62 / 76
第四章(最終章)
第61話 ゼロと無し
しおりを挟む
まだ体調が完治していない彩月をベッドに寝かせ、岡本さんも張り積めていた気が抜けたせいかどっと疲れた顔をしていたのでベッドで休んで貰う事にした。
俺と如月君は地球にいる新藤君と電話会議をしていた。
『おめでとう。そしてありがとう。良くやってくれた』
「みんなのお陰だよ」
『姫川さんと岡本さんは大丈夫か?』
「2人とも緊張の糸が切れたんだろう。ぐっすり寝ている」
『そうか。それじゃ本題だがアレは何だった』
「サツキサン、説明を頼むよ」
「イエス、マスター。あの黒雲は『無』の集まりです」
「『無』って無いって事?」
『サツキサン、其の無は『0』か『無し』か?どちらだい?』
「イエス、新藤様。『無し』の方です」
ん?『0』と『無し』って違うの?
「黒雲の粒子は直径1cm~3cm程度の球体で、黒い電子雲の外核が有り中は『無』です」
「外核はヒッグス場って感じか」
如月君が納得する。なに?何の話しをしてるの?
『其れで本体は?』
新藤君が話しを替え本体への質問をした。
「直径約7Kmで構造はほぼ中性子星と同じです。
質量は太陽の70%程度、自転周期は1.8秒、大気層は0.9cm。
大きく違う点として一般的な中性子星であれば其の重力は地球の重力の2×10の11乗倍程度ですが、超重力は無く地球のおよそ10倍程度です。
内部は中心にコアが有り其れを覆う地殻では北極点側と南極点側に於いて黒雲と同様の『無』が存在し、両極より黒雲の粒子が放出されています」
『特異中性子星に特異暗黒粒子ってところか……。如月、どう思う?』
「中性子星が謎の崩壊を遂げたって感じか?こんな星は聞いた事が無いけどな」
『俺も聞いた事はないが、目の前に存在している以上、対策は考えないといけないんだが……』
「新藤様。特異暗黒粒子の外周にある電子雲も『無』の影響を受けています。且つ属性は反発です」
『うが~。めんどくさい設定だな!』
「無いくせに周りも受け入れないってヤバくないか」
『無敵だな。無いモノを壊すってだけでも無理なのに、加えて外的な力やエネルギーも寄せ付けないって。頭痛くなるな』
「唯一貫通出来るのはアブソリュートビジョンだけだが……」
如月君が俺を見る。
「いやいや、無理でしょ。偵察機に火力を求めちゃダメだよ」
『とりあえず光斗達は姫川さんの体調が良くなり次第帰還してくれ。みんなが帰りを待ちわびているからな』
「「了解」」
◆
翌日、彩月は絶好調に元気だった。
「彩月、一気に快復したね」
「うん。心配掛けさせてゴメンね」
「ううん。元気になってホント良かった」
「良かったね、彩月」
「ありがとう、岡本さん」
「何とか俺達のミッションは達成出来た。光斗と姫川さんの愛の力だな」
うわ~。面と向かって言われると恥ずかしいぞ。
「後は帰るだけだね」
岡本さんの言葉に如月君が新たな提案をしてきた。
「昨日、俺と光斗と新藤で状況確認した」
俺は話しに全く全然ついて行けなかったけど~。
「とにかく厄介な相手だって事になった。新藤曰く相手は無敵らしい」
「無敵って何それ?」
彩月の疑問は当然だ。
「あの黒雲、特異暗黒粒子と呼ぶ事にしたんだけど、あれは見えるけど存在しないモノなんだ」
「幽霊みたいなモノ?」
岡本さんの質問に如月君は苦笑いして
「そうじゃなくて、う~ん、まぁ厄介な相手って事」
流石の如月君も女の子に説明するには難しいらしい。
「そこで特異暗黒粒子のサンプルを持ち帰りたいと思うんだ。あの新藤が匙を投げたくなる相手だ。実物が有れば対策も立てやすくなる」
「でもかなり遠いよ」
「私、そんな遠く迄は跳べないよ」
「その事なんだけど試したい事があるんだ。光斗のアブソリュートビジョンと姫川さんのテレポートをシンクロハーモライズしたら超超距離移動が出来ないか?」
シンクロハーモライズはイメージの融合以降有り有りになっている。愛だってシンクロ出来る。やってみる価値は有りそうだ。
「サツキサン、特異暗黒粒子が散らばっているポイントは特定出来る?」
「イエス、マスター。特異暗黒粒子迄の距離は2億3276万2561キロです。しかし作戦立案、シミュレーション、準備等含めますとポイントは大幅にズレるものと思われます」
「サツキサンさんの言う通りだ。相手は時速100万キロで動いてる。ジャンプ前にポイントは決める必要がある」
「でも特異暗黒粒子は時速100万キロで動いてるいるんだろ?そんな高速なモノをどうやって捕まえるんだ?」
「こいつはパラドックスの塊なんだ。宇宙を時速100万キロで動いてるくせに『無』である。つまり運動エネルギーを持っていない」
「えっ、じゃあ何で動いてるの?」
