恋愛下手な私の今まで。

miyu.

文字の大きさ
上 下
22 / 116

翔太との出会い6

しおりを挟む
諦めると決めたのに翔太のことが頭から離れない。

やめようって思えば思うほど翔太の事考えちゃう。

自分で思ってたよりずっと翔太の事好きだったみたい。

翔太とは相変わらず頻繁に連絡を取ってたけど、少し間隔を空けて返事をする様になった。

翔太を好きな気持ちへの必死の抵抗。

そんな事を続けて数日、翔太から突然来た連絡。

「今度2人で出かけない?」

えー!!嬉しい!!嬉しいよー!!心の中で叫ぶ私。
ニヤニヤが止まらない。

ついさっきまで諦めるつもりだったのに、翔太と2人で出かけたい気持ちが勝ってしまった。

「いいね!お出かけしよっ!」

内心すごく嬉しいのにクールを装って返事を返す。
本当可愛くない私。

日程はすんなり決まって、毎日カウントダウンしてデートの日を迎えた。

女の子らしい服は苦手だけど、たまには!と思い切ってスカートを履いてみた。

甘くなりすぎるのは抵抗があったから、タイトスカートを選んだ。沢山歩くかもしれないから足元はスニーカー。

羽織りは薄手のライダースジャケット。

テーマは頑張り過ぎないデートコーデ!

可愛くなり過ぎず、カジュアルになり過ぎず、私なりの精一杯のお洒落。

「これから迎えに行くね!」

今日は翔太が家まで迎えに来てくれる。連絡が来てからソワソワが止まらない。

翔太の家からは30分くらいかかるのに、既に玄関に鞄を置いて準備はバッチリ。

玄関に座って待ってたけど落ち着かなくて、何回も鏡見たり、忘れ物がないか確認したり。

長い長い30分だった。

「着いたよー^ ^」

翔太から連絡が入る。

やっと翔太に会える!すっごく嬉しいのに、ニヤニヤを必死に抑えて翔太の元へ向かう。

「おまたせー!道も空いてていい感じだったよ!」

「迎えに来てくれてありがとう^ ^」

ここは、ちゃんと笑顔で言えた。

見慣れた翔太の車だけど、2人で出かけるのは初めて。助手席に乗るのも初めて。

それだけでドキドキだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

お嬢様、お仕置の時間です。

moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。 両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。 私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。 私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。 両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。 新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。 私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。 海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。 しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。 海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。 しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。

初めてなら、本気で喘がせてあげる

ヘロディア
恋愛
美しい彼女の初めてを奪うことになった主人公。 初めての体験に喘いでいく彼女をみて興奮が抑えられず…

彼氏の前でどんどんスカートがめくれていく

ヘロディア
恋愛
初めて彼氏をデートに誘った主人公。衣装もバッチリ、メイクもバッチリとしたところだったが、彼女を屈辱的な出来事が襲うー

今、夫と私の浮気相手の二人に侵されている

ヘロディア
恋愛
浮気がバレた主人公。 夫の提案で、主人公、夫、浮気相手の三人で面会することとなる。 そこで主人公は男同士の自分の取り合いを目の当たりにし、最後に男たちが選んだのは、先に主人公を絶頂に導いたものの勝ち、という道だった。 主人公は絶望的な状況で喘ぎ始め…

結構な性欲で

ヘロディア
恋愛
美人の二十代の人妻である会社の先輩の一晩を独占することになった主人公。 執拗に責めまくるのであった。 彼女の喘ぎ声は官能的で…

ずぶ濡れで帰ったら彼氏が浮気してました

宵闇 月
恋愛
突然の雨にずぶ濡れになって帰ったら彼氏が知らない女の子とお風呂に入ってました。 ーーそれではお幸せに。 以前書いていたお話です。 投稿するか悩んでそのままにしていたお話ですが、折角書いたのでやはり投稿しようかと… 十話完結で既に書き終えてます。

これ以上ヤったら●っちゃう!

ヘロディア
恋愛
彼氏が変態である主人公。 いつも自分の部屋に呼んで戯れていたが、とうとう彼の部屋に呼ばれてしまい…

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

処理中です...