恋愛下手な私の今まで。

miyu.

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あきらの彼女27

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飲み会はいつも通り大盛りあがり。

久しぶりに会えた人がいっぱいいてすごく楽しかった。

あの話を聞くまでは。

飲み会の途中であきらと同じサークルに所属してる数人の友達が私の元にやって来た。

「ねーみゆ?最近あきらとどお?」

「ゼミの研究が忙しくてしばらくゆっくり会えてなかったけど、最近はまた今まで通り仲良しだよ?」

「そっか、、ならいいんだけどさ、、あきら大丈夫?」

すごい苦笑いしてる。すごい引っかかる!

「なになに?どうしたの?」

「話すかすごい迷ったんだけどさ、うちらはみゆの友達だし黙ってたくないから言うね!」

何だろう?嫌な予感しかしないよ・・・

「あのさ、合宿あったじゃん?」

「うん!すごい楽しかったって言ってたよ?」

「それがね。最初は全員で集まって飲んでたんだけど、途中からバラけて飲んでてさ。」

ここまでは普通の展開。

「大部屋で飲んでるやつらとそれぞれの部屋で飲んでるやつらで別れててさ。」

「うちら酔っ払って色んな部屋周りまくってたのね?」

「そしたらある部屋だけ電気が消えててさ。誰がいるのー?って電気付けたら、あきら女の子と一緒にいたんだよね・・」

「ん?2人でいたの?」

「うちらも慌てすぎてたし酔っ払ってたからよく覚えてないんだけど多分2人・・」

「なんで合宿中に2人?」

「うちらも頭真っ白になった。みんなで飲んでるときはみゆの話嬉しそうにしててさ。写真とか見せてノロケて来てたから。」

「待って待って。全然訳分かんない。」

「ごめんみゆ!そこで問い詰めれば良かったんだけどうちら慌てて扉閉めることしかできなかった。」

「ううん、教えてくれてありがとう。てか謝らないで?みんな何も悪くないよ?」

「あきら達も固まってたよ、、」

「そりゃそうだよね。1個聞きたいんだけど一緒にいたのって後輩の子?」

「そうそう!あのめっちゃ可愛い子!」

そう言って合宿の集合写真を見せてどの子か教えてくれた。

はい私の予感大当たり!カラオケであきらの横に座っててやたら距離が近かった子だ!

それにしてもやっぱり可愛いな。笑

ただえさえ衝撃的な話聞いたばっかりなのに、自分に自信がないから余計に落ち込む。

「みゆ?みゆ!大丈夫?」

しばらく固まってしまった。

「うん。大丈夫。もしかしたらただ一緒にいただけかもしれないし、あきらに聞いてみる。」

「あきらもうちらのことハッキリ見てるはずだから、いつかみゆの耳に入ることは分かってるはず!」

「うちらは何があってもみゆの味方だから!」

みんなが味方でいてくれるなら心強い。

黙っておくこともできたはずだけど、私のことを思って教えてくれたみんなに感謝。

普段からよく恋バナをするんだけど、浮気されたら知りたいか知りたくないかってたまにあがる議題がある。

この話するときは「何があっても何されたとしても何でも知りたい!」っていつも言ってたから、みんな隠さず話してくれたんだよね。

はあ。確かに最近後輩の子とよく遊んでたよなー。報告してくれてるからやましい事はないと信じてたんだけどなー。

今日はあきらと電話したくないな。

相変わらずあきらとはよく電話していた。

「飲み会ではしゃぎすぎたから今日は早く寝るね。」

これだけ連絡してこの日は携帯を見るのを止めた。
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