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抱く……?
ボーッとした頭で考えているうちに、殿下は上を脱いでスラックスのベルトを外した。
初めて見る殿下の身体は、思った以上にしっかりしていた。
病弱で寝たきりだったはずなのに、どうしてそんな筋肉がついているんだろう。
不思議そうにしている私を見て、殿下はくすっと笑い、私の手を胸に当ててきた。
「膨大な魔力を抑えるにはそれに耐える器がいる。
健康体になってから、誰よりも鍛錬を重ねたからね。
そんなに見られたら恥ずかしいよ?」
「っ……ごめんなさい。
綺麗で……つい……」
「“綺麗”なのは君だよ。モリガン」
「あッ……ふあぁ!」
本当に“抱く”んだ。
力の入らない身体は殿下の思うように足を持ち上げられ、殿下自身が宛てがわれた。
名前を呼ぶと同時に殿下が入ってくる。
本当に久しぶりだから、押し広げられていく音が体に響く。
「アッ……あー!? あぁっ!」
ぞくぞくする。
身体が震えていうことをきかない。
受け入れることだけに意識がいってしまい、ただ声だけがだらしなく漏れた。
「……ッ、全部入った」
「や、ら……おっき……ぃ」
「やっぱり初めてではないか……。
君の初めての男に嫉妬してしまうよ」
「ひやぁ!? あっ、あぁ!」
「ほら、口を」
「ん!! ンーッ! ……ッはぁ」
ぐちゅぐちゅと二人の接続部から音がする。
私は、本当に殿下とセックスしてるんだ……。
「あ、ふあぁ!」
「ッ……そんな締めるのはだめ」
「あ~~ッ! いっしょ、やらぁ!」
「初めて君と繋がる夜だ。
もっと可愛がらせて……時間が許すまで」
腰を突かれながら、殿下の手は胸へ伸びて突起を摘む。
濡れた蕾を指で触り、蜜を絡ませ突起をぐりっと押した。
「ひゃあ!?」
「ふふっ、締まった」
「あっあっ、だめ、ですぅ……ッ」
「ぷるぷる震えて可愛いね。
魔王を倒した強き勇者が私に犯され身を震わせている……ふ、凄いね。ぞくぞくする」
「ふあぁ!」
「まだだめ。頑張って」
この二年、努力し続けた。
日本に帰るため。死なないため。
くよくよすることもできたけど、それは性に合わなかった。
たいして運動ができるわけでもなく、ルックスが優れたわけでもない。
極々平凡な女が剣を取り、死なないための努力を重ねただけに過ぎない。
ヲタクではないけど人並みにゲームやアニメも観てきたから順応出来たのが救いだった。
「こちらに来てからかなり努力したと皆から聞いている。
来た当初は戦えるような女性には到底見えないほど細かったそうだね」
筋肉を知らない体はみるみる脂肪を落とし筋肉を付け、動きやすい身体になった。
今はうっすら腹筋すら割れている。
「あぁっ! も、だめぇ……ん、ん!」
「っ……仕方ない、ね」
「はっ……ぁ、も、むりぃ……ッ、あぁぁっ、ふあ!」
その腹筋を愛おしそうに舐めて撫でて、屈服させるように奥まで流し込まれてしまった。
「ふ、可愛い……よく我慢できました」
「んっ……あ」
「さて、まだ朝は来ない。
もっと可愛がってあげる」
「え……、無理、って治癒魔術!?
殿下、それずるい……ひっ!? あぁん!」
────
とうとう最後までしてしまった……。
私が目を覚める頃には昼近く、近くにはアンナがいた。
殿下はセバスに説教されながら、ブルゴー領政の仕事をしているそうだ。
「お辛いところは……?」
「アンナ、なんで顔してるの。
私は大丈夫よ?」
「ですが……さぞ痛かったでしょうに」
え、すみません。
これっぽっちも痛くありませんでした。
ていうか、殿下が上手すぎて後半自分から求めていた気がする。
煽られて求めるのに許されず、強請り様は淫乱そのものだったはず。
なのに殿下のうっとり顔。
造形美にも程があるでしょ。
あの顔、凶器すぎる。
「とにかく、今日はご無理なさらぬよう」
「あ、ありがとう」
アンナは私を処女だと思っているんだろうな。
ごめん、アンナ。
異世界に忘れてきたモノなの、それ。
突然殿下がこんな行動に至った理由、それは私が新魔王を討伐し帰還しようとしていると知ったからに違いない。
それを話したのは間違いなく、メス顔魔術師団長だ!
余計なことしやがって……討伐の時見てろよ。
湯浴みをして身支度を整え、殿下の仕事している姿をこっそり覗き見してみるとする。
「セバス、これを」
「かしこまりました」
はあぁ、何あれ後光射してる。
羽がひらひら宙を舞っているようだ。
天使は実在するんですね。
「……モリガン様?」
おっとバレてしまった。
へへへと笑って誤魔化しながら扉を開け入室。
すると、殿下は悪戯っ子の顔をして頬杖を付いた。
「具合はもういいのかい?」
「~~ッ!!」
リンゴになった私を見て天使スマイルを向ける殿下は意地悪だ。
朝方まで抱かれたのは、自分だけに回復魔術をかけて抱き潰してきたからだ。
私にはかけてくれず、かけることも許されず、理性が崩壊していく様を恍惚とした表情で見ていたのはこの天使。
もはや天使ではない。天使の仮面を被った小悪魔に違いない。
「申し訳ありません! モリガン様!」
ど、どうしたのセバス。
顔、真っ青。
見ればぷるぷる身体が震えている。
額に汗をかいて、今にも倒れそうだ。
「殿下が取り返しのつかないことをしたのは理解しております。
婚前でありながら、貴女様の体を傷つけてしまった。
その罪を殿下に代わり、私が背負わせて頂きたいのです」
や、やめて。
いま穴があったら入りたい。
アンナもセバスも何でこんな大事にするの。
「……ふっ」
「殿下!! 貴方には散々お立場に見合う行動をとあれほど……!」
私を見て吹き出した殿下を説教せるセバスの顔は青から赤へ。
アンナに至っては平然を装いながらも青筋を浮かばせている。
「あ、あの……! 大丈夫だから」
「そんな訳ない!」
「モリガン様は優しすぎます!」
「あ、は、はい……」
くどくどと続くお説教を聞きながら、殿下は気にせず書類に羽ペンを走らせている。
その態度は更にセバスの説教を長引かせるだけなのに。
アンナは瞳いっぱいに涙を溜めて、私を抱きしめてきた。
え、これどうしよう。
「モリガン様のお気持ちは有り難いです。
正直、王族である殿下に償わせるのも無理な話です。
ですが、気持ちが収まらないのは理解しています。
どうか、私の命ひとつで許して頂けないでしょうか」
待って、そこまでのことなの!?
そりゃ婚前にするのは御法度だと思うけど、それは貴族間だけでしょう?
私異世界人ですよ。今は貴族でも。
「許せません」
こらアンナ! 話をややこしくするでない!
別に私は大丈夫だから、殺意しまってもらえますかね。
「えーと……セバス? 命までかけるようなことじゃ」
「私の命だけでは足りないのも分かっております」
「ええ、足りないわ」
ちょっとアンナさん黙ってて。
この状況どうにかして!
殿下を見れば、上機嫌でニコニコしている。
いや待て、原因貴方ですから。
「とにかく私は大丈夫ですから」
「大丈夫ではありません。
たとえご慈悲を頂いても私の気が晴れません」
真面目だなぁセバス。
それに引き換え天使は我関せず顔。
もう……いつもは大人なのに、今日の殿下は随分子供っぽい気がする。
「なら……セバス、殿下の身代わりに罰を受けてもらいます」
そういうと、セバスは頭を下げた。
何かしらお咎めがないと二人とも気が済まないようだから、とある罰を与えることにしましょう。
少し驚いた顔をした殿下に、今度は私が悪戯笑顔を向けてやる。
私がセバスに与える罰は情報提供だ。
実は近々お茶会を開こうと思っている。
お相手は、イザベル様とシャルロッテ様だ。
お二人の食の好みとスケジュールの情報を教えて欲しいので、お願いした。
こんなの罰でも何でもないと怒るアンナとセバスだが、殿下はとても嬉しそうに微笑んだ。
二人には悪いけど、私……傷付く身体じゃないのよ!!
もう恥ずかしいからやめて!
ボーッとした頭で考えているうちに、殿下は上を脱いでスラックスのベルトを外した。
初めて見る殿下の身体は、思った以上にしっかりしていた。
病弱で寝たきりだったはずなのに、どうしてそんな筋肉がついているんだろう。
不思議そうにしている私を見て、殿下はくすっと笑い、私の手を胸に当ててきた。
「膨大な魔力を抑えるにはそれに耐える器がいる。
健康体になってから、誰よりも鍛錬を重ねたからね。
そんなに見られたら恥ずかしいよ?」
「っ……ごめんなさい。
綺麗で……つい……」
「“綺麗”なのは君だよ。モリガン」
「あッ……ふあぁ!」
本当に“抱く”んだ。
力の入らない身体は殿下の思うように足を持ち上げられ、殿下自身が宛てがわれた。
名前を呼ぶと同時に殿下が入ってくる。
本当に久しぶりだから、押し広げられていく音が体に響く。
「アッ……あー!? あぁっ!」
ぞくぞくする。
身体が震えていうことをきかない。
受け入れることだけに意識がいってしまい、ただ声だけがだらしなく漏れた。
「……ッ、全部入った」
「や、ら……おっき……ぃ」
「やっぱり初めてではないか……。
君の初めての男に嫉妬してしまうよ」
「ひやぁ!? あっ、あぁ!」
「ほら、口を」
「ん!! ンーッ! ……ッはぁ」
ぐちゅぐちゅと二人の接続部から音がする。
私は、本当に殿下とセックスしてるんだ……。
「あ、ふあぁ!」
「ッ……そんな締めるのはだめ」
「あ~~ッ! いっしょ、やらぁ!」
「初めて君と繋がる夜だ。
もっと可愛がらせて……時間が許すまで」
腰を突かれながら、殿下の手は胸へ伸びて突起を摘む。
濡れた蕾を指で触り、蜜を絡ませ突起をぐりっと押した。
「ひゃあ!?」
「ふふっ、締まった」
「あっあっ、だめ、ですぅ……ッ」
「ぷるぷる震えて可愛いね。
魔王を倒した強き勇者が私に犯され身を震わせている……ふ、凄いね。ぞくぞくする」
「ふあぁ!」
「まだだめ。頑張って」
この二年、努力し続けた。
日本に帰るため。死なないため。
くよくよすることもできたけど、それは性に合わなかった。
たいして運動ができるわけでもなく、ルックスが優れたわけでもない。
極々平凡な女が剣を取り、死なないための努力を重ねただけに過ぎない。
ヲタクではないけど人並みにゲームやアニメも観てきたから順応出来たのが救いだった。
「こちらに来てからかなり努力したと皆から聞いている。
来た当初は戦えるような女性には到底見えないほど細かったそうだね」
筋肉を知らない体はみるみる脂肪を落とし筋肉を付け、動きやすい身体になった。
今はうっすら腹筋すら割れている。
「あぁっ! も、だめぇ……ん、ん!」
「っ……仕方ない、ね」
「はっ……ぁ、も、むりぃ……ッ、あぁぁっ、ふあ!」
その腹筋を愛おしそうに舐めて撫でて、屈服させるように奥まで流し込まれてしまった。
「ふ、可愛い……よく我慢できました」
「んっ……あ」
「さて、まだ朝は来ない。
もっと可愛がってあげる」
「え……、無理、って治癒魔術!?
殿下、それずるい……ひっ!? あぁん!」
────
とうとう最後までしてしまった……。
私が目を覚める頃には昼近く、近くにはアンナがいた。
殿下はセバスに説教されながら、ブルゴー領政の仕事をしているそうだ。
「お辛いところは……?」
「アンナ、なんで顔してるの。
私は大丈夫よ?」
「ですが……さぞ痛かったでしょうに」
え、すみません。
これっぽっちも痛くありませんでした。
ていうか、殿下が上手すぎて後半自分から求めていた気がする。
煽られて求めるのに許されず、強請り様は淫乱そのものだったはず。
なのに殿下のうっとり顔。
造形美にも程があるでしょ。
あの顔、凶器すぎる。
「とにかく、今日はご無理なさらぬよう」
「あ、ありがとう」
アンナは私を処女だと思っているんだろうな。
ごめん、アンナ。
異世界に忘れてきたモノなの、それ。
突然殿下がこんな行動に至った理由、それは私が新魔王を討伐し帰還しようとしていると知ったからに違いない。
それを話したのは間違いなく、メス顔魔術師団長だ!
