62 / 116
あきらとの出会い 13
しおりを挟む
海辺に行くと、デートスポットなだけあって思ったよりも人がいた。
ほとんどがカップル。
近くにはショッピングモールもいくつかあるし、遊ぶ場所も沢山あるし、ご飯屋さんも沢山ある。
しかも海があるなんて最高のデートスポットでしかないもんね。
カップルが多いのは当たり前か。
あきらと海沿いを歩いて、その後は少し高台になっていて、海と夜景が見渡せる場所に来た。
広めのベンチが間隔を空けて幾つかあって、そこは、夜になるとカップルが1組ずつ座る。
1つのベンチに1組のカップルしか座らないっていう暗黙のルールがあった。
ベンチの通りを歩いていると、運良く1つだけ空いていたので、あきらと座った。
夜景が反射してキラキラ光る海が目の前にあってすごくキレイだった。
しばらく今日の出来事とか、たわいもない話をしてたんだけど、あきらがだんだんソワソワしてきて口数が少なくなった。
「あきらどうしたの?笑」
「ナンデモナイヨ!」
あきらの返事がカタコトになってて、それが可笑しくてソワソワしてるあきらの横でゲラゲラ笑ってしまった。
私が笑ってる事なんて何も気にしていない様子で、あきらは真顔で私を見つめてきた。
緊張感のある空気を感じて、私も笑うのを止めてあきらの方を見た。
「みゆ、、」
「、、はい、、」
「、、、、」
何も言わないあきら。
私もあきらが話すまでは黙ってようと思い、無言のままでいた。
「みゆ、、俺と付き合ってくれませんか?」
「、、!!」
あきらとすごく良い感じだと自分でも思っていたけど(笑)、まさか告白してくれると思ってなくてびっくりしていた。
「みゆ、聞いてた?笑」
「うん。。嬉しい。。」
「みゆの返事は?聞かせて?」
「よろしくお願いします!」
「まじで!!?」
「まじで!!」
「うぉぉおおおお!!」
横で雄叫びをあげたあきら。笑
「本当にいいの!!?」
「うん!!」
「俺、人生初告白だったんだよ!まじで緊張したけどまじで良かった!」
「そうだったの!?あきらの緊張伝わったよ。」
「ねー手繋いでいい?」
「うん!」
あきらと初めて手を繋いだ。
「今日1日ずっと手繋ぎたかったけどすげー我慢したんだ。」
照れ臭そうに笑ったあきら。
「みゆの事幸せにするからな!」
「お願いします!」
「今日は興奮して眠れないかも!」
「眠れなかったら電話して?」
「眠れなくても電話する!」
何て幸せな会話なんだろう。
あきらは横で豪快に笑ってて、手を繋いでない方の手でわたしの頭をポンポンってした。
ほとんどがカップル。
近くにはショッピングモールもいくつかあるし、遊ぶ場所も沢山あるし、ご飯屋さんも沢山ある。
しかも海があるなんて最高のデートスポットでしかないもんね。
カップルが多いのは当たり前か。
あきらと海沿いを歩いて、その後は少し高台になっていて、海と夜景が見渡せる場所に来た。
広めのベンチが間隔を空けて幾つかあって、そこは、夜になるとカップルが1組ずつ座る。
1つのベンチに1組のカップルしか座らないっていう暗黙のルールがあった。
ベンチの通りを歩いていると、運良く1つだけ空いていたので、あきらと座った。
夜景が反射してキラキラ光る海が目の前にあってすごくキレイだった。
しばらく今日の出来事とか、たわいもない話をしてたんだけど、あきらがだんだんソワソワしてきて口数が少なくなった。
「あきらどうしたの?笑」
「ナンデモナイヨ!」
あきらの返事がカタコトになってて、それが可笑しくてソワソワしてるあきらの横でゲラゲラ笑ってしまった。
私が笑ってる事なんて何も気にしていない様子で、あきらは真顔で私を見つめてきた。
緊張感のある空気を感じて、私も笑うのを止めてあきらの方を見た。
「みゆ、、」
「、、はい、、」
「、、、、」
何も言わないあきら。
私もあきらが話すまでは黙ってようと思い、無言のままでいた。
「みゆ、、俺と付き合ってくれませんか?」
「、、!!」
あきらとすごく良い感じだと自分でも思っていたけど(笑)、まさか告白してくれると思ってなくてびっくりしていた。
「みゆ、聞いてた?笑」
「うん。。嬉しい。。」
「みゆの返事は?聞かせて?」
「よろしくお願いします!」
「まじで!!?」
「まじで!!」
「うぉぉおおおお!!」
横で雄叫びをあげたあきら。笑
「本当にいいの!!?」
「うん!!」
「俺、人生初告白だったんだよ!まじで緊張したけどまじで良かった!」
「そうだったの!?あきらの緊張伝わったよ。」
「ねー手繋いでいい?」
「うん!」
あきらと初めて手を繋いだ。
「今日1日ずっと手繋ぎたかったけどすげー我慢したんだ。」
照れ臭そうに笑ったあきら。
「みゆの事幸せにするからな!」
「お願いします!」
「今日は興奮して眠れないかも!」
「眠れなかったら電話して?」
「眠れなくても電話する!」
何て幸せな会話なんだろう。
あきらは横で豪快に笑ってて、手を繋いでない方の手でわたしの頭をポンポンってした。
0
お気に入りに追加
40
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?


ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

白い結婚は無理でした(涙)
詩森さよ(さよ吉)
恋愛
わたくし、フィリシアは没落しかけの伯爵家の娘でございます。
明らかに邪な結婚話しかない中で、公爵令息の愛人から契約結婚の話を持ち掛けられました。
白い結婚が認められるまでの3年間、お世話になるのでよい妻であろうと頑張ります。
小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。
現在、筆者は時間的かつ体力的にコメントなどの返信ができないため受け付けない設定にしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
魔王と囚われた王妃 ~断末魔の声が、わたしの心を狂わせる~
長月京子
恋愛
絶世の美貌を謳われた王妃レイアの記憶に残っているのは、愛しい王の最期の声だけ。
凄惨な過去の衝撃から、ほとんどの記憶を失ったまま、レイアは魔界の城に囚われている。
人界を滅ぼした魔王ディオン。
逃亡を試みたレイアの前で、ディオンは共にあった侍女のノルンをためらいもなく切り捨てる。
「――おまえが、私を恐れるのか? ルシア」
恐れるレイアを、魔王はなぜかルシアと呼んだ。
彼と共に過ごすうちに、彼女はわからなくなる。
自分はルシアなのか。一体誰を愛し夢を語っていたのか。
失われ、蝕まれていく想い。
やがてルシアは、魔王ディオンの真実に辿り着く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる