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大和との出会い13
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翌日の放課後。
大和くんが授業終わるまでいつもの場所で研究を進めていた。
そろそろ授業終わる頃かなー?って思って携帯を見ても連絡はない。
今日もドタキャンされたらどうしよう。。
なかなか研究に集中できずに携帯ばかり気にしてしまう。
もう授業終わってから30分は経ってる。
ドタキャンするならせめて早く連絡してよー。って思ってたら、いきなり隣に勢いよく鞄を置いて座って来た人がいた。
他も席空いてるのになんでわざわざ隣座るの?って横目で確認したら大和くん!
頬杖ついて私を真っ直ぐ見つめてる。
、、カッコいい!!笑
落ち込んでた気持ちが一気に回復。
「みゆちゃんお待たせー!」
「大和くん!今日も無しになるかと思ってたよぉ。。笑」
「ごめんごめん!喫煙所で喋ってた。」
「もう行く?」
「ひと段落したらでいいよ?俺もレポートあるし。」
「本当?じゃあ図書館行って来ていい?」
「俺も行くわ!」
夜の図書館って人も少なくて結構こわいから一緒に来てくれて内心めちゃくちゃ心強かった。
こんなこと恥ずかしくて言えないけど、ちゃんと伝えられたら可愛いんだろうな。
「荷物も持って行こう?」
可愛さゼロでクールぶっちゃう所直したい。
お互い目的の本を探して、静かな図書館で隣同士で座る。
大和くんと図書館ってすごく新鮮!
大きい声が出せないから必然的に耳元で話して終始ドキドキだった。
ご飯行くから長居しない方がいいかな?って思ってささって調べ物して、メモしたい物だけ書き留めて、必要な資料を借りて図書館を後にした。
「みゆちゃん気遣ってくれた?もっといても良かったのに!」
「ううん!今日必要な物は揃ったから大丈夫!」
「なら良かった!じゃあ飯行くか!」
大学の近くにある昼はカフェ、夜はバーのカジュアルなレストランに行くことにした。
「みゆちゃん、昨日はごめんね。」
「大丈夫だよ。」
「起きたら面倒くさくなっちゃってさ。」
本当に素直な人。笑
私の存在が面倒くさいんじゃなくて、出かけることが面倒くさかったって意味なことは理解してる。
面倒くさくて友達との飲み会に行かない大和くんも何度も見てきたし、かなりのインドア派なことも十分理解している。
でもどうやって反応していいか分からないからあんまりこの話はしたくない。
「あっ!私最近たまにデジカメ持ち歩いてるんだけどさ、ちょっとこれ見て?」
昨日の流れでデジカメを鞄に入れっぱなしだったのを思い出して必死に話題を変えた。
いつもお互いの携帯の写真を見せ合ったり、こうやってデジカメも見せたりしてたから不自然じゃない会話の流れ。
友達と出掛けた時の写真を見せた。
大和くんにデジカメの操作を任せていたんだけど、次々と写真を見てたら昨日のサンドイッチが出てきてしまった。
日付けと時間がばっちり表示されてる、、
「え?これって、、?」
大和くんがデジカメを見て固まっていた。
「これ、俺のために作ってくれたの?」
やばい。こんなことして重いとか思われたかな?
「ううん!なんかたまたまサンドイッチ作ってみたくて!」
「出かけると思ったから作ってくれたんでしょ?」
「違うよー!!」
「嘘つかなくていいよ?みゆちゃん、ごめんね?」
「、、、、、」(何も言えなかった。)
「これ、どうしたの?一人で食べたの?」
「家族と食べた!笑」
「本当ごめん!次はちゃんとお出かけしよ?」
「いいの?」
「うん!どこ行きたい?」
「どこでもいい!」
大和くんと出かけられるならどこでもいいよ。
「じゃあリベンジしよっか!?」
「うん!」
「いつにする?」
お互いの予定が合ったのが数日後の12/31。大晦日だった。
「大和くん飲み会とかないの?」
「あー。何個か誘われてるけど別に平気!夜ヒマだったら行こうかなーって位だから!」
「断るならちゃんと連絡しといてあげてね?」
「俺らまじでみんな適当なんだよ!来れるヤツ来い的なさ。でも分かったよ!」
ニコって笑って私の頭をぐちゃぐちゃってした。
大和くんが授業終わるまでいつもの場所で研究を進めていた。
そろそろ授業終わる頃かなー?って思って携帯を見ても連絡はない。
今日もドタキャンされたらどうしよう。。
なかなか研究に集中できずに携帯ばかり気にしてしまう。
もう授業終わってから30分は経ってる。
ドタキャンするならせめて早く連絡してよー。って思ってたら、いきなり隣に勢いよく鞄を置いて座って来た人がいた。
他も席空いてるのになんでわざわざ隣座るの?って横目で確認したら大和くん!
頬杖ついて私を真っ直ぐ見つめてる。
、、カッコいい!!笑
落ち込んでた気持ちが一気に回復。
「みゆちゃんお待たせー!」
「大和くん!今日も無しになるかと思ってたよぉ。。笑」
「ごめんごめん!喫煙所で喋ってた。」
「もう行く?」
「ひと段落したらでいいよ?俺もレポートあるし。」
「本当?じゃあ図書館行って来ていい?」
「俺も行くわ!」
夜の図書館って人も少なくて結構こわいから一緒に来てくれて内心めちゃくちゃ心強かった。
こんなこと恥ずかしくて言えないけど、ちゃんと伝えられたら可愛いんだろうな。
「荷物も持って行こう?」
可愛さゼロでクールぶっちゃう所直したい。
お互い目的の本を探して、静かな図書館で隣同士で座る。
大和くんと図書館ってすごく新鮮!
大きい声が出せないから必然的に耳元で話して終始ドキドキだった。
ご飯行くから長居しない方がいいかな?って思ってささって調べ物して、メモしたい物だけ書き留めて、必要な資料を借りて図書館を後にした。
「みゆちゃん気遣ってくれた?もっといても良かったのに!」
「ううん!今日必要な物は揃ったから大丈夫!」
「なら良かった!じゃあ飯行くか!」
大学の近くにある昼はカフェ、夜はバーのカジュアルなレストランに行くことにした。
「みゆちゃん、昨日はごめんね。」
「大丈夫だよ。」
「起きたら面倒くさくなっちゃってさ。」
本当に素直な人。笑
私の存在が面倒くさいんじゃなくて、出かけることが面倒くさかったって意味なことは理解してる。
面倒くさくて友達との飲み会に行かない大和くんも何度も見てきたし、かなりのインドア派なことも十分理解している。
でもどうやって反応していいか分からないからあんまりこの話はしたくない。
「あっ!私最近たまにデジカメ持ち歩いてるんだけどさ、ちょっとこれ見て?」
昨日の流れでデジカメを鞄に入れっぱなしだったのを思い出して必死に話題を変えた。
いつもお互いの携帯の写真を見せ合ったり、こうやってデジカメも見せたりしてたから不自然じゃない会話の流れ。
友達と出掛けた時の写真を見せた。
大和くんにデジカメの操作を任せていたんだけど、次々と写真を見てたら昨日のサンドイッチが出てきてしまった。
日付けと時間がばっちり表示されてる、、
「え?これって、、?」
大和くんがデジカメを見て固まっていた。
「これ、俺のために作ってくれたの?」
やばい。こんなことして重いとか思われたかな?
「ううん!なんかたまたまサンドイッチ作ってみたくて!」
「出かけると思ったから作ってくれたんでしょ?」
「違うよー!!」
「嘘つかなくていいよ?みゆちゃん、ごめんね?」
「、、、、、」(何も言えなかった。)
「これ、どうしたの?一人で食べたの?」
「家族と食べた!笑」
「本当ごめん!次はちゃんとお出かけしよ?」
「いいの?」
「うん!どこ行きたい?」
「どこでもいい!」
大和くんと出かけられるならどこでもいいよ。
「じゃあリベンジしよっか!?」
「うん!」
「いつにする?」
お互いの予定が合ったのが数日後の12/31。大晦日だった。
「大和くん飲み会とかないの?」
「あー。何個か誘われてるけど別に平気!夜ヒマだったら行こうかなーって位だから!」
「断るならちゃんと連絡しといてあげてね?」
「俺らまじでみんな適当なんだよ!来れるヤツ来い的なさ。でも分かったよ!」
ニコって笑って私の頭をぐちゃぐちゃってした。
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