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第四章(最終編)悠久の時を越えて
エピローグ
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《シュン視点》
その朝、出勤準備をするロワクレスに告げた。
「今日、一日時間をくれ」
ロワが不審そうに眉を寄せる。
「どうしたんだ? 何か急用でもあったか?」
俺はどう説明しようかと思い悩んだ。とにかく曖昧な感覚なのだ。言葉に表現しにくい。
「なんと言ったらいいのか。強いて言えば、呼ばれているんだ」
「呼ばれている? 誰に?」
「それも不明なんだ。でも、行ったほうがいいって気がする。なので、ちょい、行って来るな。閣下や団長には、今日、俺は休むって伝えてほしい」
腕をがしっと強い力で捕らわれた。振り払おうとしても振り払えないほどの強さで、少々どころか、かなり痛い。
「シュン。言ったろう。一人で行くな。私を置いて行くな。行く時は、どこでも一緒だ」
ロワの必死な目を見て、しまったと悔やむ。そうだった。ロワを置いて一人で行動しちゃダメなんだ。
「ごめん。そういうつもりじゃなかったんだ。じゃあ、一緒に行こう。閣下には今日休むって伝えないとな」
「それはヨハネスに使いを頼もう。で、どこに行くつもりだったんだ?」
「死の砂漠だ」
「死の砂漠? あの最初の出口入り口があった場所か?」
俺はこくりと頷いた。
テレポートでジャンプしたその場所は、夕闇が忍び始めた夕刻だった。タイムラグがだいたい十時間ほど。
秋に入って、緑のない内陸部の砂漠は急速に気温が降下しつつあった。
夕日の残照と上って来た二つの月の光を浴びて、砂がきらきらと金色にきらめく。
そこは大きなクレーターが口を開けていた。
ロワが力任せに放った魔放で、この辺り一帯にあった遺跡も砂塵も消し飛んで、巨大な陥没ができた。
当時は底の部分に溶けた砂や鉱石が再結晶してガラス状になっていたが、この二年の間にだいぶ砂が積もったらしい。今では盛り上がった外輪に囲まれた平らな砂地になっている。
その中央部分に黒い人影が見えた。
俺を呼んでいるのは、おそらくあれだ。
俺はロワクレスとともに平らな窪みの中央に降りた。
青黒い肌のそれは人間の形をした違うものだ。無理やり人の姿を模倣したような、或いは人の形が崩れてしまったような、そんな歪な姿だった。
それでも頭部があり、一応目が二つ耳が二つ口が一つついている。位置も形もばらばらにばらけてはいるが、まあ、顔と言えないこともない。鼻は見当たらなかった。
きっと息もしていないのだろう。
「人が喰われた果ての魔獣か」
ロワクレスが眉を顰めて呟いた。
「俺を呼んでいたか?」
俺は元人間だったろうものに訊いた。
「お、おう、おおお、よ、呼ぶ、あああ、そ、そう、かも、しれな、い」
歯もないがらんどうの口を開いて、それはどうにか音節を出した。長い間の果てに、話し方も忘れてしまっていたかのような感じだった。
「す、スターヴァーが消えた。わかった。倒したものと、話したかった」
思い出してきたのか、口調がだんだん滑らかになってくる。
「わし、は、かつてこの地に栄えていた、王国の筆頭魔導士、じゃった」
それでは、何千年もの長い時を生きてきたのか。魔獣として。よく人としての意識を保っていられたな。すごい精神力だ。
そういえば、地底のそこで出口入り口のもう一方を守り続けていた者もいたっけな。ついに、崩れて消えてしまったけれど。
「スターヴァーを倒すことは、わしらには出来なんだ。どうにか地底に追いやった代償が、この砂漠じゃ」
魔獣となった魔導士はどこまでも続く広い砂漠を見回した。青黒い顔には表情が表われない。作り物の人形のように淡々として、感情がとてもフラットだ。
「この世界は陽の魔力が巡回し、極で地の中へと取り込まれる。地の奥、世界の中心にある核は陰の魔力で、陽は核の陰に取り込まれ、そこから新たな陽の魔力として地表を廻る。そうして、この世界は平衡が保たれるのじゃ」
地球を取り巻く磁力線みたいだな。エネルギーと魔力の違いはあるけれど、物事の基本は変わらないらしい。
「だが、この世界が生まれて間もない頃、魔力が二つに分離した。原因はわからん。何かのきっかけがあったのか。それとも自然の摂理だったのか。陽の魔力を喰らう陰の怪物が生まれた。スターヴァーの始まりじゃ。それは巨大に成長し続け、世界の均衡を脅かし始めた。そのままでは、やがて世界は滅ぶ」
ゆらゆらと魔獣――魔人の姿が不安定に揺らめいた。
「地底に封じはしたが、一時的な応急のものじゃ。いずれ、スターヴァーは再び地上へ現れる。生き残った魔導士の数は多くはなかったが、我々は、二手に分かれた。地底にて出口入り口を見張る者、地上へ残り、後の者に警告を遺す者」
「遺跡に魔法陣を描き、言葉を残したのは貴方がただったのですね。しかし、警告にしては、ずいぶん物騒な魔法陣では?」
ロワクレスが確かめるように言葉を繋いだ。
「始めはあのよう魔法陣ではなかった。守護と警告を与えるものだった。だが、長い年月の間に、魔獣となった我々はスターヴァーの一部として変質していく。ついには自我を喪失し、魔法陣を書き換えてしまう者が相次いだ。そんな彼らも一人一人、消耗して消えて行った」
そして、かつての魔導士は俺たちの方に向き直った。散らばった目が確かに俺たちを捉えて見つめている。
「おそらくは、わしが最後の者じゃろう。スターヴァーの最期を看ることができた。先に逝った者たちに、良い土産をもたらすことができる。ありがたいことじゃ」
口調は平坦なままだが、魔人は俺とロワに深々と頭を下げた。
「かつての王国の者たちと我ら魔導士たちの感謝を捧げる」
いつの間にか空には星が瞬いていた。その星と月の光の中で、魔人の身体がずいぶん薄くなっていることに気が付いた。
陽の魔力の地上では、陰の魔力の供給を受けずにいれば、自然に希薄に薄れ消えていくという。魔獣となった彼らは、大なり小なりスターヴァーの一部。それに依存する存在となるらしい。
「ずいぶん長いこと留まっていた。遺跡の古代文字の中に潜んでいれば、いくらかは保てていたが、外に出れば急速に失われていくのを感じる」
俺は消えて行こうとしている彼に急いで訊ねた。
「それは死ぬってことか? なんとかならないのか?」
「死ぬのではない。消えるだけだ。我々は感情を持たない。人ではないものだ。心というものもない。我々はただ在るだけ。スターヴァーと繋がりが絶たれれば、消えるのみだ。光や影と同じ現象のようなもの。砂でさえ実体はあるものだが、我々には実体すらもないのだ」
彼の身体はすっかり薄くなり、向こうに広がる砂漠と星が深まる夜の中でも見通せた。
輪郭もぼやけ、薄く薄く希薄になると、夜風がその残滓まで吹き飛ばして、消えてしまった。
しばらくその場に立ち尽くしていたが、やがて、ロワが思い切るように声を掛けた。
「シュン。砂漠の夜は冷える。そろそろ、帰ろうか」
「うん……」
なんとなく後ろ髪を引かれるような思いで、かつての大魔導士が立っていたところをもう一度振り返った。
「あ、ロワ。見て」
そこに、一つ。淡い緑の芽が、砂地から顔を出していた。
草も虫も、どんな生き物も住めない砂漠に、芽吹いた一葉。
「死の砂漠も、これから変わっていくのだろう」
「うん、うん。そうだね、ロワ」
なぜか、涙が出てきて止まらなくなった。
ロワに抱き締められて、背中を撫でられながら、わんわんと声を出して泣いた。
これまでのいろいろなものが、涙と一緒に流れ溶けていくような気がした。
いつまでも泣き続ける俺の背後で、小さな緑の芽が風に吹かれて揺れていた。
――第四章(最終編)悠久の時を越えて 完――
後記
とうとう完結しました。これも皆様のおかげです。ありがとうございます!
始めは第一章の「無窮を越えて」のみのつもりで書き始めました。皆様の励ましや温かい言葉に支えられ、第二章、第三章と、ついには番外編含めて、第四章最終編までもの長編を書き通すことができました。皆様の応援がなければ、とうていできなかったでしょう。ありがとうございます。
また、何かのご縁で、私の書き散らしたものなどお手を取られることもあるかもしれません。その節はどうぞ温かい目でよろしくお願い申し上げます。
その朝、出勤準備をするロワクレスに告げた。
「今日、一日時間をくれ」
ロワが不審そうに眉を寄せる。
「どうしたんだ? 何か急用でもあったか?」
俺はどう説明しようかと思い悩んだ。とにかく曖昧な感覚なのだ。言葉に表現しにくい。
「なんと言ったらいいのか。強いて言えば、呼ばれているんだ」
「呼ばれている? 誰に?」
「それも不明なんだ。でも、行ったほうがいいって気がする。なので、ちょい、行って来るな。閣下や団長には、今日、俺は休むって伝えてほしい」
腕をがしっと強い力で捕らわれた。振り払おうとしても振り払えないほどの強さで、少々どころか、かなり痛い。
「シュン。言ったろう。一人で行くな。私を置いて行くな。行く時は、どこでも一緒だ」
ロワの必死な目を見て、しまったと悔やむ。そうだった。ロワを置いて一人で行動しちゃダメなんだ。
「ごめん。そういうつもりじゃなかったんだ。じゃあ、一緒に行こう。閣下には今日休むって伝えないとな」
「それはヨハネスに使いを頼もう。で、どこに行くつもりだったんだ?」
「死の砂漠だ」
「死の砂漠? あの最初の出口入り口があった場所か?」
俺はこくりと頷いた。
テレポートでジャンプしたその場所は、夕闇が忍び始めた夕刻だった。タイムラグがだいたい十時間ほど。
秋に入って、緑のない内陸部の砂漠は急速に気温が降下しつつあった。
夕日の残照と上って来た二つの月の光を浴びて、砂がきらきらと金色にきらめく。
そこは大きなクレーターが口を開けていた。
ロワが力任せに放った魔放で、この辺り一帯にあった遺跡も砂塵も消し飛んで、巨大な陥没ができた。
当時は底の部分に溶けた砂や鉱石が再結晶してガラス状になっていたが、この二年の間にだいぶ砂が積もったらしい。今では盛り上がった外輪に囲まれた平らな砂地になっている。
その中央部分に黒い人影が見えた。
俺を呼んでいるのは、おそらくあれだ。
俺はロワクレスとともに平らな窪みの中央に降りた。
青黒い肌のそれは人間の形をした違うものだ。無理やり人の姿を模倣したような、或いは人の形が崩れてしまったような、そんな歪な姿だった。
それでも頭部があり、一応目が二つ耳が二つ口が一つついている。位置も形もばらばらにばらけてはいるが、まあ、顔と言えないこともない。鼻は見当たらなかった。
きっと息もしていないのだろう。
「人が喰われた果ての魔獣か」
ロワクレスが眉を顰めて呟いた。
「俺を呼んでいたか?」
俺は元人間だったろうものに訊いた。
「お、おう、おおお、よ、呼ぶ、あああ、そ、そう、かも、しれな、い」
歯もないがらんどうの口を開いて、それはどうにか音節を出した。長い間の果てに、話し方も忘れてしまっていたかのような感じだった。
「す、スターヴァーが消えた。わかった。倒したものと、話したかった」
思い出してきたのか、口調がだんだん滑らかになってくる。
「わし、は、かつてこの地に栄えていた、王国の筆頭魔導士、じゃった」
それでは、何千年もの長い時を生きてきたのか。魔獣として。よく人としての意識を保っていられたな。すごい精神力だ。
そういえば、地底のそこで出口入り口のもう一方を守り続けていた者もいたっけな。ついに、崩れて消えてしまったけれど。
「スターヴァーを倒すことは、わしらには出来なんだ。どうにか地底に追いやった代償が、この砂漠じゃ」
魔獣となった魔導士はどこまでも続く広い砂漠を見回した。青黒い顔には表情が表われない。作り物の人形のように淡々として、感情がとてもフラットだ。
「この世界は陽の魔力が巡回し、極で地の中へと取り込まれる。地の奥、世界の中心にある核は陰の魔力で、陽は核の陰に取り込まれ、そこから新たな陽の魔力として地表を廻る。そうして、この世界は平衡が保たれるのじゃ」
地球を取り巻く磁力線みたいだな。エネルギーと魔力の違いはあるけれど、物事の基本は変わらないらしい。
「だが、この世界が生まれて間もない頃、魔力が二つに分離した。原因はわからん。何かのきっかけがあったのか。それとも自然の摂理だったのか。陽の魔力を喰らう陰の怪物が生まれた。スターヴァーの始まりじゃ。それは巨大に成長し続け、世界の均衡を脅かし始めた。そのままでは、やがて世界は滅ぶ」
ゆらゆらと魔獣――魔人の姿が不安定に揺らめいた。
「地底に封じはしたが、一時的な応急のものじゃ。いずれ、スターヴァーは再び地上へ現れる。生き残った魔導士の数は多くはなかったが、我々は、二手に分かれた。地底にて出口入り口を見張る者、地上へ残り、後の者に警告を遺す者」
「遺跡に魔法陣を描き、言葉を残したのは貴方がただったのですね。しかし、警告にしては、ずいぶん物騒な魔法陣では?」
ロワクレスが確かめるように言葉を繋いだ。
「始めはあのよう魔法陣ではなかった。守護と警告を与えるものだった。だが、長い年月の間に、魔獣となった我々はスターヴァーの一部として変質していく。ついには自我を喪失し、魔法陣を書き換えてしまう者が相次いだ。そんな彼らも一人一人、消耗して消えて行った」
そして、かつての魔導士は俺たちの方に向き直った。散らばった目が確かに俺たちを捉えて見つめている。
「おそらくは、わしが最後の者じゃろう。スターヴァーの最期を看ることができた。先に逝った者たちに、良い土産をもたらすことができる。ありがたいことじゃ」
口調は平坦なままだが、魔人は俺とロワに深々と頭を下げた。
「かつての王国の者たちと我ら魔導士たちの感謝を捧げる」
いつの間にか空には星が瞬いていた。その星と月の光の中で、魔人の身体がずいぶん薄くなっていることに気が付いた。
陽の魔力の地上では、陰の魔力の供給を受けずにいれば、自然に希薄に薄れ消えていくという。魔獣となった彼らは、大なり小なりスターヴァーの一部。それに依存する存在となるらしい。
「ずいぶん長いこと留まっていた。遺跡の古代文字の中に潜んでいれば、いくらかは保てていたが、外に出れば急速に失われていくのを感じる」
俺は消えて行こうとしている彼に急いで訊ねた。
「それは死ぬってことか? なんとかならないのか?」
「死ぬのではない。消えるだけだ。我々は感情を持たない。人ではないものだ。心というものもない。我々はただ在るだけ。スターヴァーと繋がりが絶たれれば、消えるのみだ。光や影と同じ現象のようなもの。砂でさえ実体はあるものだが、我々には実体すらもないのだ」
彼の身体はすっかり薄くなり、向こうに広がる砂漠と星が深まる夜の中でも見通せた。
輪郭もぼやけ、薄く薄く希薄になると、夜風がその残滓まで吹き飛ばして、消えてしまった。
しばらくその場に立ち尽くしていたが、やがて、ロワが思い切るように声を掛けた。
「シュン。砂漠の夜は冷える。そろそろ、帰ろうか」
「うん……」
なんとなく後ろ髪を引かれるような思いで、かつての大魔導士が立っていたところをもう一度振り返った。
「あ、ロワ。見て」
そこに、一つ。淡い緑の芽が、砂地から顔を出していた。
草も虫も、どんな生き物も住めない砂漠に、芽吹いた一葉。
「死の砂漠も、これから変わっていくのだろう」
「うん、うん。そうだね、ロワ」
なぜか、涙が出てきて止まらなくなった。
ロワに抱き締められて、背中を撫でられながら、わんわんと声を出して泣いた。
これまでのいろいろなものが、涙と一緒に流れ溶けていくような気がした。
いつまでも泣き続ける俺の背後で、小さな緑の芽が風に吹かれて揺れていた。
――第四章(最終編)悠久の時を越えて 完――
後記
とうとう完結しました。これも皆様のおかげです。ありがとうございます!
始めは第一章の「無窮を越えて」のみのつもりで書き始めました。皆様の励ましや温かい言葉に支えられ、第二章、第三章と、ついには番外編含めて、第四章最終編までもの長編を書き通すことができました。皆様の応援がなければ、とうていできなかったでしょう。ありがとうございます。
また、何かのご縁で、私の書き散らしたものなどお手を取られることもあるかもしれません。その節はどうぞ温かい目でよろしくお願い申し上げます。
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ありがとうございました。(^▽^)
色々な作品を読んできましたが、トップクラスで最高に面白かったです!!
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ござる様。ご感想をありがとうございます!
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(^▽^)