「此れに関しては本星からの何らかのエネルギーに縛られてるって感じかなと思う。本質的には運動エネルギーが0、モノには反発する属性、外的な押される力、この3つの要素から推測するに、ぶつかる手前でフワッと避ける。但し秒速300キロだから目では追えない」
「ふにぁー」
岡本さんが頭を抱える。うん。俺もよく分からないよ。
「如月様、その心配はありません。特異暗黒粒子雲の最外縁に有る特異暗黒粒子は固有の反発エネルギーで弾かれた後、エネルギーが無くなった状態で浮遊しています。この粒子には慣性の法則が適用されないためほぼ静止状態です」
「ふにぁ、ふにぁー」
岡本さんが頭を抱える。うん。俺も全くよく分からないよ。
「慣性の法則が適用されないってどういう事?」
俺が如月君に質問する。
「姫川さん。慣性の法則に適用される運動方程式は?」
「えっ、あ、私? えっと、たしか、F=maだったかな?」
「正解。「F」は力、「m」は物体の質量、「a」は加速度。さて特異暗黒粒子の質量は?」
「『無い』?……あっ」
俺もようやく理解した。mが0ならFは0だ。岡本さんも
「答えが0になるから慣性は0って事ね」
「まぁ…そんな感じだね」
如月君は少し曖昧に答えた。微妙に正解では無いらしい?
彩月をチラッと見て目が合う。彩月も首をかしげていた。正解はなんだろう?ふにぁ?
俺と如月君は地球にいる新藤君と電話会議をしていた。
『おめでとう。そしてありがとう。良くやってくれた』
「みんなのお陰だよ」
『姫川さんと岡本さんは大丈夫か?』
「2人とも緊張の糸が切れたんだろう。ぐっすり寝ている」
『そうか。それじゃ本題だがアレは何だった』
「サツキサン、説明を頼むよ」
「イエス、マスター。あの黒雲は『無』の集まりです」
「『無』って無いって事?」
『サツキサン、其の無は『0』か『無し』か?どちらだい?』
「イエス、新藤様。『無し』の方です」
ん?『0』と『無し』って違うの?
「黒雲の粒子は直径1cm~3cm程度の球体で、黒い電子雲の外核が有り中は『無』です」
「外核はヒッグス場って感じか」
如月君が納得する。なに?何の話しをしてるの?
『其れで本体は?』
新藤君が話しを替え本体への質問をした。
「直径約7Kmで構造はほぼ中性子星と同じです。
質量は太陽の70%程度、自転周期は1.8秒、大気層は0.9cm。
大きく違う点として一般的な中性子星であれば其の重力は地球の重力の2×10の11乗倍程度ですが、超重力は無く地球のおよそ10倍程度です。
内部は中心にコアが有り其れを覆う地殻では北極点側と南極点側に於いて黒雲と同様の『無』が存在し、両極より黒雲の粒子が放出されています」
『特異中性子星に特異暗黒粒子ってところか……。如月、どう思う?』
「中性子星が謎の崩壊を遂げたって感じか?こんな星は聞いた事が無いけどな」
『俺も聞いた事はないが、目の前に存在している以上、対策は考えないといけないんだが……』
「新藤様。特異暗黒粒子の外周にある電子雲も『無』の影響を受けています。且つ属性は反発です」
『うが~。めんどくさい設定だな!』
「無いくせに周りも受け入れないってヤバくないか」
『無敵だな。無いモノを壊すってだけでも無理なのに、加えて外的な力やエネルギーも寄せ付けないって。頭痛くなるな』
「唯一貫通出来るのはアブソリュートビジョンだけだが……」
如月君が俺を見る。
「いやいや、無理でしょ。偵察機に火力を求めちゃダメだよ」
『とりあえず光斗達は姫川さんの体調が良くなり次第帰還してくれ。みんなが帰りを待ちわびているからな』
「「了解」」
◆
翌日、彩月は絶好調に元気だった。
「彩月、一気に快復したね」
「うん。心配掛けさせてゴメンね」
「ううん。元気になってホント良かった」
「良かったね、彩月」
「ありがとう、岡本さん」
「何とか俺達のミッションは達成出来た。光斗と姫川さんの愛の力だな」
うわ~。面と向かって言われると恥ずかしいぞ。
「後は帰るだけだね」
岡本さんの言葉に如月君が新たな提案をしてきた。
「昨日、俺と光斗と新藤で状況確認した」
俺は話しに全く全然ついて行けなかったけど~。
「とにかく厄介な相手だって事になった。新藤曰く相手は無敵らしい」
「無敵って何それ?」
彩月の疑問は当然だ。
「あの黒雲、特異暗黒粒子と呼ぶ事にしたんだけど、あれは見えるけど存在しないモノなんだ」
「幽霊みたいなモノ?」
岡本さんの質問に如月君は苦笑いして
「そうじゃなくて、う~ん、まぁ厄介な相手って事」
流石の如月君も女の子に説明するには難しいらしい。
「そこで特異暗黒粒子のサンプルを持ち帰りたいと思うんだ。あの新藤が匙を投げたくなる相手だ。実物が有れば対策も立てやすくなる」
