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第四章(最終編)悠久の時を越えて
7 ロワを捜して
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《シュン視点》
ロワが消えた地点に戻った俺は、まず一番近くにある集落の上空へジャンプした。星が瞬く夜空の地平線がうっすらと闇の色を薄め始めていた。夜明け前のひんやりとした大気が涼しい風を運ぶ。
さすがに住人達もまだ目覚めていないことを確かめて、村の中に見つけたポイントへとテレポートした。物陰の闇に隠れて、テレパシーの触手を伸ばす。
ロワの思考に触れればもちろん、彼のことを少しでも匂わせる思考はないかと探りを入れた。当たりもかすりもしなかったが、一度で見つけられるとは思っていないので落胆はない。
捜索のポイントにしているのは二点。人一人を遠隔操作で転移させるにはかなり大きな魔力と精度が必要なはず。なので、ロワを連れ去った奴はかなりの大きな魔力を扱える魔術師の可能性が高いこと。もう一つは、転移の効率は距離に反比例すること。この辺はテレポートの照準と似たようなものだろう。
なので、近場の集落から順に当たって行くのが穏当だ。そこで魔術師の噂やら地域の情報を拾えれば良い。
とりあえず住人が起きだすまでの僅かな時間を睡眠に当てるべく、俺は壁と物に囲まれた暗がりで膝を抱えた。
にょきにょきと高く育った木々の間から覗く太陽は中天から西に傾きつつあった。茂る枝葉で遮られてさえ、夏を迎える日差しの熱は強い。身を潜めた物陰は風の通りが悪く、じとりと汗ばむ熱に着ている服のボタンをはずした。薄手のシャツだが、きっちりとした織りのテスニア製の生地は亜熱帯の土地向きではなかった。
はだけた胸にあったはずの赤い痕跡が消えているのを見つけ、思わず眉を下げる。ロワクレスがここに印をつけてくれたのは昨夜だ。まだ一日経っていない。
俺の身体は人為的に身体強化されているから、こうした軽いものはすぐに治ってしまうのだ。ロワクレスが意図して魔力を込めて痕を残そうとしない限りは。それでも三日で消える。贅沢だとはわかっているが、こんな時はちょっと自分の特殊な体が恨めしい。
「ロワ。どうしているかな? ひどい目に遭っていなければいいけど。会いたい……」
ロワ恋しさにズーンと落ち込みそうになって、慌てて頭を振った。ロワに早く会いたかったら、もっと集中しなければ!
改めて集落を網羅するようにテレパシーの触手を伸ばした。ここは探索を始めて五つ目の集落。
豊かな森や荒れた山の間に隠れるように、或いは守られるようにして小さな集落が点在している。種族や同族単位で身を寄せ合うようにして暮らしていた。それがこちらの大陸の社会形態らしい。テスニア王国がある大陸とはだいぶ違っている。
それを生み出した原因が、鬱蒼と茂る密林や大陸を細かく寸断するような山や川、我が物顔で闊歩する魔物や魔獣の存在ばかりではないだろう。
こちらの――簡易に東大陸と呼ぼう――の半分ほどを占める死の砂漠の存在が示唆するもの。遥か昔、全ての生物たちを脅かしたスターヴァ―に蹂躙された大陸だった。その恐怖の記憶が、今でもこの土地に住む彼らを怯えさせているのかもしれない。
たわいのない日常の雑多な思考の中を掻き分けるようにして、有益な情報を漁った。許容をはるかに超えて押し寄せて来る大量の有象無象を、頭痛をこらえながら辛抱強く処理していく。そして僅かな断片のような情報を一つでも拾えれば、運がいい。
何万、何百万という思考から有益な情報を探り出していたかつての仕事よりはずっと楽なものだ。しかも全く異質な思考をする非ヒューマノイド相手だった。
俺は再度頭を振って過去の記憶を振り払った。対象の数こそは少ないが、切羽詰まった焦りはあの頃の比ではない。
――集中しろ!
「! 王国?」
大きなキーワードを拾った。ここからずっと先の海に、王国があるらしい。
(特注品を届けるんだと酒の話に言ってただよ。大きい商いだと、息まいてただ)
(帰りは別の道を行くと言ってんで、ここは通らないべ)
(……が、もう少し欲しかったんだよ。今度、いつ来るかいな)
点在する集落を繋ぐように、幾人かの行商人が巡っていることはこれまでの集落ででも掴んでいる。その行商人が王国へも行く事を喋ったと。
東大陸で、王国と呼ぶ規模の社会構成は珍しい。そこならば、魔術師の数も揃えていることだろう。俺は王国の情報をさらに集中して探ることにした。
俺は件の行商人を追うような形で、集落を辿って行く。足取りは南からやや西寄りへと向かっていた。川幅が広がって流れが緩やかになり、植生も変わり、海が近いことがわかってくる。行商人は遠方から大きな荷を運んで来たらしく、しばらくたっているにも関わらず、まだ口の端に上るくらいには目立っていた。
海岸沿いの集落では、魔術師やら魔力やらの話も零れた。この先に陸繋島となった島国があるということだ。
かつては完全な島だったものが、大昔の大地を揺るがす天変地異でこちらの大陸と陸橋で繋がったらしい。その陸橋を通って、行商人や海岸の村などとも交流があるようだ。
昔の天変地異とは、スターヴァ―を地底に押し込め、東大陸の半分を砂漠と化した先人の戦いのことかもしれない。
まだ、ロワクレスの思考はキャッチできない。胸の中に沸き上がる不安を押し込めて、俺は王国があるというその島にジャンプした。
ロワが消えた地点に戻った俺は、まず一番近くにある集落の上空へジャンプした。星が瞬く夜空の地平線がうっすらと闇の色を薄め始めていた。夜明け前のひんやりとした大気が涼しい風を運ぶ。
さすがに住人達もまだ目覚めていないことを確かめて、村の中に見つけたポイントへとテレポートした。物陰の闇に隠れて、テレパシーの触手を伸ばす。
ロワの思考に触れればもちろん、彼のことを少しでも匂わせる思考はないかと探りを入れた。当たりもかすりもしなかったが、一度で見つけられるとは思っていないので落胆はない。
捜索のポイントにしているのは二点。人一人を遠隔操作で転移させるにはかなり大きな魔力と精度が必要なはず。なので、ロワを連れ去った奴はかなりの大きな魔力を扱える魔術師の可能性が高いこと。もう一つは、転移の効率は距離に反比例すること。この辺はテレポートの照準と似たようなものだろう。
なので、近場の集落から順に当たって行くのが穏当だ。そこで魔術師の噂やら地域の情報を拾えれば良い。
とりあえず住人が起きだすまでの僅かな時間を睡眠に当てるべく、俺は壁と物に囲まれた暗がりで膝を抱えた。
にょきにょきと高く育った木々の間から覗く太陽は中天から西に傾きつつあった。茂る枝葉で遮られてさえ、夏を迎える日差しの熱は強い。身を潜めた物陰は風の通りが悪く、じとりと汗ばむ熱に着ている服のボタンをはずした。薄手のシャツだが、きっちりとした織りのテスニア製の生地は亜熱帯の土地向きではなかった。
はだけた胸にあったはずの赤い痕跡が消えているのを見つけ、思わず眉を下げる。ロワクレスがここに印をつけてくれたのは昨夜だ。まだ一日経っていない。
俺の身体は人為的に身体強化されているから、こうした軽いものはすぐに治ってしまうのだ。ロワクレスが意図して魔力を込めて痕を残そうとしない限りは。それでも三日で消える。贅沢だとはわかっているが、こんな時はちょっと自分の特殊な体が恨めしい。
「ロワ。どうしているかな? ひどい目に遭っていなければいいけど。会いたい……」
ロワ恋しさにズーンと落ち込みそうになって、慌てて頭を振った。ロワに早く会いたかったら、もっと集中しなければ!
改めて集落を網羅するようにテレパシーの触手を伸ばした。ここは探索を始めて五つ目の集落。
豊かな森や荒れた山の間に隠れるように、或いは守られるようにして小さな集落が点在している。種族や同族単位で身を寄せ合うようにして暮らしていた。それがこちらの大陸の社会形態らしい。テスニア王国がある大陸とはだいぶ違っている。
それを生み出した原因が、鬱蒼と茂る密林や大陸を細かく寸断するような山や川、我が物顔で闊歩する魔物や魔獣の存在ばかりではないだろう。
こちらの――簡易に東大陸と呼ぼう――の半分ほどを占める死の砂漠の存在が示唆するもの。遥か昔、全ての生物たちを脅かしたスターヴァ―に蹂躙された大陸だった。その恐怖の記憶が、今でもこの土地に住む彼らを怯えさせているのかもしれない。
たわいのない日常の雑多な思考の中を掻き分けるようにして、有益な情報を漁った。許容をはるかに超えて押し寄せて来る大量の有象無象を、頭痛をこらえながら辛抱強く処理していく。そして僅かな断片のような情報を一つでも拾えれば、運がいい。
何万、何百万という思考から有益な情報を探り出していたかつての仕事よりはずっと楽なものだ。しかも全く異質な思考をする非ヒューマノイド相手だった。
俺は再度頭を振って過去の記憶を振り払った。対象の数こそは少ないが、切羽詰まった焦りはあの頃の比ではない。
――集中しろ!
「! 王国?」
大きなキーワードを拾った。ここからずっと先の海に、王国があるらしい。
(特注品を届けるんだと酒の話に言ってただよ。大きい商いだと、息まいてただ)
(帰りは別の道を行くと言ってんで、ここは通らないべ)
(……が、もう少し欲しかったんだよ。今度、いつ来るかいな)
点在する集落を繋ぐように、幾人かの行商人が巡っていることはこれまでの集落ででも掴んでいる。その行商人が王国へも行く事を喋ったと。
東大陸で、王国と呼ぶ規模の社会構成は珍しい。そこならば、魔術師の数も揃えていることだろう。俺は王国の情報をさらに集中して探ることにした。
俺は件の行商人を追うような形で、集落を辿って行く。足取りは南からやや西寄りへと向かっていた。川幅が広がって流れが緩やかになり、植生も変わり、海が近いことがわかってくる。行商人は遠方から大きな荷を運んで来たらしく、しばらくたっているにも関わらず、まだ口の端に上るくらいには目立っていた。
海岸沿いの集落では、魔術師やら魔力やらの話も零れた。この先に陸繋島となった島国があるということだ。
かつては完全な島だったものが、大昔の大地を揺るがす天変地異でこちらの大陸と陸橋で繋がったらしい。その陸橋を通って、行商人や海岸の村などとも交流があるようだ。
昔の天変地異とは、スターヴァ―を地底に押し込め、東大陸の半分を砂漠と化した先人の戦いのことかもしれない。
まだ、ロワクレスの思考はキャッチできない。胸の中に沸き上がる不安を押し込めて、俺は王国があるというその島にジャンプした。
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