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第41話 精飲による魔力暴走の中和※
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「はあ?!!」
私とエドワード様の口から同じセリフが同じタイミングで飛び出した。いや、そういう事をするにしても今ここでやらなければならないのか。医師に見られながらそういう行為をするのはなんか……恥ずかしいと更によくわからない感情でいっぱいになる。
「やや、お気持ちは十分わかります。しかし実際にどうなったか見ないと聞くか否かわかりませんので……」
「医師よ。もし俺の精液を飲んでも駄目だった場合はどうなるんだ……?」
「適合するお方を見つけなければなりません。出来れば魔力量の高い者がそろっておられる王族から探すのがベターではないかと」
「絶対それは嫌だ」
(即答した)
エドワード様はうんと首を縦に大きく振る。そして私の手を引っ張る形で私をベッドから起こした。そして私の目の前にそれをズボンから取り出して突き出す。
「早く済ませよう……」
「は、はい」
それを口に咥えようとするが、あごが外れそうになる。気を取り直してもう一度咥えなおすとエドワード様は激しく腰を振りだした。喉奥に先端が当たって苦みと甘みとよくわからない味が混ざり合った匂いが鼻と喉の奥に伝わって来る。
「んぐっ……んっんっ」
喉奥を激しく突かれる度に喉の奥がぎゅっと締まるような、そんな感覚を覚える。
「マルガリータ、舌で、舐めてほしい……」
彼の指示通り舌を左右に使ったり添えるようにして動かしてみる。こんな感じで良いのだろうか?
「んっ、ひょんな、ふぁんひで……」
「ああ、いい……」
ずちゅずちゅずぽずぽという音が部屋中にこだましている。医師はほほおと顔を赤くしながら興味深そうに私達を見ている。出来れば見ないでほしいのだが。
「あっくっ……出そうだ……」
「ふぁふぃっ……」
喉奥に彼の精が勢いよく放たれる。私はごくりごくりと何度も飲み干した。すると胃の底からじんわりと熱が伝わり寒気が無くなっていくのを感じる。倦怠感と関節痛はまだそれなりにはあるが飲む前と比べると幾分ましにはなった。つまりは彼の精液が魔力暴走を中和している。そんな感じだ。
「効いたか?」
エドワード様はそれを私の口から引き抜き、ズボンの中にしまいながら聞いた。私は勿論首を縦に振る。
「き、効いていると思います。寒気は無くなりました」
「そうか……良かった」
「まだ関節痛と倦怠感はあるようですが……」
その言葉を医師はしっかりと聞いていたようで、ベッドの近くまで近寄って来ると私の顔色をじっと窺い始めた。
「診察します。横になってください」
「は、はい……」
「ふむふむ……熱はまだありますね。ですがさっきよりかは顔色は良くなっています。効いてますね」
「ありがとうございます!」
「魔法薬は1日3回食後に欠かさず飲んでください。それと適宜殿下の精液も飲むように。それと性欲が溜まりっぱなしなのも魔力を出来るだけ循環させて魔力暴走を止める為にも良くはありませんので……よろしくお願いしますね?」
「は、はい……」
つまりは……これから治るまで性処理と彼の精液を飲まないといけないのか。仕方ないとはいえ私の身体ははたして持つのだろうか。別の意味で心配になって来たのだった。
私とエドワード様の口から同じセリフが同じタイミングで飛び出した。いや、そういう事をするにしても今ここでやらなければならないのか。医師に見られながらそういう行為をするのはなんか……恥ずかしいと更によくわからない感情でいっぱいになる。
「やや、お気持ちは十分わかります。しかし実際にどうなったか見ないと聞くか否かわかりませんので……」
「医師よ。もし俺の精液を飲んでも駄目だった場合はどうなるんだ……?」
「適合するお方を見つけなければなりません。出来れば魔力量の高い者がそろっておられる王族から探すのがベターではないかと」
「絶対それは嫌だ」
(即答した)
エドワード様はうんと首を縦に大きく振る。そして私の手を引っ張る形で私をベッドから起こした。そして私の目の前にそれをズボンから取り出して突き出す。
「早く済ませよう……」
「は、はい」
それを口に咥えようとするが、あごが外れそうになる。気を取り直してもう一度咥えなおすとエドワード様は激しく腰を振りだした。喉奥に先端が当たって苦みと甘みとよくわからない味が混ざり合った匂いが鼻と喉の奥に伝わって来る。
「んぐっ……んっんっ」
喉奥を激しく突かれる度に喉の奥がぎゅっと締まるような、そんな感覚を覚える。
「マルガリータ、舌で、舐めてほしい……」
彼の指示通り舌を左右に使ったり添えるようにして動かしてみる。こんな感じで良いのだろうか?
「んっ、ひょんな、ふぁんひで……」
「ああ、いい……」
ずちゅずちゅずぽずぽという音が部屋中にこだましている。医師はほほおと顔を赤くしながら興味深そうに私達を見ている。出来れば見ないでほしいのだが。
「あっくっ……出そうだ……」
「ふぁふぃっ……」
喉奥に彼の精が勢いよく放たれる。私はごくりごくりと何度も飲み干した。すると胃の底からじんわりと熱が伝わり寒気が無くなっていくのを感じる。倦怠感と関節痛はまだそれなりにはあるが飲む前と比べると幾分ましにはなった。つまりは彼の精液が魔力暴走を中和している。そんな感じだ。
「効いたか?」
エドワード様はそれを私の口から引き抜き、ズボンの中にしまいながら聞いた。私は勿論首を縦に振る。
「き、効いていると思います。寒気は無くなりました」
「そうか……良かった」
「まだ関節痛と倦怠感はあるようですが……」
その言葉を医師はしっかりと聞いていたようで、ベッドの近くまで近寄って来ると私の顔色をじっと窺い始めた。
「診察します。横になってください」
「は、はい……」
「ふむふむ……熱はまだありますね。ですがさっきよりかは顔色は良くなっています。効いてますね」
「ありがとうございます!」
「魔法薬は1日3回食後に欠かさず飲んでください。それと適宜殿下の精液も飲むように。それと性欲が溜まりっぱなしなのも魔力を出来るだけ循環させて魔力暴走を止める為にも良くはありませんので……よろしくお願いしますね?」
「は、はい……」
つまりは……これから治るまで性処理と彼の精液を飲まないといけないのか。仕方ないとはいえ私の身体ははたして持つのだろうか。別の意味で心配になって来たのだった。
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