恋愛下手な私の今まで。

miyu.

文字の大きさ
上 下
77 / 116

あきらの彼女15

しおりを挟む
「みゆー明日の夜ひまだったら俺んちこない?」

ある日、寝る前にあきらと電話している時に突然のお誘い。

「俺んちに集まって代表戦観る予定なんだけどさ、みゆも呼べってうるさくて!笑」

明日はサッカー日本代表の試合があるらしく、みんなで飲みながら観戦するとのこと。

「私も参加していいの!?嬉しい!お母さんに聞いてみるね!」

「大学の奴らだからみゆも知ってるやつもいるしさ!」

あきらの友達の集まりに呼んでもらえるなんて嬉しい!

しかもあきらの友達が誘ってくれたってことがもっと嬉しい!

「まぁ、男ばっかだから無理しないでいいよ!でももし来れるならうち泊まってよ!」

あきらの優しい心遣い。

「全然嫌じゃない!あきらの友達と仲良くなりたい!」

「まじか!嬉しいわ!見た目あんなでも中身は良い奴らだから!」

割と目立つグループにいるあきらの友達はチャラい感じの人も結構いる。

けどあきらの友達なんだからみんな良い人に決まってる!

同じ大学とはいえ、あきらの友達とは軽く挨拶する位で遊んだりするのは初めて。

こうやって友達の輪が広がっていくのも嬉しい。

電話を切って早速母に許可を取る。

「明日彼氏の家でみんなでサッカー観るんだって!私も誘ってもらったから行って来ていい?」

「いいじゃない!行っておいで!」

「泊まって来てもいい?」

「泊まりなの?」

「宅飲みだからみんなもそのまま泊まるんじゃないかな?」

「じゃあ楽しんでおいで!」

2人はだめでもみんなでなら泊まっていいんだ。。笑

あきらに「明日おじゃまさせてもらえそう!」って連絡を入れた。

「最高!明日はよろしくな!」

あきらからすぐに返事が来た。

翌日は普通通りに授業を受けて、3限終わりだったので一度家に帰った。

「これから彼氏の家行って来るね!」って伝えると、「今日は彼氏の友達と集まるの?」って聞かれた。

「そうだよ!」って答えると、「それならご飯持って行きなさい!みんな学生なんだからお腹いっぱい食べなくちゃ!」って一緒に買い出しに行った。

お菓子はもちろん、お寿司まで買ってくれて、買い物袋2つがパンパンになるほど食料を持たせてくれた。笑

あきらが一人暮らししてることはもちろん知ってるから、母なりの気遣いだったんだと思う。

パンパンの袋2つにお泊まり道具の入った鞄は手がはち切れるかと思ったけど、あきらに見せたら喜んでくれるかな?って思うと足取りは軽かった。

最寄り駅まであきらがむかえに来てくれていて、私の荷物を見ると駆け寄って来てくれた。

「みゆ!これどうしたの?」

「なんかお母さんがみんなで食べてって!笑」

「すごい量だな!めっちゃ嬉しい!寿司もあるじゃん!めっちゃうまそう!」

予想通り喜んでくれたあきらが愛おしい。

あきらの家に着くとまだ誰も来ていなかった。

「あいつら来るの試合始まる頃だから!」

「そうなんだ!もうみんないると思ってたから、何話そうって実はすごい緊張してた。笑」

「緊張なんてする必要ないから!みゆこっちおいで?」

あきらの大きい腕の中に飛び付く。

「あいつら来たら出来ないから今のうちに充電!」

「もっとぎゅーして?」

「ぎゅー!!」

「痛いよー!」

「痛くしてるの!」

あきらの腕の中は私の1番居心地の良い場所。

何時間でもこうしてられる。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

初めてなら、本気で喘がせてあげる

ヘロディア
恋愛
美しい彼女の初めてを奪うことになった主人公。 初めての体験に喘いでいく彼女をみて興奮が抑えられず…

先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…

ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。 しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。 気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…

恋人の水着は想像以上に刺激的だった

ヘロディア
恋愛
プールにデートに行くことになった主人公と恋人。 恋人の水着が刺激的すぎた主人公は…

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

結構な性欲で

ヘロディア
恋愛
美人の二十代の人妻である会社の先輩の一晩を独占することになった主人公。 執拗に責めまくるのであった。 彼女の喘ぎ声は官能的で…

車の中で会社の後輩を喘がせている

ヘロディア
恋愛
会社の後輩と”そういう”関係にある主人公。 彼らはどこでも交わっていく…

壁の薄いアパートで、隣の部屋から喘ぎ声がする

サドラ
恋愛
最近付き合い始めた彼女とアパートにいる主人公。しかし、隣の部屋からの喘ぎ声が壁が薄いせいで聞こえてくる。そのせいで欲情が刺激された両者はー

美少女幼馴染が火照って喘いでいる

サドラ
恋愛
高校生の主人公。ある日、風でも引いてそうな幼馴染の姿を見るがその後、彼女の家から変な喘ぎ声が聞こえてくるー

処理中です...