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第五章 正義の意味
106. 妄執
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第037日―5
「ようこそ、守護者の力を継承せし者よ。私は、今は亡き神樹王国最後の王ムラトの息子、ロデラです」
そう自己紹介してきたのは、長身痩躯、水色の長髪を靡かせた、整った顔立ちの男性だった。
どことなくミーシアさんを思い出させるようなその男性の耳は、すっと長く伸びていた。
言葉や振る舞いから推測すると、どうやら彼がこの集団を率いているように思われた。
僕もまた、彼等に向けて自己紹介をした。
「初めまして。冒険者のカケルです」
そしてロデラと名乗ったハイエルフに、改めて問い掛けた。
「あの“囁き声”は、あなたですか?」
「そうです。風の精霊の力を借り、声を飛ばしていました」
ロデラはそう口にすると、笑顔で僕に腰を下ろすよう、促してきた。
彼は、僕が横倒しに置かれた丸太に腰掛けるのを待ってから、再び口を開いた。
「ところでカケル殿は、神樹王国について、どこまでご存知ですか?」
僕は昼間、ミーシアさんから聞かされたあの“昔話”の内容をロデラに伝えてみた。
僕の話を聞き終えたロデラが微笑んだ。
「よくご存知で。もしや妹から、既に聞いていましたか?」
「妹さん?」
「アルザスの冒険者ギルドで受付をしているミーシアですよ」
僕は驚くと同時に納得した。
ミーシアさんはやはり、神樹王国の王族、それも最後の直系の一人であるらしい。
ならば10年前の王国の滅亡は、きっと彼女の心を深く抉ったに違いない。
―――私には、私の生きる道を示してくれた人がいたから……『彼女』のお陰で、私の心は闇に堕ちずに済んだわ。
彼女のあの言葉を思い出した僕の胸中を、複雑な想いが満たしていく。
ロデラには、ミーシアの心を救った、『彼女』のような存在は現れなかったのだろうか?
ロデラが本題を切り出した。
「そうそう、ヤーウェン共和国の件でしたね。カケル殿は今回の件について、どこまでご存知ですか?」
「ヤーウェン共和国が帝国の招集に応じず、兵を集めているので帝国が出兵した、と聞いています」
「大筋はその通りですね。では、どうしてヤーウェン共和国が、そういう行動を取ったと思いますか?」
「分からないです。良ければ教えてもらえないですか?」
僕は正直にそう伝えた。
むしろその理由が分かれば、ボレア獣王国の時のように、戦争をせずに事態を収められるかもしれない。
ロデラがポツリと言葉を返してきた。
「野心ですよ」
「野心?」
「ヤーウェン共和国の僭主ヒエロンは、元々独立志向の強い人物でした。彼は魔王と手を結び、帝国からの独立を企てて、今回の挙に及んだのです。魔王は彼の要請に応じて、優秀な配下と複数のドラゴンからなる部隊を、既にヤーウェン近郊に配置しています」
ロデラの言葉に、僕は驚愕した。
「それでは、あなた方も魔王と手を組んでいる、という事ですか?」
しかしロデラは首を横に振った。
「我等は誰とも手を組んでいないですよ」
「でも、それじゃあ……なぜヤーウェン共和国へ向かう帝国軍を襲撃したのですか?」
「機に乗じただけですよ。ガイウスが帝城内の強力な結界内にいれば、我等とて、手を出せませんからね」
ロデラは微笑みを浮かべたまま、言葉を続けた。
「あなたは神樹王国が辿った運命を知っている。そこで帝国が何をしたかも知っている。そして今、ヤーウェン共和国が、魔王と組んで帝国に挑戦している事を知ったわけです。さあ、どうやってこの両者の戦いを止めますか?」
ロデラの話が本当であれば、両者を和解させる事は、非常に難しい事のように思われた。
ボレア獣王国の時うまくいったのは、当事者の一人であるゲシラム様に戦争をする気がなかったからだ。
今、両者とも戦う事しか考えていない。
「ヤーウェン共和国国内には、帝国と和睦したいという人達はいないのでしょうか?」
「いるかもしれませんね。そういう人達と連絡を取って、ヒエロンを失脚させてみますか?」
「お手伝いして頂けますか?」
「それは無理ですね。するなら、カケル殿お一人でどうぞ」
「えっ!?」
ロデラの意外な返事に、思わず僕は絶句してしまった。
ロデラはヤーウェン共和国の壊滅を望んでいるのだろうか?
