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第3章 新たな勇者編
みんなでドラゴン退治?
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「えぇぇぇぇぇ!?」
俺は騎士団本部で叫んでいた。気が狂ったわけでは決してない。そう、俺は今、悲劇に直面している。
カリンに会うまでは特に変わったことはなかった。そう、カリンに会うまでは。
「その髪の毛絶対におかしい!何で染めたの?」
「染めてない!俺は断じて髪の毛を染めたりしないぞ!」
俺の髪が真っ白になっていたのだ。昨日寝る前まではしっかり黒かったはずだ。なのに····
「寝てる間に何があったんだ!?」
「さ!そんなことはさておき、今日は闘技場に集合って言われてるんです!急がないとぉ~···隊長に怒られますよ!」
「そうだったか?····記憶にないな。そんなこといつ言われたっ····け?」
俺の前にはもうカリンはいなかった。知ってはいたが、やはり速いな。
「····って!感心してる場合じゃねぇ!『加速』」
俺は加速の魔法を使って、急いで闘技場に向かった。
「間に合った!」
「翔さん!遅かったですね!」
お前が速いんじゃい!と声に出したくなるが、ここでキレたらカリンの思う壺だ。今は抑えよう。
闘技場には既に緑の部隊の騎士が全員揃っていた。そして俺たちの前には隊長が立っていた。
「皆!よく集まってくれた!」
まるでこの集まりが自由参加みたいな言い方だが、れっきとした隊長の命令だ。
「今日はみんなに朗報がある!」
「朗報?」
「今年からのやつは知らないと思うが!この時期は!ドラゴン退治をするために1ヶ月の間、遠征に行く!」
その言葉を聞いた先輩達は大声で歓声を挙げていた。
楽しそうだと思いながら同時に、先輩達はドラゴンを倒せるのか?という疑問も俺の中には浮かんでいた。
「今すぐ出発だ!」
「えぇぇぇ!?」
ちょっと待て、それはさすがに急すぎる。頼むからあと数時間くらいは余裕が欲しい。
それにしても先輩達が笑っているのが気にかかる。
「嘘だ!!」
「えぇぇぇ····」
ああ、だから先輩達は笑っていたのか。なんだよ、驚いて損したじゃねぇかよ。
「出発は明日の朝だ!しっかり準備しておけよ!それじゃあ解散!」
集まってすぐに解散って····本当に緑の部隊は暇なのか?
「とりあえず、宿に戻るか」
俺は明日の準備をするために一旦宿屋に戻った。
「ん~····今思えば、必要な準備なんてほとんどないよな」
唯一することがあるとすればファーストとセカンドを磨くくらいしか····
「あ!髪の毛の事忘れてた!」
俺は鏡の前に立つ。そしてその鏡には白髪の少年が写っていた。
「寝てる間にいったい何····があぁぁぁ!?頭が····痛い!」
痛みと同時に俺の頭に映像が流れ込んできた。俺が一人の男と話している映像だ。
「なん····だ?」
そして次の瞬間、俺の髪の毛が白くなって、光が発せられた。その映像はそこで途切れていた。
「あれはいったい?」
俺の記憶になかったことが起きていたんだ。あれは恐らく『起源』による光だろう。あるべき状態に戻った俺にはそのときの記憶が無かったんだ。
「でも、何で記憶が?」
おかしいのだ。本来あるべきものではない記憶が戻ってくるというのは。恐らくこれは俺の記憶じゃない。誰かが見ているんだ。『起源の影響から逃れられる場所から。そしてその映像をどこからか俺に見させているんだ。その誰かが。
翔にはその誰かが分からなかった。否、分かるはずもないのだ。世界の外側から翔を見ている僕の事を、ね。
「何だ?急に眠く····なって····」
翔は自室の床で眠ってしまった。
「はっ!····もう朝か」
翔は朝になるまでずっと眠っていた。寝すぎて頭が痛くなるほどに。
「俺ってそんなに疲れてたのかな?」
そんな訳がない。昨日は騎士団本部にいって隊長から話を····
