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敬介は、唇の感触を確める為に、思い切って気になっていた事聞いた。
「蓮先輩、昨日僕とキ、キ、キスしませんでしたか?」
「したよ、着替えさせる時に唇が当たった」
「やっぱり、ボ、ボ、ボクはそ、そんな趣味はないですよ、すみません」
「知っているよ。ただ、僕のろくろを回す姿を見てドキドキしたって言ってたからこっち系の人かと思っていたけど」
「先輩は?」
「俺はゲイだよ」
「え、えーってホントですか?」
「陶芸サークルでは有名だけど」
敬介は、目を白黒させて絶句していた。
「信じた?」
「え?」
「嘘だよ、今までに好きになった人がいないのは有名だけど、だからってゲイとは違うから」
と言って大笑いしていた。敬介は、その様子を見てゲンナリしたが、内心『良かった』と思った。
「自転車、持って帰って、君が風呂に入っている間に充電はしておいたから君の家に着くまでぐらいは充電持つ筈だよ」
蓮が、そう言って、蓮の家の駐車場に連れて行く。そこは5、6台駐車できるスペースがあった。バイクが、2台と車が2台もあってそのうち1台は蓮の母親がアメリカから帰って来た時に使うらしい、もう一台は母親の実家が蓮に免許を取った時に押し付けた車だった。蓮はバイク派なので、車は乗らないと言っていた。そして、自転車が2台あった。
敬介は、電動自転車の鍵を渡されて充電器と共に敬介は下宿に帰る。そして、マンションを出て少し離れた所で敬介が、振り返るとホントにでかいマンションだったので、少し引いた。
蓮は、敬介が帰った後に、安芸島だけでなく、他のメンバーからも敬介が大丈夫かと、グループ○インには沢山のメッセージが届いていた。グループ○インには無事家に帰ったと連絡したが、安芸島からはすぐに電話がかかってきた。
「お前はなんでもっと早く連絡して来ないんだ」
「あいつが中々起きないし、ゆっくり寝かしただけだ」
「間違いはなかったんだよな」
「お前たちは俺をなんだと思っているんだ」
「オオカミ?極悪非道な男?だろなぁ、あんな可愛い後輩に毒舌を吐き回ったんだし、そうなるだろう」
「あいつはお前たちのなんだよ」
「あいつ、入学式の時から可愛いって話題になっていた、だからアイドルかなぁ」
「はぁー、アイドル?結構骨のあるアイドルだなぁ」
「だけど、可愛い後輩だから、学部も同じだし、俺には好都合だな」
「はぁ~呆れた。それじゃ、俺はゆっくり寝る」
「わかったよ、またな」
と電話を切った。
『これで、自転車をあげたってわかったら結構煩く話題に晒されるだろうなぁ、うざ~ぃが、あいつのあの笑顔は反則だよ、可愛いかった』
そう思いながら昨夜は、敬介の事が気になって眠れずにいた蓮はやっと眠るのであった。
「蓮先輩、昨日僕とキ、キ、キスしませんでしたか?」
「したよ、着替えさせる時に唇が当たった」
「やっぱり、ボ、ボ、ボクはそ、そんな趣味はないですよ、すみません」
「知っているよ。ただ、僕のろくろを回す姿を見てドキドキしたって言ってたからこっち系の人かと思っていたけど」
「先輩は?」
「俺はゲイだよ」
「え、えーってホントですか?」
「陶芸サークルでは有名だけど」
敬介は、目を白黒させて絶句していた。
「信じた?」
「え?」
「嘘だよ、今までに好きになった人がいないのは有名だけど、だからってゲイとは違うから」
と言って大笑いしていた。敬介は、その様子を見てゲンナリしたが、内心『良かった』と思った。
「自転車、持って帰って、君が風呂に入っている間に充電はしておいたから君の家に着くまでぐらいは充電持つ筈だよ」
蓮が、そう言って、蓮の家の駐車場に連れて行く。そこは5、6台駐車できるスペースがあった。バイクが、2台と車が2台もあってそのうち1台は蓮の母親がアメリカから帰って来た時に使うらしい、もう一台は母親の実家が蓮に免許を取った時に押し付けた車だった。蓮はバイク派なので、車は乗らないと言っていた。そして、自転車が2台あった。
敬介は、電動自転車の鍵を渡されて充電器と共に敬介は下宿に帰る。そして、マンションを出て少し離れた所で敬介が、振り返るとホントにでかいマンションだったので、少し引いた。
蓮は、敬介が帰った後に、安芸島だけでなく、他のメンバーからも敬介が大丈夫かと、グループ○インには沢山のメッセージが届いていた。グループ○インには無事家に帰ったと連絡したが、安芸島からはすぐに電話がかかってきた。
「お前はなんでもっと早く連絡して来ないんだ」
「あいつが中々起きないし、ゆっくり寝かしただけだ」
「間違いはなかったんだよな」
「お前たちは俺をなんだと思っているんだ」
「オオカミ?極悪非道な男?だろなぁ、あんな可愛い後輩に毒舌を吐き回ったんだし、そうなるだろう」
「あいつはお前たちのなんだよ」
「あいつ、入学式の時から可愛いって話題になっていた、だからアイドルかなぁ」
「はぁー、アイドル?結構骨のあるアイドルだなぁ」
「だけど、可愛い後輩だから、学部も同じだし、俺には好都合だな」
「はぁ~呆れた。それじゃ、俺はゆっくり寝る」
「わかったよ、またな」
と電話を切った。
『これで、自転車をあげたってわかったら結構煩く話題に晒されるだろうなぁ、うざ~ぃが、あいつのあの笑顔は反則だよ、可愛いかった』
そう思いながら昨夜は、敬介の事が気になって眠れずにいた蓮はやっと眠るのであった。
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