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第二章

兎41羽 ガチャ再び

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「「「……………………」」」

 黄金骸骨を封印した僕達は豪華な広間から繋がる宝物庫に来ていた。

「まさに金銀財宝だね……」
「す…………凄い…………」
「…………も……貰っちゃっていいんですか?」

 僕達の目の前には山と積まれた金貨や銀貨、宝石の指輪やネックレス、金細工の装飾品やド派手な武具に着物、目が眩むとは正にこの事だ。

 ギルドの説明では今回のクエストで見つけた物はそのパーティーで貰える事にはなっているんだけど…………。

 それに此れだけのお宝が有ればアレが混ざっているかもしれない!

「とりあえず宝石類と武具辺りを優先して持って帰ろう。それと僕も見た事はないんだけど紫色のコインがあったら教えて欲しい」

「「紫色のコイン?」」

「うん。ガチャコインだ」

 キョウカさんは「えっ」と驚き、マリヤさんは『?』顔だ。マリヤさんにはガチャの説明をして僕達はキョウカさんの空間収納袋にお宝も詰めていく。

 財宝は半分以上も残してキョウカさんの空間収納袋は一杯になった。其れでも取捨選択して詰めたのでかなりのお大尽になっている。

 紫色のコインも4枚見つける事が出来た。使い方はお爺さんに聞いていたので僕はステータス画面を開けた。

「私、ガチャの説明聞きませんでしたよ?」

「僕はお爺さんを詰めて詰めて問い詰めたからね。まあ4回だけだけどガチャってみようよ」

 僕はステータス画面の隠し画面にあるガチャ画面を表示する。画面には青い筐体のガチャポンが映っている。前の時は赤い筐体だった。アレは10連専用かな?
 この画面に紫色のコインを近付けるとコインが消えて、僕は画面の『ガチャをひく』のボタンを押した。

 1回目、銀のカプセル。中身はチョコレート詰め合わせ銀貨50枚相当。……5万円分のチョコレートって事?
 2回目、銅のカプセル。中身は皮の水袋……ハズレだ……。
 3回目……また銅のカプセル……。銅製の大鍋……。
 ラストー!ウリャ~~~!キターーーッ!紫ゲットオオオ!

「やったよキョウカさん!紫来たよ!」

「凄い凄い!私、紫で聖剣だったよ!」

 めちゃめちゃ期待を込めてパカッと開く紫カプセル………………微妙………………。

『空間収納袋 (無限)』

 大でも特大でもないんだけど……微妙……。隣のキョウカさんも微妙な顔をしている。

「ま、まあ実用的で良かった。ここにある財宝全部持って帰れるし、大型モンスター倒した時に持って帰れるし、うん、当たりは当たりだよ! (汗)」

「そ、そうよね! (汗)」

「「ハハハハハハ……ハ…………微妙…………」」

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