ロデラはしばらく僕の様子を観察するような素振りを見せた後、再び口を開いた。
「いいですか? 我等にとっては、帝国もヤーウェン共和国も、どっちもどっちな訳ですよ。お互い、己の野望に従って行動している。どちらの側にも加担する価値を見出せない」
ロデラは言葉をいったん区切って、カケルの顔をじっと見つめてきた。
「もしヤーウェン共和国で和平派が実権を握ったとしたら、よくてそれはヤーウェンの降伏、悪くすればヤーウェンの壊滅を意味します。それは結局、ガイウスの力を強める方向にしか働かない」
「でもこのまま戦えば、大勢の命が奪われて、結局、ヤーウェン共和国が滅ぶだけでは? あなた方は帝国に虐げられる人々を解放したかったんじゃないんですか?」
「ヤーウェン共和国は、敗れるでしょうか? 魔王が援軍を送り込んでいる今の情勢で戦えば、帝国軍も相当程度損害を被るはず。うまくすれば、ヤーウェン共和国は、帝国の軛から解き放たれるかもしれない。そしてそれに乗じて、第二第三のヤーウェン共和国が現れるかもしれない。それはガイウスの権威を揺るがせ、我等の悲願達成が大きく近づく事を意味します」
ロデラの顔には相変わらず笑みが浮かんでいた。
しかしその笑みには、少しも温かさが感じられなかった。
彼の心の時計の針は、恐らく10年前の悲劇の時に止まってしまったのであろう。
そこからは、帝国に対する復讐のみを考えて……
ふいに僕は、メイの叫び声が聞こえた気がした。
奇妙な感覚に捕らわれた僕が、思わず眉を顰めたのに気付いたのであろう。
ロデラが声を掛けてきた。
「どうかされましたか?」
「いえちょっと……」
そう答えたものの、僕の心の中で、正体不明の焦燥感が膨れ上がって来きた。
「すみません、そろそろ戻りますね」
「おや? 結局、和平の話が尻切れトンボな感じになってしまっていますね。もう少し、じっくり相談してみませんか?」
僕はロデラの言葉に違和感を覚えた。
和平の話?
そう言えば今のところ、ロデラからは具体的な和平の話は、一切聞く事が出来ていない。
と言うより、和平の話に関心が無いような雰囲気さえ感じられる。
ロデラは何が目的で、自分をここへ呼び寄せたのであろうか?
これはもしかして……!?
僕は目を閉じると、素早く霊力を展開した。
その刹那、僕はメイが宝珠を顕現し、強力な魔法を放っているのが“視えた”。
メイが……戦っている!?
僕はその情景に衝撃を受けた。
ロデラがなおも何か言葉を重ねて来ようとしたけれど、僕はそのまま、構わずメイの下に転移した。
――◇―――◇―――◇――
夜半、下から突き上げるような衝撃を感じてノルンは飛び起きた。
大地が鳴動し、彼女が倒壊した幕舎の下敷きになるのに数十秒とかからなかった。
「ノルン! しっかりして!」
ノルンが次に目を開けると、自分を心配そうに覗きこむハーミルと目が合った。
身体のあちこちがずきずきと痛む。
「一体何事だ?」
「大地震が起こったみたい。私達の幕舎も倒壊したわ」
傍にはジュノも立っていた。
どうやらハーミルとジュノが、倒壊した幕舎の下から、衝撃で気を失っていた自分を救出してくれたらしい。
呻きながら身を起こしたノルンの周囲の状況は一変していた。
幕舎が至る所で倒壊し、もうもうと土煙が上がっている。
ノルンは痛みに顔を顰めながらも立ち上がった。
「父上は?」
ノルンとハーミル、そしてジュノの三人は、急いでガイウスの幕舎に向かった。
ガイウスの幕舎も倒壊していたが、その傍らには、ガイウスと高官達が立っていた。
「父上!」
「ノルンか。無事で何よりだ」
「陛下、ここは危険です。移動しましょう」
高官達に促され、ガイウス達が移動しようとしたその時、上空から何者かの咆哮が響き渡った。
―――オオオオオォォン!
「ドラゴン!?」
月明かりに照らし出される中、突如、十数匹の巨大なドラゴンの群れが、軍営の上空に現れた。
「ようこそ、守護者の力を継承せし者よ。私は、今は亡き神樹王国最後の王ムラトの息子、ロデラです」
そう自己紹介してきたのは、長身痩躯、水色の長髪を靡かせた、整った顔立ちの男性だった。
どことなくミーシアさんを思い出させるようなその男性の耳は、すっと長く伸びていた。
言葉や振る舞いから推測すると、どうやら彼がこの集団を率いているように思われた。
僕もまた、彼等に向けて自己紹介をした。
「初めまして。冒険者のカケルです」
そしてロデラと名乗ったハイエルフに、改めて問い掛けた。
「あの“囁き声”は、あなたですか?」
「そうです。風の精霊の力を借り、声を飛ばしていました」
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彼は、僕が横倒しに置かれた丸太に腰掛けるのを待ってから、再び口を開いた。
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僕は昼間、ミーシアさんから聞かされたあの“昔話”の内容をロデラに伝えてみた。
僕の話を聞き終えたロデラが微笑んだ。
「よくご存知で。もしや妹から、既に聞いていましたか?」
「妹さん?」
「アルザスの冒険者ギルドで受付をしているミーシアですよ」
僕は驚くと同時に納得した。
ミーシアさんはやはり、神樹王国の王族、それも最後の直系の一人であるらしい。
ならば10年前の王国の滅亡は、きっと彼女の心を深く抉ったに違いない。
―――私には、私の生きる道を示してくれた人がいたから……『彼女』のお陰で、私の心は闇に堕ちずに済んだわ。
彼女のあの言葉を思い出した僕の胸中を、複雑な想いが満たしていく。
ロデラには、ミーシアの心を救った、『彼女』のような存在は現れなかったのだろうか?
ロデラが本題を切り出した。
「そうそう、ヤーウェン共和国の件でしたね。カケル殿は今回の件について、どこまでご存知ですか?」
「ヤーウェン共和国が帝国の招集に応じず、兵を集めているので帝国が出兵した、と聞いています」
「大筋はその通りですね。では、どうしてヤーウェン共和国が、そういう行動を取ったと思いますか?」
「分からないです。良ければ教えてもらえないですか?」
僕は正直にそう伝えた。
むしろその理由が分かれば、ボレア獣王国の時のように、戦争をせずに事態を収められるかもしれない。
ロデラがポツリと言葉を返してきた。
「野心ですよ」
「野心?」
「ヤーウェン共和国の僭主ヒエロンは、元々独立志向の強い人物でした。彼は魔王と手を結び、帝国からの独立を企てて、今回の挙に及んだのです。魔王は彼の要請に応じて、優秀な配下と複数のドラゴンからなる部隊を、既にヤーウェン近郊に配置しています」
ロデラの言葉に、僕は驚愕した。
「それでは、あなた方も魔王と手を組んでいる、という事ですか?」
しかしロデラは首を横に振った。
「我等は誰とも手を組んでいないですよ」
「でも、それじゃあ……なぜヤーウェン共和国へ向かう帝国軍を襲撃したのですか?」
「機に乗じただけですよ。ガイウスが帝城内の強力な結界内にいれば、我等とて、手を出せませんからね」
ロデラは微笑みを浮かべたまま、言葉を続けた。
「あなたは神樹王国が辿った運命を知っている。そこで帝国が何をしたかも知っている。そして今、ヤーウェン共和国が、魔王と組んで帝国に挑戦している事を知ったわけです。さあ、どうやってこの両者の戦いを止めますか?」
ロデラの話が本当であれば、両者を和解させる事は、非常に難しい事のように思われた。
ボレア獣王国の時うまくいったのは、当事者の一人であるゲシラム様に戦争をする気がなかったからだ。
今、両者とも戦う事しか考えていない。
「ヤーウェン共和国国内には、帝国と和睦したいという人達はいないのでしょうか?」
「いるかもしれませんね。そういう人達と連絡を取って、ヒエロンを失脚させてみますか?」
「お手伝いして頂けますか?」
「それは無理ですね。するなら、カケル殿お一人でどうぞ」
「えっ!?」
ロデラの意外な返事に、思わず僕は絶句してしまった。
ロデラはヤーウェン共和国の壊滅を望んでいるのだろうか?
ロデラはしばらく僕の様子を観察するような素振りを見せた後、再び口を開いた。
「いいですか? 我等にとっては、帝国もヤーウェン共和国も、どっちもどっちな訳ですよ。お互い、己の野望に従って行動している。どちらの側にも加担する価値を見出せない」
ロデラは言葉をいったん区切って、カケルの顔をじっと見つめてきた。
「もしヤーウェン共和国で和平派が実権を握ったとしたら、よくてそれはヤーウェンの降伏、悪くすればヤーウェンの壊滅を意味します。それは結局、ガイウスの力を強める方向にしか働かない」
「でもこのまま戦えば、大勢の命が奪われて、結局、ヤーウェン共和国が滅ぶだけでは? あなた方は帝国に虐げられる人々を解放したかったんじゃないんですか?」
「ヤーウェン共和国は、敗れるでしょうか? 魔王が援軍を送り込んでいる今の情勢で戦えば、帝国軍も相当程度損害を被るはず。うまくすれば、ヤーウェン共和国は、帝国の軛から解き放たれるかもしれない。そしてそれに乗じて、第二第三のヤーウェン共和国が現れるかもしれない。それはガイウスの権威を揺るがせ、我等の悲願達成が大きく近づく事を意味します」
ロデラの顔には相変わらず笑みが浮かんでいた。
しかしその笑みには、少しも温かさが感じられなかった。
彼の心の時計の針は、恐らく10年前の悲劇の時に止まってしまったのであろう。
そこからは、帝国に対する復讐のみを考えて……
ふいに僕は、メイの叫び声が聞こえた気がした。
奇妙な感覚に捕らわれた僕が、思わず眉を顰めたのに気付いたのであろう。
ロデラが声を掛けてきた。
「どうかされましたか?」
「いえちょっと……」
そう答えたものの、僕の心の中で、正体不明の焦燥感が膨れ上がって来きた。
「すみません、そろそろ戻りますね」
「おや? 結局、和平の話が尻切れトンボな感じになってしまっていますね。もう少し、じっくり相談してみませんか?」
僕はロデラの言葉に違和感を覚えた。
和平の話?
そう言えば今のところ、ロデラからは具体的な和平の話は、一切聞く事が出来ていない。
と言うより、和平の話に関心が無いような雰囲気さえ感じられる。
ロデラは何が目的で、自分をここへ呼び寄せたのであろうか?
これはもしかして……!?
僕は目を閉じると、素早く霊力を展開した。
その刹那、僕はメイが宝珠を顕現し、強力な魔法を放っているのが“視えた”。
メイが……戦っている!?
僕はその情景に衝撃を受けた。
ロデラがなおも何か言葉を重ねて来ようとしたけれど、僕はそのまま、構わずメイの下に転移した。
――◇―――◇―――◇――
夜半、下から突き上げるような衝撃を感じてノルンは飛び起きた。
大地が鳴動し、彼女が倒壊した幕舎の下敷きになるのに数十秒とかからなかった。
「ノルン! しっかりして!」
ノルンが次に目を開けると、自分を心配そうに覗きこむハーミルと目が合った。
身体のあちこちがずきずきと痛む。
「一体何事だ?」
「大地震が起こったみたい。私達の幕舎も倒壊したわ」
傍にはジュノも立っていた。
どうやらハーミルとジュノが、倒壊した幕舎の下から、衝撃で気を失っていた自分を救出してくれたらしい。
呻きながら身を起こしたノルンの周囲の状況は一変していた。
幕舎が至る所で倒壊し、もうもうと土煙が上がっている。
ノルンは痛みに顔を顰めながらも立ち上がった。
「父上は?」
ノルンとハーミル、そしてジュノの三人は、急いでガイウスの幕舎に向かった。
ガイウスの幕舎も倒壊していたが、その傍らには、ガイウスと高官達が立っていた。
「父上!」
「ノルンか。無事で何よりだ」
「陛下、ここは危険です。移動しましょう」
高官達に促され、ガイウス達が移動しようとしたその時、上空から何者かの咆哮が響き渡った。
―――オオオオオォォン!
「ドラゴン!?」
月明かりに照らし出される中、突如、十数匹の巨大なドラゴンの群れが、軍営の上空に現れた。
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