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第四話 少女アリス
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「はぁ……」
血に沈む四つの死体の中央で、蓮はため息をつく。
盗賊に襲われていた女を助けようと奮闘した結果がこれだ。
殺したくなかったなどという綺麗ごとを言うつもりはない。
相手を容易く殺す力が自分にあり、それ以外の選択の余裕がないのなら仕方がないだろう。
下手な対応をすれば蓮も女も死んでいた。これが最善だ。
(――まあ、女を辱めようとした奴らに同情の余地はない……か)
とはいえ、自らの手で人を殺したのはこれが初めてだ。相手が死んで当然の悪党だったとしても、人を殺すというのは気分が良いものではない。
そんな自分の不甲斐なさに打ちのめされていると、背後から誰かが近づいてくる。
「あ、あの……!」
声が掛けられ、振り返るとそこには盗賊に襲われていた女が立っていた。
着ているドレスが破れ、露わになってしまった素肌を隠すようにしながら。
(……思ったよりも若いな。中高生ぐらいか……? にしても……大した美人だ。まるで作り物だ)
亜麻色の綺麗な髪を腰まで伸ばした美少女。
転生した蓮の新しい身体もかなりのイケメンだが、この世界の人間は顔の造形が良いのだろうか。
そう思い、蓮は死体となった黒装束の男たちの顔を見る。どうやら、予想は外れたらしい。
男たちは普通のおっさん顔だ。
「――そ、その、助けていただき、ありがとうございました……!」
そんな失礼な事を考えていると、少女から礼を言われる。
辛い目にあったばかりだというのに、礼儀正しい娘だ。
「気にすることはない。それより怪我はないか?」
「……少し身体を打ったようですが、動けないほどでは……」
「……そうか。なら良かった」
少女の身体を見るに目立った外傷は確かに無い。打撲をしているようだが、立って歩けているので、それほど心配はないだろう。
しかし、大胆に破れたドレスのままでは風邪をひくかもしれない。
そう思い、蓮は自分が着ていた鼠色のロングコ―トを少女の肩に掛けようとする。
すると少女の肩が一瞬跳ねた。
しかし、害意がないと感じたのか、大人しくコ―トに包まれる。
「……あ、ありがとうございます」
「ところで君は一人?」
「――従者が一人……私の騎士ですが、盗賊から私を守ろうとして……死にました……」
そう言うと少女は、馬車の方に歩き出す。
蓮も少女に付いていくと、そこには、夥しい量の血で出来た池があり、中央にその持ち主であろう一人の女騎士が倒れていた。
「――これは酷いな……」
少女は女騎士の亡骸に近づき、屈むと、騎士の胸に覆い被さった。
顔は見えないが身体が小刻みに震えている。泣いているのだろう。この少女にとって余程大切な存在だったということだ。
「……俺は周りを見張ってくる」
「――すみません……っ……ありがとうございます……」
泣いているところなんて、赤の他人の蓮に見られたくはないだろう。
それに、大切な人が目の前で殺されたあの苦しみと悲しみは蓮も知っている。
だから、余計にこの場の空気には耐えられなかった。
蓮は少女から少し離れた場所に移動すると、その場に腰を下ろす。
最初に蹴り飛ばした盗賊の安否がわからないため、少女からあまり離れるわけにはいかない。
あの高さから落下したなら即死だろうが、死体を確認していないので安心はできない。
「……あの娘を助けれたのは良かったが……素直にそれを喜べる状況じゃないな」
少女を救えたとはいえ、後味の悪い結果だ。
あの少女の心に残った深い傷は蓮にはどうすることもできない。
「……自暴自棄になったりしなければいいが……」
蓮は少女の心中を察して、大きなため息を吐くのであった。
~~~
アルネルの遺体のうえで、ひとしきり泣いたアリスは立ち上がる。
ここでずっと泣いていても、アルネルが生き返る事はない。
彼女の死を無駄にしないためにも、生きながらえたこの命で前に進み続けるしかないのだ。
アリスは自分にそう言い聞かせ、行動する。
まずはアルネルの遺体の処理だ。魔物や獣に掘り返されないよう魔法で燃やしてから、黒髪の青年が掘ってくれた穴の中へと遺骨を埋葬する。
こんな形でアルネルを置いていきたくはないが、これからの旅を考えると、仕方がない。
「命の恩人に、こんなことをさせるのは、本当に申し訳ないのですが……ありがとうございます」
「いや、これくらいなんでもない。大切な人なんだろ。なら、早く弔ってやらなきゃ可哀想だ」
意外、と言えば失礼だろうが、青年はとても優しく、気配りもできる好青年だった。
絶望の最中、男に犯されそうになり、自死を選んだアリス。だが、突如として現れた青年によってアリスは救われた。
まるでおとぎ話の英雄のようだった。
いや、実際にアリスにとっては英雄だ。
誰も助けてくれない絶体絶命の状況に颯爽と現れ、あっという間にアリスを救ってくれた。
アリスだって乙女だ。こんな風に助けられたら、流石に意識してしまう。これが恋というものなのだろうか。
「お―い。お嬢さん?」
「――っ!? はい!? どうかしましたか?!」
どうやらいつのまにか呆けていたようで、青年に顔を覗き込まれていた。
「いや、心ここに在らずって感じだったから……そこの盗賊の死体はどうする? また燃やすか?」
「え―と……そうですね。そのまま置いておいても獣などが寄ってきてしまうので、燃やして……灰にしましょう」
本当はアルネルを殺した連中の死体など野晒しにしてやりたいところだが、仕方ないだろう。
青年が積み重ねた死体に向かって、アリスは炎魔法を放ち焼き払う。
「おお、さっきも見たけど、魔法ってすごいな」
青年は魔法が珍しいのか、目を輝かせている。
「魔法をあまり見たことないのですか?」
「ああ、初めて見た」
「初めて……ですか……? 私も詳しくはないのですが、魔法使いは冒険者に多いと聞きます。冒険者様ではないのでしょうか?」
「……冒険者? そんなのもあるのか……」
素人目だがアリスから見ても、この青年の強さはかなりのものだ。なので、高位の冒険者だと思ったが、どうやら違うらしい。
それに、青年は冒険者という職業を知らないかのような言い方をする。そんな人がいるだろうか。
冒険者ギルド支部は世界各地にある筈だが。
「それで、次はどうする?」
アリスが青年の言葉の意味を考えていると、声が掛けられる。
「そうですね……馬車の中から必要な荷物を取り出して、同じく燃やして処理します」
「分かった。手伝うよ」
「ですが……」
「遠慮するな。他にやることないしな」
青年はなんてことのないように手助けを申し出てくれるが、恩人にただで手伝ってもらうのは申し訳ない。せめて何かお礼ができればいいのだが。
「あの……私に何か差し出せるものはありますか? 私にはもう、ほとんど何もありませんが……そうですね、馬車にお金になる物が少しあるので、そちらで良ければお礼に……」
「え? いや、見返り欲しさに手伝ってるわけじゃないんだが……まあ、でも、一つだけ君に頼みたいことがあるんだった」
「私ができることでしたら何でも言ってください!」
「君が行く場所に俺が付いて行ってもいいか?」
「――え!? ええええええええ!?」
アリスは予想外の言葉に驚く。
(私に付いて行きたいって、どういうこと!?)
アリス自身アルネルを失った事への気持ちの整理がまだできていない。なので、青年への想いはあまり考えないことにしていたのだが、これには流石のアリスも感情を抑えきれない。
「急に叫んでどうした!? 俺はこの森から出て人が住む場所に行ければ、それでいいんだが、俺と同行するのはそんなに嫌か!?」
青年はそんな答えがくるとは思わなかったと言いたげな顔で、驚愕の表情を浮かべている。
「――私に付いて行きたいって……そういう意味ですか……?」
「……? 他にどういう意味が?」
アリスはジト目で青年を見上げる。
「……いえ、どうやら私が勘違いしただけのようです」
「――なんかちょっと怒ってる?」
「お、怒ってません……!」
青年の言い方も悪いと思うが、勝手に勘違いしたのはアリスの方だ。
しかし、恥ずかしさのあまり、語気が強くなってしまった。青年が困った顔をしている。
「――ご、ごほん……! 付いてきてもらえるのは、その……私としてもすごく嬉し……じゃなくて、ありがたいのですが……それだけで本当にいいのですか……?」
「むしろそれが最大の目的だな」
青年の顔は至って真面目だ。どうやら本気でそれだけでいいらしい。
「……命の恩人へのお礼としては納得できませんが……とりあえず分かりました……そういえば、まだお互いに名乗っていませんでしたね。私の名前はアリスです!」
「俺はレンだ。よろしく」
