王道学園なのに会長だけなんか違くない?

ばなな

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本編

4.もじゃもじゃ

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きゃぁぁぁぁああああ!!!!
周りの奴らが全員立ちだし、叫び始める。

入学前は男共の黄色い声なんて聞くと思わなかったなぁ...



生徒会役員がきたのだ

「はぁ...来ちゃった...。」
「いやいや寝も生徒会役員だろ?」
「いや...そうだけどさぁ...。」

  「おい!誰だよあのもじゃもじゃ!」

誰かがそう叫んだ
ん?あいつは...

「ちょうどいい、紹介しておきましょう。彼は緋ヶ崎政宗、この柵野下学園に新たに転校してきたものです。ほら政宗君挨拶してください。」

副会長がそういった
あいつ最後めっちゃ笑顔で言ったぞ...珍しい...

「分かったぞ翔!俺は緋ヶ崎政宗。政宗って呼んでくれよな!よろしく!」

ザワザワ声が聞こえてくる。

誰だよあのもじゃもじゃ...!
あいつ佐藤様のこと呼び捨てにしたぞ!と、

「あの転校生アホか?w」
麻莉がそう言う
「んあ?あの転校生こっち来てないか?」
は?そんな訳...

前を見るとこっちに一直線に来る転校生が見えた
「うわ...」

転校生を追いかける双子庶務
「ちょっと政宗ーどこ行くのー」
「待ってよー」
どんどんこちらに近ずいてくる転校生。
「ええ...。どうすりゃいいわけ...?」
麻莉に問いかけたが返事がない
無視だと!?クソ...どうすれば...。

「なぁ!あんたが生徒会会長ってやつか?」

うわ...ついに話しかけてきた...

「そうですがどうしましたか?」
俺顔歪んでないか!?大丈夫か!?

「俺生徒会に入るからな!会長もいるって翔に聞いて仲良くしてやらなきゃなと思って!」

...ん?今なんて...。

寝様に対して仲良くだと...!?何言ってんだあの転校生!!
しかも生徒会に入ると言ったぞあいつ!!
周りから声が聞こえた

いやいやマジかよ...
「...生徒会は選挙に当選しなければ入れませんよ。」

「選挙はもう終わってしまったので会長にどうしたら入れられるかを聞こうと思いまして。」
と、副会長が言う。
お前のせいでこの転校生俺のとこまで来たのかよ!
...いや問題はそこじゃないな...。

「佐藤君。君本気でこの転校生を生徒会に入れるつもりですか?」
よく言ったぞ俺!!

「ええ。私はこの転校生を気に入りましてね、この生徒会の力にもなってくれると思うんですよ。」

「それはあなた個人のことでしょう。生徒会は6人で十分です。」

「会長。あなたはまだこの転校生と話をしていないからそう言えるんですよ。あなたも話せばこの転校生に惹かれるはずです。」

「...はい?」
何言ってんだよこいつ

「現に他の役員も惹かれています。」
「政宗くんいい子だよー」
「会長も仲良くしなよー」
双子がひょこっと顔を出す

「...」
俺は押し黙ってしまった

「俺は別に入れなくていいと思うよ~」

「渡邉君...」
会計の渡邉だ。

双子が「ちょっと照史!?」「何言ってんの!?」という
なんか意外だな...

「...何故そう思うんですか?」
副会長がそう問う

「だってこの子うるさいし何の役にも立たないもん~」

「はぁ!?」
「何言ってんの照史!!」
 
「だってホントのことじゃん~」

目の前で討論が繰り返される
はぁ...いつ終わるんだこれ...。








お久しぶりですー!
ほんとに更新遅くて(´•̥ω•̥`)<スイマセン!!
次は早くあげられるよう頑張りますので
待っていてください‪(´;ω;`)
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