40 / 58
第39話 玩具そして異変※
しおりを挟む
「あぅっ……はあっ、はあっ」
あれから部屋に届いた夕食を食べながらずっとエドワード様の手によって絶頂させられている。もう頭の中が自分のそれじゃないみたいでおかしくなりそうだ。発狂とはこう言う事なのだろうか? もしかしたら違う気もするが。
「玩具でここまで絶頂するとは驚きだ。貴族の令嬢達の間で流行るのも頷ける……」
エドワード様は頬を赤らめながらもいつものように真面目に分析している。彼らしいと言えば彼らしいか。
「あの、どのようなシチュエーションで使われるのです?」
「最近聞いた話だから俺も詳しくは知らないのだが、夫が領地視察で家をしばらく留守にしている時とか、あとは未婚の処女が使っているとは聞いた。確かにこれなら処女膜を破らなくても十分な快楽は得られる」
「た、確かに……そうですね」
レゼッタはこのような玩具は持ってなかった筈だ。となるとこの国の中で流行っているものなのだろう。
「と、説明はここまでにしよう」
「あっ……」
エドワード様の大きく硬く膨らんだそれが私の膣奥まで入って来る。
「あはっ……!」
「すごいすんなり入る……」
(あれ)
この時だった。私は寒気を感じる。いつもこういう行為をしている時は汗をかくくらい身体は熱く感じるのに今はなぜか寒い。もしかして熱が出ている?
「はっくしょん!」
「うおっ?!」
盛大にくしゃみをしてしまった。私の様子がおかしい事にエドワード様は気付いたようで心配そうな表情を浮かべる。
「大丈夫か? 顔色よくないぞ?」
「なんだか寒気がするんですよね……」
(治癒魔法使うか)
何度も掛け慣れた治癒魔法を自分にかけるが、何故か青白い光は発さないし寒気は収まらない。
(おかしい。もしかして魔法が使えてない?!)
あれから部屋に届いた夕食を食べながらずっとエドワード様の手によって絶頂させられている。もう頭の中が自分のそれじゃないみたいでおかしくなりそうだ。発狂とはこう言う事なのだろうか? もしかしたら違う気もするが。
「玩具でここまで絶頂するとは驚きだ。貴族の令嬢達の間で流行るのも頷ける……」
エドワード様は頬を赤らめながらもいつものように真面目に分析している。彼らしいと言えば彼らしいか。
「あの、どのようなシチュエーションで使われるのです?」
「最近聞いた話だから俺も詳しくは知らないのだが、夫が領地視察で家をしばらく留守にしている時とか、あとは未婚の処女が使っているとは聞いた。確かにこれなら処女膜を破らなくても十分な快楽は得られる」
「た、確かに……そうですね」
レゼッタはこのような玩具は持ってなかった筈だ。となるとこの国の中で流行っているものなのだろう。
「と、説明はここまでにしよう」
「あっ……」
エドワード様の大きく硬く膨らんだそれが私の膣奥まで入って来る。
「あはっ……!」
「すごいすんなり入る……」
(あれ)
この時だった。私は寒気を感じる。いつもこういう行為をしている時は汗をかくくらい身体は熱く感じるのに今はなぜか寒い。もしかして熱が出ている?
「はっくしょん!」
「うおっ?!」
盛大にくしゃみをしてしまった。私の様子がおかしい事にエドワード様は気付いたようで心配そうな表情を浮かべる。
「大丈夫か? 顔色よくないぞ?」
「なんだか寒気がするんですよね……」
(治癒魔法使うか)
何度も掛け慣れた治癒魔法を自分にかけるが、何故か青白い光は発さないし寒気は収まらない。
(おかしい。もしかして魔法が使えてない?!)
281
お気に入りに追加
1,359
あなたにおすすめの小説


だってお義姉様が
砂月ちゃん
恋愛
『だってお義姉様が…… 』『いつもお屋敷でお義姉様にいじめられているの!』と言って、高位貴族令息達に助けを求めて来た可憐な伯爵令嬢。
ところが正義感あふれる彼らが、その意地悪な義姉に会いに行ってみると……
他サイトでも掲載中。

【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。

淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。

私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。

魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて
アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。
二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる