19 / 58
第18話 工場へとつながる扉と宿泊
しおりを挟む
エドワード様を侯爵家の3人が急いで追う。私もルネ達と共にこそこそとだが彼の後を追った。
「エドワード様! お待ちください!」
と、カルナータカ夫人がやや焦りを感じさせる声音で叫んだ時点ですでにエドワード様は地下の階段を降り終えた所だった。
「ふむ、確かに部屋がたくさんあるようだな」
「お、お待ちください! ここはメイド達のプライバシーにも関わりますので……!」
プライバシーなどとカルナータカ夫人は言っているがそれは建前で本音は魔法薬を作る工場を見せたくない、見られたくないというのが本音なのはすぐに気が付いた。
「夫人は工場見られたくないのよ」
「でしょうね、ルネ」
気が付いたのはルネも同じだった。だが、私達は遠くから見つめるよりほかない。
「申し訳ありませんが、どうぞ1階にお戻りくださいませ。お食事もご用意いたしておりますので……」
「何か見られたくないものでもあるのか?」
「エドワード様。ここはメイドの暮らす部屋ですわ。汚くてとてもじゃないけど見せられませんわよ」
「レゼッタ嬢は汚い物が嫌いで?」
「ええ、当り前ですわ? それが?」
「私とは気が合わないようだ。私は汚くても興味が湧いたものには確かめたくなる性根があってな」
つかつかとエドワード様は地下の廊下を歩いていく。そしてひときわ大きな扉……工場へと繋がる扉の前で足を止めた。
「随分と広い部屋だな。メイド達の浴室か大部屋か、それとも倉庫か?」
一瞬だけカルナータカ夫人と侯爵の顔が引きつったように見えたがレゼッタはいつも通り高圧的な笑顔のままだ。
「ああ、そこは倉庫ですわ。私の魔法薬を作る為の空き瓶などを入れています」
「そうなのか? レゼッタ嬢」
「ええ、そうですが何か? 薬を作るならそれを入れる容器が必要でしょう?」
「……確かにレゼッタ嬢の言うとおりだな」
レゼッタにしてはここまでうまく言い訳するとは……。あっけにとられているとエドワード様は来た道を引き返して1階へと戻っていった。それに侯爵家の3人や私達も慌てて後を追う。
「すまなかった。なら薬はレゼッタ嬢の部屋で作っているんだな?」
「はい、そうですわエドワード様」
「そうか。魔法薬を作っている場面を出来れば見たかったが……」
「それはまた今度にしましょう。お腹がぺこぺこですわ。早く昼食にしましょう」
「そうだな……」
完全に主導権はレゼッタの方へと移っている気がする。レゼッタが手綱を完全に握っているのか、それともエドワード様が何かを考えての事なのかは判断できないが。
結局にやにやと悪辣ささえ漂う笑顔を見せるレゼッタに言い寄られる形で3人とエドワード様は食堂へと向かいランチの時間が始まったのだった。私達メイドは食堂の外の廊下で立って待機する。すると扉が開いてエドワード様が廊下に現れた。
「侯爵、メイドも何人か同席してほしいのだが、良いか?」
「ああ、ぜひ。良いだろう?」
「ええ、あなたがそう言うならいいですけど……レゼッタも良いかしら?」
「ああ、お父様お母様。私は別に構わないわよ。ただ立っておくだけでしょ?」
「じゃあ、君ら入ってくれ」
エドワード様に促される形で私とルネ、他何名かのメイドも食堂の中に入り、レゼッタらの後ろで並んで待機する事になった。
「ではこちらランチの前菜となります。季節の野菜をふんだんに使用したサラダと白身魚のソテーとなります」
コックが机の上に置かれた前菜について簡単に説明した。エドワード様はうんうん。と興味ありげに頷いていたがレゼッタは早速不満げな表情を浮かべた。
「魚、これ臭くないでしょうね? いっつも骨多いし生臭いんだから」
「き、今日はいつも以上に臭みを取るべく丹念に洗いました。骨も全て除去し更にハーブも使用しております」
「なるほど。侯爵、ここの領地はこういう白身魚や野菜がよく採れると聞いたがまことか?」
「はい、エドワード様。どちらもよく採れます」
「そうか。なら頂くとしよう。見ただけで美味しそうだ」
エドワード様は頂きます。と小声で挨拶をしながら美味しそうに白身魚を頂く。
「ん、美味しい。柔らかくてソースも効いていて食べやすいな」
「そうですか。それは良かったです」
「ああ、侯爵。とても美味しいぞ」
レゼッタは眉をひそめながらも白身魚を口にする。そして何度か首を横に傾かせている。
(ああ、レゼッタお嬢様からすれば魚はきっとまずいんだろうな。だけどエドワード様は美味しいと喜んでいるからおかしい。ってなっていると……)
カルナータカ夫人も首をやや何度かひねる様子を見せていた。エドワード様は前菜をぺろりと平らげてメインディッシュの鳥肉のローストも満面の笑みを浮かべながら食べたのだった。しかもパンはおかわりもしていた。
「ああ、とても美味しかった。ごちそうさまでした」
彼の見ていて気持ちが良くなるくらいの食べっぷりはレゼッタとカルナータカ夫人からすれば予想外の事だったのか、彼女達はぽかんとした表情をしばらく浮かべていたのだった。
その後。エドワード様は父親に連れられて領地内をあちこち見て回る事となった。
「ああ、侯爵。ぜひ同行したい。それとよければ薬草なんかも見たい。薬師はいるか?」
カルナータカ夫人とレゼッタは薬師はこの屋敷にはいない。と言ったが私は無意識に手を挙げていた。
「私がそうです」
「ああ、では同行を願おう。マルガリータ」
「ええ、よろしくお願いします。もしよろしければもう2人くらい構いませんか?」
私がルネと後輩の同行も願い出た所、エドワード様は快諾してくれた。こうして彼らと領地内を見て回る事が決まる。なお、帰ってきてからはエドワード様が屋敷で宿泊する事も併せて決定した。
「では、行こう。よろしく頼むよマルガリータ」
「は、はい……」
なんだか後ろから殺意めいた視線を感じるのは気のせいではないかもしれない。大方レゼッタかカルナータカ夫人のどちらかか両方だろう。
私は従者専用の馬車にルネと共に乗り込んだ。
「マルガリータ、誘ってくれてありがとう……!」
「いや、ルネ。あなたもいないと心細かったから……」
「あーー、まあ緊張するものね。てか夫人とレゼッタ様の目見た?」
(ああ、言わなくても理解できる……)
「見てないわ。何かあったの?」
「私達をじろじろと睨んでたわ。なんだかこのまま遠くへ行きたい気分になったというか……」
「ああ、わかるわよその気持ち。帰ったら折檻されそうっていうあの感じよね?」
「そう! それ!」
後輩はガタガタと震えだしている。私も罰を受けなければならないのか。と半泣き状態になるが私とルネが大丈夫だと安心させた。
(罰を受けるのは私だけだろう。どう考えても)
馬車が止まった先には農場が広がっていた。私達は馬車から降り、エドワード様と共にカルナータカ侯爵の説明を受けた。
「ここは我が侯爵家直属の農地となります」
「広大ですね」
「ありがとうございます」
その後も農地や薬草が植わっている山の方まで足を伸ばした。気がつけば日が落ちようとしている。そこまで時間が経過していたのか。
「ありがとう。では屋敷に戻ろうか」
「はい。エドワード様のお部屋ですが東館のゲストルームになりますがよろしいですか?」
「ああ、侯爵。そこで構わない」
馬車で屋敷に戻る頃にはすっかり日が落ち、辺りは真っ暗になっていた。レゼッタがお腹をすかせていたようですぐさまディナーの準備に取り掛かる。
私がルネ達と共にテーブルセッティングを行っているとカルナータカ夫人が険しい顔つきでこちらへと歩み寄る。
「エドワード様! お待ちください!」
と、カルナータカ夫人がやや焦りを感じさせる声音で叫んだ時点ですでにエドワード様は地下の階段を降り終えた所だった。
「ふむ、確かに部屋がたくさんあるようだな」
「お、お待ちください! ここはメイド達のプライバシーにも関わりますので……!」
プライバシーなどとカルナータカ夫人は言っているがそれは建前で本音は魔法薬を作る工場を見せたくない、見られたくないというのが本音なのはすぐに気が付いた。
「夫人は工場見られたくないのよ」
「でしょうね、ルネ」
気が付いたのはルネも同じだった。だが、私達は遠くから見つめるよりほかない。
「申し訳ありませんが、どうぞ1階にお戻りくださいませ。お食事もご用意いたしておりますので……」
「何か見られたくないものでもあるのか?」
「エドワード様。ここはメイドの暮らす部屋ですわ。汚くてとてもじゃないけど見せられませんわよ」
「レゼッタ嬢は汚い物が嫌いで?」
「ええ、当り前ですわ? それが?」
「私とは気が合わないようだ。私は汚くても興味が湧いたものには確かめたくなる性根があってな」
つかつかとエドワード様は地下の廊下を歩いていく。そしてひときわ大きな扉……工場へと繋がる扉の前で足を止めた。
「随分と広い部屋だな。メイド達の浴室か大部屋か、それとも倉庫か?」
一瞬だけカルナータカ夫人と侯爵の顔が引きつったように見えたがレゼッタはいつも通り高圧的な笑顔のままだ。
「ああ、そこは倉庫ですわ。私の魔法薬を作る為の空き瓶などを入れています」
「そうなのか? レゼッタ嬢」
「ええ、そうですが何か? 薬を作るならそれを入れる容器が必要でしょう?」
「……確かにレゼッタ嬢の言うとおりだな」
レゼッタにしてはここまでうまく言い訳するとは……。あっけにとられているとエドワード様は来た道を引き返して1階へと戻っていった。それに侯爵家の3人や私達も慌てて後を追う。
「すまなかった。なら薬はレゼッタ嬢の部屋で作っているんだな?」
「はい、そうですわエドワード様」
「そうか。魔法薬を作っている場面を出来れば見たかったが……」
「それはまた今度にしましょう。お腹がぺこぺこですわ。早く昼食にしましょう」
「そうだな……」
完全に主導権はレゼッタの方へと移っている気がする。レゼッタが手綱を完全に握っているのか、それともエドワード様が何かを考えての事なのかは判断できないが。
結局にやにやと悪辣ささえ漂う笑顔を見せるレゼッタに言い寄られる形で3人とエドワード様は食堂へと向かいランチの時間が始まったのだった。私達メイドは食堂の外の廊下で立って待機する。すると扉が開いてエドワード様が廊下に現れた。
「侯爵、メイドも何人か同席してほしいのだが、良いか?」
「ああ、ぜひ。良いだろう?」
「ええ、あなたがそう言うならいいですけど……レゼッタも良いかしら?」
「ああ、お父様お母様。私は別に構わないわよ。ただ立っておくだけでしょ?」
「じゃあ、君ら入ってくれ」
エドワード様に促される形で私とルネ、他何名かのメイドも食堂の中に入り、レゼッタらの後ろで並んで待機する事になった。
「ではこちらランチの前菜となります。季節の野菜をふんだんに使用したサラダと白身魚のソテーとなります」
コックが机の上に置かれた前菜について簡単に説明した。エドワード様はうんうん。と興味ありげに頷いていたがレゼッタは早速不満げな表情を浮かべた。
「魚、これ臭くないでしょうね? いっつも骨多いし生臭いんだから」
「き、今日はいつも以上に臭みを取るべく丹念に洗いました。骨も全て除去し更にハーブも使用しております」
「なるほど。侯爵、ここの領地はこういう白身魚や野菜がよく採れると聞いたがまことか?」
「はい、エドワード様。どちらもよく採れます」
