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ゴブリン・オーク・オーガの一同
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「いやー、良い女はいないんかね」
そう言って小さな身丈で緑のゴブリンは果実を噛った。
「あれ?最近、冒険者のパーティーを捕まえたんだろ?そこにはいなかったの?」
向かいで寝そべっている茶色の太ったオークは問いかけた。
「あー、それね。今回は人属とエルフだったんだけど・・・俺って身長差気にするタイプなんだね。人属やエルフって俺より身長高いじゃん?正直好みじゃないね。」
ゴブリンはそう言って噛った果実をどこかに投げた。
「わかるー。俺も冒険者襲うけど、奴らって細いか筋肉質しかいないよね。ふくよかな冒険者が一人位いても良いのに。」
オークは尻をかきながら同意した。
「個人的にはドワーフが推しだね。」
「俺は豚属が最かわ。」
そんな他愛ない事を会話していた。
「俺達ってさ、雌の種族いなくね?繁殖の時はいつも他種族の世話になってるよね?」
ふとゴブリンはそんな事を口にした。
「それについては諸説あるが、過去に雌の種族はいたみたいだぞ。」
背中にビックチューチューを背負った青の筋肉質なオーガが帰って来ていたようだ。
「「おかえりー。」」
ゴブリンとオークはビックチューチューを受けとると、ゴブリンは解体作業を、オークは可食部を調理し始めた。
「それって本当?過去にいたって話。」
ゴブリンは皮を鞣しながら言った。
「ああ、よくある話だ。過去にはいたが雌は全て殺されたってだけ。その後は他種族を使って繁栄させたが、そのせいで純血種から混血種になって雄しか生まれなくなった。ってエルダーオーガから聞いた。」
その辺の水溜まりで体を洗っていたオーガは答えた。
「悲しいなぁ。」
「ああ、全くだ。」
「飯出来たぞ。辛気くさい話はそれまで。」
先祖返りで雌のゴブリン・オーク・オーガが出てくるのはまだ先の話。
そう言って小さな身丈で緑のゴブリンは果実を噛った。
「あれ?最近、冒険者のパーティーを捕まえたんだろ?そこにはいなかったの?」
向かいで寝そべっている茶色の太ったオークは問いかけた。
「あー、それね。今回は人属とエルフだったんだけど・・・俺って身長差気にするタイプなんだね。人属やエルフって俺より身長高いじゃん?正直好みじゃないね。」
ゴブリンはそう言って噛った果実をどこかに投げた。
「わかるー。俺も冒険者襲うけど、奴らって細いか筋肉質しかいないよね。ふくよかな冒険者が一人位いても良いのに。」
オークは尻をかきながら同意した。
「個人的にはドワーフが推しだね。」
「俺は豚属が最かわ。」
そんな他愛ない事を会話していた。
「俺達ってさ、雌の種族いなくね?繁殖の時はいつも他種族の世話になってるよね?」
ふとゴブリンはそんな事を口にした。
「それについては諸説あるが、過去に雌の種族はいたみたいだぞ。」
背中にビックチューチューを背負った青の筋肉質なオーガが帰って来ていたようだ。
「「おかえりー。」」
ゴブリンとオークはビックチューチューを受けとると、ゴブリンは解体作業を、オークは可食部を調理し始めた。
「それって本当?過去にいたって話。」
ゴブリンは皮を鞣しながら言った。
「ああ、よくある話だ。過去にはいたが雌は全て殺されたってだけ。その後は他種族を使って繁栄させたが、そのせいで純血種から混血種になって雄しか生まれなくなった。ってエルダーオーガから聞いた。」
その辺の水溜まりで体を洗っていたオーガは答えた。
「悲しいなぁ。」
「ああ、全くだ。」
「飯出来たぞ。辛気くさい話はそれまで。」
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