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第一章 教会
1 継ぎはぎ毛皮
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いよいよ異世界でのアーヤの生活が始まりました。
異世界ですが、便宜上時間や長さなどの単位は変わりません。ご容赦ください。
*******
《継ぎはぎ毛皮》
「おや、小さな子がいるよ。誰かが捨てていったのかね。可哀想に」
誰かにふわりと抱えあげられて、アーヤは気が付いた。
――あれ? ぼく、死んだんじゃなかったのかな? まだ、生きているの?
「神父様、捨て子ですか?」
「そのようじゃな。戸口の階段に倒れていたんじゃ。まだ、小さい。二月過ぎたくらいかな? むごいことをする」
「だいぶ、弱っているようですね。温かいミルクでも用意しましょう」
ぱたぱたと走り去っていく足音。そこではっとする。
――って、人間? これって人間じゃないの?
アーヤは全身の毛を膨らませて暴れた。
――離して! 人間なんか嫌いだ!
「これこれ。暴れるでない。危ないじゃろ」
アーヤを抱えた人間は子猫が爪を立てて引っ掻いても、無茶苦茶に暴れても、振り落とすことはなかった。
突然、アーヤの目からぶわっと涙が溢れ出した。
――ぼくが小さいから。だから、逃げられない。だから、かあしゃが死んだ。かあしゃ、ぼくを逃がそうとして、人間に殺されたんだ。
「かあしゃ! かあしゃ!」
わんわん泣きだしたら、止まらなくなる。えぐえぐ、ひっくひっくと盛大に泣いた。
――かあしゃ、会いたい! 会いたいよお!
「事情がありそうじゃな」
泣き止まないアーヤの背中を、その人間はとんとんといつまでも優しく叩いていた。アーヤはふとお爺さんの匂いを思い出す。そのまま、泣き疲れて眠ってしまった。
***
目が覚めたら、アーヤはシーツのかかったベッドに寝ていた。人間が眠るようなベッドの真ん中で丸くなっていた。
――ふにぃ。
もぞもぞして前足を突っ張って伸びをしようとした時、あれ? って気が付いた。
――手が違う!
毛でふさふさだったはずの手がつるんとしている。形が違う。
――これ、ぼくの手じゃない! やだ! なに? これ、猫の手じゃない!
座り込んで自分の手を見る。小さな指が五本。肉球もない。
――まさか、まさか、人間の手?!
いつの間にかガサガサする布も身に着けていた。
――え? 人間の服? ぼく、服着てるの?
頭と手を通す穴が開いた被るだけの簡素な灰色の服から膝小僧が見えている。慌てて服をまくってお腹を見た。つるんとした毛のない白い肌は胸あたりまでで、お腹の下辺りから見慣れた白い毛皮に覆われていた。
おへその下には洗いざらしの生成りのパンツ。パンツから出ている足はちゃんと毛皮だった。でも、覚えていた形とちょっと違う気がする。
何気に足を折り曲げてぺたんとお尻を落としているけど、こんな姿勢、初めてだ。
ぐるんと尻尾をお腹に回して、尻尾がお母さんと同じ赤茶と白と黒の三毛色のままなことを確認してほっとする。
顔を手でぺたぺた触ってみると、覚えている感触とやっぱり違う。自分の顔じゃない。でも、頭の上で耳がぴょこぴょこ動いている感覚はあるから、全部が全部変わってるんじゃないらしいと分かった。
――いったい、どうなってるの? ぼく、どうなっちゃってるの?
わけがわからなくて、ベッドの上で呆然としていたら、部屋の扉が開いた。
ひょこ、ひょこっと顔が覗く。そして中に入ってきたのは、人間の子供!
思わず、アーヤの尻尾が逆立って膨らんだ。手をシーツに突っ張って、ウーッと精一杯威嚇する。
「うわあ。ちっこいの」
「色んな色がある!」
「一つの色じゃないなんて、変ー!」
「変な模様」
「継ぎはぎしたみたい」
子供たちは「継ぎはぎー!」と指を突き出して笑いだした。
石は投げて来ないみたいだし、捕まえようする気配もない。
それがわかってちょっとほっとする。ほっとしたら、新しいことに気が付いた。
子供たちの頭に耳がある。しかも、いろんな形の耳だ。あの子は尻尾もある。
――あれ? 人間って、耳や尻尾あったっけ?
***
「あったりまえじゃん。アーヤってちっこいきゃら、なーんも知なにゃいんぎゃな!」
長いウサ耳のパムがふんっと胸を張ってそっくり返った。もうすぐ一歳のパムは身長七十センチ。アーヤはどう見ても五十センチもない。子供たちの中ではこれまで一番小さかったので、自分よりずっと小さいアーヤに威張れるのが嬉しくてならない。
同じ灰色のひざ丈のスモックに半ズボンで、ネズミ色のふさふさ毛皮の足が伸びている。顔や手はグレイの肌色で、目は黒い。
まだスモックにパンツだけのアーヤよりずっとお兄ちゃんなんだと、噛み噛み言葉で得意げだ。
「ぼくはウサ耳。ロッテはイヌ耳。アーヤはネコ耳」
「人間、にゃの?」
「違うの! ぼくらはじゅーじん」
「じゅーう、じん?」
「じゅうじんは獣の人と書いて獣人と呼ぶんだよ」
首を傾げたアーヤの前に野菜スープのお皿を置きながら、見習い神父のマニが説明する。
マニの耳は茶色のイヌ耳だった。二十三歳でくるりと丸まった茶色の尻尾が黒い神父服から飛び出している。
短く刈り込まれている髪は癖のある茶色で、肌は薄い茶色がかった肌色。百七十五センチの身長は獣人としては大きくはないが、アーヤから見れば聳える大木のように見える。茶色のまつ毛に縁取りされた青い目が優しく細まった。
――人間じゃないんだ。だから、こんなに親切なんだね。
アーヤもその獣人だと言われた。
――でも、ぼく、猫なんだよ? 獣人ってなあに? 人間の手になっちゃったから、猫じゃなくなっちゃったのかな?
スープをすくい飲もうと皿の上にかがんで舌を伸ばしたアーヤは、隣のウサ耳のパムがスプーンを手に取ったのを見てそのまま動きを止めた。
舌を出したまま見回すと、誰もお皿に顔を突っ込んでぺちゃぺちゃと飲んだりしていない。
パムの真似をして、スプーンをおぼつかない手で握る。
野菜の切れ端が浮かんでいるだけの薄いスープだけど、一生懸命スプーンですくって飲んだ。だいぶ零しちゃったけれど。
――車にぶつかった時、人間だったらって考えたせいなのかな?
「私たちは獣人と呼ばれる種族だけれど、ほかに人間族、鳥人族もいるんだよ。神様が昔昔、三つの種族をお作りになったんだよ」
あとで、神様のことをお話してあげるね、と見習い神父のマニが微笑んだ。
「鳥人族は大きな翼で空を飛んで、すっごく怖いの! アーヤは小さいきゃら、鳥人族に見つきゃったら、さらわれて食べられちゃうの!」
パムが襲い掛かる仕草をして、アーヤを震え上がらせた。
「大丈夫。鳥人の国は山を幾つも越えたうーんと遠くにあるんだ。人間も獣人も嫌いなんだよ。だから、間違ってもこんなところまで来やしないよ」
垂れイヌ耳のペーターが怯えて青くなったアーヤを安心させた。ペーターは三歳。だいだい色の髪と茶色の目をしていて、肌も少し赤みがある。大きな種なのか既に背丈は百三十センチ近くあった。
獣人の成長は早いので、一歳も過ぎれば身の回り一通り、二歳なら掃除などの簡単な手伝いができる。三歳ともなれば教会の裏庭の畑仕事もできる立派なお兄さんだ。
*****
この世界の獣人は人間と比べて、成長が格段に速いです。獣人1か月から半年で、人間対応半年から1歳相当。特に自立に際立つ。1歳が人間2歳から3歳相当。成人は八歳で、人間には十六歳相当になります。身体が成体に完成されるとずっと強靭なままゆっくりと年をとります。
晩年は急激に訪れ、病や老衰などで床に臥せると一挙に衰えます。平均百から百五十歳と長命で個人差が大きいのも特徴です。
異世界ですが、便宜上時間や長さなどの単位は変わりません。ご容赦ください。
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《継ぎはぎ毛皮》
「おや、小さな子がいるよ。誰かが捨てていったのかね。可哀想に」
誰かにふわりと抱えあげられて、アーヤは気が付いた。
――あれ? ぼく、死んだんじゃなかったのかな? まだ、生きているの?
「神父様、捨て子ですか?」
「そのようじゃな。戸口の階段に倒れていたんじゃ。まだ、小さい。二月過ぎたくらいかな? むごいことをする」
「だいぶ、弱っているようですね。温かいミルクでも用意しましょう」
ぱたぱたと走り去っていく足音。そこではっとする。
――って、人間? これって人間じゃないの?
アーヤは全身の毛を膨らませて暴れた。
――離して! 人間なんか嫌いだ!
「これこれ。暴れるでない。危ないじゃろ」
アーヤを抱えた人間は子猫が爪を立てて引っ掻いても、無茶苦茶に暴れても、振り落とすことはなかった。
突然、アーヤの目からぶわっと涙が溢れ出した。
――ぼくが小さいから。だから、逃げられない。だから、かあしゃが死んだ。かあしゃ、ぼくを逃がそうとして、人間に殺されたんだ。
「かあしゃ! かあしゃ!」
わんわん泣きだしたら、止まらなくなる。えぐえぐ、ひっくひっくと盛大に泣いた。
――かあしゃ、会いたい! 会いたいよお!
「事情がありそうじゃな」
泣き止まないアーヤの背中を、その人間はとんとんといつまでも優しく叩いていた。アーヤはふとお爺さんの匂いを思い出す。そのまま、泣き疲れて眠ってしまった。
***
目が覚めたら、アーヤはシーツのかかったベッドに寝ていた。人間が眠るようなベッドの真ん中で丸くなっていた。
――ふにぃ。
もぞもぞして前足を突っ張って伸びをしようとした時、あれ? って気が付いた。
――手が違う!
毛でふさふさだったはずの手がつるんとしている。形が違う。
――これ、ぼくの手じゃない! やだ! なに? これ、猫の手じゃない!
座り込んで自分の手を見る。小さな指が五本。肉球もない。
――まさか、まさか、人間の手?!
いつの間にかガサガサする布も身に着けていた。
――え? 人間の服? ぼく、服着てるの?
頭と手を通す穴が開いた被るだけの簡素な灰色の服から膝小僧が見えている。慌てて服をまくってお腹を見た。つるんとした毛のない白い肌は胸あたりまでで、お腹の下辺りから見慣れた白い毛皮に覆われていた。
おへその下には洗いざらしの生成りのパンツ。パンツから出ている足はちゃんと毛皮だった。でも、覚えていた形とちょっと違う気がする。
何気に足を折り曲げてぺたんとお尻を落としているけど、こんな姿勢、初めてだ。
ぐるんと尻尾をお腹に回して、尻尾がお母さんと同じ赤茶と白と黒の三毛色のままなことを確認してほっとする。
顔を手でぺたぺた触ってみると、覚えている感触とやっぱり違う。自分の顔じゃない。でも、頭の上で耳がぴょこぴょこ動いている感覚はあるから、全部が全部変わってるんじゃないらしいと分かった。
――いったい、どうなってるの? ぼく、どうなっちゃってるの?
わけがわからなくて、ベッドの上で呆然としていたら、部屋の扉が開いた。
ひょこ、ひょこっと顔が覗く。そして中に入ってきたのは、人間の子供!
思わず、アーヤの尻尾が逆立って膨らんだ。手をシーツに突っ張って、ウーッと精一杯威嚇する。
「うわあ。ちっこいの」
「色んな色がある!」
「一つの色じゃないなんて、変ー!」
「変な模様」
「継ぎはぎしたみたい」
子供たちは「継ぎはぎー!」と指を突き出して笑いだした。
石は投げて来ないみたいだし、捕まえようする気配もない。
それがわかってちょっとほっとする。ほっとしたら、新しいことに気が付いた。
子供たちの頭に耳がある。しかも、いろんな形の耳だ。あの子は尻尾もある。
――あれ? 人間って、耳や尻尾あったっけ?
***
「あったりまえじゃん。アーヤってちっこいきゃら、なーんも知なにゃいんぎゃな!」
長いウサ耳のパムがふんっと胸を張ってそっくり返った。もうすぐ一歳のパムは身長七十センチ。アーヤはどう見ても五十センチもない。子供たちの中ではこれまで一番小さかったので、自分よりずっと小さいアーヤに威張れるのが嬉しくてならない。
同じ灰色のひざ丈のスモックに半ズボンで、ネズミ色のふさふさ毛皮の足が伸びている。顔や手はグレイの肌色で、目は黒い。
まだスモックにパンツだけのアーヤよりずっとお兄ちゃんなんだと、噛み噛み言葉で得意げだ。
「ぼくはウサ耳。ロッテはイヌ耳。アーヤはネコ耳」
「人間、にゃの?」
「違うの! ぼくらはじゅーじん」
「じゅーう、じん?」
「じゅうじんは獣の人と書いて獣人と呼ぶんだよ」
首を傾げたアーヤの前に野菜スープのお皿を置きながら、見習い神父のマニが説明する。
マニの耳は茶色のイヌ耳だった。二十三歳でくるりと丸まった茶色の尻尾が黒い神父服から飛び出している。
短く刈り込まれている髪は癖のある茶色で、肌は薄い茶色がかった肌色。百七十五センチの身長は獣人としては大きくはないが、アーヤから見れば聳える大木のように見える。茶色のまつ毛に縁取りされた青い目が優しく細まった。
――人間じゃないんだ。だから、こんなに親切なんだね。
アーヤもその獣人だと言われた。
――でも、ぼく、猫なんだよ? 獣人ってなあに? 人間の手になっちゃったから、猫じゃなくなっちゃったのかな?
スープをすくい飲もうと皿の上にかがんで舌を伸ばしたアーヤは、隣のウサ耳のパムがスプーンを手に取ったのを見てそのまま動きを止めた。
舌を出したまま見回すと、誰もお皿に顔を突っ込んでぺちゃぺちゃと飲んだりしていない。
パムの真似をして、スプーンをおぼつかない手で握る。
野菜の切れ端が浮かんでいるだけの薄いスープだけど、一生懸命スプーンですくって飲んだ。だいぶ零しちゃったけれど。
――車にぶつかった時、人間だったらって考えたせいなのかな?
「私たちは獣人と呼ばれる種族だけれど、ほかに人間族、鳥人族もいるんだよ。神様が昔昔、三つの種族をお作りになったんだよ」
あとで、神様のことをお話してあげるね、と見習い神父のマニが微笑んだ。
「鳥人族は大きな翼で空を飛んで、すっごく怖いの! アーヤは小さいきゃら、鳥人族に見つきゃったら、さらわれて食べられちゃうの!」
パムが襲い掛かる仕草をして、アーヤを震え上がらせた。
「大丈夫。鳥人の国は山を幾つも越えたうーんと遠くにあるんだ。人間も獣人も嫌いなんだよ。だから、間違ってもこんなところまで来やしないよ」
垂れイヌ耳のペーターが怯えて青くなったアーヤを安心させた。ペーターは三歳。だいだい色の髪と茶色の目をしていて、肌も少し赤みがある。大きな種なのか既に背丈は百三十センチ近くあった。
獣人の成長は早いので、一歳も過ぎれば身の回り一通り、二歳なら掃除などの簡単な手伝いができる。三歳ともなれば教会の裏庭の畑仕事もできる立派なお兄さんだ。
*****
この世界の獣人は人間と比べて、成長が格段に速いです。獣人1か月から半年で、人間対応半年から1歳相当。特に自立に際立つ。1歳が人間2歳から3歳相当。成人は八歳で、人間には十六歳相当になります。身体が成体に完成されるとずっと強靭なままゆっくりと年をとります。
晩年は急激に訪れ、病や老衰などで床に臥せると一挙に衰えます。平均百から百五十歳と長命で個人差が大きいのも特徴です。
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