「そうか。なら頂くとしよう。見ただけで美味しそうだ」
エドワード様は頂きます。と小声で挨拶をしながら美味しそうに白身魚を頂く。
「ん、美味しい。柔らかくてソースも効いていて食べやすいな」
「そうですか。それは良かったです」
「ああ、侯爵。とても美味しいぞ」
レゼッタは眉をひそめながらも白身魚を口にする。そして何度か首を横に傾かせている。
(ああ、レゼッタお嬢様からすれば魚はきっとまずいんだろうな。だけどエドワード様は美味しいと喜んでいるからおかしい。ってなっていると……)
カルナータカ夫人も首をやや何度かひねる様子を見せていた。エドワード様は前菜をぺろりと平らげてメインディッシュの鳥肉のローストも満面の笑みを浮かべながら食べたのだった。しかもパンはおかわりもしていた。
「ああ、とても美味しかった。ごちそうさまでした」
彼の見ていて気持ちが良くなるくらいの食べっぷりはレゼッタとカルナータカ夫人からすれば予想外の事だったのか、彼女達はぽかんとした表情をしばらく浮かべていたのだった。
その後。エドワード様は父親に連れられて領地内をあちこち見て回る事となった。
「ああ、侯爵。ぜひ同行したい。それとよければ薬草なんかも見たい。薬師はいるか?」
カルナータカ夫人とレゼッタは薬師はこの屋敷にはいない。と言ったが私は無意識に手を挙げていた。
「私がそうです」
「ああ、では同行を願おう。マルガリータ」
「ええ、よろしくお願いします。もしよろしければもう2人くらい構いませんか?」
私がルネと後輩の同行も願い出た所、エドワード様は快諾してくれた。こうして彼らと領地内を見て回る事が決まる。なお、帰ってきてからはエドワード様が屋敷で宿泊する事も併せて決定した。
「では、行こう。よろしく頼むよマルガリータ」
「は、はい……」
なんだか後ろから殺意めいた視線を感じるのは気のせいではないかもしれない。大方レゼッタかカルナータカ夫人のどちらかか両方だろう。
私は従者専用の馬車にルネと共に乗り込んだ。
「マルガリータ、誘ってくれてありがとう……!」
「いや、ルネ。あなたもいないと心細かったから……」
「あーー、まあ緊張するものね。てか夫人とレゼッタ様の目見た?」
(ああ、言わなくても理解できる……)
「見てないわ。何かあったの?」
「私達をじろじろと睨んでたわ。なんだかこのまま遠くへ行きたい気分になったというか……」
「ああ、わかるわよその気持ち。帰ったら折檻されそうっていうあの感じよね?」
「そう! それ!」
後輩はガタガタと震えだしている。私も罰を受けなければならないのか。と半泣き状態になるが私とルネが大丈夫だと安心させた。
(罰を受けるのは私だけだろう。どう考えても)
馬車が止まった先には農場が広がっていた。私達は馬車から降り、エドワード様と共にカルナータカ侯爵の説明を受けた。
「ここは我が侯爵家直属の農地となります」
「広大ですね」
「ありがとうございます」
その後も農地や薬草が植わっている山の方まで足を伸ばした。気がつけば日が落ちようとしている。そこまで時間が経過していたのか。
「ありがとう。では屋敷に戻ろうか」
「はい。エドワード様のお部屋ですが東館のゲストルームになりますがよろしいですか?」
「ああ、侯爵。そこで構わない」
馬車で屋敷に戻る頃にはすっかり日が落ち、辺りは真っ暗になっていた。レゼッタがお腹をすかせていたようですぐさまディナーの準備に取り掛かる。
私がルネ達と共にテーブルセッティングを行っているとカルナータカ夫人が険しい顔つきでこちらへと歩み寄る。
348
お気に入りに追加
1,350
あなたにおすすめの小説
【R-18】悪役令嬢ですが、罠に嵌まって張型つき木馬に跨がる事になりました!
臣桜
恋愛
悪役令嬢エトラは、王女と聖女とお茶会をしたあと、真っ白な空間にいた。
そこには張型のついた木馬があり『ご自由に跨がってください。絶頂すれば元の世界に戻れます』の文字が……。
※ムーンライトノベルズ様にも重複投稿しています
※表紙はニジジャーニーで生成しました
王女、騎士と結婚させられイかされまくる
ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。
性描写激しめですが、甘々の溺愛です。
※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。
【R18】殿下!そこは舐めてイイところじゃありません! 〜悪役令嬢に転生したけど元潔癖症の王子に溺愛されてます〜
茅野ガク
恋愛
予想外に起きたイベントでなんとか王太子を救おうとしたら、彼に執着されることになった悪役令嬢の話。
☆他サイトにも投稿しています
【R18】悪役令嬢を犯して罪を償わせ性奴隷にしたが、それは冤罪でヒロインが黒幕なので犯して改心させることにした。
白濁壺
恋愛
悪役令嬢であるベラロルカの数々の悪行の罪を償わせようとロミリオは単身公爵家にむかう。警備の目を潜り抜け、寝室に入ったロミリオはベラロルカを犯すが……。
クソつよ性欲隠して結婚したら草食系旦那が巨根で絶倫だった
山吹花月
恋愛
『穢れを知らぬ清廉な乙女』と『王子系聖人君子』
色欲とは無縁と思われている夫婦は互いに欲望を隠していた。
◇ムーンライトノベルズ様へも掲載しております。
完結 貞操観念と美醜逆転世界で薬師のむちむち爆乳のフィーナは少数気鋭の騎士団員を癒すと称してセックスをしまくる
シェルビビ
恋愛
前世の名前は忘れてしまったが日本生まれの女性でエロ知識だけは覚えていた。子供を助けて異世界に転生したと思ったら17歳で川に溺れた子供を助けてまた死んでしまう。
異世界の女神ディアナ様が最近作った異世界が人手不足なので来て欲しいとスカウトしてきたので、むちむち爆乳の美少女にして欲しいとお願いして転生することになった。
目が覚めると以前と同じ世界に見えたが、なんとこの世界ではもやしっ子がモテモテで筋肉ムキムキの精悍な美丈夫は化け物扱いの男だけ美醜逆転世界。しかも清楚な人間は生きている価値はないドスケベ超優遇の貞操観念逆転世界だったのだ。
至る所で中出しセックスをして聖女扱いさせるフィーナ。この世界の不細工たちは中出しを許されない下等生物らしい。
騎士団は不人気職で給料はいいが全くモテない。誰も不細工な彼らに近づきたくもない。騎士団の薬師の仕事を募集してもすぐにやめてしまうと言われてたまたま行ったフィーナはすぐに合格してしまう。
【完結】お義父様と義弟の溺愛が凄すぎる件
百合蝶
恋愛
お母様の再婚でロバーニ・サクチュアリ伯爵の義娘になったアリサ(8歳)。
そこには2歳年下のアレク(6歳)がいた。
いつもツンツンしていて、愛想が悪いが(実話・・・アリサをーーー。)
それに引き替え、ロバーニ義父様はとても、いや異常にアリサに構いたがる!
いいんだけど触りすぎ。
お母様も呆れからの憎しみも・・・
溺愛義父様とツンツンアレクに愛されるアリサ。
デビュタントからアリサを気になる、アイザック殿下が現れーーーーー。
アリサはの気持ちは・・・。
【R18】騎士たちの監視対象になりました
ぴぃ
恋愛
異世界トリップしたヒロインが騎士や執事や貴族に愛されるお話。
*R18は告知無しです。
*複数プレイ有り。
*逆ハー
*倫理感緩めです。
*作者の都合の良いように作っています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる