115 / 116
大和くんとの出会い17
しおりを挟む
幸せいっぱいの年越しからも大和くんとは毎日欠かすことなく何時間も電話していた。
お出かけの予定はまだ未定。
最近の大和くんは電話中に怖がらせてきたり、変な嘘をついたりして私をからかうことにハマってるみたい。
私は何でも信じてしまうから毎回騙されては「もうやめてよー!」って怒っていた。
結構本気でビビることもしばしば。
怒る度に「また騙されたー!」って言いながら爆笑する大和くん。
でも実はそんなやり取りも結構楽しくて、騙されたと分かれば怒ってるのは口だけ。
顔は緩みまくりで終始ニヤニヤしてる私。
大学でもよく会っていたけど、お互い仲良いグループが全然違うから挨拶程度しかできなくて、
お互い1人で夜遅くまで残っているときだけ
一緒の机で研究を進めたりしていた。
お出かけしたいなーと思いつつも自分から誘えない。
そんな悶々とした気持ちを友達に相談すると
「みゆから誘えばいいじゃん!」
「無理だよー。恥ずかしい。」
「毎日電話してて今さら何言ってんの?笑」
「電話も私からは中々かけれないもん。」
「え、今も大和くんから電話くるの待ってるの?」
「うん。基本は。」
「だったら何も考えず誘いなよ!はい、みゆ携帯出して?」
「携帯?どうぞ!」
「今すぐ大和くんに連絡!」
「えー、、何て言えばいいの?」
「最近ご飯行ってんの?」
「最近は行けてないかも。研究忙しいっぽい。」
「じゃあとりあえずご飯誘いなよ!てかまだ時間早いから今日誘ってみたら?」
「えー、、急だし断られたらどうしよう。。」
「今さら急とか気にする仲じゃないでしょ笑」
友達に促されて連絡してみることに。
こんなに毎日連絡取り合ってても、いまだに私から連絡することはほとんどないからすごくドキドキする。
『大和くん!今日ご飯行かない?』
送信完了。
「すぐ返信来るといいね!」
「うん。ありがとう!」
返信いつ来るかなー?って何回も何回も携帯を確認しちゃう。
数十分後に返信があった。
急いで内容を確認すると
『今日は無理!』
ちーん、、、、、、。。
「ねー無理だって。。涙」
「まじ?何て来たの?」
大和くんの返事を見せる。
「大和くん冷たいねー、、」
「はぁ。やっぱり送らなきゃ良かった。。」
「行動したことに意味がある!みゆよく頑張った!」
「ありがとう。。」
「じゃあ今日はうちらとご飯行こう!」
「ありがとうううう!!涙」
やっぱり周りにいてくれる友達が大好きだ!
その日の夜もいつも通り電話が鳴って、相手はもちろん大和くんで。
「、、もしもし?」
って少し気まずそうに出たら
「みゆちゃんお疲れーい!」
って何事もなかったようないつもと変わらない大和くん。
「今日何してたのー?」
あなたがそれを聞きますか?笑
「ナツキ達とご飯行ってたよ!」
「そっか!楽しかった?」
「うん!めっちゃ楽しかった!」
「良かったじゃん!てかさ~、、、、」
その後すぐ別の話になってまた何時間も電話した。
ご飯断ったこと何とも思ってないのか!?
ごめんね位言ってくれてもいいのにー!って思いつつ、こういうことでは怒れないんだよなぁ。
イマイチ掴みどころがない所も多々ある大和くん。
好きになってしまったら振り回されまくってしまう恋愛初心者の私。
今日みたいに誘いを断られて落ち込んだり泣いてしまうこともたまにあるけど、、
毎日のこの電話の時間は私にとってやっぱり大切で大好きな時間で。
嫌なことがあったり落ち込んだりしても
話を聞いて励ましてくれたり、一緒に怒ってくれたり。
お互いの出来事を日々話していくうちにたくさんのことを知れたり。
何かある度に大和くんに報告しようって思うようになって。
たわいもない話でもすごく楽しくて。
大和くんと会ってるときも電話してるときもいつも笑ってるなぁってことばかりで。
大和くんが大好きって所にいつも落ち着くんだよね。
友達は大和くんが私に気がないわけない的な感じで言ってくれるけど
いつまでも確信が持てずにいる。
大和くんの気持ちが分からないからなのかもしれないけど、
手繋ぎたいとかハグしたいってよりも
大和くんと一緒にいれるだけでいい、そばで支えたいって気持ちの方が大きい気がする。
でも•••いつか彼女になれたらいいな•••。
お出かけの予定はまだ未定。
最近の大和くんは電話中に怖がらせてきたり、変な嘘をついたりして私をからかうことにハマってるみたい。
私は何でも信じてしまうから毎回騙されては「もうやめてよー!」って怒っていた。
結構本気でビビることもしばしば。
怒る度に「また騙されたー!」って言いながら爆笑する大和くん。
でも実はそんなやり取りも結構楽しくて、騙されたと分かれば怒ってるのは口だけ。
顔は緩みまくりで終始ニヤニヤしてる私。
大学でもよく会っていたけど、お互い仲良いグループが全然違うから挨拶程度しかできなくて、
お互い1人で夜遅くまで残っているときだけ
一緒の机で研究を進めたりしていた。
お出かけしたいなーと思いつつも自分から誘えない。
そんな悶々とした気持ちを友達に相談すると
「みゆから誘えばいいじゃん!」
「無理だよー。恥ずかしい。」
「毎日電話してて今さら何言ってんの?笑」
「電話も私からは中々かけれないもん。」
「え、今も大和くんから電話くるの待ってるの?」
「うん。基本は。」
「だったら何も考えず誘いなよ!はい、みゆ携帯出して?」
「携帯?どうぞ!」
「今すぐ大和くんに連絡!」
「えー、、何て言えばいいの?」
「最近ご飯行ってんの?」
「最近は行けてないかも。研究忙しいっぽい。」
「じゃあとりあえずご飯誘いなよ!てかまだ時間早いから今日誘ってみたら?」
「えー、、急だし断られたらどうしよう。。」
「今さら急とか気にする仲じゃないでしょ笑」
友達に促されて連絡してみることに。
こんなに毎日連絡取り合ってても、いまだに私から連絡することはほとんどないからすごくドキドキする。
『大和くん!今日ご飯行かない?』
送信完了。
「すぐ返信来るといいね!」
「うん。ありがとう!」
返信いつ来るかなー?って何回も何回も携帯を確認しちゃう。
数十分後に返信があった。
急いで内容を確認すると
『今日は無理!』
ちーん、、、、、、。。
「ねー無理だって。。涙」
「まじ?何て来たの?」
大和くんの返事を見せる。
「大和くん冷たいねー、、」
「はぁ。やっぱり送らなきゃ良かった。。」
「行動したことに意味がある!みゆよく頑張った!」
「ありがとう。。」
「じゃあ今日はうちらとご飯行こう!」
「ありがとうううう!!涙」
やっぱり周りにいてくれる友達が大好きだ!
その日の夜もいつも通り電話が鳴って、相手はもちろん大和くんで。
「、、もしもし?」
って少し気まずそうに出たら
「みゆちゃんお疲れーい!」
って何事もなかったようないつもと変わらない大和くん。
「今日何してたのー?」
あなたがそれを聞きますか?笑
「ナツキ達とご飯行ってたよ!」
「そっか!楽しかった?」
「うん!めっちゃ楽しかった!」
「良かったじゃん!てかさ~、、、、」
その後すぐ別の話になってまた何時間も電話した。
ご飯断ったこと何とも思ってないのか!?
ごめんね位言ってくれてもいいのにー!って思いつつ、こういうことでは怒れないんだよなぁ。
イマイチ掴みどころがない所も多々ある大和くん。
好きになってしまったら振り回されまくってしまう恋愛初心者の私。
今日みたいに誘いを断られて落ち込んだり泣いてしまうこともたまにあるけど、、
毎日のこの電話の時間は私にとってやっぱり大切で大好きな時間で。
嫌なことがあったり落ち込んだりしても
話を聞いて励ましてくれたり、一緒に怒ってくれたり。
お互いの出来事を日々話していくうちにたくさんのことを知れたり。
何かある度に大和くんに報告しようって思うようになって。
たわいもない話でもすごく楽しくて。
大和くんと会ってるときも電話してるときもいつも笑ってるなぁってことばかりで。
大和くんが大好きって所にいつも落ち着くんだよね。
友達は大和くんが私に気がないわけない的な感じで言ってくれるけど
いつまでも確信が持てずにいる。
大和くんの気持ちが分からないからなのかもしれないけど、
手繋ぎたいとかハグしたいってよりも
大和くんと一緒にいれるだけでいい、そばで支えたいって気持ちの方が大きい気がする。
でも•••いつか彼女になれたらいいな•••。
0
お気に入りに追加
40
あなたにおすすめの小説


もう尽くして耐えるのは辞めます!!
月居 結深
恋愛
国のために決められた婚約者。私は彼のことが好きだったけど、彼が恋したのは第二皇女殿下。振り向いて欲しくて努力したけど、無駄だったみたい。
婚約者に蔑ろにされて、それを令嬢達に蔑まれて。もう耐えられない。私は我慢してきた。国のため、身を粉にしてきた。
こんなにも報われないのなら、自由になってもいいでしょう?
小説家になろうの方でも公開しています。
2024/08/27
なろうと合わせるために、ちょこちょこいじりました。大筋は変わっていません。

私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。

白い結婚は無理でした(涙)
詩森さよ(さよ吉)
恋愛
わたくし、フィリシアは没落しかけの伯爵家の娘でございます。
明らかに邪な結婚話しかない中で、公爵令息の愛人から契約結婚の話を持ち掛けられました。
白い結婚が認められるまでの3年間、お世話になるのでよい妻であろうと頑張ります。
小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。
現在、筆者は時間的かつ体力的にコメントなどの返信ができないため受け付けない設定にしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
じれったい夜の残像
ペコかな
恋愛
キャリアウーマンの美咲は、日々の忙しさに追われながらも、
ふとした瞬間に孤独を感じることが増えていた。
そんな彼女の前に、昔の恋人であり今は経営者として成功している涼介が突然現れる。
再会した涼介は、冷たく離れていったかつての面影とは違い、成熟しながらも情熱的な姿勢で美咲に接する。
再燃する恋心と、互いに抱える過去の傷が交錯する中で、
美咲は「じれったい」感情に翻弄される。

お姉さまが家を出て行き、婚約者を譲られました
さこの
恋愛
姉は優しく美しい。姉の名前はアリシア私の名前はフェリシア
姉の婚約者は第三王子
お茶会をすると一緒に来てと言われる
アリシアは何かとフェリシアと第三王子を二人にしたがる
ある日姉が父に言った。
アリシアでもフェリシアでも婚約者がクリスタル伯爵家の娘ならどちらでも良いですよね?
バカな事を言うなと怒る父、次の日に姉が家を、出た
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる