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第58話 アンナ視点⑨
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メアリー様は私がなぜ、このような事をしているのかずっと理解できなかったうえに理解しようとする気にも見えなかった。メアリー様は私を無視して、レアード様達を追いかける。
「ちょっと! メアリー様は私を無視するの……?」
この言葉にも彼女は反応する事は無かった。それに私を捕縛していた人達は乱暴に私に立って歩くようにと命じて来る。
「……私、あなたを一生呪うわ」
一生メアリー様を呪い続けてやる。あなたの不幸が私の幸せ。どんどん不幸になってもらわないと私は幸せに離れないの。
「ほら、立って歩け!」
侍従達に引きずられるようにして、私は大吹雪の中以前収監と拷問を受けたあの場所へと移動された。
中はとにかく寒くて冷たい。なのでメイド用の服が分厚かったのは本当に助かる。
「ここでいろ」
がしゃんと鉄格子の扉が閉められた。この音だけはいまだに慣れない。本当は慣れちゃいけないものなのだろうけど。
外からのごおおおおっという大吹雪の音が絶えず聞こえて来る。寂しくはなさそうだわ。
でも、私を逃がしてはならないという事で周囲には兵士達が5.6人くらいはいる……ように見える。
「ふう……」
床は本当に痛いくらいに冷たかった。
それからどれくらい経過しただろうか。3日くらい? 食事が出たり出なかったりだったしよくわからないや。兵士が鉄格子の扉をぎい……とゆっくりと開いた。
「お前をヴェリーヌス島へと移送する」
「ちゃんと移送できるかしら?」
「今度こそはな」
その時だった。待ってくれ! と兵士が3人、走って来る。
「アンナは王太子殿下への殺人未遂罪で死刑にしろと……!」
「なんだと?!」
私が死刑? え、あれだけの事で死刑になるの? だって殺人未遂だから死んでないじゃない。
そんな事で死刑になってしまうの? うそでしょ?
「王太子殿下がお決めになられた事だ」
「え……」
そう。私、死ぬんだ……。そう考えると、なんだかだんだん身体から力が抜けていくような感覚に至った。
でも、死ぬまでメアリー様には不幸が降りかかるように呪ってやる。そんな私を置いてきぼりにして話し合う兵士達はどこか滑稽に見えるわね。
「……で、どうするんだ? まだ処刑場がどことか処刑の日程とか決まってないんだろ?」
「そうだな。だって王太子殿下があんな状態だし、国王陛下も今は国境付近が不穏な状態だからその対応でお忙しい」
「じゃあ、処刑の日程が中々決まらない可能性もあるのか?」
「そうじゃねえの? 俺としてもこいつの見張りをずっとしたくはねえんだけど」
わいのわいの会話している兵士達は私を見る事はない。私はそこにはいないものとして扱っている。
「はあ、処刑するならさっさとしてくんねえかねえ」
「そればっかりは国王命令が無いとなあ」
「はあ……めんどくさ」
「じゃあ、今私を殺したらいいんじゃないの?」
「はあ?」
お、兵士が食いついてきたじゃない。さっきまでいない者扱いしてたくせに。
「ここで私を殺したら、すっきりするんじゃないの?」
「嫌だよ。勝手に殺しちゃ犯罪者扱いになるし。俺らは生活がかかってんだよ」
「という訳で黙ってな」
「ふん、つまんないの」
「おお、じゃあせっかくだからよお、なんでメアリー様に嫌がらせすんのか聞いても良いかい?」
ふうん、聞くんだ。どうせやる事ないから聞いてみるんでしょ?
という訳で私はメアリー様の不幸を願う理由を兵士達に隠す事無く話した。
「へえ……お前くだらない女だなあ」
「は?」
兵士は笑いながら私をバカにしてきた。いや、憐れんだというのが正解かも? 意外な態度に私は思わず口をぽかんと開ける。
「ばっかだなあ。直接不幸にするよりもお前が幸せに生きている方が不幸に決まってるじゃねえかよ」
「は? 何よそれ」
「言ったとおりだよ。メアリー様を不幸にしたいなら、あんたは異国の王太子なり王様なりと結婚しちまえばよかったんだ。ま、今となってはどうにもならんだろうからな」
え……? そんな事でアイツを不幸に出来ていたの?
そうね。確かにそうだわ。レアード様よりも立場が上なら……!
「そうじゃない、それがあるじゃない!」
「おい! 今となってはどうにもならないって言っただろ! おとなしくあきらめろ!」
「……っ!」
そうなんだ。もう遅いんだ……。
ああ、もっと早くに、そうしていたら!
「おい! お前ら部隊長がお呼びだ!」
「まじで?」
「早く来い!」
兵士達は何かあったのか、いきなりぞろぞろとこちらから出ていった。何だろう? それに見張りも誰もいないじゃない。
「あ……」
鉄格子の扉に手を触れると、いとも簡単に開ける事が出来た。あれ、鍵してたはずだけど。
でも、これ……脱走していいって事よね。よし、今のうちに……!
「はあっ……!」
外はまだ吹雪が激しい。私は雪山に隠れるようにして進む。ゆっくりとしか進めないのがつらいけど。
「はあっ、はあっ」
王宮の外に出た! よし、このまま逃げて逃げて……このカルドナンド国から出よう。出たら国外の素敵な王子様に求婚して、一緒に暮らせば……! 私は幸せに、メアリー様は不幸になる!
私が幸せになれる! と考えた時。目の前に馬車が現れた。
「え?」
身体中に衝撃が走り、身体を引き裂く。私の視界は痛みと共に真っ暗になった。
「ちょっと! メアリー様は私を無視するの……?」
この言葉にも彼女は反応する事は無かった。それに私を捕縛していた人達は乱暴に私に立って歩くようにと命じて来る。
「……私、あなたを一生呪うわ」
一生メアリー様を呪い続けてやる。あなたの不幸が私の幸せ。どんどん不幸になってもらわないと私は幸せに離れないの。
「ほら、立って歩け!」
侍従達に引きずられるようにして、私は大吹雪の中以前収監と拷問を受けたあの場所へと移動された。
中はとにかく寒くて冷たい。なのでメイド用の服が分厚かったのは本当に助かる。
「ここでいろ」
がしゃんと鉄格子の扉が閉められた。この音だけはいまだに慣れない。本当は慣れちゃいけないものなのだろうけど。
外からのごおおおおっという大吹雪の音が絶えず聞こえて来る。寂しくはなさそうだわ。
でも、私を逃がしてはならないという事で周囲には兵士達が5.6人くらいはいる……ように見える。
「ふう……」
床は本当に痛いくらいに冷たかった。
それからどれくらい経過しただろうか。3日くらい? 食事が出たり出なかったりだったしよくわからないや。兵士が鉄格子の扉をぎい……とゆっくりと開いた。
「お前をヴェリーヌス島へと移送する」
「ちゃんと移送できるかしら?」
「今度こそはな」
その時だった。待ってくれ! と兵士が3人、走って来る。
「アンナは王太子殿下への殺人未遂罪で死刑にしろと……!」
「なんだと?!」
私が死刑? え、あれだけの事で死刑になるの? だって殺人未遂だから死んでないじゃない。
そんな事で死刑になってしまうの? うそでしょ?
「王太子殿下がお決めになられた事だ」
「え……」
そう。私、死ぬんだ……。そう考えると、なんだかだんだん身体から力が抜けていくような感覚に至った。
でも、死ぬまでメアリー様には不幸が降りかかるように呪ってやる。そんな私を置いてきぼりにして話し合う兵士達はどこか滑稽に見えるわね。
「……で、どうするんだ? まだ処刑場がどことか処刑の日程とか決まってないんだろ?」
「そうだな。だって王太子殿下があんな状態だし、国王陛下も今は国境付近が不穏な状態だからその対応でお忙しい」
「じゃあ、処刑の日程が中々決まらない可能性もあるのか?」
「そうじゃねえの? 俺としてもこいつの見張りをずっとしたくはねえんだけど」
わいのわいの会話している兵士達は私を見る事はない。私はそこにはいないものとして扱っている。
「はあ、処刑するならさっさとしてくんねえかねえ」
「そればっかりは国王命令が無いとなあ」
「はあ……めんどくさ」
「じゃあ、今私を殺したらいいんじゃないの?」
「はあ?」
お、兵士が食いついてきたじゃない。さっきまでいない者扱いしてたくせに。
「ここで私を殺したら、すっきりするんじゃないの?」
「嫌だよ。勝手に殺しちゃ犯罪者扱いになるし。俺らは生活がかかってんだよ」
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「ふん、つまんないの」
「おお、じゃあせっかくだからよお、なんでメアリー様に嫌がらせすんのか聞いても良いかい?」
ふうん、聞くんだ。どうせやる事ないから聞いてみるんでしょ?
という訳で私はメアリー様の不幸を願う理由を兵士達に隠す事無く話した。
「へえ……お前くだらない女だなあ」
「は?」
兵士は笑いながら私をバカにしてきた。いや、憐れんだというのが正解かも? 意外な態度に私は思わず口をぽかんと開ける。
「ばっかだなあ。直接不幸にするよりもお前が幸せに生きている方が不幸に決まってるじゃねえかよ」
「は? 何よそれ」
「言ったとおりだよ。メアリー様を不幸にしたいなら、あんたは異国の王太子なり王様なりと結婚しちまえばよかったんだ。ま、今となってはどうにもならんだろうからな」
え……? そんな事でアイツを不幸に出来ていたの?
そうね。確かにそうだわ。レアード様よりも立場が上なら……!
「そうじゃない、それがあるじゃない!」
「おい! 今となってはどうにもならないって言っただろ! おとなしくあきらめろ!」
「……っ!」
そうなんだ。もう遅いんだ……。
ああ、もっと早くに、そうしていたら!
「おい! お前ら部隊長がお呼びだ!」
「まじで?」
「早く来い!」
兵士達は何かあったのか、いきなりぞろぞろとこちらから出ていった。何だろう? それに見張りも誰もいないじゃない。
「あ……」
鉄格子の扉に手を触れると、いとも簡単に開ける事が出来た。あれ、鍵してたはずだけど。
でも、これ……脱走していいって事よね。よし、今のうちに……!
「はあっ……!」
外はまだ吹雪が激しい。私は雪山に隠れるようにして進む。ゆっくりとしか進めないのがつらいけど。
「はあっ、はあっ」
王宮の外に出た! よし、このまま逃げて逃げて……このカルドナンド国から出よう。出たら国外の素敵な王子様に求婚して、一緒に暮らせば……! 私は幸せに、メアリー様は不幸になる!
私が幸せになれる! と考えた時。目の前に馬車が現れた。
「え?」
身体中に衝撃が走り、身体を引き裂く。私の視界は痛みと共に真っ暗になった。
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