35 / 61
第35話 結婚式②
しおりを挟む
それから瞬く間に時間は過ぎ、夕食の時間になった。
明日のこの時間は披露宴が終わりつつある頃だろう。そう考えると時間が過ぎていくのはあっという間に感じてしまう。
食堂に入室し、席に着いた瞬間レアード様が食堂へと足を踏み入れた。
「お疲れ様でございます。レアード様」
「お疲れ、メアリー。夕食が楽しみだ」
「ええ、私も楽しみでございます」
ほがらかな笑顔が出ては来たが、少し心の中で引っかかっているものがある。それはアンナの存在だ。
アンナはあれからまだ、見つかったとは聞いていない。もしかしたらウィルソン様関係ではないところにいるのだろうか?
彼女の事が胸の中に引っかかっていて、そこには不穏な感覚も感じさせられる。
「メアリー、どうした。心気臭い顔をして」
机に並べられた前菜の冬野菜の煮込み料理を食べるレアード様にそう尋ねられる。それと同時に私はまだその前菜に手を付けていないのに気が付いた。
「あ、その……」
「言ってみろ」
隠してもレアード様が心配するだけだ。私は心の中を包み隠さずレアード様に伝えたのだった。
「そうだな……彼女の存在は確かに不気味だ」
「レアード様も同じ考えでいらっしゃいましたか……」
「ああ、メアリーの言う通りだ。なるべく考えないようにはしているがな」
レアード様の目が厳しい目つきに変化する。その目には殺気を孕んでいるのが見ただけでわかった。
「いずれにせよ、メアリーを陥れる者は誰であろうとも許さない」
「……レアード様」
「俺がお前を守る。俺のそばから離れるな」
「はい、あなたのそばにおります」
「俺はお前が傷つく所は見たくない。良い結婚式にしよう」
「はいっ……!」
メインディッシュのお肉の煮込みが机の上に並べられる。煮込みはお肉から出ただしがしっかりしみ込んでいてとても美味しかった。
夕食後は自室でのんびりとベッドの上で足を伸ばす。結婚式で履く靴を試し履きしていたせいか、両足の親指の付け根が少しだけ痛い。
「いたい……」
はだしになって足の指をぐっと開いて閉じるのを繰り返す。ちょっとだけ痛みがましになったような気はするけどやっぱり痛みは残る。
お風呂でマッサージでもしようか。
「あの、お風呂の準備お願いします」
廊下をたまたま通りがかったメイドにお風呂の準備をお願いした。準備が出来た後はすぐに服を脱ぐと身体にお湯をかけて温度が適温かどうかを確認してから湯船につかる。
「ああーー……」
生き返る。やっぱり湯船のお湯につかるのは気持ちいい。
「よいしょっと……」
足の指を手で広げてマッサージを施す。念入りにほぐすと痛みが少しましになってきた。ほぐす前は固まっているような感覚もあったがほぐす事でそれらも無くなっていった。
「よし、こんなもんかな」
それからはゆっくりと浴槽で身体のあちこちに溜まった疲れを癒していくのに専念したのだった。
「よし、今日はサッサと寝よう」
浴槽から出て身体をタオルで拭き、分厚い寝間着と毛糸で作られたカーディガンに着替えた後はそのままベッドに向かい就寝する事に決めた。明日は長丁場。少しでも体力を回復させておきたいからだ。
それに遅寝してたら目にくまが出来てしまう。くまが出来たらお化粧しっかりしないと目立ってしまうし、抱けたい所。私はそのまま冬用のもこもこした分厚い布団をかぶって目を閉じたのだった。
そして目が覚めたのは夜明け前の早朝だった。
「ふわあ……」
まだ周りは薄暗い。しかし部屋の中にある時計は朝である事を指し示している。準備もあるしそろそろ起床した方が良いだろう。
「おはようございます。メアリー様」
ちょうど良いタイミングでベテランの高齢メイド達がぞろぞろと部屋に入室してきた。彼女達の顔をよく見るといつもよりもお化粧が派手になっているような気がする。
「皆さんおはようございます」
「メアリー様。これより結婚式に向けてのご準備に取り掛かりたいと思います。よろしいでしょうか?」
「はい、よろしくお願いします」
こうしてドレスへの着替えとお化粧に髪結いが始まった。
ちなみに結婚式は王宮近くの教会で、披露宴は王宮にて行われる。この教会はウィルソン様との結婚式を行った場所でもある。まさに因縁の場所だ。
でも、私にはレアード様がいる。契約とか関係なく彼は私を愛してくれている。ウィルソン様とは違うのだ。
「メアリー様、朝食はいかがなさいますか? 各種ご用意致しております」
「片手で食べられそうなもの、ありますか?」
「ああ、それならばサンドイッチがございますよ。数種類ご用意致しております」
「ではサンドイッチをお願いします」
合間でハムとチーズのサンドイッチをつまんだ。お白湯も飲んで身体を温める。
今頃レアード様も準備を進めているのだろうか? そう考えると胸がドキドキとしてきた……。
「緊張なさっておいでですか? メアリー様」
「あ……正直に言いますと、少し……」
どうやら私の緊張はメイド達にはお見通しだったらしい。
明日のこの時間は披露宴が終わりつつある頃だろう。そう考えると時間が過ぎていくのはあっという間に感じてしまう。
食堂に入室し、席に着いた瞬間レアード様が食堂へと足を踏み入れた。
「お疲れ様でございます。レアード様」
「お疲れ、メアリー。夕食が楽しみだ」
「ええ、私も楽しみでございます」
ほがらかな笑顔が出ては来たが、少し心の中で引っかかっているものがある。それはアンナの存在だ。
アンナはあれからまだ、見つかったとは聞いていない。もしかしたらウィルソン様関係ではないところにいるのだろうか?
彼女の事が胸の中に引っかかっていて、そこには不穏な感覚も感じさせられる。
「メアリー、どうした。心気臭い顔をして」
机に並べられた前菜の冬野菜の煮込み料理を食べるレアード様にそう尋ねられる。それと同時に私はまだその前菜に手を付けていないのに気が付いた。
「あ、その……」
「言ってみろ」
隠してもレアード様が心配するだけだ。私は心の中を包み隠さずレアード様に伝えたのだった。
「そうだな……彼女の存在は確かに不気味だ」
「レアード様も同じ考えでいらっしゃいましたか……」
「ああ、メアリーの言う通りだ。なるべく考えないようにはしているがな」
レアード様の目が厳しい目つきに変化する。その目には殺気を孕んでいるのが見ただけでわかった。
「いずれにせよ、メアリーを陥れる者は誰であろうとも許さない」
「……レアード様」
「俺がお前を守る。俺のそばから離れるな」
「はい、あなたのそばにおります」
「俺はお前が傷つく所は見たくない。良い結婚式にしよう」
「はいっ……!」
メインディッシュのお肉の煮込みが机の上に並べられる。煮込みはお肉から出ただしがしっかりしみ込んでいてとても美味しかった。
夕食後は自室でのんびりとベッドの上で足を伸ばす。結婚式で履く靴を試し履きしていたせいか、両足の親指の付け根が少しだけ痛い。
「いたい……」
はだしになって足の指をぐっと開いて閉じるのを繰り返す。ちょっとだけ痛みがましになったような気はするけどやっぱり痛みは残る。
お風呂でマッサージでもしようか。
「あの、お風呂の準備お願いします」
廊下をたまたま通りがかったメイドにお風呂の準備をお願いした。準備が出来た後はすぐに服を脱ぐと身体にお湯をかけて温度が適温かどうかを確認してから湯船につかる。
「ああーー……」
生き返る。やっぱり湯船のお湯につかるのは気持ちいい。
「よいしょっと……」
足の指を手で広げてマッサージを施す。念入りにほぐすと痛みが少しましになってきた。ほぐす前は固まっているような感覚もあったがほぐす事でそれらも無くなっていった。
「よし、こんなもんかな」
それからはゆっくりと浴槽で身体のあちこちに溜まった疲れを癒していくのに専念したのだった。
「よし、今日はサッサと寝よう」
浴槽から出て身体をタオルで拭き、分厚い寝間着と毛糸で作られたカーディガンに着替えた後はそのままベッドに向かい就寝する事に決めた。明日は長丁場。少しでも体力を回復させておきたいからだ。
それに遅寝してたら目にくまが出来てしまう。くまが出来たらお化粧しっかりしないと目立ってしまうし、抱けたい所。私はそのまま冬用のもこもこした分厚い布団をかぶって目を閉じたのだった。
そして目が覚めたのは夜明け前の早朝だった。
「ふわあ……」
まだ周りは薄暗い。しかし部屋の中にある時計は朝である事を指し示している。準備もあるしそろそろ起床した方が良いだろう。
「おはようございます。メアリー様」
ちょうど良いタイミングでベテランの高齢メイド達がぞろぞろと部屋に入室してきた。彼女達の顔をよく見るといつもよりもお化粧が派手になっているような気がする。
「皆さんおはようございます」
「メアリー様。これより結婚式に向けてのご準備に取り掛かりたいと思います。よろしいでしょうか?」
「はい、よろしくお願いします」
こうしてドレスへの着替えとお化粧に髪結いが始まった。
ちなみに結婚式は王宮近くの教会で、披露宴は王宮にて行われる。この教会はウィルソン様との結婚式を行った場所でもある。まさに因縁の場所だ。
でも、私にはレアード様がいる。契約とか関係なく彼は私を愛してくれている。ウィルソン様とは違うのだ。
「メアリー様、朝食はいかがなさいますか? 各種ご用意致しております」
「片手で食べられそうなもの、ありますか?」
「ああ、それならばサンドイッチがございますよ。数種類ご用意致しております」
「ではサンドイッチをお願いします」
合間でハムとチーズのサンドイッチをつまんだ。お白湯も飲んで身体を温める。
今頃レアード様も準備を進めているのだろうか? そう考えると胸がドキドキとしてきた……。
「緊張なさっておいでですか? メアリー様」
「あ……正直に言いますと、少し……」
どうやら私の緊張はメイド達にはお見通しだったらしい。
587
お気に入りに追加
2,297
あなたにおすすめの小説
不憫な妹が可哀想だからと婚約破棄されましたが、私のことは可哀想だと思われなかったのですか?
