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大和くんとの出会い15
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「みゆちゃん何食べたい?」
「うーん。きゅうり!」
「他はー?」
「あとは何でもいい!」
「じゃあ適当に頼むね!」
優柔不断だからメニュー決めてくれるのはありがたい。
生ビールと柚蜜サワーで乾杯。
毎日電話で何時間も話してるのに会っても話すことはたくさんあって、
いつも話してる様な内容でも「こんな顔して話してたんだ~」とか「こんなに楽しそうにしてくれるんだ~」とか感じることができて嬉しい。
向かい合って話す時間はいつも以上に特別だなって改めて感じた。
大和くんと話してたら私の携帯が鳴った。
「もしもし~?」
「あっみゆ!今どこ?」
「今○○だよ~」
「まじ?なんでそんな遠いとこいんの?」
「遊びに来てるの!」
「みんなで年越ししようって集まってるけどみゆ来れないんだっけ?」
毎年集まれる人だけで集まって年越しするのが私の地元の恒例になっていた。
普段から地元のメンバーは結構集まってて、年越しも暇な奴は飲もう!ってゆるーい感じだから私は大和くんとの約束を優先したんだけど、一応声かけてみよう!って電話してくれたみたい。
「てかみゆ終電あんの?」
「うん!まだ全然あるよ?」
「今何時か分かってる!?」
「えっ!?」
時計を見て血の気が引いた。
「やばい。終電終わってた。」
「まじかよ!俺らみんな飲んでるから車出せないしなー。」
「大丈夫だよ!」
「なら良いけどさ。やばそうだったらこっちでも何か考えるから電話して来いよ?」
「うん!ありがとう!年越し楽しんでね!」
「おう!また新年会で!」
「はーい!」
電話を切ってこの状況をどう大和くんに伝えるか悩んでいた。
「今の電話男?」
「うん。地元の友達!みんなで集まってるみたいで・・。」
「てかさ、電話聞こえたけど終電ないの?」
「うん。。どうしよう。。」
本当にばかすぎる。。
終電の時間調べてたのに、楽しすぎてあっという間に時間が経っていた。。
「私どっかその辺で時間潰すから、大和くんはもう帰って?」
「みゆちゃん!何言ってんの?」
「迷惑かけたくないもん。」
「一人にできる訳ないでしょ!」
「でも大和くん地元ですぐ帰れるのにさ。」
「全然良いよ!カラオケでも行く?」
「迷惑じゃない?」
「迷惑なわけないだろ!笑」
「本当にごめんなさい。。」
「てかここで年越しもったいないから外行こうぜ!」
2人で外に出て年越しの瞬間に一緒にジャンプした。笑
「あけおめー!」まさかの大和くんと一緒に年越しできちゃった!!
「じゃあカラオケ行こうぜ!」
正直カラオケは避けたかったけど迷惑かけておいてワガママ言えない。
いつまでたっても苦手なカラオケ。
「大和くんの歌いっぱい聞きたいな!」
自分が歌わなくていいように牽制しておこう。
「俺いっぱい歌っていいの?」
「うん!もちろん!」
大和くんは歌うのが好きで電話でも良く歌っていたし歩きながら歌ってることもしょっちゅう。
めちゃくちゃ上手!ってわけではないんだけど、ワイルドで豪快に歌う感じが大和くんの雰囲気と合ってて彼の歌を聞くのが好きだった。
大和くんセレクトで一通り歌った後は良い感じにノってきた大和くんのお喋りも止まらない。
食事やお酒も頼んで沢山お話しした。
途中私も歌うことになってしまったけど、大和くんとデュエットとかもして、いつの間にか私も気持ちよく歌っていた。
結構はしゃいでしまって眠気が襲ってきてウトウトしてると
「みゆちゃん寝ていいよ?」って言ってくれた。
この状況はどの体勢で寝るのが正解なんだろう•••?
「ねーねー大和くんの背中貸して?」
お互い背中合わせになるっていうめちゃくちゃ変な提案をしてしまった。
「え?笑 みゆちゃんが寝やすいなら全然いいけど!」
苦笑いしながらも私に背中を向けた大和くん。優しい。
背中貸してって言ったものの、背骨が当たって寝づらいしどんどん眠気が覚めていく。
「みゆちゃん本当にこれで寝れんの?笑」
「、、眠れませんでした、、笑」
「だよな!笑 普通に俺の膝使っていいよ!」
「膝?」
「うん!膝枕!」
大和くんの膝枕!?
こんなカッコいい人に膝枕してもらっていいの!?
「いいの?」
「うん!早くおいで!」
膝ポンポンしてる。。
ありがたく膝枕させてもらうことにした。
ゴロンってしたら大和くんが頭をナデナデしてくれて、手が大っきくて、暖かくて、すっごくすっごく幸せだった。
終電逃して良かった!って思ってしまう。。笑
(あきらと付き合ってた時、後輩の子に絶対わざと終電逃したとか文句言っちゃったけど、好きなら逃したくなっちゃう気持ちをここで初めて理解した。でもそれをやっていいのはお互いがフリーの時限定ですね!)
「うーん。きゅうり!」
「他はー?」
「あとは何でもいい!」
「じゃあ適当に頼むね!」
優柔不断だからメニュー決めてくれるのはありがたい。
生ビールと柚蜜サワーで乾杯。
毎日電話で何時間も話してるのに会っても話すことはたくさんあって、
いつも話してる様な内容でも「こんな顔して話してたんだ~」とか「こんなに楽しそうにしてくれるんだ~」とか感じることができて嬉しい。
向かい合って話す時間はいつも以上に特別だなって改めて感じた。
大和くんと話してたら私の携帯が鳴った。
「もしもし~?」
「あっみゆ!今どこ?」
「今○○だよ~」
「まじ?なんでそんな遠いとこいんの?」
「遊びに来てるの!」
「みんなで年越ししようって集まってるけどみゆ来れないんだっけ?」
毎年集まれる人だけで集まって年越しするのが私の地元の恒例になっていた。
普段から地元のメンバーは結構集まってて、年越しも暇な奴は飲もう!ってゆるーい感じだから私は大和くんとの約束を優先したんだけど、一応声かけてみよう!って電話してくれたみたい。
「てかみゆ終電あんの?」
「うん!まだ全然あるよ?」
「今何時か分かってる!?」
「えっ!?」
時計を見て血の気が引いた。
「やばい。終電終わってた。」
「まじかよ!俺らみんな飲んでるから車出せないしなー。」
「大丈夫だよ!」
「なら良いけどさ。やばそうだったらこっちでも何か考えるから電話して来いよ?」
「うん!ありがとう!年越し楽しんでね!」
「おう!また新年会で!」
「はーい!」
電話を切ってこの状況をどう大和くんに伝えるか悩んでいた。
「今の電話男?」
「うん。地元の友達!みんなで集まってるみたいで・・。」
「てかさ、電話聞こえたけど終電ないの?」
「うん。。どうしよう。。」
本当にばかすぎる。。
終電の時間調べてたのに、楽しすぎてあっという間に時間が経っていた。。
「私どっかその辺で時間潰すから、大和くんはもう帰って?」
「みゆちゃん!何言ってんの?」
「迷惑かけたくないもん。」
「一人にできる訳ないでしょ!」
「でも大和くん地元ですぐ帰れるのにさ。」
「全然良いよ!カラオケでも行く?」
「迷惑じゃない?」
「迷惑なわけないだろ!笑」
「本当にごめんなさい。。」
「てかここで年越しもったいないから外行こうぜ!」
2人で外に出て年越しの瞬間に一緒にジャンプした。笑
「あけおめー!」まさかの大和くんと一緒に年越しできちゃった!!
「じゃあカラオケ行こうぜ!」
正直カラオケは避けたかったけど迷惑かけておいてワガママ言えない。
いつまでたっても苦手なカラオケ。
「大和くんの歌いっぱい聞きたいな!」
自分が歌わなくていいように牽制しておこう。
「俺いっぱい歌っていいの?」
「うん!もちろん!」
大和くんは歌うのが好きで電話でも良く歌っていたし歩きながら歌ってることもしょっちゅう。
めちゃくちゃ上手!ってわけではないんだけど、ワイルドで豪快に歌う感じが大和くんの雰囲気と合ってて彼の歌を聞くのが好きだった。
大和くんセレクトで一通り歌った後は良い感じにノってきた大和くんのお喋りも止まらない。
食事やお酒も頼んで沢山お話しした。
途中私も歌うことになってしまったけど、大和くんとデュエットとかもして、いつの間にか私も気持ちよく歌っていた。
結構はしゃいでしまって眠気が襲ってきてウトウトしてると
「みゆちゃん寝ていいよ?」って言ってくれた。
この状況はどの体勢で寝るのが正解なんだろう•••?
「ねーねー大和くんの背中貸して?」
お互い背中合わせになるっていうめちゃくちゃ変な提案をしてしまった。
「え?笑 みゆちゃんが寝やすいなら全然いいけど!」
苦笑いしながらも私に背中を向けた大和くん。優しい。
背中貸してって言ったものの、背骨が当たって寝づらいしどんどん眠気が覚めていく。
「みゆちゃん本当にこれで寝れんの?笑」
「、、眠れませんでした、、笑」
「だよな!笑 普通に俺の膝使っていいよ!」
「膝?」
「うん!膝枕!」
大和くんの膝枕!?
こんなカッコいい人に膝枕してもらっていいの!?
「いいの?」
「うん!早くおいで!」
膝ポンポンしてる。。
ありがたく膝枕させてもらうことにした。
ゴロンってしたら大和くんが頭をナデナデしてくれて、手が大っきくて、暖かくて、すっごくすっごく幸せだった。
終電逃して良かった!って思ってしまう。。笑
(あきらと付き合ってた時、後輩の子に絶対わざと終電逃したとか文句言っちゃったけど、好きなら逃したくなっちゃう気持ちをここで初めて理解した。でもそれをやっていいのはお互いがフリーの時限定ですね!)
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