余計なことしやがって……討伐の時見てろよ。
湯浴みをして身支度を整え、殿下の仕事している姿をこっそり覗き見してみるとする。
「セバス、これを」
「かしこまりました」
はあぁ、何あれ後光射してる。
羽がひらひら宙を舞っているようだ。
天使は実在するんですね。
「……モリガン様?」
おっとバレてしまった。
へへへと笑って誤魔化しながら扉を開け入室。
すると、殿下は悪戯っ子の顔をして頬杖を付いた。
「具合はもういいのかい?」
「~~ッ!!」
リンゴになった私を見て天使スマイルを向ける殿下は意地悪だ。
朝方まで抱かれたのは、自分だけに回復魔術をかけて抱き潰してきたからだ。
私にはかけてくれず、かけることも許されず、理性が崩壊していく様を恍惚とした表情で見ていたのはこの天使。
もはや天使ではない。天使の仮面を被った小悪魔に違いない。
「申し訳ありません! モリガン様!」
ど、どうしたのセバス。
顔、真っ青。
見ればぷるぷる身体が震えている。
額に汗をかいて、今にも倒れそうだ。
「殿下が取り返しのつかないことをしたのは理解しております。
婚前でありながら、貴女様の体を傷つけてしまった。
その罪を殿下に代わり、私が背負わせて頂きたいのです」
や、やめて。
いま穴があったら入りたい。
アンナもセバスも何でこんな大事にするの。
「……ふっ」
「殿下!! 貴方には散々お立場に見合う行動をとあれほど……!」
私を見て吹き出した殿下を説教せるセバスの顔は青から赤へ。
アンナに至っては平然を装いながらも青筋を浮かばせている。
「あ、あの……! 大丈夫だから」
「そんな訳ない!」
「モリガン様は優しすぎます!」
「あ、は、はい……」
くどくどと続くお説教を聞きながら、殿下は気にせず書類に羽ペンを走らせている。
その態度は更にセバスの説教を長引かせるだけなのに。
アンナは瞳いっぱいに涙を溜めて、私を抱きしめてきた。
え、これどうしよう。
「モリガン様のお気持ちは有り難いです。
正直、王族である殿下に償わせるのも無理な話です。
ですが、気持ちが収まらないのは理解しています。
どうか、私の命ひとつで許して頂けないでしょうか」
待って、そこまでのことなの!?
そりゃ婚前にするのは御法度だと思うけど、それは貴族間だけでしょう?
私異世界人ですよ。今は貴族でも。
「許せません」
こらアンナ! 話をややこしくするでない!
別に私は大丈夫だから、殺意しまってもらえますかね。
「えーと……セバス? 命までかけるようなことじゃ」
「私の命だけでは足りないのも分かっております」
「ええ、足りないわ」
ちょっとアンナさん黙ってて。
この状況どうにかして!
殿下を見れば、上機嫌でニコニコしている。
いや待て、原因貴方ですから。
「とにかく私は大丈夫ですから」
「大丈夫ではありません。
たとえご慈悲を頂いても私の気が晴れません」
真面目だなぁセバス。
それに引き換え天使は我関せず顔。
もう……いつもは大人なのに、今日の殿下は随分子供っぽい気がする。
「なら……セバス、殿下の身代わりに罰を受けてもらいます」
そういうと、セバスは頭を下げた。
何かしらお咎めがないと二人とも気が済まないようだから、とある罰を与えることにしましょう。
少し驚いた顔をした殿下に、今度は私が悪戯笑顔を向けてやる。
私がセバスに与える罰は情報提供だ。
実は近々お茶会を開こうと思っている。
お相手は、イザベル様とシャルロッテ様だ。
お二人の食の好みとスケジュールの情報を教えて欲しいので、お願いした。
こんなの罰でも何でもないと怒るアンナとセバスだが、殿下はとても嬉しそうに微笑んだ。
二人には悪いけど、私……傷付く身体じゃないのよ!!
もう恥ずかしいからやめて!
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