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第一章
兎15羽 やっぱり僕のモノ?
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翌朝は朝食を済ませると僕達は冒険者ギルドに足を運んだ。
朝の冒険者ギルドには沢山の冒険者達が、今日のクエストを求めて集まってきている。
「み、皆さん凄く強そう……」
四ノ宮さんはベテラン冒険者達を見て萎縮している。
「うん、僕達よりも何倍も強いと思うよ。あの人達は何度も危険な目に合い、数々のモンスターを倒してきた歴戦の勇者なんだから」
「そ、そうですよね」
「僕達も頑張って、あの人達の背中に追い付こう」
「はい」
受付カウンターは戦場と化している。僕達みたいな子鹿が入り込めば瞬殺間違いなしだ。
カウンターが空くのを待ってから、四ノ宮さんの冒険者登録を無事済ませた。
クエスト掲示板から初心者お約束の薬草採取のクエスト依頼書を持って受付のお姉さんに渡した。
「二人はパーティー登録してなかったよね?」
「パーティー登録ですか?」
「ギルドでパーティー登録すると『パーティーの加護』を付与出来るのよ」
「何ですか、それは?」
「『パーティーの加護』は各個人が得た経験値の50%をパーティーメンバーでシェア出来るの。初めの内はどうしても前衛職に経験値が偏るわ。でも本当は早く後衛職を育てたいはずよ。強い魔法使いや優秀な神官が後ろにいるってだけで、前衛職は安心して闘う事が出来るから」
「確かにそうですね。どうする四ノ宮さん?」
「は、はい!パーティー登録しましょう!」
「いいの? 四ノ宮さんは前衛職だから四ノ宮さんの経験値を半分僕が貰う事になっちゃうよ?」
「大丈夫ですよ!楮山さんもあの鎧を着れば全く怪我無く戦えますから!」
「………………あの鎧…………僕が着るの?」
四ノ宮さんがジト目だ。
「あれは楮山さんの鎧ですから」
ジト~~~~~。
朝の冒険者ギルドには沢山の冒険者達が、今日のクエストを求めて集まってきている。
「み、皆さん凄く強そう……」
四ノ宮さんはベテラン冒険者達を見て萎縮している。
「うん、僕達よりも何倍も強いと思うよ。あの人達は何度も危険な目に合い、数々のモンスターを倒してきた歴戦の勇者なんだから」
「そ、そうですよね」
「僕達も頑張って、あの人達の背中に追い付こう」
「はい」
受付カウンターは戦場と化している。僕達みたいな子鹿が入り込めば瞬殺間違いなしだ。
カウンターが空くのを待ってから、四ノ宮さんの冒険者登録を無事済ませた。
クエスト掲示板から初心者お約束の薬草採取のクエスト依頼書を持って受付のお姉さんに渡した。
「二人はパーティー登録してなかったよね?」
「パーティー登録ですか?」
「ギルドでパーティー登録すると『パーティーの加護』を付与出来るのよ」
「何ですか、それは?」
「『パーティーの加護』は各個人が得た経験値の50%をパーティーメンバーでシェア出来るの。初めの内はどうしても前衛職に経験値が偏るわ。でも本当は早く後衛職を育てたいはずよ。強い魔法使いや優秀な神官が後ろにいるってだけで、前衛職は安心して闘う事が出来るから」
「確かにそうですね。どうする四ノ宮さん?」
「は、はい!パーティー登録しましょう!」
「いいの? 四ノ宮さんは前衛職だから四ノ宮さんの経験値を半分僕が貰う事になっちゃうよ?」
「大丈夫ですよ!楮山さんもあの鎧を着れば全く怪我無く戦えますから!」
「………………あの鎧…………僕が着るの?」
四ノ宮さんがジト目だ。
「あれは楮山さんの鎧ですから」
ジト~~~~~。
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