恋愛下手な私の今まで。

隣町のシュン2

学校が終わってから、私の地元までシュンが来てくれることになった。

家の近くのコンビニを教えて待ち合わせ。

時間より少し遅れてシュンがやって来た。

彼は颯爽とチャリで登場、、

シュンは車で来ると思い込んで、コンビニまで歩きで来てしまったのでガッカリしてしまう。

私の住む街は田舎なので、歩きで行ける場所はかなり限られる。

そのまま歩いて近くの公園へ行き、ベンチに座った。

シュンに会った感想は、、

身長高い。
顔はタイプじゃない。
目がぱっちりしてる。
ガタイが良い。
面白そう。

こんな印象だった。

シュンは元カノに浮気され、傷心中で新しい出会いを求めて紹介を頼んだらしい。

浮気は絶対許せない派の私。
シュンかわいそう。ただただそう思った。

この頃の私は、タイプの人とは少し話をしただけですぐ好きになってしまうとても単純な頭をしていた。

一番大事なのは見た目！性格などは二の次だった。

もしシュンが私のタイプど真ん中の人だったら、、

「そんな最低な人別れて正解！私と幸せになろう！私が幸せにしてあげる！」

ってなってたんだろうな。

でもシュンはタイプではなかったので、浮気されてしまったシュンにただただ同情しただけだった。

その後も話していると、元カノの愚痴や部活の愚痴ばかり。

会話の大半が愚痴や文句で、とても退屈な時間だった。