「はい! よろしくお願いします!」
血に沈む四つの死体の中央で、蓮はため息をつく。
盗賊に襲われていた女を助けようと奮闘した結果がこれだ。
殺したくなかったなどという綺麗ごとを言うつもりはない。
相手を容易く殺す力が自分にあり、それ以外の選択の余裕がないのなら仕方がないだろう。
下手な対応をすれば蓮も女も死んでいた。これが最善だ。
(――まあ、女を辱めようとした奴らに同情の余地はない……か)
とはいえ、自らの手で人を殺したのはこれが初めてだ。相手が死んで当然の悪党だったとしても、人を殺すというのは気分が良いものではない。
そんな自分の不甲斐なさに打ちのめされていると、背後から誰かが近づいてくる。
「あ、あの……!」
声が掛けられ、振り返るとそこには盗賊に襲われていた女が立っていた。
着ているドレスが破れ、露わになってしまった素肌を隠すようにしながら。
(……思ったよりも若いな。中高生ぐらいか……? にしても……大した美人だ。まるで作り物だ)
亜麻色の綺麗な髪を腰まで伸ばした美少女。
転生した蓮の新しい身体もかなりのイケメンだが、この世界の人間は顔の造形が良いのだろうか。
そう思い、蓮は死体となった黒装束の男たちの顔を見る。どうやら、予想は外れたらしい。
男たちは普通のおっさん顔だ。
「――そ、その、助けていただき、ありがとうございました……!」
そんな失礼な事を考えていると、少女から礼を言われる。
辛い目にあったばかりだというのに、礼儀正しい娘だ。
「気にすることはない。それより怪我はないか?」
「……少し身体を打ったようですが、動けないほどでは……」
「……そうか。なら良かった」
少女の身体を見るに目立った外傷は確かに無い。打撲をしているようだが、立って歩けているので、それほど心配はないだろう。
しかし、大胆に破れたドレスのままでは風邪をひくかもしれない。
そう思い、蓮は自分が着ていた鼠色のロングコ―トを少女の肩に掛けようとする。
すると少女の肩が一瞬跳ねた。
しかし、害意がないと感じたのか、大人しくコ―トに包まれる。
「……あ、ありがとうございます」
「ところで君は一人?」
「――従者が一人……私の騎士ですが、盗賊から私を守ろうとして……死にました……」
そう言うと少女は、馬車の方に歩き出す。
蓮も少女に付いていくと、そこには、夥しい量の血で出来た池があり、中央にその持ち主であろう一人の女騎士が倒れていた。
「――これは酷いな……」
少女は女騎士の亡骸に近づき、屈むと、騎士の胸に覆い被さった。
顔は見えないが身体が小刻みに震えている。泣いているのだろう。この少女にとって余程大切な存在だったということだ。
「……俺は周りを見張ってくる」
「――すみません……っ……ありがとうございます……」
泣いているところなんて、赤の他人の蓮に見られたくはないだろう。
それに、大切な人が目の前で殺されたあの苦しみと悲しみは蓮も知っている。
だから、余計にこの場の空気には耐えられなかった。
蓮は少女から少し離れた場所に移動すると、その場に腰を下ろす。
最初に蹴り飛ばした盗賊の安否がわからないため、少女からあまり離れるわけにはいかない。
あの高さから落下したなら即死だろうが、死体を確認していないので安心はできない。
「……あの娘を助けれたのは良かったが……素直にそれを喜べる状況じゃないな」
少女を救えたとはいえ、後味の悪い結果だ。
あの少女の心に残った深い傷は蓮にはどうすることもできない。
「……自暴自棄になったりしなければいいが……」
蓮は少女の心中を察して、大きなため息を吐くのであった。
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アルネルの遺体のうえで、ひとしきり泣いたアリスは立ち上がる。
ここでずっと泣いていても、アルネルが生き返る事はない。
彼女の死を無駄にしないためにも、生きながらえたこの命で前に進み続けるしかないのだ。
アリスは自分にそう言い聞かせ、行動する。
まずはアルネルの遺体の処理だ。魔物や獣に掘り返されないよう魔法で燃やしてから、黒髪の青年が掘ってくれた穴の中へと遺骨を埋葬する。
こんな形でアルネルを置いていきたくはないが、これからの旅を考えると、仕方がない。
「命の恩人に、こんなことをさせるのは、本当に申し訳ないのですが……ありがとうございます」
「いや、これくらいなんでもない。大切な人なんだろ。なら、早く弔ってやらなきゃ可哀想だ」
意外、と言えば失礼だろうが、青年はとても優しく、気配りもできる好青年だった。
絶望の最中、男に犯されそうになり、自死を選んだアリス。だが、突如として現れた青年によってアリスは救われた。
まるでおとぎ話の英雄のようだった。
いや、実際にアリスにとっては英雄だ。
誰も助けてくれない絶体絶命の状況に颯爽と現れ、あっという間にアリスを救ってくれた。
アリスだって乙女だ。こんな風に助けられたら、流石に意識してしまう。これが恋というものなのだろうか。
「お―い。お嬢さん?」
「――っ!? はい!? どうかしましたか?!」
どうやらいつのまにか呆けていたようで、青年に顔を覗き込まれていた。
「いや、心ここに在らずって感じだったから……そこの盗賊の死体はどうする? また燃やすか?」
「え―と……そうですね。そのまま置いておいても獣などが寄ってきてしまうので、燃やして……灰にしましょう」
本当はアルネルを殺した連中の死体など野晒しにしてやりたいところだが、仕方ないだろう。
青年が積み重ねた死体に向かって、アリスは炎魔法を放ち焼き払う。
「おお、さっきも見たけど、魔法ってすごいな」
青年は魔法が珍しいのか、目を輝かせている。
「魔法をあまり見たことないのですか?」
「ああ、初めて見た」
「初めて……ですか……? 私も詳しくはないのですが、魔法使いは冒険者に多いと聞きます。冒険者様ではないのでしょうか?」
「……冒険者? そんなのもあるのか……」
素人目だがアリスから見ても、この青年の強さはかなりのものだ。なので、高位の冒険者だと思ったが、どうやら違うらしい。
それに、青年は冒険者という職業を知らないかのような言い方をする。そんな人がいるだろうか。
冒険者ギルド支部は世界各地にある筈だが。
「それで、次はどうする?」
アリスが青年の言葉の意味を考えていると、声が掛けられる。
「そうですね……馬車の中から必要な荷物を取り出して、同じく燃やして処理します」
「分かった。手伝うよ」
「ですが……」
「遠慮するな。他にやることないしな」
青年はなんてことのないように手助けを申し出てくれるが、恩人にただで手伝ってもらうのは申し訳ない。せめて何かお礼ができればいいのだが。
「あの……私に何か差し出せるものはありますか? 私にはもう、ほとんど何もありませんが……そうですね、馬車にお金になる物が少しあるので、そちらで良ければお礼に……」
「え? いや、見返り欲しさに手伝ってるわけじゃないんだが……まあ、でも、一つだけ君に頼みたいことがあるんだった」
「私ができることでしたら何でも言ってください!」
「君が行く場所に俺が付いて行ってもいいか?」
「――え!? ええええええええ!?」
アリスは予想外の言葉に驚く。
(私に付いて行きたいって、どういうこと!?)
アリス自身アルネルを失った事への気持ちの整理がまだできていない。なので、青年への想いはあまり考えないことにしていたのだが、これには流石のアリスも感情を抑えきれない。
「急に叫んでどうした!? 俺はこの森から出て人が住む場所に行ければ、それでいいんだが、俺と同行するのはそんなに嫌か!?」
青年はそんな答えがくるとは思わなかったと言いたげな顔で、驚愕の表情を浮かべている。
「――私に付いて行きたいって……そういう意味ですか……?」
「……? 他にどういう意味が?」
アリスはジト目で青年を見上げる。
「……いえ、どうやら私が勘違いしただけのようです」
「――なんかちょっと怒ってる?」
「お、怒ってません……!」
青年の言い方も悪いと思うが、勝手に勘違いしたのはアリスの方だ。
しかし、恥ずかしさのあまり、語気が強くなってしまった。青年が困った顔をしている。
「――ご、ごほん……! 付いてきてもらえるのは、その……私としてもすごく嬉し……じゃなくて、ありがたいのですが……それだけで本当にいいのですか……?」
「むしろそれが最大の目的だな」
青年の顔は至って真面目だ。どうやら本気でそれだけでいいらしい。
「……命の恩人へのお礼としては納得できませんが……とりあえず分かりました……そういえば、まだお互いに名乗っていませんでしたね。私の名前はアリスです!」
「俺はレンだ。よろしく」
「はい! よろしくお願いします!」
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