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最終話[裏切り]
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「え……これって……。」
「どうだ霊座?すごいだろ?」
その光景が目に入って霊座は絶望した。そう。その光景とは。"焼け野原となった"霊座の町だった。
「嘘…なんでこんなことに…。」
「霊座お前がやったんだよ。クハハハハ!」
志郎がそう笑うと片方の翼が生えるそれは…禍々しく、黒い翼だった。
「志郎…堕天使だったの…?」
「今更か?遅いな。そうだよ俺は堕天使だよ!そしてその囁きに乗ってお前はこの町を滅ぼしたんだよ!家族もろともな!」
「なんで…なんで…なんで裏切ったんだよ!!!!!!」
さっきまで震えていた霊座の声は怒りに変わっていた。
「裏切った?俺は元々お前の"親友ごっこ"に付き合ってたんだよ。」
「嘘って…嘘っていってよ志郎……。」
「嘘じゃない。そしてお前はもう天使じゃない。こんなことをして天使でいられるか?」
「う……あ……あ…あ…あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
霊座はその場に泣き崩れる。
それから1周間後、この事件の犯人は霊座と志郎と判断され、志郎は死刑、霊座は天界追放となった。
「………。」
霊座の翼は片方が白、もう片方が黒と、いわゆる堕天使となった。
「…天界の日々…楽しかったけど辛かった…。また戻りたい。」
「だけどもう堕天使…戻れるはずがない…。」
「だから…俺は………。」
「"堕天使としてこの一生を生きる!"」
その後霊座は魔界と王になり新たな人生を歩んだ。
"数々の屍を気づき上げながら"
「どうだ霊座?すごいだろ?」
その光景が目に入って霊座は絶望した。そう。その光景とは。"焼け野原となった"霊座の町だった。
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志郎がそう笑うと片方の翼が生えるそれは…禍々しく、黒い翼だった。
「志郎…堕天使だったの…?」
「今更か?遅いな。そうだよ俺は堕天使だよ!そしてその囁きに乗ってお前はこの町を滅ぼしたんだよ!家族もろともな!」
「なんで…なんで…なんで裏切ったんだよ!!!!!!」
さっきまで震えていた霊座の声は怒りに変わっていた。
「裏切った?俺は元々お前の"親友ごっこ"に付き合ってたんだよ。」
「嘘って…嘘っていってよ志郎……。」
「嘘じゃない。そしてお前はもう天使じゃない。こんなことをして天使でいられるか?」
「う……あ……あ…あ…あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
霊座はその場に泣き崩れる。
それから1周間後、この事件の犯人は霊座と志郎と判断され、志郎は死刑、霊座は天界追放となった。
「………。」
霊座の翼は片方が白、もう片方が黒と、いわゆる堕天使となった。
「…天界の日々…楽しかったけど辛かった…。また戻りたい。」
「だけどもう堕天使…戻れるはずがない…。」
「だから…俺は………。」
「"堕天使としてこの一生を生きる!"」
その後霊座は魔界と王になり新たな人生を歩んだ。
"数々の屍を気づき上げながら"
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