「って!今何時だ!」
俺は時計を見ると針は7時を指していた。確か今日の集合は7時10分までだったような。
「やばい!このままじゃ遅刻する!」
俺は急いで制服に着替え、ファーストとセカンドを鞘に納める。そして宿を飛び出した。
「『加速』!」
俺は走りながら自らに加速の魔法をかける。周りの人々はほぼ静止していた。
「加速ってこんなに速くなれたっけ?」
走るのをやめた俺は歩きながら、考えていた。そして至った結論は、
「俺の魔力が多くなったからか!そうに違いない!」
「違うよ」と、神様から声が聞こえたような気がするが気のせいだろう。俺はそう思いながら速く歩いた。
そしてとうとう、騎士団本部に着いた。
「『解除』」
加速の魔法を解く。現在の時刻は7時2分を指していた。制服に着替えるのに2分かかったから、ここまで来るのに····あれ?もしかして、
「1秒も····かかってない?」
これは画期的だ。遅刻なんてほとんどしないじゃないか。約束の数分前に起きれれば。
そんな喜びに満ちている俺にカリンが話しかけてきた。
「おはようございます!何をそんなに喜んでいるんですか?」
「加速の魔法ってすごい便利だね!ここから町の端まで1秒もかからないなんて!」
騎士団本部はこの町の中心にある。一方、宿は町の一番端にあるのだ。
「え?それ本当ですか?」
「ああ!本当だよ!」
「あの~、ひとつ質問をしたいんだけど」
「ん?」
「それって本当に加速?」
「····違うの?」
「私の加速はもっと遅いんですけど?」
「·········え?」
「え?」
果たして俺の使っている魔法は加速で合っているのだろうか。そう考えているうちに時間は流れ、やがて出発の時が来た。
「さぁ!みんな!ドラゴン退治に行くぞ!」
俺たち緑の部隊の騎士は隊長の声に合わせ、叫んだ。
「「「おぉぉぉぉ!」」」
俺は騎士団本部で叫んでいた。気が狂ったわけでは決してない。そう、俺は今、悲劇に直面している。
カリンに会うまでは特に変わったことはなかった。そう、カリンに会うまでは。
「その髪の毛絶対におかしい!何で染めたの?」
「染めてない!俺は断じて髪の毛を染めたりしないぞ!」
俺の髪が真っ白になっていたのだ。昨日寝る前まではしっかり黒かったはずだ。なのに····
「寝てる間に何があったんだ!?」
「さ!そんなことはさておき、今日は闘技場に集合って言われてるんです!急がないとぉ~···隊長に怒られますよ!」
「そうだったか?····記憶にないな。そんなこといつ言われたっ····け?」
俺の前にはもうカリンはいなかった。知ってはいたが、やはり速いな。
「····って!感心してる場合じゃねぇ!『加速』」
俺は加速の魔法を使って、急いで闘技場に向かった。
「間に合った!」
「翔さん!遅かったですね!」
お前が速いんじゃい!と声に出したくなるが、ここでキレたらカリンの思う壺だ。今は抑えよう。
闘技場には既に緑の部隊の騎士が全員揃っていた。そして俺たちの前には隊長が立っていた。
「皆!よく集まってくれた!」
まるでこの集まりが自由参加みたいな言い方だが、れっきとした隊長の命令だ。
「今日はみんなに朗報がある!」
「朗報?」
「今年からのやつは知らないと思うが!この時期は!ドラゴン退治をするために1ヶ月の間、遠征に行く!」
その言葉を聞いた先輩達は大声で歓声を挙げていた。
楽しそうだと思いながら同時に、先輩達はドラゴンを倒せるのか?という疑問も俺の中には浮かんでいた。
「今すぐ出発だ!」
「えぇぇぇ!?」
ちょっと待て、それはさすがに急すぎる。頼むからあと数時間くらいは余裕が欲しい。
それにしても先輩達が笑っているのが気にかかる。
「嘘だ!!」
「えぇぇぇ····」
ああ、だから先輩達は笑っていたのか。なんだよ、驚いて損したじゃねぇかよ。
「出発は明日の朝だ!しっかり準備しておけよ!それじゃあ解散!」
集まってすぐに解散って····本当に緑の部隊は暇なのか?
「とりあえず、宿に戻るか」
俺は明日の準備をするために一旦宿屋に戻った。
「ん~····今思えば、必要な準備なんてほとんどないよな」
唯一することがあるとすればファーストとセカンドを磨くくらいしか····
「あ!髪の毛の事忘れてた!」
俺は鏡の前に立つ。そしてその鏡には白髪の少年が写っていた。
「寝てる間にいったい何····があぁぁぁ!?頭が····痛い!」
痛みと同時に俺の頭に映像が流れ込んできた。俺が一人の男と話している映像だ。
「なん····だ?」
そして次の瞬間、俺の髪の毛が白くなって、光が発せられた。その映像はそこで途切れていた。
「あれはいったい?」
俺の記憶になかったことが起きていたんだ。あれは恐らく『起源』による光だろう。あるべき状態に戻った俺にはそのときの記憶が無かったんだ。
「でも、何で記憶が?」
おかしいのだ。本来あるべきものではない記憶が戻ってくるというのは。恐らくこれは俺の記憶じゃない。誰かが見ているんだ。『起源の影響から逃れられる場所から。そしてその映像をどこからか俺に見させているんだ。その誰かが。
翔にはその誰かが分からなかった。否、分かるはずもないのだ。世界の外側から翔を見ている僕の事を、ね。
「何だ?急に眠く····なって····」
翔は自室の床で眠ってしまった。
「はっ!····もう朝か」
翔は朝になるまでずっと眠っていた。寝すぎて頭が痛くなるほどに。
「俺ってそんなに疲れてたのかな?」
そんな訳がない。昨日は騎士団本部にいって隊長から話を····
「って!今何時だ!」
俺は時計を見ると針は7時を指していた。確か今日の集合は7時10分までだったような。
「やばい!このままじゃ遅刻する!」
俺は急いで制服に着替え、ファーストとセカンドを鞘に納める。そして宿を飛び出した。
「『加速』!」
俺は走りながら自らに加速の魔法をかける。周りの人々はほぼ静止していた。
「加速ってこんなに速くなれたっけ?」
走るのをやめた俺は歩きながら、考えていた。そして至った結論は、
「俺の魔力が多くなったからか!そうに違いない!」
「違うよ」と、神様から声が聞こえたような気がするが気のせいだろう。俺はそう思いながら速く歩いた。
そしてとうとう、騎士団本部に着いた。
「『解除』」
加速の魔法を解く。現在の時刻は7時2分を指していた。制服に着替えるのに2分かかったから、ここまで来るのに····あれ?もしかして、
「1秒も····かかってない?」
これは画期的だ。遅刻なんてほとんどしないじゃないか。約束の数分前に起きれれば。
そんな喜びに満ちている俺にカリンが話しかけてきた。
「おはようございます!何をそんなに喜んでいるんですか?」
「加速の魔法ってすごい便利だね!ここから町の端まで1秒もかからないなんて!」
騎士団本部はこの町の中心にある。一方、宿は町の一番端にあるのだ。
「え?それ本当ですか?」
「ああ!本当だよ!」
「あの~、ひとつ質問をしたいんだけど」
「ん?」
「それって本当に加速?」
「····違うの?」
「私の加速はもっと遅いんですけど?」
「·········え?」
「え?」
果たして俺の使っている魔法は加速で合っているのだろうか。そう考えているうちに時間は流れ、やがて出発の時が来た。
「さぁ!みんな!ドラゴン退治に行くぞ!」
俺たち緑の部隊の騎士は隊長の声に合わせ、叫んだ。
「「「おぉぉぉぉ!」」」
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