と、見せられた情景。
そして転移先である、どこかの海上の船の上に、用意周到に準備されていた魔法陣と霊晶石。
僕的には全く理解が追い付かない状況だけど、とにかくハーミルやイクタスさんの言葉通り、僕は光球を顕現してから、自分の周囲に霊力の盾を展開した。
それを確認したイクタスさんとネバトベが何かの詠唱を開始した。
その間にも、天空の異変は徐々に進行していく。
やがて昨晩とは比較にならない程、複雑精緻な魔法陣が天空を覆い尽くした。
その中心から、これも昨晩とは比較にならない程、強烈な光の束が僕目掛けて放射された。
凄まじいまでの“力”の奔流!
間違いない。
これは霊力によるもの。
しかもかつて相対した【彼女】どころか、『彼女』すら上回るのではと思われる程の強烈な“力”
全力で展開した霊力の盾が、音も無く軋む。
僕は自身の霊力を極限まで高めながら、なんとかその“力”に対抗しようと試みた。
周囲に配置された霊晶石が、僕の霊力に呼応するかのように、不規則に点滅し始めた。
そして唐突に、足元の魔法陣全体が強烈な閃光を発したかと思うと、僕の意図とは無関係に、上空へ向けて凄まじい霊力が放射された。
その“力”は降り注ぐ“力”の奔流を押し返しながら上昇し、上空の巨大魔法陣の中心を貫いた。
その瞬間、昨夜同様、知らない誰かの“声”が聞こえた。
―――これ程の力を操れる彼ならば、必ず……
天空全体が虹色に煌めき、ゆっくりと巨大魔法陣が消滅していく。
上空の異変が完全に収まるのを確認してから、僕は霊力の展開を解いた。
全身を強烈な脱力感が襲い、思わずよろめいた僕に、慌てた感じでハーミルが駆け寄って来た。
「カケル、大丈夫?」
ハーミルに支えられながら、僕は改めて目の前に立つイクタスさんに質問を投げかけた。
「ここは一体どこですか? それに今のも……もしかして、イクタスさん、何かご存じなんですか?」
翡翠の谷には行かないという僕の言葉を聞いたヒエロンは、意外なほどあっさりとその話を引っ込めた。
600名の捕虜送還手続きは、その後も大きなトラブル無く進められた。
全ての手続きが終わったのは、ちょうど日没の頃合いであった。
「ヒエロン殿の宣言通り、20名連れて帰ることになりましたな」
マルクさんが僕達の方を振り返り、ポツリとそう呟いた。
ヒエロンは一旦600名の引き渡しを受けた後、無造作に20名を選び出し、帝国側へ連れて帰るように告げてきた。
マルクさんの様子を見る限り、彼が事前に、送還される捕虜の中に、帝国側への帰順者がいるという話を知っていたようには感じられない。
それにまさか、直接その20人に、“実は帝国に帰順済みですか?”と聞くわけにもいかないし……
結局、僕達はその20人の“元”ヤーウェン兵士達と共に、帰途に就く事になった。
マルクさんがそっと囁いてきた。
「もし本当に、彼等が帝国に帰順しているとしたら、ヒエロン殿の慧眼、恐るべしって事でしょうな」
帝国の軍営に帰着後、僕達は今日行われた捕虜送還の次第を報告するため、直ちに皇帝ガイウスの幕舎へと向かった。
そう言えば昨晩、天空に巨大な魔法陣が出現したのって、ちょうど今時分だったよな……
そんな事を思い返しながら、ふと見上げた空に……って、えっ!?
星が瞬き始めたばかりのはずの空全体が、昨晩と同じように、不規則に発光している!
昨晩の出来事があったからだろう。
空を警戒していた兵士達が直ちに警報を発し、全軍が速やかに臨戦態勢へと移行していく。
急いで皇帝ガイウスの幕舎へ駆け付けると、皇帝ガイウス自身が、ノルン様やジェイスンさん達と一緒に、幕舎の外に出てきているのに行き会った。
ノルン様が宝珠顕現の為の詠唱を開始し、ジェイスンさん以下、宮廷魔導士達も、恐らく魔法障壁展開のための詠唱を開始していた。
次々に駆け付けてくる伝令達に何かの指示を出していた皇帝ガイウスは、僕に気付くと声を掛けてきた。
「カケルか。昨晩の何者かが再び何かを画策しておるようじゃ。昨晩のように魔法陣が形成されてしまえばやっかいな事になるやもしれん。今のうちに散じてもらえまいか?」
話している間にも、天空の異変は粛々と進行していく。
脈動する不規則な光は、昨晩以上にゆっくりと、しかし昨晩以上に精緻な幾何学図形を形成しつつあった。
確かに今の内に何とか出来るなら、そうした方が良さそうだ。
「分かりました。やってみますね」
僕は意識の深淵から光球を顕現させた。
そしてそれを不可思議な紫のオーラに縁取られた杖へと変化させると、天空に向けて振り上げた。
杖の先端から霊力が迸り……
しかしその霊力は、形成途中の幾何学図形の少し手前で何かに阻まれ、虹のような煌めきを放ちながら霧散してしまった。
まさか、霊力の盾で防がれた!?
昨晩とは異なる状況を目にして、やや呆然としてしまった僕の耳元に、突然聞き覚えのある囁き声が届けられた。
『カケル君、落ち着いて聞いて。今から見せる場所に直ちに転移して』
ミーシアさん!?
次の瞬間、僕の眼前に、ある情景がありありと映し出された。
それは僕に、ロデラが精霊魔法を使って、自分の居場所を僕に見せてきた時の事を思い起こさせた。
そう言えばミーシアさんもまた、兄であるロデラ同様、精霊魔法の使い手だったはず。
しかしこれは本当に彼女の声なのだろうか?
ロデラが再び、僕をこの場所から釣り出すために、偽りの囁き声を届けている可能性は無いのだろうか?
それに何より、今この場所の上空で現在進行形の、この異変を放置したまま僕だけが転移してしまうわけにはいかないのでは?
頭の中を、様々な迷いが目まぐるしく駆け巡る中、再び囁き声が届けられた。
『お願い。そこにいては、貴方を守れないわ』
同時に、ハーミルが僕に飛びついてきた。
「ミーシアさんの言葉を信じて! 急いで転移して!」
ハーミルにも、ミーシアさんの囁き声が届いていたのであろうか?
彼女はいつにもまして、真剣な表情をしていた。
そして理由不明ながら、この囁き声はミーシアさん本人によるものだと確信している風にも感じられた。
混乱しながらも、僕は転移を試みる事にした。
杖を光球に戻し、今見た情景を心に思い浮かべた瞬間、軽い眩暈と共に、僕の視界は切り替わった。
そこはどこかの海上に浮かぶ船の上。
先程、ミーシアさんらしき人物から見せてもらった場所だ。
と、いきなり大きな声が上がった。
「カケル! 霊力の盾を展開して自身を守るのじゃ!」
声のする方向へ顔を向けると、イクタスさんやガスリンさんの姿があった。
少し離れた場所に、あのレルムスが透明化の加護が掛かったローブを身に纏い、フードで完全に顔を隠した状態で立っているのが“視えた”。
他に獣人族と思しき巨体の人物と、ローブを身に纏ったやせぎすの人物の姿も見える。
彼等にも見覚えがあるような……?
記憶を辿った僕は、彼等が以前、僕が魔王に捕らえられた時、ハーミルと共に駆け付けてくれた冒険者達である事を思い出した。
獣人の方はトムソン、やせぎすの人物はネバトベ、と名乗っていたはず。
二人は何故か僕では無く、上空に視線を向けていた。
僕も釣られるように上空を見上げて……
「なんで!?」
あの、ヤーウェン郊外に出現していたはずの巨大魔法陣が、ゆっくりと形成されつつあるのが目に飛び込んできた。
まさか……ついてきた!?
イクタスさんが叫んだ。
「説明はあとじゃ。そこの魔法陣の中心で、急いで霊力の盾を展開するのじゃ!」
足元に視線を向けると、ちょうど僕が今居る場所から放射状に複雑な幾何学模様が伸びる魔法陣が描かれている事に気が付いた。
魔法陣は仄かに発光している。
さらにその魔法陣の周囲、僕を取り巻くように、霊晶石が並べられているのも見えた。
一緒に転移してきたハーミルが僕から離れて魔法陣の外に出た。
そして僕に声を掛けてきた。
「カケル、イクタスさんの言う通りにして!」
突如として始まった天空の異変。
突然耳元に届けられたミーシアさんの囁き声と、見せられた情景。
そして転移先である、どこかの海上の船の上に、用意周到に準備されていた魔法陣と霊晶石。
僕的には全く理解が追い付かない状況だけど、とにかくハーミルやイクタスさんの言葉通り、僕は光球を顕現してから、自分の周囲に霊力の盾を展開した。
それを確認したイクタスさんとネバトベが何かの詠唱を開始した。
その間にも、天空の異変は徐々に進行していく。
やがて昨晩とは比較にならない程、複雑精緻な魔法陣が天空を覆い尽くした。
その中心から、これも昨晩とは比較にならない程、強烈な光の束が僕目掛けて放射された。
凄まじいまでの“力”の奔流!
間違いない。
これは霊力によるもの。
しかもかつて相対した【彼女】どころか、『彼女』すら上回るのではと思われる程の強烈な“力”
全力で展開した霊力の盾が、音も無く軋む。
僕は自身の霊力を極限まで高めながら、なんとかその“力”に対抗しようと試みた。
周囲に配置された霊晶石が、僕の霊力に呼応するかのように、不規則に点滅し始めた。
そして唐突に、足元の魔法陣全体が強烈な閃光を発したかと思うと、僕の意図とは無関係に、上空へ向けて凄まじい霊力が放射された。
その“力”は降り注ぐ“力”の奔流を押し返しながら上昇し、上空の巨大魔法陣の中心を貫いた。
その瞬間、昨夜同様、知らない誰かの“声”が聞こえた。
―――これ程の力を操れる彼ならば、必ず……
天空全体が虹色に煌めき、ゆっくりと巨大魔法陣が消滅していく。
上空の異変が完全に収まるのを確認してから、僕は霊力の展開を解いた。
全身を強烈な脱力感が襲い、思わずよろめいた僕に、慌てた感じでハーミルが駆け寄って来た。
「カケル、大丈夫?」
ハーミルに支えられながら、僕は改めて目の前に立つイクタスさんに質問を投げかけた。
「ここは一体どこですか? それに今のも……もしかして、イクタスさん、何かご存じなんですか?」
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