「でもかなり遠いよ」
「私、そんな遠く迄は跳べないよ」
「その事なんだけど試したい事があるんだ。光斗のアブソリュートビジョンと姫川さんのテレポートをシンクロハーモライズしたら超超距離移動が出来ないか?」
シンクロハーモライズはイメージの融合以降有り有りになっている。愛だってシンクロ出来る。やってみる価値は有りそうだ。
「サツキサン、特異暗黒粒子が散らばっているポイントは特定出来る?」
「イエス、マスター。特異暗黒粒子迄の距離は2億3276万2561キロです。しかし作戦立案、シミュレーション、準備等含めますとポイントは大幅にズレるものと思われます」
「サツキサンさんの言う通りだ。相手は時速100万キロで動いてる。ジャンプ前にポイントは決める必要がある」
「でも特異暗黒粒子は時速100万キロで動いてるいるんだろ?そんな高速なモノをどうやって捕まえるんだ?」
「こいつはパラドックスの塊なんだ。宇宙を時速100万キロで動いてるくせに『無』である。つまり運動エネルギーを持っていない」
「えっ、じゃあ何で動いてるの?」
「此れに関しては本星からの何らかのエネルギーに縛られてるって感じかなと思う。本質的には運動エネルギーが0、モノには反発する属性、外的な押される力、この3つの要素から推測するに、ぶつかる手前でフワッと避ける。但し秒速300キロだから目では追えない」
「ふにぁー」
岡本さんが頭を抱える。うん。俺もよく分からないよ。
「如月様、その心配はありません。特異暗黒粒子雲の最外縁に有る特異暗黒粒子は固有の反発エネルギーで弾かれた後、エネルギーが無くなった状態で浮遊しています。この粒子には慣性の法則が適用されないためほぼ静止状態です」
「ふにぁ、ふにぁー」
岡本さんが頭を抱える。うん。俺も全くよく分からないよ。
「慣性の法則が適用されないってどういう事?」
俺が如月君に質問する。
「姫川さん。慣性の法則に適用される運動方程式は?」
「えっ、あ、私? えっと、たしか、F=maだったかな?」
「正解。「F」は力、「m」は物体の質量、「a」は加速度。さて特異暗黒粒子の質量は?」
「『無い』?……あっ」
俺もようやく理解した。mが0ならFは0だ。岡本さんも
「答えが0になるから慣性は0って事ね」
「まぁ…そんな感じだね」
如月君は少し曖昧に答えた。微妙に正解では無いらしい?
彩月をチラッと見て目が合う。彩月も首をかしげていた。正解はなんだろう?ふにぁ?
0
お気に入りに追加
419
あなたにおすすめの小説
異世界転生したらよくわからない騎士の家に生まれたので、とりあえず死なないように気をつけていたら無双してしまった件。
星の国のマジシャン
ファンタジー
引きこもりニート、40歳の俺が、皇帝に騎士として支える分家の貴族に転生。
そして魔法剣術学校の剣術科に通うことなるが、そこには波瀾万丈な物語が生まれる程の過酷な「必須科目」の数々が。
本家VS分家の「決闘」や、卒業と命を懸け必死で戦い抜く「魔物サバイバル」、さらには40年の弱男人生で味わったことのない甘酸っぱい青春群像劇やモテ期も…。
この世界を動かす、最大の敵にご注目ください!
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
婚約破棄されたので暗殺される前に国を出ます。
なつめ猫
ファンタジー
公爵家令嬢のアリーシャは、我儘で傲慢な妹のアンネに婚約者であるカイル王太子を寝取られ学院卒業パーティの席で婚約破棄されてしまう。
そして失意の内に王都を去ったアリーシャは行方不明になってしまう。
そんなアリーシャをラッセル王国は、総力を挙げて捜索するが何の成果も得られずに頓挫してしまうのであった。
彼女――、アリーシャには王国の重鎮しか知らない才能があった。
それは、世界でも稀な大魔導士と、世界で唯一の聖女としての力が備わっていた事であった。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
異世界転生!ハイハイからの倍人生
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は死んでしまった。
まさか野球観戦で死ぬとは思わなかった。
ホームランボールによって頭を打ち死んでしまった僕は異世界に転生する事になった。
転生する時に女神様がいくら何でも可哀そうという事で特殊な能力を与えてくれた。
それはレベルを減らすことでステータスを無制限に倍にしていける能力だった...
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる