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プロローグ
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ほかほかした温かいパンの匂いがしてきた。という事はそろそろ病棟は朝食の時間か。と思いナースステーション内にある時計を見ると、時刻は7時25分頃を差している。
「乙音、もうこんな時間なの早いよねえ」
「ね、お腹空いてきちゃったよ~」
「私も~」
私。松原乙音はこの総合病院の南7階病棟で働く看護師だ。今日の夜勤相手は同期の友人の女子1人と後輩1人という事もあって、いつもよりかは楽に働けている。
調理師さんが持って来たピンクの配膳車の中から食事を出した辺りで、廊下にある時計が7時半を差しているのが見えた。
「失礼しま~す。朝食をご用意しました~!」
朝食は食パン一切れと、コールスローのキャベツとニンジンのサラダに、カボチャのスープとスクランブルエッグ。あとジャムとマーガリンも添えられている。
「ありがとうございます~」
ネームプレート通りに朝食をトレーごと渡していく。
この南7階の病棟には老若男女問わず患者がいる。どちらかというと女性が多めかな?
病棟には4人部屋の大部屋と、個室がそれぞれ半分あって、大部屋は各自カーテンで仕切っている状態。歩ける患者さんは自分で配膳車から自分の名前が記載されたネームプレートのついたトレーを取って運んでいく。よその病院はどうか知らないけど、この方が私達の負担も減るんだよね。
「よし、朝食はこれで全部行き届いたね」
「おはようございます~」
日勤の後輩がぞろぞろと眠たそうな目で出勤してきた。
「松原さん、朝ごはんですか?」
「うんそうだね、あっ、手伝わなくても大丈夫よ。今は落ち着いてるから」
「わかりました~」
申し送りが済み、ようやく退勤出来た私は明るい日差しを浴びながら職場を後にした。
「ふぁ~ゆっくりしよ」
その時。アスファルトがピンクの円状に光り出した。何これ? 明らかに発光してるけど?
「えっ! ちょ、何これ!?」
ピンクの円は明らかに私の足元を中心に光っている。しかも上にも似たような円があった。
「わああああっ!?」
気がつけば視界は真っ白になってしまった。うそ、もしかして私……死んじゃった……?
と、思ったけど今度は足に大理石みたいな冷たい感覚がやってくる。
「いったあ……」
「おお! 召喚に成功されましたぞ!」
「素晴らしい! 公爵様の花嫁だ!」
「はい?」
霧っぽいのが晴れると、私はお城みたいな場所にいた。そして私の周りにはドラゴンの角が生えた男の人達が囲むようにして立っている。
「な、なにこれ……?」
「こいつか、俺が召喚したのは」
「はあ?」
目の前に現れたのは、金髪碧眼に黒いドラゴンの角に尻尾を生やした、若い男性だった。
「乙音、もうこんな時間なの早いよねえ」
「ね、お腹空いてきちゃったよ~」
「私も~」
私。松原乙音はこの総合病院の南7階病棟で働く看護師だ。今日の夜勤相手は同期の友人の女子1人と後輩1人という事もあって、いつもよりかは楽に働けている。
調理師さんが持って来たピンクの配膳車の中から食事を出した辺りで、廊下にある時計が7時半を差しているのが見えた。
「失礼しま~す。朝食をご用意しました~!」
朝食は食パン一切れと、コールスローのキャベツとニンジンのサラダに、カボチャのスープとスクランブルエッグ。あとジャムとマーガリンも添えられている。
「ありがとうございます~」
ネームプレート通りに朝食をトレーごと渡していく。
この南7階の病棟には老若男女問わず患者がいる。どちらかというと女性が多めかな?
病棟には4人部屋の大部屋と、個室がそれぞれ半分あって、大部屋は各自カーテンで仕切っている状態。歩ける患者さんは自分で配膳車から自分の名前が記載されたネームプレートのついたトレーを取って運んでいく。よその病院はどうか知らないけど、この方が私達の負担も減るんだよね。
「よし、朝食はこれで全部行き届いたね」
「おはようございます~」
日勤の後輩がぞろぞろと眠たそうな目で出勤してきた。
「松原さん、朝ごはんですか?」
「うんそうだね、あっ、手伝わなくても大丈夫よ。今は落ち着いてるから」
「わかりました~」
申し送りが済み、ようやく退勤出来た私は明るい日差しを浴びながら職場を後にした。
「ふぁ~ゆっくりしよ」
その時。アスファルトがピンクの円状に光り出した。何これ? 明らかに発光してるけど?
「えっ! ちょ、何これ!?」
ピンクの円は明らかに私の足元を中心に光っている。しかも上にも似たような円があった。
「わああああっ!?」
気がつけば視界は真っ白になってしまった。うそ、もしかして私……死んじゃった……?
と、思ったけど今度は足に大理石みたいな冷たい感覚がやってくる。
「いったあ……」
「おお! 召喚に成功されましたぞ!」
「素晴らしい! 公爵様の花嫁だ!」
「はい?」
霧っぽいのが晴れると、私はお城みたいな場所にいた。そして私の周りにはドラゴンの角が生えた男の人達が囲むようにして立っている。
「な、なにこれ……?」
「こいつか、俺が召喚したのは」
「はあ?」
目の前に現れたのは、金髪碧眼に黒いドラゴンの角に尻尾を生やした、若い男性だった。
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