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第31話 生理痛ひどいんだけど?!
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私がアルグース帝国に召喚されてから大体3か月後が経過した。ベリーショートだった髪はショートボブまで伸びている。
初夜後、アルグレートから週3~6の頻度で身体を重ねていて、その度に絶倫っぷりを発揮しているアルグレートなのだが、私はいまだに懐妊していない。
ラディアナとルビオ姉弟曰く、確かに人間の女性は竜人の子を身籠る事が出来るが、基本はすぐに孕めるものではないらしい。
そして今朝。アルグレートが仕事に追われていたので自室のベッドで迎えた所、下半身の不快感で目が覚めた。
「おはようございます。オトネ様。本日もよろしくお願いします」
「おはようございます、皆」
この不快感、絶対そうだ。生理のやつだ。ベッドから起き上がろうとした瞬間、ずきん! と腰が痛んだのと同時にどろっと何かが出てくる感触を覚える。
「オトネ様!? いかがなさいましたか!?」
「ごめん、トイレ……トイレ行きたいです……」
痛い身体にムチを打ちベッドから出て後ろを振り返ると、真っ白いシーツに真っ赤なボタンの花が落ちたかのようなシミが形成されていた。
「うわあ……」
ああ、やっちまった……。テンション下がるやつ。そういえば生理が来たのは召喚されてから初めてなのを思い出していると、メイドもシミを見つけたようだ。
「オトネ様。こちらをお使いくださいませ」
メイドのひとりがポケットからタンポンを差し出してくれた。別のメイド達も替えの服と下着を用意しにあちこち動き回る。
というかこの世界、ナプキンじゃなくてタンポンなのか。タンポン使った事ないからやり方わかんないんだけど……
「あの、生理用品はこれなんですか?」
「はい。あとこちらもあります」
「布ナプキン?」
メイドが見せた布ナプキンは、セピアカラーのもので、思ったより厚みがある。
「はい。そうでございます。どちらも魔術がかかっているので漏れる事はございません」
トイレに赴きまずは布ナプキンを使う事にする。布ナプキンの羽根の部分にはボタンが付いていて、これが元いた世界の紙ナプキンのシールに該当するって訳か。
装着したのはいいけど、腰がとにかく痛いし下腹部も重いし頭も痛い。
「うぅ……痛い……」
こんなに生理痛が酷いのは初めてだ。生理が遅れていたから生理痛も痛いのかなぁ? にしても今回は今まで以上にひどいから、今日は1日中寝込みそうかも。
「オトネ様、顔色が悪いように見受けられますが……」
「うぅ……ちょっとこのまま横になる……」
「痛み止めございますが、朝食頂いてから飲まれたほうが胃にダメージが行きにくいので……」
元いた世界と同じような痛み止めあるんだ。そういえば先輩や後輩は痛み止めをよく飲むくらい生理痛が激しかった人がいたのを思い出す。
「こちら、朝食でございます」
なんかリゾットみたいな白いものが白いお皿に乗せられて運ばれてきた。痛みに耐えながら食べ終えると丸くて白い丸薬をもらい、お白湯で飲む。
「はあ……」
この丸薬は以前、初夜でお世話になった女医さんから処方されたものらしい。これを飲んで寝ていよう。
「はあ……いたた……」
あ、布ナプキンってどのくらいの頻度で変えたらいいんだろ? 今ドロっとしたあの嫌な感触は起きてないけど、ずっと変えないのも衛生的によくないよね。
「あの、布ナプキンってどれくらいの頻度で変えたらいいんですか?」
「魔術がかかっているものなので、大体朝昼晩の3回で大丈夫でございます。衛生面も魔術により心配はございません」
こんなナプキン元の世界にも欲しかったなあ……。ただでさえ科学レベルは元の世界と同じくらいで更に魔法があるのだから、すごいとしか言いようがない。
「ありがとう、また昼食後に取り替えます」
寝よう。痛み止め飲んだけどまだ痛いや。
「オトネ。入るぞ」
しばらくしてアルグレートがツォルグさんと女医さん達を引き連れて現れた。
「アルグレート? なんでここに……」
「医者を呼んだんだ。今から診察してもらう」
「え? 診察?」
私はこれまで生理痛で医者を呼ぶという経験が無かったために正直困惑している。いや、こんなに痛いのは初めてだから、呼ぶべきなんだろうけど。
今思えばお局看護師の中でも生理痛くらい我慢すべきだって人いたなぁ……。
「君の身体に何かあっては俺、いや俺達が困る。だから呼んだ。俺は……ここにいた方がいいか?」
「あ、うん……お願い」
「では私は一旦退出いたします。アルグレート様、頼みましたよ」
ツォルグさんは気を使ったのか部屋から去っていく。そして医者達はベッドに横たわる私の側に近寄ってきた。
「オトネ様。まずは問診してまいります。この世界に召喚されて大体いつ頃になりますか?」
「3カ月くらい前です」
「最後に月経があったのはいつですか? この世界に来た前か後かもお聞かせください」
「この世界に来る前です。なんで、ちょっと遅れてました。まあ、不順な時は時々ありましたので……」
問診内容を医者達は白い用紙に書き残していく。
「痛みはいつもこんな感じでございますか?」
「いいえ。こんなの初めてです」
「ふむふむ……なるほど。原因がわかりました」
初夜後、アルグレートから週3~6の頻度で身体を重ねていて、その度に絶倫っぷりを発揮しているアルグレートなのだが、私はいまだに懐妊していない。
ラディアナとルビオ姉弟曰く、確かに人間の女性は竜人の子を身籠る事が出来るが、基本はすぐに孕めるものではないらしい。
そして今朝。アルグレートが仕事に追われていたので自室のベッドで迎えた所、下半身の不快感で目が覚めた。
「おはようございます。オトネ様。本日もよろしくお願いします」
「おはようございます、皆」
この不快感、絶対そうだ。生理のやつだ。ベッドから起き上がろうとした瞬間、ずきん! と腰が痛んだのと同時にどろっと何かが出てくる感触を覚える。
「オトネ様!? いかがなさいましたか!?」
「ごめん、トイレ……トイレ行きたいです……」
痛い身体にムチを打ちベッドから出て後ろを振り返ると、真っ白いシーツに真っ赤なボタンの花が落ちたかのようなシミが形成されていた。
「うわあ……」
ああ、やっちまった……。テンション下がるやつ。そういえば生理が来たのは召喚されてから初めてなのを思い出していると、メイドもシミを見つけたようだ。
「オトネ様。こちらをお使いくださいませ」
メイドのひとりがポケットからタンポンを差し出してくれた。別のメイド達も替えの服と下着を用意しにあちこち動き回る。
というかこの世界、ナプキンじゃなくてタンポンなのか。タンポン使った事ないからやり方わかんないんだけど……
「あの、生理用品はこれなんですか?」
「はい。あとこちらもあります」
「布ナプキン?」
メイドが見せた布ナプキンは、セピアカラーのもので、思ったより厚みがある。
「はい。そうでございます。どちらも魔術がかかっているので漏れる事はございません」
トイレに赴きまずは布ナプキンを使う事にする。布ナプキンの羽根の部分にはボタンが付いていて、これが元いた世界の紙ナプキンのシールに該当するって訳か。
装着したのはいいけど、腰がとにかく痛いし下腹部も重いし頭も痛い。
「うぅ……痛い……」
こんなに生理痛が酷いのは初めてだ。生理が遅れていたから生理痛も痛いのかなぁ? にしても今回は今まで以上にひどいから、今日は1日中寝込みそうかも。
「オトネ様、顔色が悪いように見受けられますが……」
「うぅ……ちょっとこのまま横になる……」
「痛み止めございますが、朝食頂いてから飲まれたほうが胃にダメージが行きにくいので……」
元いた世界と同じような痛み止めあるんだ。そういえば先輩や後輩は痛み止めをよく飲むくらい生理痛が激しかった人がいたのを思い出す。
「こちら、朝食でございます」
なんかリゾットみたいな白いものが白いお皿に乗せられて運ばれてきた。痛みに耐えながら食べ終えると丸くて白い丸薬をもらい、お白湯で飲む。
「はあ……」
この丸薬は以前、初夜でお世話になった女医さんから処方されたものらしい。これを飲んで寝ていよう。
「はあ……いたた……」
あ、布ナプキンってどのくらいの頻度で変えたらいいんだろ? 今ドロっとしたあの嫌な感触は起きてないけど、ずっと変えないのも衛生的によくないよね。
「あの、布ナプキンってどれくらいの頻度で変えたらいいんですか?」
「魔術がかかっているものなので、大体朝昼晩の3回で大丈夫でございます。衛生面も魔術により心配はございません」
こんなナプキン元の世界にも欲しかったなあ……。ただでさえ科学レベルは元の世界と同じくらいで更に魔法があるのだから、すごいとしか言いようがない。
「ありがとう、また昼食後に取り替えます」
寝よう。痛み止め飲んだけどまだ痛いや。
「オトネ。入るぞ」
しばらくしてアルグレートがツォルグさんと女医さん達を引き連れて現れた。
「アルグレート? なんでここに……」
「医者を呼んだんだ。今から診察してもらう」
「え? 診察?」
私はこれまで生理痛で医者を呼ぶという経験が無かったために正直困惑している。いや、こんなに痛いのは初めてだから、呼ぶべきなんだろうけど。
今思えばお局看護師の中でも生理痛くらい我慢すべきだって人いたなぁ……。
「君の身体に何かあっては俺、いや俺達が困る。だから呼んだ。俺は……ここにいた方がいいか?」
「あ、うん……お願い」
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