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間章 ロワクレスとシュンの一日
デート大作戦 その一
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《ブルナグム視点》
俺たち第二騎士隊は未曽有の危機を迎えていた。別に他国が攻めて来たわけではない。魔獣が大挙して押し寄せてきたわけでもない。セネルス国と協定が結ばれつつある現在、王国はかつてなかったほど平穏な時を迎えている。
だが!
我ら第二騎士隊にとって、むしろその方が数倍は良かった。
だって!
隊長が、ロワクレス隊長が怖いのだ!
これまでになく、物凄く怖いのだ!
セネルスから戻る道中はずっと機嫌が良かった。王都に戻っても最初の二日ほどは、まだましだった。
だが、その後、一日ごとに、隊長の機嫌がどんどん悪くなっていく。氷点下を越え、今では氷鉄の騎士さながらに、半径五メートルも近づいたら隊長の冷気に当てられて氷漬けになり粉々に砕けそうな勢いだった。
執務室に足を踏み入れるのも怖い。極力何とか行かないで済ませようとするのだが、どうしても行かざるを得ない用事って、こんな時に限ってやけに多い。
ノックして、
「入るっ……す……」
恐る恐る静かに入ると、ロワ隊長のすわった目がぎろりと向けられる。氷よりも鋭く冷たい鋼鉄の視線の矢に俺の繊細な心臓は一撃で凍り付いた。粉砕された心臓が苦痛で悲鳴を上げる。
「なんだ?」
だから、用があるんっす。俺は涙目を堪えながら隊長の眼から発射されるエネルギービーム――シュン君からそういう怖いものがあるって聞いたっす――を掻い潜って、シュン君のところへどうにか辿り着く。歩数でいったらせいぜい五歩くらいなのに、なぜかすごく遠いっす。
気づいて顔を上げたシュン君に書類の束を渡そうとすると、隊長から不穏な気配を帯びた声が低く響いた。
「これ以上、シュンの仕事を増やすな。私にみせろ」
「ひえっ!」
飛び上がりそうになる身体をどうにか押さえて、ゆっくりと隊長のほうへ向き直る。ギ、ギ、ギ。油の切れたゼンマイみたいにぎごちなく身体が動いた。
不機嫌満載の隊長が、ほら、寄こせと机の上に手を出している。俺は泣きそうだった。泣いていいっすよね?
怖々と書類を隊長に差し出す。手がぶるぶる震えて止まらない。
「ずいぶん多いな?」
地獄の底から這い上がってくるような低―い声。
恐がって執務室に入れなかった隊員たちから預かっている分もあるから、けっこうな量になっていた。
「申請とか報告を預かってきたっす。お願いしまっす」
おっかなびっくりがいけなかった。隊長の手に触れた途端に、書類は崩壊して机の上に落ちてばらけた。
「うわ! すみませんっす!」
限界だった。俺は書類をとりあえず渡したってことにして執務室から逃げ出した。
バタンと閉めた扉を背にぜいぜいと息をつく俺を、隊員たちが廊下の隅っこから見ている。申し訳ないって思うんなら、自分で出して来いよ! 寿命が十年は縮んだっす!
シュン君はあの中にいて、何ともないんだろうか? 勇者っす。
訓練でも、氷鉄の騎士は健在で。
俺が気持ちよくどら声を張り上げて剣での訓練を指揮していると、回廊側のほうからぴしっと緊張感が伝わると同時にしんと静まり返った。
振り返らなくても判る。あれが近づいてくるのだ。その歩みと一緒に、汗を流して元気に稽古に励んでいたはずの訓練場が冷え冷えと固まっていく。
もう針が一本落ちたって聞こえそうな凍てつき方だ。
嫌々視線を巡らせると、固まって動かなくなってしまった隊員たちの間を隊長が無表情のままやってくる。
「休憩か?」
「打ち合い再開!」
俺は掠れそうになる喉を励まして号令を出した。
「お、おう……」
何とか声を絞り出して応えた隊員たちがぎくしゃくと訓練を再開する。手と足が操り人形みたいにばらばらで変な動きだ。
カシャーン!
ガランガラン!
どて!
決して落としちゃいけない剣をぽろぽろ落とすわ、盾がひっくり返るわ、尻もちつくわ。
うわっ、廊下側の手すりを越えてひっくり返った。器用っすね。
なんでわざわざ馬の水桶に嵌るかな?
騎士隊とは思えぬ失敗のオンパレード大公開っす。新人兵士だってそんなヘマやらないっすよ。
俺、泣くぞ……。もう、泣いちゃうぞ!
あああ、隊長の周りの温度がまたまた下がったっす。ダイヤモンドダストがきらきらと舞ってるっす。
隊長が口を開く前に、俺は慌てて怒鳴った。
「全員、ただちに外回り十周! 駆け足、始め!」
誰もが剣をがしゃがしゃと放り出して後も見ずに飛び出して行った。隊長が去るまで、しばらく帰ってくるなよー。
***
俺と騎士隊分隊長とその副官も集まって緊急会議を開いた。もちろんロワクレス隊長には秘密だ。
「もう、俺これ以上もたない! 胃に穴が開く!」
「隊長の顔、夢にも見るんだ! 恐怖に叫んで目が覚めることが何回あるか」
「俺はロド治療師に精神安定剤処方してもらったぜ」
俺だってもう限界っす。めっきり食欲もなくなって、これまで五回お替りしていたのに、二回しかお替りできなくなっちゃったっす。
ぐちぐちと泣きごとが零れているが、それでも誰も騎士隊を辞めたいと言う奴はいなかった。隊長に怯えてはいても、みんな隊長に憧れ敬愛しているのだ。
「隊長の不機嫌って、ずばり! シュン君のせいですよね!」
第一部隊部隊長ゴードンの有能な副官アシュレイが、人差し指を立てて断言してきた。騎士としてより事務官としての才能のほうが際立つ男で、もう少し胆が太かったら隊長の補佐に推薦したいくらいの人材だ。
だが、彼は隊長にはビビりまくっており、穏やかな性質のゴードンと相性がいい。ゴードンは見かけは灰色熊みたいな大男だが性質は優しいのだ。
「シュン君? 彼、何か怒らせるようなことしたのか?」
ゴードンが小さな目をぱちぱちしながら訊いてきた。
「違いますよ。ゴードン、あんたの眼はお飾りですか? シュン君がずっと物凄い勢いで仕事してるからですよ」
「それでなんで機嫌が悪くなるんだ? むしろ、喜ぶだろう?」
「わかってないなあ。あんたらしいって言えばあんたらしいんですがね」
アシュレイが頭をフルフルと振ったので、肩の上で切りそろえた水色の髪がさらさらと揺れた。
二人の相変わらずの掛け合い漫才は面白いのだが、今はそれを楽しむゆとりもない。
「そう言えば、シュン君、家にも帰ってなさそうっすね」
俺が同意すると、アシュレイが食いついてきた。
「そうでしょう! そうでしょう! 隊長の不機嫌は、それですよ!」
「それがなんでだ?」
まだ納得していないゴードンを無視して、アシュレイは立ち上って宣言した。
「我々の心の平安のために、一丸となって事にあたるべきです! ミッション名はデート大作戦!」
「デート大作戦?!」
俺を始めみんなが一斉に声を上げた。
俺たち第二騎士隊は未曽有の危機を迎えていた。別に他国が攻めて来たわけではない。魔獣が大挙して押し寄せてきたわけでもない。セネルス国と協定が結ばれつつある現在、王国はかつてなかったほど平穏な時を迎えている。
だが!
我ら第二騎士隊にとって、むしろその方が数倍は良かった。
だって!
隊長が、ロワクレス隊長が怖いのだ!
これまでになく、物凄く怖いのだ!
セネルスから戻る道中はずっと機嫌が良かった。王都に戻っても最初の二日ほどは、まだましだった。
だが、その後、一日ごとに、隊長の機嫌がどんどん悪くなっていく。氷点下を越え、今では氷鉄の騎士さながらに、半径五メートルも近づいたら隊長の冷気に当てられて氷漬けになり粉々に砕けそうな勢いだった。
執務室に足を踏み入れるのも怖い。極力何とか行かないで済ませようとするのだが、どうしても行かざるを得ない用事って、こんな時に限ってやけに多い。
ノックして、
「入るっ……す……」
恐る恐る静かに入ると、ロワ隊長のすわった目がぎろりと向けられる。氷よりも鋭く冷たい鋼鉄の視線の矢に俺の繊細な心臓は一撃で凍り付いた。粉砕された心臓が苦痛で悲鳴を上げる。
「なんだ?」
だから、用があるんっす。俺は涙目を堪えながら隊長の眼から発射されるエネルギービーム――シュン君からそういう怖いものがあるって聞いたっす――を掻い潜って、シュン君のところへどうにか辿り着く。歩数でいったらせいぜい五歩くらいなのに、なぜかすごく遠いっす。
気づいて顔を上げたシュン君に書類の束を渡そうとすると、隊長から不穏な気配を帯びた声が低く響いた。
「これ以上、シュンの仕事を増やすな。私にみせろ」
「ひえっ!」
飛び上がりそうになる身体をどうにか押さえて、ゆっくりと隊長のほうへ向き直る。ギ、ギ、ギ。油の切れたゼンマイみたいにぎごちなく身体が動いた。
不機嫌満載の隊長が、ほら、寄こせと机の上に手を出している。俺は泣きそうだった。泣いていいっすよね?
怖々と書類を隊長に差し出す。手がぶるぶる震えて止まらない。
「ずいぶん多いな?」
地獄の底から這い上がってくるような低―い声。
恐がって執務室に入れなかった隊員たちから預かっている分もあるから、けっこうな量になっていた。
「申請とか報告を預かってきたっす。お願いしまっす」
おっかなびっくりがいけなかった。隊長の手に触れた途端に、書類は崩壊して机の上に落ちてばらけた。
「うわ! すみませんっす!」
限界だった。俺は書類をとりあえず渡したってことにして執務室から逃げ出した。
バタンと閉めた扉を背にぜいぜいと息をつく俺を、隊員たちが廊下の隅っこから見ている。申し訳ないって思うんなら、自分で出して来いよ! 寿命が十年は縮んだっす!
シュン君はあの中にいて、何ともないんだろうか? 勇者っす。
訓練でも、氷鉄の騎士は健在で。
俺が気持ちよくどら声を張り上げて剣での訓練を指揮していると、回廊側のほうからぴしっと緊張感が伝わると同時にしんと静まり返った。
振り返らなくても判る。あれが近づいてくるのだ。その歩みと一緒に、汗を流して元気に稽古に励んでいたはずの訓練場が冷え冷えと固まっていく。
もう針が一本落ちたって聞こえそうな凍てつき方だ。
嫌々視線を巡らせると、固まって動かなくなってしまった隊員たちの間を隊長が無表情のままやってくる。
「休憩か?」
「打ち合い再開!」
俺は掠れそうになる喉を励まして号令を出した。
「お、おう……」
何とか声を絞り出して応えた隊員たちがぎくしゃくと訓練を再開する。手と足が操り人形みたいにばらばらで変な動きだ。
カシャーン!
ガランガラン!
どて!
決して落としちゃいけない剣をぽろぽろ落とすわ、盾がひっくり返るわ、尻もちつくわ。
うわっ、廊下側の手すりを越えてひっくり返った。器用っすね。
なんでわざわざ馬の水桶に嵌るかな?
騎士隊とは思えぬ失敗のオンパレード大公開っす。新人兵士だってそんなヘマやらないっすよ。
俺、泣くぞ……。もう、泣いちゃうぞ!
あああ、隊長の周りの温度がまたまた下がったっす。ダイヤモンドダストがきらきらと舞ってるっす。
隊長が口を開く前に、俺は慌てて怒鳴った。
「全員、ただちに外回り十周! 駆け足、始め!」
誰もが剣をがしゃがしゃと放り出して後も見ずに飛び出して行った。隊長が去るまで、しばらく帰ってくるなよー。
***
俺と騎士隊分隊長とその副官も集まって緊急会議を開いた。もちろんロワクレス隊長には秘密だ。
「もう、俺これ以上もたない! 胃に穴が開く!」
「隊長の顔、夢にも見るんだ! 恐怖に叫んで目が覚めることが何回あるか」
「俺はロド治療師に精神安定剤処方してもらったぜ」
俺だってもう限界っす。めっきり食欲もなくなって、これまで五回お替りしていたのに、二回しかお替りできなくなっちゃったっす。
ぐちぐちと泣きごとが零れているが、それでも誰も騎士隊を辞めたいと言う奴はいなかった。隊長に怯えてはいても、みんな隊長に憧れ敬愛しているのだ。
「隊長の不機嫌って、ずばり! シュン君のせいですよね!」
第一部隊部隊長ゴードンの有能な副官アシュレイが、人差し指を立てて断言してきた。騎士としてより事務官としての才能のほうが際立つ男で、もう少し胆が太かったら隊長の補佐に推薦したいくらいの人材だ。
だが、彼は隊長にはビビりまくっており、穏やかな性質のゴードンと相性がいい。ゴードンは見かけは灰色熊みたいな大男だが性質は優しいのだ。
「シュン君? 彼、何か怒らせるようなことしたのか?」
ゴードンが小さな目をぱちぱちしながら訊いてきた。
「違いますよ。ゴードン、あんたの眼はお飾りですか? シュン君がずっと物凄い勢いで仕事してるからですよ」
「それでなんで機嫌が悪くなるんだ? むしろ、喜ぶだろう?」
「わかってないなあ。あんたらしいって言えばあんたらしいんですがね」
アシュレイが頭をフルフルと振ったので、肩の上で切りそろえた水色の髪がさらさらと揺れた。
二人の相変わらずの掛け合い漫才は面白いのだが、今はそれを楽しむゆとりもない。
「そう言えば、シュン君、家にも帰ってなさそうっすね」
俺が同意すると、アシュレイが食いついてきた。
「そうでしょう! そうでしょう! 隊長の不機嫌は、それですよ!」
「それがなんでだ?」
まだ納得していないゴードンを無視して、アシュレイは立ち上って宣言した。
「我々の心の平安のために、一丸となって事にあたるべきです! ミッション名はデート大作戦!」
「デート大作戦?!」
俺を始めみんなが一斉に声を上げた。
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