木山楽斗
恋愛
子爵令嬢であるイルリアは、婚約者から婚約破棄された。
彼は、イルリアの妹が婚約破棄されたことに対してひどく心を痛めており、そんな彼女を救いたいと言っているのだ。
混乱するイルリアだったが、婚約者は妹と仲良くしている。
そんな二人に押し切られて、イルリアは引き下がらざるを得なかった。
当然イルリアは、婚約者と妹に対して腹を立てていた。
そんな彼女に声をかけてきたのは、公爵令息であるマグナードだった。
彼の助力を得ながら、イルリアは婚約者と妹に対する抗議を始めるのだった。
※誤字脱字などの報告、本当にありがとうございます。いつも助かっています。
王太子様には優秀な妹の方がお似合いですから、いつまでも私にこだわる必要なんてありませんよ?
木山楽斗
恋愛
公爵令嬢であるラルリアは、優秀な妹に比べて平凡な人間であった。
これといって秀でた点がない彼女は、いつも妹と比較されて、時には罵倒されていたのである。
しかしそんなラルリアはある時、王太子の婚約者に選ばれた。
それに誰よりも驚いたのは、彼女自身である。仮に公爵家と王家の婚約がなされるとしても、その対象となるのは妹だと思っていたからだ。
事実として、社交界ではその婚約は非難されていた。
妹の方を王家に嫁がせる方が有益であると、有力者達は考えていたのだ。
故にラルリアも、婚約者である王太子アドルヴに婚約を変更するように進言した。しかし彼は、頑なにラルリアとの婚約を望んでいた。どうやらこの婚約自体、彼が提案したものであるようなのだ。
【完結】何故こうなったのでしょう? きれいな姉を押しのけブスな私が王子様の婚約者!!!
りまり
恋愛
きれいなお姉さまが最優先される実家で、ひっそりと別宅で生活していた。
食事も自分で用意しなければならないぐらい私は差別されていたのだ。
だから毎日アルバイトしてお金を稼いだ。
食べるものや着る物を買うために……パン屋さんで働かせてもらった。
パン屋さんは家の事情を知っていて、毎日余ったパンをくれたのでそれは感謝している。
そんな時お姉さまはこの国の第一王子さまに恋をしてしまった。
王子さまに自分を売り込むために、私は王子付きの侍女にされてしまったのだ。
そんなの自分でしろ!!!!!
【完結】どうやら転生先は、いずれ離縁される“予定”のお飾り妻のようです
Rohdea
恋愛
伯爵夫人になったばかりのコレットは、結婚式の夜に頭を打って倒れてしまう。
目が覚めた後に思い出したのは、この世界が前世で少しだけ読んだことのある小説の世界で、
今の自分、コレットはいずれ夫に離縁される予定の伯爵夫人という事実だった。
(詰んだ!)
そう。この小説は、
若き伯爵、カイザルにはずっと妻にしたいと願うほどの好きな女性がいて、
伯爵夫人となったコレットはその事実を初夜になって初めて聞かされ、
自分が爵位継承の為だけのお飾り妻として娶られたこと、カイザルがいずれ離縁するつもりでいることを知る───……
というストーリー……
───だったはず、よね?
(どうしよう……私、この話の結末を知らないわ!)
離縁っていつなの? その後の自分はどうなるの!?
……もう、結婚しちゃったじゃないの!
(どうせ、捨てられるなら好きに生きてもいい?)
そうして始まった転生者のはずなのに全く未来が分からない、
離縁される予定のコレットの伯爵夫人生活は───……
王宮で虐げられた令嬢は追放され、真実の愛を知る~あなた方はもう家族ではありません~
葵 すみれ
恋愛
「お姉さま、ずるい! どうしてお姉さまばっかり!」
男爵家の庶子であるセシールは、王女付きの侍女として選ばれる。
ところが、実際には王女や他の侍女たちに虐げられ、庭園の片隅で泣く毎日。
それでも家族のためだと耐えていたのに、何故か太り出して醜くなり、豚と罵られるように。
とうとう侍女の座を妹に奪われ、嘲笑われながら城を追い出されてしまう。
あんなに尽くした家族からも捨てられ、セシールは街をさまよう。
力尽きそうになったセシールの前に現れたのは、かつて一度だけ会った生意気な少年の成長した姿だった。
そして健康と美しさを取り戻したセシールのもとに、かつての家族の変わり果てた姿が……
※小説家になろうにも掲載しています
とある虐げられた侯爵令嬢の華麗なる後ろ楯~拾い人したら溺愛された件
紅位碧子 kurenaiaoko
恋愛
侯爵令嬢リリアーヌは、10歳で母が他界し、その後義母と義妹に虐げられ、
屋敷ではメイド仕事をして過ごす日々。
そんな中で、このままでは一生虐げられたままだと思い、一念発起。
母の遺言を受け、自分で自分を幸せにするために行動を起こすことに。
そんな中、偶然訳ありの男性を拾ってしまう。
しかし、その男性がリリアーヌの未来を作る救世主でーーーー。
メイド仕事の傍らで隠れて淑女教育を完璧に終了させ、語学、経営、経済を学び、
財産を築くために屋敷のメイド姿で見聞きした貴族社会のことを小説に書いて出版し、それが大ヒット御礼!
学んだことを生かし、商会を設立。
孤児院から人材を引き取り育成もスタート。
出版部門、観劇部門、版権部門、商品部門など次々と商いを展開。
そこに隣国の王子も参戦してきて?!
本作品は虐げられた環境の中でも懸命に前を向いて頑張る
とある侯爵令嬢が幸せを掴むまでの溺愛×サクセスストーリーです♡
*誤字脱字多数あるかと思います。
*初心者につき表現稚拙ですので温かく見守ってくださいませ
*ゆるふわ設定です
忘れられた幼な妻は泣くことを止めました
帆々
恋愛
アリスは十五歳。王国で高家と呼ばれるう高貴な家の姫だった。しかし、家は貧しく日々の暮らしにも困窮していた。
そんな時、アリスの父に非常に有利な融資をする人物が現れた。その代理人のフーは巧みに父を騙して、莫大な借金を負わせてしまう。
もちろん返済する目処もない。
「アリス姫と我が主人との婚姻で借財を帳消しにしましょう」
フーの言葉に父は頷いた。アリスもそれを責められなかった。家を守るのは父の責務だと信じたから。
嫁いだドリトルン家は悪徳金貸しとして有名で、アリスは邸の厳しいルールに従うことになる。フーは彼女を監視し自由を許さない。そんな中、夫の愛人が邸に迎え入れることを知る。彼女は庭の隅の離れ住まいを強いられているのに。アリスは嘆き悲しむが、フーに強く諌められてうなだれて受け入れた。
「ご実家への援助はご心配なく。ここでの悪くないお暮らしも保証しましょう」
そういう経緯を仲良しのはとこに打ち明けた。晩餐に招かれ、久しぶりに心の落ち着く時間を過ごした。その席にははとこ夫妻の友人のロエルもいて、彼女に彼の掘った珍しい鉱石を見せてくれた。しかし迎えに現れたフーが、和やかな夜をぶち壊してしまう。彼女を庇うはとこを咎め、フーの無礼を責めたロエルにまで痛烈な侮蔑を吐き捨てた。
厳しい婚家のルールに縛られ、アリスは外出もままならない。
それから五年の月日が流れ、ひょんなことからロエルに再会することになった。金髪の端正な紳士の彼は、彼女に問いかけた。
「お幸せですか?」
アリスはそれに答えられずにそのまま別れた。しかし、その言葉が彼の優しかった印象と共に尾を引いて、彼女の中に残っていく_______。
世間知らずの高貴な姫とやや強引な公爵家の子息のじれじれなラブストーリーです。
古風な恋愛物語をお好きな方にお読みいただけますと幸いです。
ハッピーエンドを心がけております。読後感のいい物語を努めます。
※小説家になろう様にも投稿させていただいております。
【完結】あなたのいない世界、うふふ。
やまぐちこはる
恋愛
17歳のヨヌク子爵家令嬢アニエラは栗毛に栗色の瞳の穏やかな令嬢だった。近衛騎士で伯爵家三男、かつ騎士爵を賜るトーソルド・ロイリーと幼少から婚約しており、成人とともに政略的な結婚をした。
しかしトーソルドには恋人がおり、結婚式のあと、初夜を迎える前に出たまま戻ることもなく、一人ロイリー騎士爵家を切り盛りするはめになる。
とはいえ、アニエラにはさほどの不満はない。結婚前だって殆ど会うこともなかったのだから。
===========
感想は一件づつ個別のお返事ができなくなっておりますが、有り難く拝読しております。
4万文字ほどの作品で、最終話まで予約投稿済です。お楽しみいただけましたら幸いでございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる