48 / 93
【第一部】後日談(小ネタ)
ドーヴィ vs グレン
しおりを挟む
※グレンくんが寝込んでたあたりの話です。粘土遊びしてたやつ。
※コメディです、全部コメディ
ふと僕は閃いた。そうだ、翼を作ろう!
ドーヴィは召喚した時しか見せてくれなかったけど、あの大きくて黒くてかっこいい翼。いいなぁ、あれがあったら、僕もかっこよくなるかなぁ。
ぺったんぺったん、足をちぎって背中にぺったんぺったん。ドーヴィの翼みたいになーれって思ったらちゃんとその通りになる。楽しい!
「まてまてまてまて」
――あ、ドーヴィだ!
「何してんだお前!」
? 何って、翼を作ったんだよ。そう言ったらドーヴィはものすごく渋い顔して僕のこと見てきた。むぅ。
――だめ?
こうするとドーヴィが揺らぐこと、僕はちょっと知ってる。ほら、ドーヴィ、渋い顔から困ったような顔になってる! ……でも、最終的にはダメなものはダメ!って言ってくるんだけどね。
「ぐ……だ、だめに決まってんだろ! お前、足はどうした足は!」
――足は翼にした!
「するな! 戻せ!」
――えー! せっかく作ったのに! かっこいいじゃん!
「翼がなくてもお前は十分カッコイイ天才魔術師様だって!」
――……えへへ
えへへ。ドーヴィに褒められちゃった。
――でも、翼があると便利だよ?
「どこがだよ」
――だって、ドーヴィと一緒に空飛べるじゃん! 便利だよ! お空デートしよっ!
「ぐふぉっっ」
……なんかドーヴィが顔両手で抑えて転がってる。え、え、どうしたの? どっか痛いの? 大丈夫? 僕は心配になってドーヴィに駆け寄ろうとして……そうだった、足が無かったんだ。あれー足がないと結構不便だ!
ぺたぺた、翼をむしって足につけ直した。よし! でーきた!
――ドーヴィ、大丈夫?
「あ、ああ……あまりのピュアさに目が爆発しただけだ……」
――??? よくわからないけど大丈夫??
目が爆発したら大怪我じゃないかな! 僕は心配になってドーヴィの顔をぺたぺた触った。ぺたぺた……うん、異常なし。いつも通りに美形でハンサムでイケメンな顔だと思う。
でもドーヴィのカッコよさって、顔だけじゃないよね。他の人よりうーんと大きい身長も、筋肉ムキムキなのも、あと、魔法もめちゃくちゃ強いし、頭もいいし、字も綺麗だし、計算も早いし――
「グレン、それぐらいにしておいてくれ……全部漏れてる」
――? ほんとのことだよ?
「そうだなソウデスネ……これ以上は俺の心臓がもたねえ。とにかく、大人しく魂を休め――」
――思い出した! あと声もいい! かっこいい! すき!!
「ぐふっ……」
――あとね、あと、金色の目もかっこいいし綺麗! 僕のこと、じっと見てるの、好きだよ!
「グレン、グレン、とりあえずその辺にしておいてくれねえか、本当に俺の命が危ない……」
――!? ドーヴィ!? どうしたの!?
なんだかドーヴィが蹲ってぷるぷる震えてる。どうしたんだろ、病気なのかな。僕はすごく心配になっちゃったし、とても怖くなってきた。ドーヴィが病気で死んじゃったらどうしよう! ドーヴィ、早く帰ってあったかくして寝た方がいいよ、あとお医者さんも呼んで、えっと、あとは、ばあやにはちみつミルクも作って貰わないと!
「お、おう、そうするからよ……いいかグレン、お前は翼を作らずに、ちゃんと足を作っておけよ」
――うん、足ないと不便だった!
「だろう? ちゃんと手足を作ってゆっくり休めって。……別に、翼がなくても俺がそのうち空のデートに連れてってやるから」
――ほんと? やったぁ! 約束だよ!
「ああ、約束だ。お前がちゃんと元気になったらな」
そう言うドーヴィは、ちょっとだけ悲しそうな顔してた。なんでだろ? 僕、別に元気だと思うんだけどなぁ。
でも、ドーヴィが悲しそうな顔してると僕も悲しい。
……約束通り、ちゃんと休んだ方がいいんだろうな。そう思ったら、なんか急に眠くなってきた。うーん……おやすみ、ドーヴィ。
「おやすみ、グレン。良い夢を」
そういえば、ドーヴィがそう囁いてくれるのも、好き。おやすみ、って頭撫でてくれるのも、額にちゅってしてくれるのも、全部好き。きっと今日もすんごく楽しい夢が見れる気がする!
☆☆☆
「し、し、死ぬかと思った……! 褒め殺される……っ!」
「何やってるんですか貴方は」
床に転がるドーヴィを見下ろして、天使マルコは呆れた様に息を吐いた。恒例になったグレンの命や魂の状況を確認している中で、ドーヴィをグレンと引き合わせたらこれだ。手を繋いだまま何を悶絶しているのかと思えば……。
まだ両手で顔を覆って震えてる悪魔を置いて、マルコはグレンの胸に手を差し入れて中の様子を確認する。さきほどまで異形となっていた命はしっかりと人間の形に戻り、ドーヴィが作った疑似魂も含めて眠りについているようだった。
グレンの体に問題がないことを再確認してから、マルコは手を引いた。グレンの肉体の方はクランストン辺境家お抱えの医師がしっかり管理してくれている。目を瞑ったままのグレンは、青白い顔をしていた。
「……で、いつまでそうしているんですか」
「俺の契約主がピュア可愛くてヤバい」
「そうですかでは私は失礼しますね」
まさか精神汚染でも発生したか、と一応ドーヴィの身を案じた自分が馬鹿だった。マルコは心底呆れて頭を振ると、部屋を後にする。診察の結果は、執事に伝えればいいだろう。
結局、執事のアーノルドが部屋に入ってくるまで、ドーヴィは床に蹲って悶えていたらしい。今日もグレンの圧勝だった。むしろドーヴィがグレンの褒め殺しに勝てる日は来るのだろうか……。
--
何でもできる超大人スパダリ攻めドーヴィが天然小悪魔系受けちゃんグレン少年のピュア無自覚煽りに爆破されるネタが本当に好きで好きで……
歴代召喚者が性的快楽を追い求めるだけの大人たちだったので、こういうグレンみたいな子供の相手はドーヴィにとって初体験ですし、大人びた言い方ではない直球な褒め言葉は効果バツグンなようです。
理性がある方のグレンくんが時折ドーヴィに「だめだろうか?」って聞くのは、こうして無意識下で「ドーヴィにこう言えば結構揺らぐ」ってちょっと知ってるからです。ちょっとだけね!
このグレンは理性がなくて「グレン」という人間の思考とかが全部剥き出しになってるので、つまりそれだけめちゃくちゃドーヴィのこと大好きってことです。
早ければ土曜から、通常なら来週あたりからR15編が始められるかもしれませんがもしかしたら年明けになるかもしれません。
R15編始まったらこちらの更新はストップします。よしなに。
※コメディです、全部コメディ
ふと僕は閃いた。そうだ、翼を作ろう!
ドーヴィは召喚した時しか見せてくれなかったけど、あの大きくて黒くてかっこいい翼。いいなぁ、あれがあったら、僕もかっこよくなるかなぁ。
ぺったんぺったん、足をちぎって背中にぺったんぺったん。ドーヴィの翼みたいになーれって思ったらちゃんとその通りになる。楽しい!
「まてまてまてまて」
――あ、ドーヴィだ!
「何してんだお前!」
? 何って、翼を作ったんだよ。そう言ったらドーヴィはものすごく渋い顔して僕のこと見てきた。むぅ。
――だめ?
こうするとドーヴィが揺らぐこと、僕はちょっと知ってる。ほら、ドーヴィ、渋い顔から困ったような顔になってる! ……でも、最終的にはダメなものはダメ!って言ってくるんだけどね。
「ぐ……だ、だめに決まってんだろ! お前、足はどうした足は!」
――足は翼にした!
「するな! 戻せ!」
――えー! せっかく作ったのに! かっこいいじゃん!
「翼がなくてもお前は十分カッコイイ天才魔術師様だって!」
――……えへへ
えへへ。ドーヴィに褒められちゃった。
――でも、翼があると便利だよ?
「どこがだよ」
――だって、ドーヴィと一緒に空飛べるじゃん! 便利だよ! お空デートしよっ!
「ぐふぉっっ」
……なんかドーヴィが顔両手で抑えて転がってる。え、え、どうしたの? どっか痛いの? 大丈夫? 僕は心配になってドーヴィに駆け寄ろうとして……そうだった、足が無かったんだ。あれー足がないと結構不便だ!
ぺたぺた、翼をむしって足につけ直した。よし! でーきた!
――ドーヴィ、大丈夫?
「あ、ああ……あまりのピュアさに目が爆発しただけだ……」
――??? よくわからないけど大丈夫??
目が爆発したら大怪我じゃないかな! 僕は心配になってドーヴィの顔をぺたぺた触った。ぺたぺた……うん、異常なし。いつも通りに美形でハンサムでイケメンな顔だと思う。
でもドーヴィのカッコよさって、顔だけじゃないよね。他の人よりうーんと大きい身長も、筋肉ムキムキなのも、あと、魔法もめちゃくちゃ強いし、頭もいいし、字も綺麗だし、計算も早いし――
「グレン、それぐらいにしておいてくれ……全部漏れてる」
――? ほんとのことだよ?
「そうだなソウデスネ……これ以上は俺の心臓がもたねえ。とにかく、大人しく魂を休め――」
――思い出した! あと声もいい! かっこいい! すき!!
「ぐふっ……」
――あとね、あと、金色の目もかっこいいし綺麗! 僕のこと、じっと見てるの、好きだよ!
「グレン、グレン、とりあえずその辺にしておいてくれねえか、本当に俺の命が危ない……」
――!? ドーヴィ!? どうしたの!?
なんだかドーヴィが蹲ってぷるぷる震えてる。どうしたんだろ、病気なのかな。僕はすごく心配になっちゃったし、とても怖くなってきた。ドーヴィが病気で死んじゃったらどうしよう! ドーヴィ、早く帰ってあったかくして寝た方がいいよ、あとお医者さんも呼んで、えっと、あとは、ばあやにはちみつミルクも作って貰わないと!
「お、おう、そうするからよ……いいかグレン、お前は翼を作らずに、ちゃんと足を作っておけよ」
――うん、足ないと不便だった!
「だろう? ちゃんと手足を作ってゆっくり休めって。……別に、翼がなくても俺がそのうち空のデートに連れてってやるから」
――ほんと? やったぁ! 約束だよ!
「ああ、約束だ。お前がちゃんと元気になったらな」
そう言うドーヴィは、ちょっとだけ悲しそうな顔してた。なんでだろ? 僕、別に元気だと思うんだけどなぁ。
でも、ドーヴィが悲しそうな顔してると僕も悲しい。
……約束通り、ちゃんと休んだ方がいいんだろうな。そう思ったら、なんか急に眠くなってきた。うーん……おやすみ、ドーヴィ。
「おやすみ、グレン。良い夢を」
そういえば、ドーヴィがそう囁いてくれるのも、好き。おやすみ、って頭撫でてくれるのも、額にちゅってしてくれるのも、全部好き。きっと今日もすんごく楽しい夢が見れる気がする!
☆☆☆
「し、し、死ぬかと思った……! 褒め殺される……っ!」
「何やってるんですか貴方は」
床に転がるドーヴィを見下ろして、天使マルコは呆れた様に息を吐いた。恒例になったグレンの命や魂の状況を確認している中で、ドーヴィをグレンと引き合わせたらこれだ。手を繋いだまま何を悶絶しているのかと思えば……。
まだ両手で顔を覆って震えてる悪魔を置いて、マルコはグレンの胸に手を差し入れて中の様子を確認する。さきほどまで異形となっていた命はしっかりと人間の形に戻り、ドーヴィが作った疑似魂も含めて眠りについているようだった。
グレンの体に問題がないことを再確認してから、マルコは手を引いた。グレンの肉体の方はクランストン辺境家お抱えの医師がしっかり管理してくれている。目を瞑ったままのグレンは、青白い顔をしていた。
「……で、いつまでそうしているんですか」
「俺の契約主がピュア可愛くてヤバい」
「そうですかでは私は失礼しますね」
まさか精神汚染でも発生したか、と一応ドーヴィの身を案じた自分が馬鹿だった。マルコは心底呆れて頭を振ると、部屋を後にする。診察の結果は、執事に伝えればいいだろう。
結局、執事のアーノルドが部屋に入ってくるまで、ドーヴィは床に蹲って悶えていたらしい。今日もグレンの圧勝だった。むしろドーヴィがグレンの褒め殺しに勝てる日は来るのだろうか……。
--
何でもできる超大人スパダリ攻めドーヴィが天然小悪魔系受けちゃんグレン少年のピュア無自覚煽りに爆破されるネタが本当に好きで好きで……
歴代召喚者が性的快楽を追い求めるだけの大人たちだったので、こういうグレンみたいな子供の相手はドーヴィにとって初体験ですし、大人びた言い方ではない直球な褒め言葉は効果バツグンなようです。
理性がある方のグレンくんが時折ドーヴィに「だめだろうか?」って聞くのは、こうして無意識下で「ドーヴィにこう言えば結構揺らぐ」ってちょっと知ってるからです。ちょっとだけね!
このグレンは理性がなくて「グレン」という人間の思考とかが全部剥き出しになってるので、つまりそれだけめちゃくちゃドーヴィのこと大好きってことです。
早ければ土曜から、通常なら来週あたりからR15編が始められるかもしれませんがもしかしたら年明けになるかもしれません。
R15編始まったらこちらの更新はストップします。よしなに。
20
お気に入りに追加
219
あなたにおすすめの小説
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
日本一のイケメン俳優に惚れられてしまったんですが
五右衛門
BL
月井晴彦は過去のトラウマから自信を失い、人と距離を置きながら高校生活を送っていた。ある日、帰り道で少女が複数の男子からナンパされている場面に遭遇する。普段は関わりを避ける晴彦だが、僅かばかりの勇気を出して、手が震えながらも必死に少女を助けた。
しかし、その少女は実は美男子俳優の白銀玲央だった。彼は日本一有名な高校生俳優で、高い演技力と美しすぎる美貌も相まって多くの賞を受賞している天才である。玲央は何かお礼がしたいと言うも、晴彦は動揺してしまい逃げるように立ち去る。しかし数日後、体育館に集まった全校生徒の前で現れたのは、あの時の青年だった──

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★

僕だけの番
五珠 izumi
BL
人族、魔人族、獣人族が住む世界。
その中の獣人族にだけ存在する番。
でも、番には滅多に出会うことはないと言われていた。
僕は鳥の獣人で、いつの日か番に出会うことを夢見ていた。だから、これまで誰も好きにならず恋もしてこなかった。
それほどまでに求めていた番に、バイト中めぐり逢えたんだけれど。
出会った番は同性で『番』を認知できない人族だった。
そのうえ、彼には恋人もいて……。
後半、少し百合要素も含みます。苦手な方はお気をつけ下さい。
Take On Me
マン太
BL
親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。
初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。
岳とも次第に打ち解ける様になり…。
軽いノリのお話しを目指しています。
※BLに分類していますが軽めです。
※他サイトへも掲載しています。

猫の王子は最強の竜帝陛下に食べられたくない
muku
BL
猫の国の第五王子ミカは、片目の色が違うことで兄達から迫害されていた。戦勝国である鼠の国に差し出され、囚われているところへ、ある日竜帝セライナがやって来る。
竜族は獣人の中でも最強の種族で、セライナに引き取られたミカは竜族の住む島で生活することに。
猫が大好きな竜族達にちやほやされるミカだったが、どうしても受け入れられないことがあった。
どうやら自分は竜帝セライナの「エサ」として連れてこられたらしく、どうしても食べられたくないミカは、それを回避しようと奮闘するのだが――。
勘違いから始まる、獣人BLファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる