恋愛下手な私の今まで。

miyu.

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大和との出会い3

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翌日、学食でランチをしていると携帯が鳴った。

何気なく見ると相手はなんと大和くん。

「きゃー!!」って思わず叫んだ。

「みゆ急になに?どうしたの?」

ランチしてた友達が苦笑いしてる。

「やばい。大和くんから連絡きた。」

「え?どういうこと?いつの間に連絡先交換してんの?」

あまりの急展開にみんなの目が点になっていた。

「昨日研究進めてたら帰り遅くなっちゃってさ。そしたらたまたま大和くんに会って、2人で話すことになって、連絡先交換したの。」

「え?みゆが連絡先聞いたの?」

「ううん。大和くん。」

「それはやばいわ。みゆやるじゃん!」

「イベントの話してたから、流れて聞いてくれたんだと思う。」

「で?何てきたの?」

「昨日はありがとう。イベント楽しみにしててね!」

「それだけ?」

「うん。だって大和くんにとっては普通の友達の1人だもん。」

「でも誰にでも連絡先聞いたりしないでしょ?」

「昨日みゆちゃんは友達って言われた。」

「急に好きとか言われても困るでしょ!?」

「大和くんは可愛い友達いっぱいいるだろうし。私なんて相手にされないよ。」

「みゆいい加減自分に自信持ちな?」

「そんなの無理だよお。」

「はー?で、何て返事するの?」

「昨日はありがとう。楽しみにしてます!とか?」

「そんなんじゃ全然だめ!ちょっと貸して?」

『昨日はありがとう。大和くんに会えるの楽しみにしてるね!イベントのお手伝い何かできることある?』

サクッと文章を作ってくれた。

「こんなグイグイしてて引かれない?」

「こんなの普通だよ?みゆは何でも遠慮しすぎなの!」

こうして友達が送ってくれた文をそのまま送ってみることに。

送った瞬間返事が返って来る。

『来てくれるだけで嬉しいから手伝いは大丈夫!だからみゆちゃんは研究頑張って?』

「ねー大和くんってめっちゃ優しいね!!」

こんなやり取りだけで既に大和くんにメロメロだった。

私チョロすぎるよな。笑

「憧れの大和くんとお近付きになれたんだから、こういう連絡のやり取りも楽しみなね!」

って温かく見守ってくれるみんなが大好き。
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