恋愛下手な私の今まで。

miyu.

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翔太との出会い10

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「ごちそうさまでしたっ!」

友達にお礼をして翔太とお店を後にする。

いっぱいサービスしてくれたからって翔太がご馳走してくれようとしたけど、車も出してもらって奢ってもらうなんて申し訳なさすぎる。

「今日は私も払うよ。」

「いらない!」

「せめてこれだけでももらって!」

何度かやり取りがあり、ほんの少しだけお金を受け取ってくれた。

そして帰りの車内。

「さっき付き合ってるの?って聞かれた時、まだ付き合ってないって俺言ったじゃん!?」

「えっ?うん。。」

「敢えてまだって言ったんだよね。」

「、、そうなんだ。。」

ん!?翔太の言ってる意味がよく分からなかった。

でも勇気がなくて翔太に何も聞けない。

これ、期待して良いのかな!?いやいや、翔太が私なんかを相手にするわけない!答えの出ない無限ループ。

なんとなく気まずい雰囲気になった気がして、話すことも特に思い付かなくて、無言で窓の外を眺めてた。

そのまま私の家に到着する。

翔太とまだ一緒にいたい気持ちとこの気まずさから早く抜け出したい気持ち。

「今日もありがとう。じゃあ、またね!」

早く帰る選択をしてしまう所が本当に可愛くない。

「おうっ!また連絡するわ!」

翔太が行ってしまった。

モヤモヤモヤモヤ。。今日のデートは不完全燃焼。。
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